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第四章
ローム王国へ帰国
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馬車にて。
「あんなに完全勝利しちゃって良かったのかしら?」
とアカネがふと疑問を呈す。
「まぁ良かったんじゃないか?俺たちは一応王国立魔術学園の生徒だ。やられっぱなしってのも外聞が悪いだろう?」
「そうね・・色々あったけど、まぁスッキリしたわ。いい勉強にもなったしね!」
アカネが微笑む。
「皆、すごいよ!短期間であそこまで圧倒しちゃうなんて・・」
アイリスが驚いたように言う。
「まぁ俺の場合は突然の攻撃に対応できるようにあらかじめ術を自分にかけておいただけだ。」
「私は空間魔力を練るスピードをあげただけよ。最も前から練習してたけどね。今回は発動の時間を早めたの。」
アカネが言う。
「僕は初めは重いものを持ち上げる訓練してたけど、サメとの戦いであの子が大きい相手は苦手ということがわかった。」
アイズが言う。
皆経験をつんでるだけあって修正能力もたいしたもんだ。
「ただ、最後に言ったが、皇国魔法学院の生徒はちと速度に頼りすぎていて、威力に欠けるきらいがあるな。」
「そうね。対人戦闘は見事なものだったけど、あの威力じゃ大きな相手は不利ね。」
アカネが同調する。
まぁ魔獣なんて出てこない方が一番なんだけど、何せここは魔獣や魔人、『蒼狼の会』のような秘密結社まで存在する世界だからな。
「私は今回何もしなかったなぁ・・」
アイリスが言う。
「そんなことはないぞ。アイリスのヒールのおかげで生徒たちに受け入れられた部分も大きかった。」
「ふふ。そうだといいんだけどね?」
アイリスが微笑む。
「僕は早くロームのご飯が食べたい。」
アイズは平常運転に戻っていた。
「皆さん、もう少しでホーリー聖教皇国を出ますよ!」
御者が教えてくれた。
ようやくローム王国に帰還だ。
――――――――
馬車は進んでいく。
ようやく街の風景が見慣れた中世風の石造りの街並みになってきた。
相変わらず椅子は固く、俺達は交互に後ろの寝台車で休みながら進んでいった。
「今度来るときはアイズに乗ってくる方がいいわね・・」
アカネがつぶやく。
「ああ、ここでは移動手段が主に馬車だからな。もしかしたら信長様が近く交通整備をするかもしれないけど。」
「それってユージの国にあったもの?」
「ああ。信長様は電気というものを開発していると言っていた。それができれば電車ってのができて、もっと早く快適に移動できるようになるだろう。」
「デンキ?って何?」
「まぁ・・雷魔法の一般利用みたいなもんだな。俺も詳しくは知らないけど。」
「なんかしびれそうね。」
「そんなことはないぞ。たしか、電車は電気を上に逃がす構造になってて客車には入ってこないはずだ。」
「早くできないかしら。そうしたら移動も楽になるのに。」
「まぁ信長様は改革者だからな。きっと次々と新しい技術を世に出してくれると思うよ。」
「信長様ってすごいのね。」
「ああ、当時珍しかった銃というものを実践に使用したり、各国が税金を納めさせていた場所を無税にして商業を活発化したり・・とにかく革新的な方なんだ。」
「銃は知ってるわ。確かカーティス皇国では使われていると聞いたことがある。鉛玉を打ち出す武器でしょう?」
「ああ。信長様はその銃で戦いの様相を一変させたんだ。」
「すごいのね、信長様って。そんな人がローム王国を治めていてくれるなんて私たちは幸運かもね。」
「うん。今回も思ったが、ローム王国は裕福なんじゃないか?ホーリー聖教皇国を見て思ったんだが、生活がロームは裕福に見える。」
「そうね・・。ロームは三大国の中でも経済力があるわね。魔法にも力を入れているし。」
「今度はカーティス皇国に行ってみたいな。」
「カーティス皇国はドワーフがたくさんいる国よ。様々な技術を使って国を発展させてるって聞いたわ。」
日本みたいなものだろうか。
「是非行ってみたいものだな。」
俺達はそんなことを話しながら馬車は進んでいく。
やがて・・
・・・
「見えてきたよ!私たちの王国立魔術学園だよ!」
アイリスがはしゃぐ。
「ああ、長かったなぁ・・ようやく故郷に帰ってきた気分だ。」
