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手土産⑦
朝早めにパーティーハウスを出る。
「おはようございます」
本日はロッシュさんとシュタインさんだ。
晃太とビアンカとルージュと一緒に向かう。
赤い旗がはためくギルド。大行列だ。
凄い視線が来る。
そそくさとギルドに入る。
「ミズサワ様、お待ちしておりました」
リティアさんのスマイル炸裂。
言われるがまま、倉庫でドロップ品を出す。
解体主任さんや職員さん、ロッシュさんとシュタインさんの口が閉まらない。
「さあ、ミズサワ様、こちらへどうぞ」
はいはい。
いつもの応接間には、あらかじめタージェルさんが待機している。まあ、ニコニコだ。
ロッシュさんとシュタインさんは、ドアの外で待機してくれている。
『時間、かかるのです?』
「そうやろうね。前回より多いしね。ちょっと待ってね。美味しいもんば食べる為やからね」
『仕方ないのです』
『分かったわ。神様に差し上げた、果実のたくさん乗ったやつがいいわ』
「はいはい」
よく見てるわ。
はい、期待に満ちたキラキラお目目が可愛くて、注文すると決めたダメな飼い主です。
「まず、宝飾品、宝石、武器類、楽器類の査定でございます」
20階ダイヤモンド 指輪 ブレスレット ネックレス 198万
ダイヤモンド 粒1 小粒5 180万
ファイヤオパール 指輪 ピアス ブローチ 245万
ルビー・ダイヤモンド イヤリング×2 ネックレス 170万
ペリドット 指輪 髪飾り イヤリング 140万
サファイア 粒2 小粒2 170万
ローズクォーツ・ダイヤモンド・真珠 イヤリング ペンダント 138万
21階バイオリン2丁 160万
パープルサファイア タイピン ネクタイピン 340万
アクアマリン 中粒1 小粒5 175万
杖 300万
22階真珠・ダイヤモンド イヤリング ペンダント 250万
真珠 粒20 小粒10 230万
翡翠・ダイヤモンド 指輪 ピアス 200万
イエローダイヤモンド 指輪 ペンダント 380万
エメラルド 粒2 小粒5 290万
23階盾・斧・ロングソード・ショートソード・ナイフ×2 300万
アメジスト・真珠 ブローチ 髪飾り ネックレス 320万
24階パライバトルマリン・ダイヤモンド 指輪 ブローチ 髪飾り ネックレス 880万
グランドピアノ 1000万
「合計6066万でございます」
あははははん、すごかあ。
グランドピアノが1000万。最上階、すごかあ。
買い取り価格がこれなら、販売価格はおいくらになるの?
書類にサイン、魔力を流す。
「売れます?」
「ほほほ、ギルドの宝飾品のフロアご覧になります?」
いい笑顔のリティアさん。
「楽器はすべて完売ですよ。武器類も冒険者達からの問い合わせも殺到しております。ほほほほほほ」
「ヨカッタデスネー」
「素材もあちこちのギルドから問い合わせもすごいのですよ」
亀の甲羅は鼈甲もあるが、丈夫な鎧や盾になる。セイレーンの羽を使った織物は幻覚から身を守る効果がある。シーサーペントの鱗は何枚か重ねると、強度が跳ね上がるため、盾に使用される。魔力を操る戦闘職の人が使えば魔法も弾き返すこともあると。牙は矢じりになり、鉄の鎧も簡単に貫通する。
「それからですね」
「あ、もう、よか、です」
お腹一杯です。
「では、他の査定でございます。バーザタイラントですが」
蛇、シャットアウト。
長々続く。
「……………21階のグラスゴーンキャトル。牛乳瓶250、生クリーム280………………」
長いなあ。
あのガラスみたいな角は、ガラスの材料になる。混ぜると綺麗な色が入ると。
「……………ホワイトアルメナの粉、一つ10万……………24階、シーサーペント………………鱗一枚、小は1万、中は3万、大は7万、牙は一つ3500………………」
長いなあ。
「合計2億35800230でございます」
ニオク越えたよ。
『果実の乗ったのが、食べれるのです?』
『食べれる?』
「たくさん注文しちゃるけんね。明日以降ね」
え、合計いくらやねん?
「2億96460230でございます」
すごい額だよ。
「今回億を越えましたので、白金貨でよろしいでしか?」
「白金貨?」
「大型の取引で使われる硬貨です。一枚、大金貨100枚です」
「一枚一億ですか?」
「はい」
怖かあ。
晃太と家族会議。
「それでお願いします」
「はい、承知しました」
リティアさんが、準備。大金貨より一回り大きな白い金貨。プラチナみたいだ。
「ミスリルを含んでいますので」
「そうですか」
枚数数えて、大丈夫。100万は私と晃太の冒険者ギルドカードに。ケーキはたくさん買ってあげよう。
「あのミズサワ様、薬師ギルドの件ですが」
「はい」
「実は薬師ギルドの方もミズサワ様とお会いしたかったみたいで。今からお時間ありますか?」
「ええ、もちろんです」
薬師ギルドからとは。あの目玉効果かな? なんせ、400位あったし。手土産効果かな?
企画書、見てもらおう。いや、まず、抗生剤や解熱剤の委託ができるかどうかだ。
タージェルさんとリティアさんが一旦退室。他の職員さんが、お茶を出してくれた。
いい香り。
ふうふうしながら飲む。
ほどなくして、リティアさんが戻って来る。
「お待たせしました。薬師ギルドマスターです」
あの山賊、失礼、眼帯の薬師ギルドマスターさん。
「改めて薬師ギルドマスター、ダワーと申します」
「ミズサワです」
ダワーさんね。
ソファーに座る。
「単刀直入にお聞きする。テーラーのパーカーの娘を救った薬に関してではありませんか?」
「え? なんで?」
分かっているの?
「これだけの従魔を引き連れて毎日通っていたのが、噂にならないとでも」
「あ、そうですね」
「皆、噂しておったそうです。パーカーの下の娘も、始祖神様に召されると。だが、貴女が通い出してみるみるうちに娘は回復に向かった。何かしたと思うのが当然でしょう。孤児院の子供にも与えたそうですな。テイマーの魔法の薬で助かったと、孤児達が話しておりましたからね」
人の口に戸は立てられぬ、か。ましてや子供だもんね。
「あの、実は、その薬のことでですね。ご相談なんです」
「ぜひ、お聞かせください」
「あの薬は未成人、つまり子供用の薬で、熱を一時的に下げるものと、熱の原因をたたく効果のものがあり、この二種類をダイアナちゃん、パーカーさんの娘さんに投薬しました」
ダワーさんは山賊顔で真面目に聞いてくれている。
「ただ、あれを作るのは個人では大変で。今後の事を考えると薬師ギルドの皆様のお力が必要不可欠なんです。それに、まだパーカーさんの娘さんや孤児院の子供の様に、これを必要としている子がたくさんいると思うのですが、私達ではどうしようもなくて。そこで素人考えで、このような考えを」
企画書を出そうとアイテムボックスに手を入れる。
『ねえ、ユイ、さっきからそこに隠れている雄の気配が変わったわ』
「はい?」
なにそれ?
晃太も振り返る。応接間には廊下側とは別にもう1つのドアがある。ルージュを鼻先は、そのドアを示している。
『敵意もないから、ほっといたのです』
『ずっといるわよ』
「えー」
「ミズサワ様、どうされました?」
ダワーさんが首を傾げて聞いてくる。
「あの、そちらに、男性がいらっしゃいます?」
私の言葉に、びしり、とリティアさんが固まった。
「おはようございます」
本日はロッシュさんとシュタインさんだ。
晃太とビアンカとルージュと一緒に向かう。
赤い旗がはためくギルド。大行列だ。
凄い視線が来る。
そそくさとギルドに入る。
「ミズサワ様、お待ちしておりました」
リティアさんのスマイル炸裂。
言われるがまま、倉庫でドロップ品を出す。
解体主任さんや職員さん、ロッシュさんとシュタインさんの口が閉まらない。
「さあ、ミズサワ様、こちらへどうぞ」
はいはい。
いつもの応接間には、あらかじめタージェルさんが待機している。まあ、ニコニコだ。
ロッシュさんとシュタインさんは、ドアの外で待機してくれている。
『時間、かかるのです?』
「そうやろうね。前回より多いしね。ちょっと待ってね。美味しいもんば食べる為やからね」
『仕方ないのです』
『分かったわ。神様に差し上げた、果実のたくさん乗ったやつがいいわ』
「はいはい」
よく見てるわ。
はい、期待に満ちたキラキラお目目が可愛くて、注文すると決めたダメな飼い主です。
「まず、宝飾品、宝石、武器類、楽器類の査定でございます」
20階ダイヤモンド 指輪 ブレスレット ネックレス 198万
ダイヤモンド 粒1 小粒5 180万
ファイヤオパール 指輪 ピアス ブローチ 245万
ルビー・ダイヤモンド イヤリング×2 ネックレス 170万
ペリドット 指輪 髪飾り イヤリング 140万
サファイア 粒2 小粒2 170万
ローズクォーツ・ダイヤモンド・真珠 イヤリング ペンダント 138万
21階バイオリン2丁 160万
パープルサファイア タイピン ネクタイピン 340万
アクアマリン 中粒1 小粒5 175万
杖 300万
22階真珠・ダイヤモンド イヤリング ペンダント 250万
真珠 粒20 小粒10 230万
翡翠・ダイヤモンド 指輪 ピアス 200万
イエローダイヤモンド 指輪 ペンダント 380万
エメラルド 粒2 小粒5 290万
23階盾・斧・ロングソード・ショートソード・ナイフ×2 300万
アメジスト・真珠 ブローチ 髪飾り ネックレス 320万
24階パライバトルマリン・ダイヤモンド 指輪 ブローチ 髪飾り ネックレス 880万
グランドピアノ 1000万
「合計6066万でございます」
あははははん、すごかあ。
グランドピアノが1000万。最上階、すごかあ。
買い取り価格がこれなら、販売価格はおいくらになるの?
書類にサイン、魔力を流す。
「売れます?」
「ほほほ、ギルドの宝飾品のフロアご覧になります?」
いい笑顔のリティアさん。
「楽器はすべて完売ですよ。武器類も冒険者達からの問い合わせも殺到しております。ほほほほほほ」
「ヨカッタデスネー」
「素材もあちこちのギルドから問い合わせもすごいのですよ」
亀の甲羅は鼈甲もあるが、丈夫な鎧や盾になる。セイレーンの羽を使った織物は幻覚から身を守る効果がある。シーサーペントの鱗は何枚か重ねると、強度が跳ね上がるため、盾に使用される。魔力を操る戦闘職の人が使えば魔法も弾き返すこともあると。牙は矢じりになり、鉄の鎧も簡単に貫通する。
「それからですね」
「あ、もう、よか、です」
お腹一杯です。
「では、他の査定でございます。バーザタイラントですが」
蛇、シャットアウト。
長々続く。
「……………21階のグラスゴーンキャトル。牛乳瓶250、生クリーム280………………」
長いなあ。
あのガラスみたいな角は、ガラスの材料になる。混ぜると綺麗な色が入ると。
「……………ホワイトアルメナの粉、一つ10万……………24階、シーサーペント………………鱗一枚、小は1万、中は3万、大は7万、牙は一つ3500………………」
長いなあ。
「合計2億35800230でございます」
ニオク越えたよ。
『果実の乗ったのが、食べれるのです?』
『食べれる?』
「たくさん注文しちゃるけんね。明日以降ね」
え、合計いくらやねん?
「2億96460230でございます」
すごい額だよ。
「今回億を越えましたので、白金貨でよろしいでしか?」
「白金貨?」
「大型の取引で使われる硬貨です。一枚、大金貨100枚です」
「一枚一億ですか?」
「はい」
怖かあ。
晃太と家族会議。
「それでお願いします」
「はい、承知しました」
リティアさんが、準備。大金貨より一回り大きな白い金貨。プラチナみたいだ。
「ミスリルを含んでいますので」
「そうですか」
枚数数えて、大丈夫。100万は私と晃太の冒険者ギルドカードに。ケーキはたくさん買ってあげよう。
「あのミズサワ様、薬師ギルドの件ですが」
「はい」
「実は薬師ギルドの方もミズサワ様とお会いしたかったみたいで。今からお時間ありますか?」
「ええ、もちろんです」
薬師ギルドからとは。あの目玉効果かな? なんせ、400位あったし。手土産効果かな?
企画書、見てもらおう。いや、まず、抗生剤や解熱剤の委託ができるかどうかだ。
タージェルさんとリティアさんが一旦退室。他の職員さんが、お茶を出してくれた。
いい香り。
ふうふうしながら飲む。
ほどなくして、リティアさんが戻って来る。
「お待たせしました。薬師ギルドマスターです」
あの山賊、失礼、眼帯の薬師ギルドマスターさん。
「改めて薬師ギルドマスター、ダワーと申します」
「ミズサワです」
ダワーさんね。
ソファーに座る。
「単刀直入にお聞きする。テーラーのパーカーの娘を救った薬に関してではありませんか?」
「え? なんで?」
分かっているの?
「これだけの従魔を引き連れて毎日通っていたのが、噂にならないとでも」
「あ、そうですね」
「皆、噂しておったそうです。パーカーの下の娘も、始祖神様に召されると。だが、貴女が通い出してみるみるうちに娘は回復に向かった。何かしたと思うのが当然でしょう。孤児院の子供にも与えたそうですな。テイマーの魔法の薬で助かったと、孤児達が話しておりましたからね」
人の口に戸は立てられぬ、か。ましてや子供だもんね。
「あの、実は、その薬のことでですね。ご相談なんです」
「ぜひ、お聞かせください」
「あの薬は未成人、つまり子供用の薬で、熱を一時的に下げるものと、熱の原因をたたく効果のものがあり、この二種類をダイアナちゃん、パーカーさんの娘さんに投薬しました」
ダワーさんは山賊顔で真面目に聞いてくれている。
「ただ、あれを作るのは個人では大変で。今後の事を考えると薬師ギルドの皆様のお力が必要不可欠なんです。それに、まだパーカーさんの娘さんや孤児院の子供の様に、これを必要としている子がたくさんいると思うのですが、私達ではどうしようもなくて。そこで素人考えで、このような考えを」
企画書を出そうとアイテムボックスに手を入れる。
『ねえ、ユイ、さっきからそこに隠れている雄の気配が変わったわ』
「はい?」
なにそれ?
晃太も振り返る。応接間には廊下側とは別にもう1つのドアがある。ルージュを鼻先は、そのドアを示している。
『敵意もないから、ほっといたのです』
『ずっといるわよ』
「えー」
「ミズサワ様、どうされました?」
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