25 / 62
25、なんてこった、ランキング
しおりを挟む
汚れたスーツの事を考えないことにした俺は、さっき先輩が口にしていたことを聞いてみた。
「…さっきの...学校の先生、羨ましいって、意味が分かんなかったんすけど...。」
「えっ? お前の事をエロイ目で見てると思ったら、嫉妬した。」
―!!
「それ、先輩だけっすからね、俺をそういう目で見てんの。」
ブンブンと手を振り否定した俺。
「は?...お前、かなり男から狙われてんぞ。」
―?!
え、嘘...。まじで...。
「お前の周りは、陸上部の人間が多いって思わね?」
先輩に言われて考えて見ると、そうかもしれないと思った。
「柔道部とか相撲部とか。 まぁ、先生からも、狙われてんぞ? とりあえず、学校の中で、「抱きたいランキング」の5位には必ずお前がいる。」
―!?
なんだ、そのランキングっ!
「なんすかっ?!そのランキング。え、オトコばかり?」
「いいや、女の中に入ってる」
先輩は、余計な情報まで教えてくれた。
「去年のお前は3位。 だけど、俺がべったりしてるから今年は5位に下がった。
ちなみに、一位は美術の美咲先生。2位は、保健室の青山先生な。」
意味わかんねぇ。 だけど、それを知ってしまった以上、警戒しなければならない。
「...どうしよう。 ランキング外に出たいんすけど...」
頭を抱えて悩む俺に先輩がうーんと言った後、いくつかの候補を教えてくれた。
1、「付き合っている奴」がいると公言すること。
2、あえて、マイナスなことをする。
3、自意識過剰になる
先輩が教えてくれた候補のうち、俺が出来そうなのは、1番のみだった。
「別に付き合ってる奴の名前を言う必要はないらしい。
ただ、ランキングは、フリーの人間から選んでるところがポイントだろうな」
でも、ここで一つの心配なことができた。
「俺に付き合ってる奴がいるって言ったら、先輩の事を狙う人が出て来るかもしれないっ!」
それは嫌だな。
「あぁ、それは大丈夫。 俺も付き合ってる奴がいるって言っておけばいいし。ってか、俺はすでに言ってるよ?「付き合ってる子がいる」って」
―!
先輩の言葉は嘘ではない。先輩に告白したっていう子が、断られたセリフとして「付き合っている子がいるから」って言われたって聞いたことがある。それが俺のことだってわかるから、俺としては嬉しいんだけど...。
「上手くいくかな?」
先輩はウーンと唸り声をあげた後、俺に言った。
「いい方法がある...」
「…さっきの...学校の先生、羨ましいって、意味が分かんなかったんすけど...。」
「えっ? お前の事をエロイ目で見てると思ったら、嫉妬した。」
―!!
「それ、先輩だけっすからね、俺をそういう目で見てんの。」
ブンブンと手を振り否定した俺。
「は?...お前、かなり男から狙われてんぞ。」
―?!
え、嘘...。まじで...。
「お前の周りは、陸上部の人間が多いって思わね?」
先輩に言われて考えて見ると、そうかもしれないと思った。
「柔道部とか相撲部とか。 まぁ、先生からも、狙われてんぞ? とりあえず、学校の中で、「抱きたいランキング」の5位には必ずお前がいる。」
―!?
なんだ、そのランキングっ!
「なんすかっ?!そのランキング。え、オトコばかり?」
「いいや、女の中に入ってる」
先輩は、余計な情報まで教えてくれた。
「去年のお前は3位。 だけど、俺がべったりしてるから今年は5位に下がった。
ちなみに、一位は美術の美咲先生。2位は、保健室の青山先生な。」
意味わかんねぇ。 だけど、それを知ってしまった以上、警戒しなければならない。
「...どうしよう。 ランキング外に出たいんすけど...」
頭を抱えて悩む俺に先輩がうーんと言った後、いくつかの候補を教えてくれた。
1、「付き合っている奴」がいると公言すること。
2、あえて、マイナスなことをする。
3、自意識過剰になる
先輩が教えてくれた候補のうち、俺が出来そうなのは、1番のみだった。
「別に付き合ってる奴の名前を言う必要はないらしい。
ただ、ランキングは、フリーの人間から選んでるところがポイントだろうな」
でも、ここで一つの心配なことができた。
「俺に付き合ってる奴がいるって言ったら、先輩の事を狙う人が出て来るかもしれないっ!」
それは嫌だな。
「あぁ、それは大丈夫。 俺も付き合ってる奴がいるって言っておけばいいし。ってか、俺はすでに言ってるよ?「付き合ってる子がいる」って」
―!
先輩の言葉は嘘ではない。先輩に告白したっていう子が、断られたセリフとして「付き合っている子がいるから」って言われたって聞いたことがある。それが俺のことだってわかるから、俺としては嬉しいんだけど...。
「上手くいくかな?」
先輩はウーンと唸り声をあげた後、俺に言った。
「いい方法がある...」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
36
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる