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騒がしい始まり⑦
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更新が滞りすみません。
ノワールの引く馬車は、ボルデさん達に先導されてゆっくりすすむ。
天気がいいけど、あつかあ。
今日から数日は宿泊予定だ。おそらく父が技術指導を求められるし、マデリーンさんとミゲル君のご家族との面会をどうするかだ。
バトルジャンキー達は、早く『試練のダンジョン』に挑みたいみたいだけど、ダンジョン内も暑いから、しっかり情報を得てから準備しないとね。鷹の目も金の虎の皆さんも誰も挑んでないが、人から聞いた程度の情報は持っていたので、今まで準備はしていた。
『試練のダンジョン』は下層になると、転移の罠がある。床や壁のスイッチに触れたり、反応範囲に入ってしまうと別の場所に飛ばされてしまう。『試練のダンジョン』は下層は上級者向けになるので、転移の罠でいきなり一人になったりしたら大変なので、エマちゃんとテオ君達見習い達で臨時パーティを組んだりして出来るだけの事をしてきた。
『あら、私ならそんな罠、すぐに解除できるわ。心配しないで』
「わふんっ」
頼りになる発言をしてくれるのは、ルージュとアリス。
ダンジョンの罠は、宝箱同様に魔力によるもので解除できる。なので、非常にルージュとアリスの存在がありがたい。
『我なら罠ごと凍りつかせるのだっ、心配ないなのだっ』
「暴発しそうやからやめて」
アレスが不吉な事を言うので、やめて、と何度繰り返したことか。
ふいに、一匹の山羊、警備の方が騎乗している山羊ね、微妙に隊列からズレ始めている。お尻がぷりぷりとした山羊はそっぽを向いているが、騎乗主さんは修正しようと必死。どうしたんやろ?
『『じーっ』
あらあら、コハクとヒスイが熱い視線を向けてる。
「コハク、ヒスイ、そんなに見たら山羊さんが恥ずかしいみたいよ」
『『はーい』』
コハクとヒスイは素直に前を向くと、そっぽ向いていた山羊が、やっと騎乗主のいうことを聞いて、隊列に戻る。
「ユイさん、たぶん、恥ずかしい訳ではないかと」
そっとホークさんが呟いていた。
私一行は、警備の山羊部隊に囲まれているので、特にトラブルはなく進む。ドワーフの王様が治めているから、ドワーフ率が高いのは当然だけど、人族や獣人、エルフの方も自然といる。マデリーンさん、ミゲル君の話だと、首都の人口の半分がドワーフで、残りは人族、獣人、エルフが占める。ただ、魔族と呼ばれる人達はほとんどいないそうだ。
「わんわっ、おっきいっ、まーまっ、わんわ、おっきい」
なんて、かわいか声を上げているのは、ドワーフの小さな子供。まあ、まんまるでかわいか。お母さんらしき女性が抱っこして困った顔している。他の人達も、わあー、みたいな顔で私一行を見あげている。特に殿を務めるイシス達にはびっくりしたいだ。もちろんアレスやビアンカ、ルージュや仔達にも注目は集まっているけど。
私はそれに、安堵する。
ホークさん達が目立ってないからね。どうしても、イシスやアレス、ビアンカやルージュ達に視線がいくから、ホークさん達の存在まで気が回らないみたい。
良かった。変なトラブルに巻き込まれたくないしね。
ほっとしたら、少し街並みを眺める余裕が出てきた。
要塞都市と言っていたけど、街をぐるりと囲む壁は、これまで訪れた中で、最も高くそして分厚い。扉は二重構造で、どちらも鋼鉄の扉だった。
トンネルの様な壁の中を進むと、白い街並が広がる。
石の白さが目に入る街並みだ。
