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3章 マジョルカ学園編
閑話 そして今に至る⑥
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ヴァイオレットに一度その王族に会える機会はないかと尋ねると、最近周囲の貴族に王国側から告知されたらしく国王であるアゼリア様主催のファッションショーなるものが開催されるそうだ。
ヴァイオレット曰くアゼリア、カトレア様、クロム様は王族であると同時に政務だけでなく服装や髪飾りもいつも自分達の趣味で手作りし、気に入った者のみごく稀にプレゼントされるようで、古くからの伝統も取り入れながら最新の生地や材料、作り方も模索し格式
高くもあるけれど、最新の流行も取り入れておりプレゼントされたご令嬢は、大層気に入って社交界などでもいつも着けていたのもありとても羨ましかったそうだ。
アゼリア様達は相手の身分に関わらず気に入った者であればドレスや髪飾りをプレゼントしていたそうで、それならば公爵家という盾を利用して脅して金で買い取ることもできるんじゃないか?と聞くと、ヴァイオレットは癇癪を起こした時の癖なのだろう右手の親指の爪を歯で何度も噛みながら悔しげに話した。
<もちろん、そうしようとしましたわ!でも…ギリッできなかったのよ。身につけた相手にはもちろんドレスや髪飾りにさえも触れることすら叶わなかったわ…
>
ヴァイオレットの言っている意味が分からず俺が詳しく聞きたいと言うと
<アゼリア様達の作る衣装や髪飾りは、とても精巧に作られた一点ものであるとともにどの作品もとても可愛いの!だから、希少価値がすごく高いわ。しかも、その噂は貴族の令嬢だけでなく平民の子達にも知れ渡っていてアゼリア様達に気に入られた子は一躍人気者よ。
だけど、アゼリア様達は無益な争いを好まない方で権利を盾に脅迫したり、お金で無理やり奪うことができないように気に入られた者以外が触れようとしたり盗もうとしたりしても結界が邪魔してできないのよ。
仮に、相手がその時たまたま身につけていなくても相手に危害や、脅迫をしようとすればドレスや髪飾りの保管場所から遠距離にいたとしても結界が発動するの。
少し前に無理やり奪い取ろうとした他の公爵家の令嬢が、掌に高圧の電流が流れて酷い痛みを受けたらしいわ。アゼリア様達の配慮で、跡は残らないように工夫された結界らしいけれど、その子は二度と同じことはしないわって言ってたわ。
まぁ、幸いにもアゼリア様達が気に入ったご令嬢にはドレスか髪飾りのどちらかしか与えてないみたいだからまだ貴族の令嬢も平民の子達も均衡を保っているようだけれど…。>
「その相手を気にいる条件とはなんだ?」
<詳しくは教えてもらえてないけれど、気に入られた者達曰く心が綺麗で、物を大切にする子で可愛い子だと聞いたわ…
おかしいじゃないっギリッ私が1番可愛いのに…物だっている限りは大切にするし、自分の側にいるにふさわしい者にはちゃんと優しくしてやってるわよ。>
ああ、これだから彼女は気に入られないのだろうなと俺は確信した。
ヴァイオレット曰くアゼリア、カトレア様、クロム様は王族であると同時に政務だけでなく服装や髪飾りもいつも自分達の趣味で手作りし、気に入った者のみごく稀にプレゼントされるようで、古くからの伝統も取り入れながら最新の生地や材料、作り方も模索し格式
高くもあるけれど、最新の流行も取り入れておりプレゼントされたご令嬢は、大層気に入って社交界などでもいつも着けていたのもありとても羨ましかったそうだ。
アゼリア様達は相手の身分に関わらず気に入った者であればドレスや髪飾りをプレゼントしていたそうで、それならば公爵家という盾を利用して脅して金で買い取ることもできるんじゃないか?と聞くと、ヴァイオレットは癇癪を起こした時の癖なのだろう右手の親指の爪を歯で何度も噛みながら悔しげに話した。
<もちろん、そうしようとしましたわ!でも…ギリッできなかったのよ。身につけた相手にはもちろんドレスや髪飾りにさえも触れることすら叶わなかったわ…
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ヴァイオレットの言っている意味が分からず俺が詳しく聞きたいと言うと
<アゼリア様達の作る衣装や髪飾りは、とても精巧に作られた一点ものであるとともにどの作品もとても可愛いの!だから、希少価値がすごく高いわ。しかも、その噂は貴族の令嬢だけでなく平民の子達にも知れ渡っていてアゼリア様達に気に入られた子は一躍人気者よ。
だけど、アゼリア様達は無益な争いを好まない方で権利を盾に脅迫したり、お金で無理やり奪うことができないように気に入られた者以外が触れようとしたり盗もうとしたりしても結界が邪魔してできないのよ。
仮に、相手がその時たまたま身につけていなくても相手に危害や、脅迫をしようとすればドレスや髪飾りの保管場所から遠距離にいたとしても結界が発動するの。
少し前に無理やり奪い取ろうとした他の公爵家の令嬢が、掌に高圧の電流が流れて酷い痛みを受けたらしいわ。アゼリア様達の配慮で、跡は残らないように工夫された結界らしいけれど、その子は二度と同じことはしないわって言ってたわ。
まぁ、幸いにもアゼリア様達が気に入ったご令嬢にはドレスか髪飾りのどちらかしか与えてないみたいだからまだ貴族の令嬢も平民の子達も均衡を保っているようだけれど…。>
「その相手を気にいる条件とはなんだ?」
<詳しくは教えてもらえてないけれど、気に入られた者達曰く心が綺麗で、物を大切にする子で可愛い子だと聞いたわ…
おかしいじゃないっギリッ私が1番可愛いのに…物だっている限りは大切にするし、自分の側にいるにふさわしい者にはちゃんと優しくしてやってるわよ。>
ああ、これだから彼女は気に入られないのだろうなと俺は確信した。
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