「ユージは故郷が別にあるでしょう?」
「ああ、でももうここが俺の第二の故郷みたいなもんだよ。アカネ達もいるしな。」
「ふふっ。そう言ってくれるとなんか嬉しいわ。」
アカネが微笑む。
「でもいつかユージの国にもいくからね!」
「ああ、俺も前話した通りアカネを連れて行きたい。まずは次元ホールを開くため、国で出世しなきゃだけどな・・」
「先は長いわね。」
「まぁ、自分なりにやるさ。さてそろそろ着くぞ。」
馬車が学園の前に止まる。
「皆さま、お疲れ様でした。ではお荷物など忘れないように。どうぞお気をつけて。」
「ああ、今までありがとうございました。」
「御者さん、お疲れ様!」
「またよろしくお願いしますね?」
「今度は僕は自分で飛んでいく。」
俺達は思い思いにお礼を言うと荷物をもって学園の門をくぐった。
ふと見ると生徒たちが皆教室の窓からこちらを見ていた。
「おい、ユージたちが返ってきたぞ!」
「おかえり!アカネちゃん!」
「アイリス、お疲れさま!」
「アイズ、お帰り!」
生徒たちが思い思いに歓迎してくれていた。
やっぱり帰ってきた感じがするな。
「ああ、ただいま!」
俺達はとりあえず荷物を適当な場所に置くと、ロイド学院長の部屋に向かった。
・・コンコン
ノックをすると、
「入りなさい」
と声がかかる。
「ユージ・ミカヅチ、及びアカネ・ローゼンデール、アイリス・ローム・ヴァレンティ、アイズただいま戻りました。」
「おうおう、ご苦労だったねぇ?で、どうだった?ホーリー聖教皇国は?」
「はい、色々なことがありました・・・・」
俺はホーリー聖教皇国であったことをかいつまんで話した。
「そうかそうか。色々大変だったねぇ。しかし、ユージ君は正教騎士、アカネ君は祓魔師か。十日間でまた出世してきたね。」
「はは・・いや、それはたまたまです。」
「しかし、その、レオル君だったかい? 教皇猊下の息子さんを倒して大丈夫かなぁ? 外交に影響がないといいけど。」
「ああ、そこは教皇猊下に許可をいただきました。もう一度対戦させてほしいと。」
「ほう、それは気を使ってくれてありがとう。それなら大丈夫だね。」
「いえ・・王国立魔術学園と皇国魔法学院の関係が悪くなるのは避けたかったもので。」
「そうかそうか。まぁとりあえずお疲れさま!」
俺達は学院長の部屋を出ると、それぞれの教室に向かった。
「それじゃあね!ユージ!」
「ああ、またな、アカネ。」
俺とアイリスはBクラスへと向かった。
「ふぅ・・やっと帰ってきたって感じがするよ。」
「アイリスもヒールで活躍したからな。今回は結果的に有意義だった。」
「ユージ君こそ!ギガントシャークを一刀両断だもん!また武名があがったね!」
アイリスがまたひまわりのような笑顔で笑う。
教室に着くと。
「おう、ユージ、アイリスちゃんお帰り!」
ダースが真っ先に声をかけてきた。
「どうでしたの?ホーリー聖教皇国は?」
レインが聞いてくる。
「ああ、またゆっくり話すけど、色んな事があったよ。」
「ふむ。ユージ君は活躍したのか?」
フレンダが言う。
「ああ・・まぁ、俺だけじゃなくみんなだけどな。瞬動を使える相手がいてびっくりしたよ。」
「何?瞬動を?エルフは速度に優れていると聞いていたが・・そうかエルフは中等部の生徒でも会得しているものがいるのだな。」
「ああ、初めは不意打ちに近い形でやられた。」
「ふむ。君ももっと修業する必要がありそうだな。」
「ああ、またライム道場でお世話になるよ。」
「ふふ、待っているぞ。」
そこでマーティン先生が来た。
「はいはい・・みんなそこまでですよ。ユージ君たちの活躍はまたゆっくり聞いてくださいね。」
そして授業が始まった。
――――――――
食堂にて。
「もうみんなにホーリー聖教皇国のこと聞かれちゃって大変だったわ。」
アカネがため息をつく。
「それは俺たちも同じだ。休み時間は質問攻めだったからな。」
「さすがに疲れたよね?」
アイリスがやや疲れた表情で言う。
「・・ところで、転校生が来てたのよ。Sクラスに。」
アカネが話題を変える。
「転校生?」
「そう。すごく大柄で、そうね・・ユージみたいに黒髪、黒憧で、なんかただならないオーラを発してたわ。私はまだ話してないけど。あ!そういえばそいつも転移者って言ってたわ!」
「そうか・・俺意外にも転移者が・・」
