無職メンヘラ男が異世界でなりあがります

ヒゲオヤジ

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第二章

Bクラス

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ウルヴァンとの戦い後数日後。

学校に行ってみると掲示板に

『ユージ・ミカヅチBクラスへ編入』

と掲示板に書かれていた。

あれ?確かクラス変更は学期期首だったような。

俺は職員室へ行ってみると、Fクラスのブリッツ先生が
「よう、ユージ。びっくりしただろうが、ようやくお前の実力が認められてな。ちょっと遅れたがクラス変更になった。」
と説明してくれた。

「これからこちらのマーティン・ハラス先生がお前の担任だ。」

「や、やぁ、ユージ君。マーティンだ。これからよろしくね。」
と眼鏡をかけた30歳くらいの男性教師が話しかけてきた。
なんか気弱そうだ・・懐かしい感じがする。

「えと・・なんで今なんですが?」

「まぁお前のドラゴンを撃退した実績がようやく学園内で認められてな。勉強の方はまだ足りないが、武術の方で大いに認められて、Fクラスにおいとくわけにはいかなくなったんだ。」
ブリッツ先生が言う。

アイズとの一戦が今さら評価されたのか。ウルヴァンとの一戦は学園には伝わってないはずだしな。

「ま、まぁドラゴンの件は学園内だけの話にとどめられているけど、それでも実績は実績だからね。学園長の推しもあって今回の異動になったんだ。」
マーティン先生が眼鏡を上げながら補足する。

ロイド学園長のプッシュもあったのか。

「うちのクラスは結構やんちゃな生徒もいるけど・・基本真面目な子が多いから。君なら大丈夫だと思うから、よろしくね」
マーティン先生が更に付け加える。

ダースたちのことかな?

「わかりました。Bクラスは今日からですか?」

「いや、君も書類関係の処理もあるから来週からだ。それまでにお友達に言っておくといいよ。まぁクラスが変わったとしても同じ学園内だからそんな心配はないかもしれないけどね。」

「クラスが上がると何かいいことがあるんですか?」

ブリッツ先生が言う。
「学園のクラスは卒業後の評価に直結する。例えばギルドに所属して冒険者をやったりする場合に学園のクラスが考慮されることが多い。」

なるほどね・・。

まぁクラスが上がる分には悪いことではないだろう。

「それじゃ、僕はこれで。授業があるから・・」
マーティン先生がその場を去る。

じゃあ、今日はとりあえずFクラスにいけばいいんだな。

――――――――

「ユージ、掲示板見たぜ!Bクラスだって?」
教室に行くと早速キースが話しかけてきた。

「んーなんかそういうことになったみたいだ。来週からって言われた。」

「良かったじゃねぇか!クラスは卒業後の評価に直結するからな!」

「そうらしいなぁ・・まだよくわかってないけど。」

「まぁ、俺がいなくなっても寂しくて泣いたりするなよ!ニャハハ!」

それはないよ・・さすがに、中身はオッサンだし。

「ユージ、クラス変わるの?僕も変わる。」
アイズが寄ってきて言う。

「さすがにそれは無理なんじゃないかな?まぁアイズとは同じ寮だし、いつでも会えるじゃないか」

「むーわかった。僕もっとベンキョー頑張る。」

未だに補習漬けのアイズだから、今でも結構頑張ってると思うけど・・・。

「頑張ってくれ。ドラゴンが人間の勉強できるって貴重だと思うから。」
と励ましておいた。

――――――――

食堂にて

「すごいじゃない!Bクラスなんて!・・まぁユージの実績を考えたらあるかも、とは思ってたけど。」
アカネが言う。

「普通、クラスが上がっても一つなのよ。今回はかなり珍しいケースね。学校も思い切ったもんだわ。」

そうなのか。

「ユージ君とクラスメートになるんだね。うれしいな。よろしくね?」
とアイリスが微笑む。

「ああ、こちらこそ。」

アイリスとクラスメートか。楽しそうだな。

――――――――

Bクラスへの登校初日。

いつものFクラスを通り過ぎながらBクラスへ向かう。

教室に入ってみると少々ざわざわしていた。

「よう!ユージ!話は聞いてるぜ!今日からよろしくな!」
さっそくダースが話しかけてきた。

「こちらこそ、よろしくダース。」

「おう!そういや紹介してなかったが、こっちはポールとハウストだ。」
ダースが仲間を紹介してくれる。いつもつるんでるメンバーだな。

「よろしく、ポール、ハウスト」

「ああ、よろしくな!お前はいつかくるかもしれないと思ってたぜ。」
「そうそう、なんたってダースを倒した上、ドラゴンバスターだしな!」
ポール、ハウストがそれぞれ言う。

ダースは複雑な顔だ。

「いや、ダースの件もドラゴンの件も運が良かっただけなんだ。」

「おいおい、謙遜する必要はないぜ?」
とポールが背中をたたいてくる。

ポールも大柄でさすがダースの仲間って感じだ。
ハウストはやや小柄だが俊敏そうな雰囲気がある。

「ポールは弓、ハウストはナイフが得意なんだぜ!」

ふむふむ、二人とも武術系か。

そこで、アイリスがやってきた。

「ユージ君、今日からよろしくね!」
とほほ笑む。周りに花が咲いたような華やかさがただよった。

「ああ、こちらこそ。よろしくアイリス。」

「それとね、こっちは風紀委員のフレンダだよ。風紀委員やってるんだ。」

「フレンダ・ライムよ。ユージ君よろしく。」
そう言ってポニーテールの少女が挨拶してきた。

「フレンダは家が武術を教えてるの。特に体術がすごいんだよ!」
アイリスが教えてくれる。

「子供のころからやってきたからね。ユージ君、あなた荒事が得意みたいだけど、このクラスに入ったからには今までのようにいくと思わないことね。」

おっと、何をもって荒事と言われてたのか。
ウルヴァンの件、知ってるのかな??