そう言うと、無意識な感じがするが、実際にはそうでない。道に沿って並ぶ店先には色とりどりの幕があり、人達がたくさん行き交っている。脇道からのぞくのは住宅街なんだろう。アパートみたいで、建物と建物には紐が張ってあり、洗濯物が干してあるのが、ちらりと見えると、一気に生活感が溢れてきた。
人達の服装は私達みたいな洋装もあるが、モンゴルとかネパールのような民族衣装を彷彿とさせる装いが気になった。ミゲル君のご実家は、洋装とこう言った民族衣装の両方を取り扱っている。両方取り扱うお店は、首都ではミゲル君のご実家だけだと。
首都は山の一部にめり込むような、違うね、山の一部を切り出してつくっていて、道はなだらかな坂になっている。人達の視線を集めながら、ノワールの馬車はゆっくり先導されて進む。騒ぎにならないのは、やはりボスザさん達が囲ってくれているから。ありがたい。
首都の中央に向かうにつれて、建物の趣が変わる。庶民感が溢れていたのが、ちょっと上品さが出てきた。建物の壁に彫刻も見られ、それに伴いカラフルだった旗や、幕は数が減り、あっても落ち着いた色合いに感じになっていく。
古い続く歴史的な街並みなんだろうけど、ゆっくり観光したいが、首都にはあまり長居しないつもりだ。
開けた場所に出た、広場みたいで、噴水や手入れされた花壇、屋台が出たりして、普段は賑やかなんだろう。私達の登場にあっけな顔している。お肉の焼けるいい匂いがするから、当然のようにアレスと元気が屋台に向かうが、ビアンカとアリスが止めてくれた。
『主よ、腹が減ったのだ~』
『ユイ、私もお腹減ったのです』
元気を鼻先で誘導していたビアンカが訴えてくる。
『私もよ。エビはないようだから、お肉ね』
『ねーちゃんっ、わいもお肉なっ』
『ヒスイもお肉がいいなあ』
ルージュと、コハク、ヒスイがきゅるん。くっ、かわいかね。
沸き上がる腹減ったコール。周囲は騒然となりかける。ま、デッカイウルフやジャガーが騒げば、当然かな。
「はいはい、到着報告終わったらご飯にするけん、静かにしとって」
私の一言で、一気に安堵の空気になる。
なんだー、お腹減ったんだー、みたいな感じの雰囲気になる。
広場を抜けると、ボスザさんが手綱を操り止まり、山羊から降りる。
「ミズサワ様、こちらが首都のギルドです」
と、示されたのは、教会を彷彿とさせる荘厳な建物だった。
ノワールの引く馬車は、ボルデさん達に先導されてゆっくりすすむ。
天気がいいけど、あつかあ。
今日から数日は宿泊予定だ。おそらく父が技術指導を求められるし、マデリーンさんとミゲル君のご家族との面会をどうするかだ。
バトルジャンキー達は、早く『試練のダンジョン』に挑みたいみたいだけど、ダンジョン内も暑いから、しっかり情報を得てから準備しないとね。鷹の目も金の虎の皆さんも誰も挑んでないが、人から聞いた程度の情報は持っていたので、今まで準備はしていた。
『試練のダンジョン』は下層になると、転移の罠がある。床や壁のスイッチに触れたり、反応範囲に入ってしまうと別の場所に飛ばされてしまう。『試練のダンジョン』は下層は上級者向けになるので、転移の罠でいきなり一人になったりしたら大変なので、エマちゃんとテオ君達見習い達で臨時パーティを組んだりして出来るだけの事をしてきた。
『あら、私ならそんな罠、すぐに解除できるわ。心配しないで』
「わふんっ」
頼りになる発言をしてくれるのは、ルージュとアリス。
ダンジョンの罠は、宝箱同様に魔力によるもので解除できる。なので、非常にルージュとアリスの存在がありがたい。
『我なら罠ごと凍りつかせるのだっ、心配ないなのだっ』
「暴発しそうやからやめて」
アレスが不吉な事を言うので、やめて、と何度繰り返したことか。
ふいに、一匹の山羊、警備の方が騎乗している山羊ね、微妙に隊列からズレ始めている。お尻がぷりぷりとした山羊はそっぽを向いているが、騎乗主さんは修正しようと必死。どうしたんやろ?
『『じーっ』
あらあら、コハクとヒスイが熱い視線を向けてる。
「コハク、ヒスイ、そんなに見たら山羊さんが恥ずかしいみたいよ」
『『はーい』』
コハクとヒスイは素直に前を向くと、そっぽ向いていた山羊が、やっと騎乗主のいうことを聞いて、隊列に戻る。
「ユイさん、たぶん、恥ずかしい訳ではないかと」
そっとホークさんが呟いていた。
私一行は、警備の山羊部隊に囲まれているので、特にトラブルはなく進む。ドワーフの王様が治めているから、ドワーフ率が高いのは当然だけど、人族や獣人、エルフの方も自然といる。マデリーンさん、ミゲル君の話だと、首都の人口の半分がドワーフで、残りは人族、獣人、エルフが占める。ただ、魔族と呼ばれる人達はほとんどいないそうだ。
「わんわっ、おっきいっ、まーまっ、わんわ、おっきい」
なんて、かわいか声を上げているのは、ドワーフの小さな子供。まあ、まんまるでかわいか。お母さんらしき女性が抱っこして困った顔している。他の人達も、わあー、みたいな顔で私一行を見あげている。特に殿を務めるイシス達にはびっくりしたいだ。もちろんアレスやビアンカ、ルージュや仔達にも注目は集まっているけど。
私はそれに、安堵する。
ホークさん達が目立ってないからね。どうしても、イシスやアレス、ビアンカやルージュ達に視線がいくから、ホークさん達の存在まで気が回らないみたい。
良かった。変なトラブルに巻き込まれたくないしね。
ほっとしたら、少し街並みを眺める余裕が出てきた。
要塞都市と言っていたけど、街をぐるりと囲む壁は、これまで訪れた中で、最も高くそして分厚い。扉は二重構造で、どちらも鋼鉄の扉だった。
トンネルの様な壁の中を進むと、白い街並が広がる。
石の白さが目に入る街並みだ。
そう言うと、無意識な感じがするが、実際にはそうでない。道に沿って並ぶ店先には色とりどりの幕があり、人達がたくさん行き交っている。脇道からのぞくのは住宅街なんだろう。アパートみたいで、建物と建物には紐が張ってあり、洗濯物が干してあるのが、ちらりと見えると、一気に生活感が溢れてきた。
人達の服装は私達みたいな洋装もあるが、モンゴルとかネパールのような民族衣装を彷彿とさせる装いが気になった。ミゲル君のご実家は、洋装とこう言った民族衣装の両方を取り扱っている。両方取り扱うお店は、首都ではミゲル君のご実家だけだと。
首都は山の一部にめり込むような、違うね、山の一部を切り出してつくっていて、道はなだらかな坂になっている。人達の視線を集めながら、ノワールの馬車はゆっくり先導されて進む。騒ぎにならないのは、やはりボスザさん達が囲ってくれているから。ありがたい。
首都の中央に向かうにつれて、建物の趣が変わる。庶民感が溢れていたのが、ちょっと上品さが出てきた。建物の壁に彫刻も見られ、それに伴いカラフルだった旗や、幕は数が減り、あっても落ち着いた色合いに感じになっていく。
古い続く歴史的な街並みなんだろうけど、ゆっくり観光したいが、首都にはあまり長居しないつもりだ。
開けた場所に出た、広場みたいで、噴水や手入れされた花壇、屋台が出たりして、普段は賑やかなんだろう。私達の登場にあっけな顔している。お肉の焼けるいい匂いがするから、当然のようにアレスと元気が屋台に向かうが、ビアンカとアリスが止めてくれた。
『主よ、腹が減ったのだ~』
『ユイ、私もお腹減ったのです』
元気を鼻先で誘導していたビアンカが訴えてくる。
『私もよ。エビはないようだから、お肉ね』
『ねーちゃんっ、わいもお肉なっ』
『ヒスイもお肉がいいなあ』
ルージュと、コハク、ヒスイがきゅるん。くっ、かわいかね。
沸き上がる腹減ったコール。周囲は騒然となりかける。ま、デッカイウルフやジャガーが騒げば、当然かな。
「はいはい、到着報告終わったらご飯にするけん、静かにしとって」
私の一言で、一気に安堵の空気になる。
なんだー、お腹減ったんだー、みたいな感じの雰囲気になる。
広場を抜けると、ボスザさんが手綱を操り止まり、山羊から降りる。
「ミズサワ様、こちらが首都のギルドです」
と、示されたのは、教会を彷彿とさせる荘厳な建物だった。
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✔ 女子読者に刺さるワード配置
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を全部満たしています。
次は
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