「クラスの人の話だとすごく強いらしいわよ。そのうち接触してくるかもね。」
また厄介ごとに巻き込まれそうだな。
「あんなに完全勝利しちゃって良かったのかしら?」
とアカネがふと疑問を呈す。
「まぁ良かったんじゃないか?俺たちは一応王国立魔術学園の生徒だ。やられっぱなしってのも外聞が悪いだろう?」
「そうね・・色々あったけど、まぁスッキリしたわ。いい勉強にもなったしね!」
アカネが微笑む。
「皆、すごいよ!短期間であそこまで圧倒しちゃうなんて・・」
アイリスが驚いたように言う。
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アカネが言う。
「僕は初めは重いものを持ち上げる訓練してたけど、サメとの戦いであの子が大きい相手は苦手ということがわかった。」
アイズが言う。
皆経験をつんでるだけあって修正能力もたいしたもんだ。
「ただ、最後に言ったが、皇国魔法学院の生徒はちと速度に頼りすぎていて、威力に欠けるきらいがあるな。」
「そうね。対人戦闘は見事なものだったけど、あの威力じゃ大きな相手は不利ね。」
アカネが同調する。
まぁ魔獣なんて出てこない方が一番なんだけど、何せここは魔獣や魔人、『蒼狼の会』のような秘密結社まで存在する世界だからな。
「私は今回何もしなかったなぁ・・」
アイリスが言う。
「そんなことはないぞ。アイリスのヒールのおかげで生徒たちに受け入れられた部分も大きかった。」
「ふふ。そうだといいんだけどね?」
アイリスが微笑む。
「僕は早くロームのご飯が食べたい。」
アイズは平常運転に戻っていた。
「皆さん、もう少しでホーリー聖教皇国を出ますよ!」
御者が教えてくれた。
ようやくローム王国に帰還だ。
――――――――
馬車は進んでいく。
ようやく街の風景が見慣れた中世風の石造りの街並みになってきた。
相変わらず椅子は固く、俺達は交互に後ろの寝台車で休みながら進んでいった。
「今度来るときはアイズに乗ってくる方がいいわね・・」
アカネがつぶやく。
「ああ、ここでは移動手段が主に馬車だからな。もしかしたら信長様が近く交通整備をするかもしれないけど。」
「それってユージの国にあったもの?」
「ああ。信長様は電気というものを開発していると言っていた。それができれば電車ってのができて、もっと早く快適に移動できるようになるだろう。」
「デンキ?って何?」
「まぁ・・雷魔法の一般利用みたいなもんだな。俺も詳しくは知らないけど。」
「なんかしびれそうね。」
「そんなことはないぞ。たしか、電車は電気を上に逃がす構造になってて客車には入ってこないはずだ。」
「早くできないかしら。そうしたら移動も楽になるのに。」
「まぁ信長様は改革者だからな。きっと次々と新しい技術を世に出してくれると思うよ。」
「信長様ってすごいのね。」
「ああ、当時珍しかった銃というものを実践に使用したり、各国が税金を納めさせていた場所を無税にして商業を活発化したり・・とにかく革新的な方なんだ。」
「銃は知ってるわ。確かカーティス皇国では使われていると聞いたことがある。鉛玉を打ち出す武器でしょう?」
「ああ。信長様はその銃で戦いの様相を一変させたんだ。」
「すごいのね、信長様って。そんな人がローム王国を治めていてくれるなんて私たちは幸運かもね。」
「うん。今回も思ったが、ローム王国は裕福なんじゃないか?ホーリー聖教皇国を見て思ったんだが、生活がロームは裕福に見える。」
「そうね・・。ロームは三大国の中でも経済力があるわね。魔法にも力を入れているし。」
「今度はカーティス皇国に行ってみたいな。」
「カーティス皇国はドワーフがたくさんいる国よ。様々な技術を使って国を発展させてるって聞いたわ。」
日本みたいなものだろうか。
「是非行ってみたいものだな。」
俺達はそんなことを話しながら馬車は進んでいく。
やがて・・
・・・
「見えてきたよ!私たちの王国立魔術学園だよ!」
アイリスがはしゃぐ。
「ああ、長かったなぁ・・ようやく故郷に帰ってきた気分だ。」
「ユージは故郷が別にあるでしょう?」
「ああ、でももうここが俺の第二の故郷みたいなもんだよ。アカネ達もいるしな。」
「ふふっ。そう言ってくれるとなんか嬉しいわ。」
アカネが微笑む。
「でもいつかユージの国にもいくからね!」
「ああ、俺も前話した通りアカネを連れて行きたい。まずは次元ホールを開くため、国で出世しなきゃだけどな・・」
「先は長いわね。」
「まぁ、自分なりにやるさ。さてそろそろ着くぞ。」
馬車が学園の前に止まる。
「皆さま、お疲れ様でした。ではお荷物など忘れないように。どうぞお気をつけて。」
「ああ、今までありがとうございました。」
「御者さん、お疲れ様!」
「またよろしくお願いしますね?」
「今度は僕は自分で飛んでいく。」
俺達は思い思いにお礼を言うと荷物をもって学園の門をくぐった。
ふと見ると生徒たちが皆教室の窓からこちらを見ていた。
「おい、ユージたちが返ってきたぞ!」
「おかえり!アカネちゃん!」
「アイリス、お疲れさま!」
「アイズ、お帰り!」
生徒たちが思い思いに歓迎してくれていた。
やっぱり帰ってきた感じがするな。
「ああ、ただいま!」
俺達はとりあえず荷物を適当な場所に置くと、ロイド学院長の部屋に向かった。
・・コンコン
ノックをすると、
「入りなさい」
と声がかかる。
「ユージ・ミカヅチ、及びアカネ・ローゼンデール、アイリス・ローム・ヴァレンティ、アイズただいま戻りました。」
「おうおう、ご苦労だったねぇ?で、どうだった?ホーリー聖教皇国は?」
「はい、色々なことがありました・・・・」
俺はホーリー聖教皇国であったことをかいつまんで話した。
「そうかそうか。色々大変だったねぇ。しかし、ユージ君は正教騎士、アカネ君は祓魔師か。十日間でまた出世してきたね。」
「はは・・いや、それはたまたまです。」
「しかし、その、レオル君だったかい? 教皇猊下の息子さんを倒して大丈夫かなぁ? 外交に影響がないといいけど。」
「ああ、そこは教皇猊下に許可をいただきました。もう一度対戦させてほしいと。」
「ほう、それは気を使ってくれてありがとう。それなら大丈夫だね。」
「いえ・・王国立魔術学園と皇国魔法学院の関係が悪くなるのは避けたかったもので。」
「そうかそうか。まぁとりあえずお疲れさま!」
俺達は学院長の部屋を出ると、それぞれの教室に向かった。
「それじゃあね!ユージ!」
「ああ、またな、アカネ。」
俺とアイリスはBクラスへと向かった。
「ふぅ・・やっと帰ってきたって感じがするよ。」
「アイリスもヒールで活躍したからな。今回は結果的に有意義だった。」
「ユージ君こそ!ギガントシャークを一刀両断だもん!また武名があがったね!」
アイリスがまたひまわりのような笑顔で笑う。
教室に着くと。
「おう、ユージ、アイリスちゃんお帰り!」
ダースが真っ先に声をかけてきた。
「どうでしたの?ホーリー聖教皇国は?」
レインが聞いてくる。
「ああ、またゆっくり話すけど、色んな事があったよ。」
「ふむ。ユージ君は活躍したのか?」
フレンダが言う。
「ああ・・まぁ、俺だけじゃなくみんなだけどな。瞬動を使える相手がいてびっくりしたよ。」
「何?瞬動を?エルフは速度に優れていると聞いていたが・・そうかエルフは中等部の生徒でも会得しているものがいるのだな。」
「ああ、初めは不意打ちに近い形でやられた。」
「ふむ。君ももっと修業する必要がありそうだな。」
「ああ、またライム道場でお世話になるよ。」
「ふふ、待っているぞ。」
そこでマーティン先生が来た。
「はいはい・・みんなそこまでですよ。ユージ君たちの活躍はまたゆっくり聞いてくださいね。」
そして授業が始まった。
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食堂にて。
「もうみんなにホーリー聖教皇国のこと聞かれちゃって大変だったわ。」
アカネがため息をつく。
「それは俺たちも同じだ。休み時間は質問攻めだったからな。」
「さすがに疲れたよね?」
アイリスがやや疲れた表情で言う。
「・・ところで、転校生が来てたのよ。Sクラスに。」
アカネが話題を変える。
「転校生?」
「そう。すごく大柄で、そうね・・ユージみたいに黒髪、黒憧で、なんかただならないオーラを発してたわ。私はまだ話してないけど。あ!そういえばそいつも転移者って言ってたわ!」
「そうか・・俺意外にも転移者が・・」
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