「ま、まぁまぁ、フレンダ、今日から仲間なんだしよ!」
ダースがフォローを入れる。

「ダース君。また着崩して。ネクタイが曲がってるわよ。」
そういってフレンダはダースのネクタイを直す。
夫婦みたいだな。
さすがのダースも風紀委員は少し苦手としているようだ。

「風紀委員は生徒の生活態度を引き締めるために多くの権限を持っているの。その気になれば学園側に定額・退学の勧奨も行う権限があるわ。」
勧奨てことはアドバイザリー的な立ち位置なんだろうか。

俺も気を付けよう。

「おはようございます。皆様方。」

振り返ると、上品にほほ笑むお嬢様風の少女がいた。

「私は委員長のレイン・コルトンです。ユージ様、お噂は伺ってますわ。どうぞよろしくお願いいたします。私のことはレインとお呼びくださいませ。」

「あ、ああ、こちらこそよろしく・・。」
と挨拶を返した。
いかにもお嬢様然とした話し方だなぁ・・

「わからないことがあったら聞いてくださいましね?」
とお嬢様が微笑む。

「そうさせてもらいます。よろしくお願いします。」
なんかこっちまでつられて敬語になっちゃった。

「レインちゃんのコルトン家は大商人の家なんだよ。ローム王国だけじゃなく、カーティス皇国、ホーリー聖教皇国、他にも世界中のあちこちに支店があるの!」
アイリスが補足する。

「いえいえ、ヴァレンティ家に比べればうちはただの成り上がりですもの。」
とレインが謙遜する。

大商人かぁ・・日本なら大企業のお嬢様ってところかな。アイリスが大物政治家のお嬢さまみたいな感じで。

「何か御入用のものがありましたらごひいき下さいましね?」
おっとさすが商人の娘、如才ないな。

「ああ、何か欲しいものがあったらお願いするよ。」
今のところないけどね。

しかし美少女が多いクラスだなぁ。

――――――――

Bクラスの授業内容はFクラスとさほど変わりはない。

ただ、授業に打ち込む姿勢がみな、比較的真面目だった。

あのダースも真面目にノートを取っている。

やはりクラス差というのは大きいのだろうか。

俺は窓際のアイリスの前の席になった。

アイリスはたまに茶目っ気を出してペンでつんつんしてきては、先生の似顔絵などを渡してくる。

癒されるなぁ。

――――――――

食堂でのランチは、もはや恒例となっていた。

アカネ、アイリス、アイズ、キースと共に食事をしていると

「で、どうなの?Bクラスは?」
とアカネに聞かれた。

「いや、みな意外と真面目なんだよ。上のクラスだから当然かもしれないけど。」

「上のクラスに行くほど、みな競争が激しいからね。油断してると下のクラスに落とされることもあるから。Sクラスなんて毎日試験してるみたいなものよ。まぁウルヴァンだけは特別枠だけど。」
とアカネが言う。

「Bは丁度いいくらいだよ。ほどほどに真面目でほどほどにみな楽しんでるから。」
とアイリス。
「先生も優しいしね?」
と付け加える。

マーティン先生か・・優しいというか・・おどおどしてるっぽかったけど。

「まぁ、自分なりに頑張るよ。」
と答えておいた。

――――――――

クラスの授業は担任講師が午前中に基礎知識を教え、午後の授業では各担当講師がそれぞれの得意分野を教えることになっている。

マーティン先生の授業は中々に騒がしいものだった。

時折、
「センセェ、質問~」とか
「今のところ、先生もう一回~」とか
生徒から質問が飛ぶ。

マーティン先生はその質問に眼鏡上げ下げしながら一生懸命答えていた。

生徒と先生の距離が近い気がするなぁ・・皆真面目だけど。

Fクラスのブリッツ先生は姉御肌てきな性格もあり、比較的生徒に慕われつつも恐れられていた気がする。

それでもマーティン先生もギルドクラスBという過去があり、実力はあるようだ。重力魔法を得意としているらしい。

重力魔法かぁ・・覚えたいけど、今の俺はその余裕はないかな・・。風魔法で手いっぱいだ。

――――――――

放課後、風魔法研究部部に顔を出すと、ウェイ部長が言った。
「剣士には重力魔法も相性いいんだよ。一撃の重さを増加させる効果があるからね。」
と教えてくれた。

なるほど、言われてみれば。切り下げる時などはいいかもしれない。

「切り下げる時だけじゃないよ。重力魔法で重力を反転させれば切り上げにも使える。突きにはその方向に使えるしね。とにかく覚えておいて損はないよ。」

なるほど。マーティン先生から得るものも多いかも知れないな。

「ユージ、重力魔法もいいけど、まずは風魔法を覚えないとね。高速移動はできるようになった?」
とアカネが聞いてくる。

「ああ、平面の移動はなんとかコツをつかめてきたんだけど、上空に舞い上がるのとかはまだ難しいなぁ・・」

「あれは風量を一瞬で凝縮しないといけないからね。まぁ練習あるのみよ!」

はーい・・

とそんな感じでBクラス初日は終わっていった。
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