エロ下着協奏曲

香野ジャスミン

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25、なんてこった、ランキング

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汚れたスーツの事を考えないことにした俺は、さっき先輩が口にしていたことを聞いてみた。

「…さっきの...学校の先生、羨ましいって、意味が分かんなかったんすけど...。」

「えっ? お前の事をエロイ目で見てると思ったら、嫉妬した。」

―!!

「それ、先輩だけっすからね、俺をそういう目で見てんの。」

ブンブンと手を振り否定した俺。

「は?...お前、かなり男から狙われてんぞ。」

―?!
え、嘘...。まじで...。

「お前の周りは、陸上部の人間が多いって思わね?」

先輩に言われて考えて見ると、そうかもしれないと思った。

「柔道部とか相撲部とか。 まぁ、先生からも、狙われてんぞ? とりあえず、学校の中で、「抱きたいランキング」の5位には必ずお前がいる。」

―!?
なんだ、そのランキングっ!

「なんすかっ?!そのランキング。え、オトコばかり?」

「いいや、女の中に入ってる」

先輩は、余計な情報まで教えてくれた。

「去年のお前は3位。 だけど、俺がべったりしてるから今年は5位に下がった。
 ちなみに、一位は美術の美咲先生。2位は、保健室の青山先生な。」

意味わかんねぇ。 だけど、それを知ってしまった以上、警戒しなければならない。

「...どうしよう。 ランキング外に出たいんすけど...」

頭を抱えて悩む俺に先輩がうーんと言った後、いくつかの候補を教えてくれた。

1、「付き合っている奴」がいると公言すること。
2、あえて、マイナスなことをする。
3、自意識過剰になる
先輩が教えてくれた候補のうち、俺が出来そうなのは、1番のみだった。

「別に付き合ってる奴の名前を言う必要はないらしい。
 ただ、ランキングは、フリーの人間から選んでるところがポイントだろうな」

でも、ここで一つの心配なことができた。

「俺に付き合ってる奴がいるって言ったら、先輩の事を狙う人が出て来るかもしれないっ!」

それは嫌だな。
 
「あぁ、それは大丈夫。 俺も付き合ってる奴がいるって言っておけばいいし。ってか、俺はすでに言ってるよ?「付き合ってる子がいる」って」

―!
先輩の言葉は嘘ではない。先輩に告白したっていう子が、断られたセリフとして「付き合っている子がいるから」って言われたって聞いたことがある。それが俺のことだってわかるから、俺としては嬉しいんだけど...。

「上手くいくかな?」

先輩はウーンと唸り声をあげた後、俺に言った。

「いい方法がある...」
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