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24.初めてのキャンプ?
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馬車の中からですが、今回の旅に出てから初めて自分達以外の旅行者を見ました。
ジークが聞いてきた事によると、ここには旅の商人と護衛のグループが3つと冒険者のグループが2つの集団がいるようです。
どうやらこの場所は決まった野営地ではなく、商人や冒険者が見晴らしが良く、魔物の出現の少ない場所に泊まっているだけで、野営地の周りには魔物除けの杭などはないので自分達それぞれで結界を張るなり警戒するなりの自衛をするそうです。
ちなみに、国や領主が作った野営地は、周りに魔物除けの杭があるのですぐ分かるそうです。
前回の草原は誰も居ませんでしたが、あの場所もそんな風に野営地として使われているのかもしれません。
次の村は馬車で1時間くらいと近いのですが、小さな農村なので宿屋はないし、今はもう夕方なのでここで野宿して、明日は早朝に出発して農村を2つ越して3つ目の少し大きめの村に行く商人達が多いようです。
ここらにいる冒険者は依頼の為の移動が主なグループで、それでなくても冒険者達は、大きな街以外では宿に泊まるなどせずに野宿して食料などは現地調達するそうです。
なので、今後も商人や冒険者とは会う確率は多いようです。
今回は、泊まるかどうか悩みましたが、結構人が多いのと次の村まで荷馬車で1時間くらい…たぶん2里位?…と聞いたので、私達の馬車なら15分か20分程度なので人が多いこの野営地はパスする様です。
結局、今回はゲルの出番はなさそうです。
それより今日は、これから急いで次の村も通り越して、行けるところまで行って道から外れて<どこでも部屋>を出して泊まることになりました。
どうやら、人が多くて煩わしかった事に加え、ここで泊まると…
「夕飯は、外でヒルダ達3人で作ってね?」
と行ったのがショックだったらしく
「「「さあ!出発するぞー!」」」
と、ご飯が命のハリー達らしく、すぐ出発出来るから、ぜひ夕飯は作って!と言ってきました。
はぁーどうやら私の料理スキルは上がらざるを得ないみたいですね…
「ハリー、じゃあ暗くなるから早めに行きましょう?村を過ぎて村からも見えない位置になったら街道から逸れて停まってね?でも馬車のスピードは出し過ぎないでね?」
今回ジークと変わって御者席に座ったハリーに声をかけました。
ハリーは機嫌良く
「了解!」
とだけ短く言って馬車を出して野営地を後にしました。
馬車内に戻ってきたジーク・ヒルダ・お兄ちゃんにさっきの話を詳しく聞くと、情報を仕入れに行ったジークが、馬車の作りを見て貴族が乗っているのだろうとあたりをつけた商人しつこく言い寄られ、知己を求める声があまりに煩かったので大変だったなどの話てくれました。
うわー流石商人!抜け目ないね!
他にも、別にいる冒険者の中に少々胡散臭い人物もいて野営地で一緒は危険だと思ったらしいです。
そして、こちらの情報…貴族の子供だけしかいないとか、特にベルが料理をするなど…はなるべく知られたくないとの思惑が合致したんですね。
お兄ちゃんは、そんな商人とは仲良くしたくないから
「逃げるんだ!」
と冗談ぽく笑っていいます。
こんな感じて、私達の弱点が浮き彫りになりました。
やはり、奴隷ではない…それも人族の大人がいないのがネックですね…
獣人の奴隷と人族の子供だけでは、この先の旅は厳しいかもしれません。しかし、安易に人を増やせないため悩むところです。
いえ、増やすだけなら簡単です。
奴隷を買えばいいのですから…
しかし、私もお兄ちゃんも奴隷制度には抵抗があるのと、馬で移動となった時に増えた人の移動手段が無くなるので、今増えられても困るのです。
こんな事情で、暫くは出来るだけ野営地は回避して、人目に付かない場所に結界を張って泊まり、なるべく問題を回避する事に決めました。
また、今回の野営地の様に他の旅人と一緒になっても困らない様なゲルを作るか改造しなければ<どこでも部屋>が、使えない様な時に困ると言う問題も出てきました。他にも今後ゲルの周りに使う簡易結界も揃えたり、結界の中と外で話せるインターホンみたいな魔道具も作らないとダメかもしれない…など、今後の課題が山盛りです。
あ!そんな話をしている間にあっさり村を一つ越えました!
「あ、あれ?今お家見えなかった?もしかして村を過ぎてたの?」
「そうだよ、泊まる必要もなかったからね!ちなみに今ので二つ目の村だよ?」
あっさりしすぎてて、一つ目は気付かず、二つ目の村も通り過ぎた後にもしかして?と思うくらいあっさり過ぎていました!?
初めての村だったのに、ちゃんと村の中を見れませんでした。がっかりです…
まあ、旅は始まったばかりなので、これからも見る機会はあると思うので、次回期待ですね。
少し残念だったなーと思いつつ外を見ていると、空が夕焼けで赤く染まってきました。
綺麗ですねー!久しぶりにゆっくり景色を見ています。馬車は木々と低木が交互に茂る道を軽快に駆け抜けて広い草原の道に出て来ました。遠目に小高い丘が見え、道はその丘を右に迂回するように続いています。
しばらく走ると馬車が小高い丘の周りを大きく迂回していきます。
丘を迂回すると再び広い草原が出てきたので、今晩はそこに泊まる事にしました。
マップで確認しても魔物もいない様なので、ちょっと街道から外れて奥まったところに馬車を停めて<結界装置いないなあばあ>を作動させました。
とにかく隣国に入るまでは、下手な街や村それに野営地にも泊まらないない事にして人を避けていくと思います。
さあ!約束なので今晩は私がご飯を作ります。
何を作ろうかな?
ジークが聞いてきた事によると、ここには旅の商人と護衛のグループが3つと冒険者のグループが2つの集団がいるようです。
どうやらこの場所は決まった野営地ではなく、商人や冒険者が見晴らしが良く、魔物の出現の少ない場所に泊まっているだけで、野営地の周りには魔物除けの杭などはないので自分達それぞれで結界を張るなり警戒するなりの自衛をするそうです。
ちなみに、国や領主が作った野営地は、周りに魔物除けの杭があるのですぐ分かるそうです。
前回の草原は誰も居ませんでしたが、あの場所もそんな風に野営地として使われているのかもしれません。
次の村は馬車で1時間くらいと近いのですが、小さな農村なので宿屋はないし、今はもう夕方なのでここで野宿して、明日は早朝に出発して農村を2つ越して3つ目の少し大きめの村に行く商人達が多いようです。
ここらにいる冒険者は依頼の為の移動が主なグループで、それでなくても冒険者達は、大きな街以外では宿に泊まるなどせずに野宿して食料などは現地調達するそうです。
なので、今後も商人や冒険者とは会う確率は多いようです。
今回は、泊まるかどうか悩みましたが、結構人が多いのと次の村まで荷馬車で1時間くらい…たぶん2里位?…と聞いたので、私達の馬車なら15分か20分程度なので人が多いこの野営地はパスする様です。
結局、今回はゲルの出番はなさそうです。
それより今日は、これから急いで次の村も通り越して、行けるところまで行って道から外れて<どこでも部屋>を出して泊まることになりました。
どうやら、人が多くて煩わしかった事に加え、ここで泊まると…
「夕飯は、外でヒルダ達3人で作ってね?」
と行ったのがショックだったらしく
「「「さあ!出発するぞー!」」」
と、ご飯が命のハリー達らしく、すぐ出発出来るから、ぜひ夕飯は作って!と言ってきました。
はぁーどうやら私の料理スキルは上がらざるを得ないみたいですね…
「ハリー、じゃあ暗くなるから早めに行きましょう?村を過ぎて村からも見えない位置になったら街道から逸れて停まってね?でも馬車のスピードは出し過ぎないでね?」
今回ジークと変わって御者席に座ったハリーに声をかけました。
ハリーは機嫌良く
「了解!」
とだけ短く言って馬車を出して野営地を後にしました。
馬車内に戻ってきたジーク・ヒルダ・お兄ちゃんにさっきの話を詳しく聞くと、情報を仕入れに行ったジークが、馬車の作りを見て貴族が乗っているのだろうとあたりをつけた商人しつこく言い寄られ、知己を求める声があまりに煩かったので大変だったなどの話てくれました。
うわー流石商人!抜け目ないね!
他にも、別にいる冒険者の中に少々胡散臭い人物もいて野営地で一緒は危険だと思ったらしいです。
そして、こちらの情報…貴族の子供だけしかいないとか、特にベルが料理をするなど…はなるべく知られたくないとの思惑が合致したんですね。
お兄ちゃんは、そんな商人とは仲良くしたくないから
「逃げるんだ!」
と冗談ぽく笑っていいます。
こんな感じて、私達の弱点が浮き彫りになりました。
やはり、奴隷ではない…それも人族の大人がいないのがネックですね…
獣人の奴隷と人族の子供だけでは、この先の旅は厳しいかもしれません。しかし、安易に人を増やせないため悩むところです。
いえ、増やすだけなら簡単です。
奴隷を買えばいいのですから…
しかし、私もお兄ちゃんも奴隷制度には抵抗があるのと、馬で移動となった時に増えた人の移動手段が無くなるので、今増えられても困るのです。
こんな事情で、暫くは出来るだけ野営地は回避して、人目に付かない場所に結界を張って泊まり、なるべく問題を回避する事に決めました。
また、今回の野営地の様に他の旅人と一緒になっても困らない様なゲルを作るか改造しなければ<どこでも部屋>が、使えない様な時に困ると言う問題も出てきました。他にも今後ゲルの周りに使う簡易結界も揃えたり、結界の中と外で話せるインターホンみたいな魔道具も作らないとダメかもしれない…など、今後の課題が山盛りです。
あ!そんな話をしている間にあっさり村を一つ越えました!
「あ、あれ?今お家見えなかった?もしかして村を過ぎてたの?」
「そうだよ、泊まる必要もなかったからね!ちなみに今ので二つ目の村だよ?」
あっさりしすぎてて、一つ目は気付かず、二つ目の村も通り過ぎた後にもしかして?と思うくらいあっさり過ぎていました!?
初めての村だったのに、ちゃんと村の中を見れませんでした。がっかりです…
まあ、旅は始まったばかりなので、これからも見る機会はあると思うので、次回期待ですね。
少し残念だったなーと思いつつ外を見ていると、空が夕焼けで赤く染まってきました。
綺麗ですねー!久しぶりにゆっくり景色を見ています。馬車は木々と低木が交互に茂る道を軽快に駆け抜けて広い草原の道に出て来ました。遠目に小高い丘が見え、道はその丘を右に迂回するように続いています。
しばらく走ると馬車が小高い丘の周りを大きく迂回していきます。
丘を迂回すると再び広い草原が出てきたので、今晩はそこに泊まる事にしました。
マップで確認しても魔物もいない様なので、ちょっと街道から外れて奥まったところに馬車を停めて<結界装置いないなあばあ>を作動させました。
とにかく隣国に入るまでは、下手な街や村それに野営地にも泊まらないない事にして人を避けていくと思います。
さあ!約束なので今晩は私がご飯を作ります。
何を作ろうかな?
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