149 / 315
第149話 ユリアの日常(四)
しおりを挟む
「――リア、ユリア!」
ロザンヌ様の呼びかけに気付いて我に返る。
ソファに座っていたロザンヌ様は私を心配そうに仰ぎ見ていた。
「どうしたの。珍しくぼんやりしていたみたいだけれど」
「申し訳ありません」
「何か悩み事?」
「いえ。ただお花が……」
思わず呟いてしまうとロザンヌ様は、ああ、あれのことねと頷いた。
「お部屋にお花が溜まってきていると言っていたわね。それのことでしょう」
「え? いえ、はい」
「お花も多くなってきちゃうと管理が難しいものね」
特にユリア、お花の水なんて替えていないでしょうしと何だか貶められた。
失礼な。水替えならコレットさんがやっているのを側で見守っている。
「まだ咲いているの?」
「はい」
「じゃあ、持って来て。わたくしに良い考えがあるの」
「え?」
次の日。
いつものように温室へと訪れたが、ユアンさんの姿は見当たらない。今日は休みなのか。
「ああ。ユリアさん、こんにちは」
奥から出てきた庭師のジル様が挨拶をしてくれた。
「こんにちは。今日もお花を頂きに参りました」
「ユアンは今、出ているよ。すぐ戻って来るから、少し待ってくれるかい」
「分かりました」
「……あのね。ユリアさん」
ジルさんは少し困った様に頬を掻く。
「あの子を悪く思わないでやってくれな。口は悪いが根は良い子なんだ。人に傷つけられることが多かったから、人を信じることが怖くなってしまっているだけなんだ」
「……分かります。ただ、これからも人と関わろうとするのならば、怖くても人を信じる必要があります」
私も全ての人を信じようとは思わないが、それでも信じたいと思える人間が増えてきた。
「そうか。そうだね。君の言う通りだ」
ジル様がそう言って頷いた時。
「ユリア?」
背中にユアンさんの声がかかって振り返る。
「こんにちは」
「うん。……こんにちは」
昨日の今日でユアンさんは気まずそうに返事をした。
「その。昨日は悪かった」
「はい」
「……それだけ?」
「私から何の言葉が欲しいのでしょうか」
ジル様は吹き出し、ユアンさんは返事に困ったのか、頭を掻く。
「いや。何でもない。お花、こっちで渡すよ。来て」
「はい」
私の横を過ぎて前を歩くユアンさんの背を追った。
「ユリアさん! ね、ね! 今から鍛錬場を見学に行きましょうよ!」
庭にいると同僚のナディアさんから声をかけられた。
「いえ。私は別に」
と言ったところで。
「今日、鍛錬場にジェラルド様もいらっしゃるんですって!」
「うそー! 行く行く!」
「不定期にいらっしゃるのが残念よね。もっと頻繁にお姿を拝見したい!」
私たちの横を通り過ぎていく女中らが華やいだ声で話すのを耳にした。
「……私、行きます」
「ええ! 行きましょう!」
ナディアさんと共に鍛錬場に着くと既に稽古が始まっていたようで、盛り上がっている。
見学場所に歩いて行きながら騎士らを眺めると、私に気付いた騎士が、おうと声をかけてくるので軽く頭を下げてみた。
ナディアさんはふふっと笑う。
「さすが騎士と対峙できる女中は違うわね。あなた、本当に格好良かったもの。すっかりファンになっちゃった」
「ありがとうございます」
見学場では女性がほとんどだが、中には男性も混じっている。男性から見てもやはり騎士らの姿に憧れを抱くのだろう。
「見て見て! ジェラルド様よ!」
誰かの女性の声が上がる。
釣られて女性が指さす方向を見ると、ジェラルド様を中心にして十名ほどの騎士が取り囲んでいる。連続相手をしていくらしい。
始めの合図と共に騎士がジェラルド様に向かって行くが、ジェラルド様は難なく受け止めて相手を倒す。力加減をしているようで、鍛錬場に響く様な強い音はしない。
練習だからというのもあるだろうが、相手の力を見極めているからこそできるのだろう。連続して複数人を相手にしていっても息一つ乱すことなく、立ち姿も美しい姿勢のままだ。
「ジェラルド様、やっぱり凄いわね。もう別格」
「はい。……綺麗です」
ジェラルド様の出番も終わり、私たちは持ち場に戻ることにした。すると、ジェラルド様が私の姿を認めて近付いて来たので足を止める。
「ユリアさん、こんにちは。ご覧になっていたのですか」
「はい」
短く返事すると、横にいるナディアさんは興奮した様子でジェラルド様に声をかける。
「とても格好良かったです、ジェラルド様」
「ありがとうございます」
「ユリアさんもね、本日はジェラルド様が稽古に参加されると聞いたから、ここに来たんですよ。ね、ユリアさん」
いきなり話を振ってくるナディアさんに少々動揺を禁じ得ない。
表情が固まる。
ロザンヌ様曰く、いつもとほとんど変わりない、のだろうが。
「え?」
ジェラルド様が私に視線を移したので半分本心、半分言い訳で頷く。
「敵情視察です」
「ははっ……ですよね」
ジェラルド様は苦笑いをした。
ロザンヌ様の呼びかけに気付いて我に返る。
ソファに座っていたロザンヌ様は私を心配そうに仰ぎ見ていた。
「どうしたの。珍しくぼんやりしていたみたいだけれど」
「申し訳ありません」
「何か悩み事?」
「いえ。ただお花が……」
思わず呟いてしまうとロザンヌ様は、ああ、あれのことねと頷いた。
「お部屋にお花が溜まってきていると言っていたわね。それのことでしょう」
「え? いえ、はい」
「お花も多くなってきちゃうと管理が難しいものね」
特にユリア、お花の水なんて替えていないでしょうしと何だか貶められた。
失礼な。水替えならコレットさんがやっているのを側で見守っている。
「まだ咲いているの?」
「はい」
「じゃあ、持って来て。わたくしに良い考えがあるの」
「え?」
次の日。
いつものように温室へと訪れたが、ユアンさんの姿は見当たらない。今日は休みなのか。
「ああ。ユリアさん、こんにちは」
奥から出てきた庭師のジル様が挨拶をしてくれた。
「こんにちは。今日もお花を頂きに参りました」
「ユアンは今、出ているよ。すぐ戻って来るから、少し待ってくれるかい」
「分かりました」
「……あのね。ユリアさん」
ジルさんは少し困った様に頬を掻く。
「あの子を悪く思わないでやってくれな。口は悪いが根は良い子なんだ。人に傷つけられることが多かったから、人を信じることが怖くなってしまっているだけなんだ」
「……分かります。ただ、これからも人と関わろうとするのならば、怖くても人を信じる必要があります」
私も全ての人を信じようとは思わないが、それでも信じたいと思える人間が増えてきた。
「そうか。そうだね。君の言う通りだ」
ジル様がそう言って頷いた時。
「ユリア?」
背中にユアンさんの声がかかって振り返る。
「こんにちは」
「うん。……こんにちは」
昨日の今日でユアンさんは気まずそうに返事をした。
「その。昨日は悪かった」
「はい」
「……それだけ?」
「私から何の言葉が欲しいのでしょうか」
ジル様は吹き出し、ユアンさんは返事に困ったのか、頭を掻く。
「いや。何でもない。お花、こっちで渡すよ。来て」
「はい」
私の横を過ぎて前を歩くユアンさんの背を追った。
「ユリアさん! ね、ね! 今から鍛錬場を見学に行きましょうよ!」
庭にいると同僚のナディアさんから声をかけられた。
「いえ。私は別に」
と言ったところで。
「今日、鍛錬場にジェラルド様もいらっしゃるんですって!」
「うそー! 行く行く!」
「不定期にいらっしゃるのが残念よね。もっと頻繁にお姿を拝見したい!」
私たちの横を通り過ぎていく女中らが華やいだ声で話すのを耳にした。
「……私、行きます」
「ええ! 行きましょう!」
ナディアさんと共に鍛錬場に着くと既に稽古が始まっていたようで、盛り上がっている。
見学場所に歩いて行きながら騎士らを眺めると、私に気付いた騎士が、おうと声をかけてくるので軽く頭を下げてみた。
ナディアさんはふふっと笑う。
「さすが騎士と対峙できる女中は違うわね。あなた、本当に格好良かったもの。すっかりファンになっちゃった」
「ありがとうございます」
見学場では女性がほとんどだが、中には男性も混じっている。男性から見てもやはり騎士らの姿に憧れを抱くのだろう。
「見て見て! ジェラルド様よ!」
誰かの女性の声が上がる。
釣られて女性が指さす方向を見ると、ジェラルド様を中心にして十名ほどの騎士が取り囲んでいる。連続相手をしていくらしい。
始めの合図と共に騎士がジェラルド様に向かって行くが、ジェラルド様は難なく受け止めて相手を倒す。力加減をしているようで、鍛錬場に響く様な強い音はしない。
練習だからというのもあるだろうが、相手の力を見極めているからこそできるのだろう。連続して複数人を相手にしていっても息一つ乱すことなく、立ち姿も美しい姿勢のままだ。
「ジェラルド様、やっぱり凄いわね。もう別格」
「はい。……綺麗です」
ジェラルド様の出番も終わり、私たちは持ち場に戻ることにした。すると、ジェラルド様が私の姿を認めて近付いて来たので足を止める。
「ユリアさん、こんにちは。ご覧になっていたのですか」
「はい」
短く返事すると、横にいるナディアさんは興奮した様子でジェラルド様に声をかける。
「とても格好良かったです、ジェラルド様」
「ありがとうございます」
「ユリアさんもね、本日はジェラルド様が稽古に参加されると聞いたから、ここに来たんですよ。ね、ユリアさん」
いきなり話を振ってくるナディアさんに少々動揺を禁じ得ない。
表情が固まる。
ロザンヌ様曰く、いつもとほとんど変わりない、のだろうが。
「え?」
ジェラルド様が私に視線を移したので半分本心、半分言い訳で頷く。
「敵情視察です」
「ははっ……ですよね」
ジェラルド様は苦笑いをした。
34
あなたにおすすめの小説
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
悪役令息(冤罪)が婿に来た
花車莉咲
恋愛
前世の記憶を持つイヴァ・クレマー
結婚等そっちのけで仕事に明け暮れていると久しぶりに参加した王家主催のパーティーで王女が婚約破棄!?
王女が婚約破棄した相手は公爵令息?
王女と親しくしていた神の祝福を受けた平民に嫌がらせをした?
あれ?もしかして恋愛ゲームの悪役令嬢じゃなくて悪役令息って事!?しかも公爵家の元嫡男って…。
その時改めて婚約破棄されたヒューゴ・ガンダー令息を見た。
彼の顔を見た瞬間強い既視感を感じて前世の記憶を掘り起こし彼の事を思い出す。
そうオタク友達が話していた恋愛小説のキャラクターだった事を。
彼が嫌がらせしたなんて事実はないという事を。
その数日後王家から正式な手紙がくる。
ヒューゴ・ガンダー令息と婚約するようにと「こうなったらヒューゴ様は私が幸せする!!」
イヴァは彼を幸せにする為に奮闘する。
「君は…どうしてそこまでしてくれるんだ?」「貴方に幸せになってほしいからですわ!」
心に傷を負い悪役令息にされた男とそんな彼を幸せにしたい元オタク令嬢によるラブコメディ!
※ざまぁ要素はあると思います。
※何もかもファンタジーな世界観なのでふわっとしております。
転生貧乏令嬢メイドは見なかった!
seo
恋愛
血筋だけ特殊なファニー・イエッセル・クリスタラーは、名前や身元を偽りメイド業に勤しんでいた。何もないただ広いだけの領地はそれだけでお金がかかり、古い屋敷も修繕費がいくらあっても足りない。
いつものようにお茶会の給仕に携わった彼女は、令息たちの会話に耳を疑う。ある女性を誰が口説き落とせるかの賭けをしていた。その対象は彼女だった。絶対こいつらに関わらない。そんな決意は虚しく、親しくなれるように手筈を整えろと脅され断りきれなかった。抵抗はしたものの身分の壁は高く、メイドとしても令嬢としても賭けの舞台に上がることに。
これは前世の記憶を持つ貧乏な令嬢が、見なかったことにしたかったのに巻き込まれ、自分の存在を見なかったことにしない人たちと出会った物語。
#逆ハー風なところあり
#他サイトさまでも掲載しています(作者名2文字違いもあり)
嘘つきな唇〜もう貴方のことは必要ありません〜
みおな
恋愛
伯爵令嬢のジュエルは、王太子であるシリウスから求婚され、王太子妃になるべく日々努力していた。
そんなある日、ジュエルはシリウスが一人の女性と抱き合っているのを見てしまう。
その日以来、何度も何度も彼女との逢瀬を重ねるシリウス。
そんなに彼女が好きなのなら、彼女を王太子妃にすれば良い。
ジュエルが何度そう言っても、シリウスは「彼女は友人だよ」と繰り返すばかり。
堂々と嘘をつくシリウスにジュエルは・・・
アンジェリーヌは一人じゃない
れもんぴーる
恋愛
義母からひどい扱いされても我慢をしているアンジェリーヌ。
メイドにも冷遇され、昔は仲が良かった婚約者にも冷たい態度をとられ居場所も逃げ場所もなくしていた。
そんな時、アルコール入りのチョコレートを口にしたアンジェリーヌの性格が激変した。
まるで別人になったように、言いたいことを言い、これまで自分に冷たかった家族や婚約者をこぎみよく切り捨てていく。
実は、アンジェリーヌの中にずっといた魂と入れ替わったのだ。
それはアンジェリーヌと一緒に生まれたが、この世に誕生できなかったアンジェリーヌの双子の魂だった。
新生アンジェリーヌはアンジェリーヌのため自由を求め、家を出る。
アンジェリーヌは満ち足りた生活を送り、愛する人にも出会うが、この身体は自分の物ではない。出来る事なら消えてしまった可哀そうな自分の半身に幸せになってもらいたい。でもそれは自分が消え、愛する人との別れの時。
果たしてアンジェリーヌの魂は戻ってくるのか。そしてその時もう一人の魂は・・・。
*タグに「平成の歌もあります」を追加しました。思っていたより歌に注目していただいたので(*´▽`*)
(なろうさま、カクヨムさまにも投稿予定です)
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
忘れられた幼な妻は泣くことを止めました
帆々
恋愛
アリスは十五歳。王国で高家と呼ばれるう高貴な家の姫だった。しかし、家は貧しく日々の暮らしにも困窮していた。
そんな時、アリスの父に非常に有利な融資をする人物が現れた。その代理人のフーは巧みに父を騙して、莫大な借金を負わせてしまう。
もちろん返済する目処もない。
「アリス姫と我が主人との婚姻で借財を帳消しにしましょう」
フーの言葉に父は頷いた。アリスもそれを責められなかった。家を守るのは父の責務だと信じたから。
嫁いだドリトルン家は悪徳金貸しとして有名で、アリスは邸の厳しいルールに従うことになる。フーは彼女を監視し自由を許さない。そんな中、夫の愛人が邸に迎え入れることを知る。彼女は庭の隅の離れ住まいを強いられているのに。アリスは嘆き悲しむが、フーに強く諌められてうなだれて受け入れた。
「ご実家への援助はご心配なく。ここでの悪くないお暮らしも保証しましょう」
そういう経緯を仲良しのはとこに打ち明けた。晩餐に招かれ、久しぶりに心の落ち着く時間を過ごした。その席にははとこ夫妻の友人のロエルもいて、彼女に彼の掘った珍しい鉱石を見せてくれた。しかし迎えに現れたフーが、和やかな夜をぶち壊してしまう。彼女を庇うはとこを咎め、フーの無礼を責めたロエルにまで痛烈な侮蔑を吐き捨てた。
厳しい婚家のルールに縛られ、アリスは外出もままならない。
それから五年の月日が流れ、ひょんなことからロエルに再会することになった。金髪の端正な紳士の彼は、彼女に問いかけた。
「お幸せですか?」
アリスはそれに答えられずにそのまま別れた。しかし、その言葉が彼の優しかった印象と共に尾を引いて、彼女の中に残っていく_______。
世間知らずの高貴な姫とやや強引な公爵家の子息のじれじれなラブストーリーです。
古風な恋愛物語をお好きな方にお読みいただけますと幸いです。
ハッピーエンドを心がけております。読後感のいい物語を努めます。
※小説家になろう様にも投稿させていただいております。
自業自得じゃないですか?~前世の記憶持ち少女、キレる~
浅海 景
恋愛
前世の記憶があるジーナ。特に目立つこともなく平民として普通の生活を送るものの、本がない生活に不満を抱く。本を買うため前世知識を利用したことから、とある貴族の目に留まり貴族学園に通うことに。
本に釣られて入学したものの王子や侯爵令息に興味を持たれ、婚約者の座を狙う令嬢たちを敵に回す。本以外に興味のないジーナは、平穏な読書タイムを確保するために距離を取るが、とある事件をきっかけに最も大切なものを奪われることになり、キレたジーナは報復することを決めた。
※2024.8.5 番外編を2話追加しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる