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軍用馬とアヤカゼ。
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ランクが上がって4日目私達はパンプキンワームと言う魔物の討伐依頼を引き受けた。隣のバブティスタって町との中間に有る村の周辺に出るらしい。
往復6日討伐を入れたら10日に及ぶかも知れない依頼だった。
アヤカゼは速いので僅か1日で村に着いたけどね。
「只今村長は若い者とパンプキンワームの駆除に行ってまして、どうぞ空き家をご用意しておりますので、そちらでお待ち下さい」
「う~ん・・・それなら私も駆除を見に行きたいのですが、パンプキンワームが初物なので」
「はあ、それでしたらあの円錐形の山の麓におりますので」
「有り難う、行って来るね」
「お気を付けて」
村の門番の中年の男性に教えて貰った山の麓へと向かった私達は、途中の放牧地で軍用馬の訓練を見た。
おお、弓隊がビンッと矢を射た真似をして、空かさず後方の槍隊が弓隊の各馬の間から突進してエイッと、槍を突き出した。
兵士と馬との同時訓練みたいだ。
「なんだあの馬華奢だし、脚が細いな。あれじゃ戦に使えんな」
そんな声を聞いたアヤカゼが「ブロロー」と威嚇めいた声をあげた。
アヤカゼの強さを理解したのか隊列の馬が怯えて乱れた。
「かっ可愛い」と若い兵士が言うや否や、ヒラリと華麗に騎乗した私とアヤカゼは素早くその場を去った。
可愛いかったのは私かな?、それともアヤカゼ?。
そんなアホな事を考えていると、何かと戦っている十数人の人達が見えた。
「あれかな?」
私達は急いでそこへ向かった。
うん、陸に住む磯巾着だねあれは。
黄色と赤の縦縞に全体は赤黒っぽい。
それに天辺から触手が出て、それで攻撃している。
見ていると余り移動する魔物ではなさそうだ。
ただ触手が長く伸びて村人は苦労している。
おそらくあの触手には毒が有るのだろうか、村人は絶対に触れない様に戦っているみたい。
なので長い槍と弓が効果的の様。
「討伐依頼受けた冒険者です。助太刀しますね」
剣では届かないのでボウガンよ出ろと願って出してみた。
「ウギギ、かっ固てえ。前を空けて貰えますか」
村人が弓の通り道を空けてくれたので、初めてのボウガンでよく狙って射った。
ボスッ!。
幸いに的が大きくて当たった。
一発では死なず、五発も射ち込んだ。
「いやあ助かったよ。良い弓だねえ」
「ボウガンって言います。初めて使いましたけどね」
「初めてかい大したもんだねえ」
違う男性が振り向いて言った。
その場で切り裂いて毒袋を取り除き別にしまって、二人で棒にぶら下げて村に持ち帰った。
毒袋の毒は矢じりに使うとか。
痺れ薬で肉に入っても1日すれば食べられるらしい。
「初めてかい」って言ったお兄さんにそんな事を色々教わったよ。
余談だけど私は余り男性騎手とは話さなくて、余暇でもお付き合いした事が無いので、男性に免疫が無い。
25にして・・・何と言うか、経験が無い。
こっちに来てからこんなに自分は気が多いのかと呆れる程に惚れやすい。
このお兄さんにも少しドキドキしている。
はしたないが、するものは仕方無い。
ああ、男が欲しい。
そんな馬鹿な事を人に聞こえない様に呟いてみた。
「もう免疫無さすぎやわ」
翌日村長宅で話を聞いた。
「長物を使って駆除はしてるのですが、何処かに親が居るらしく中々数が減りません。実はその親がもっと危険で其奴を狩って欲しいのです」
村長がそう説明してくれた。
「どの様に危険なのですか?、初めて退治する魔物なので詳しく知りたいです」
大きさが倍ほど有り、触手も倍長く毒も人が死ぬ程に強いらしい。
しかも弓矢が中々入り難い程にぶよぶよだとか。
火や熱には弱いけど森だから難しいとの事。
一時間ぐらい考えを廻らせてから出発した。
子の方はボウガンで五匹退治した。
そして見つけた。
沼の近くで蠢く2メートル程の巾着袋。
ボウガンは効きそうにも無いので、有る方法を試そうと思う。
私は氷の入った袋よ50出て来いと願ってみた。
案の定コンビニアイスが50袋出てきた。
そしてスコップとドライアイスも願った。
50袋の封を開けて親パンプキンワームに氷を袋事投げつけた。
ゆっくりと言うかね、動いてるのが確認出きるかどうかの速さで、沼へ行こうとしている。
「やはり磯巾着並みね。こっちも食らいな」
私はドライアイスをスコップですくい投げつけた。思いっきりスコップを振ったら何とか親パンプキンワームに届いた。
暫くドライアイスの蒸気の中で蠢いていたが、程無くして動きを止めた。
そう低温にも磯巾着は弱いのだ。
近寄って至近距離からボウガンで10発
射ち込んでやった。
流石に至近距離からだと矢は入った。
余り得意で無い魔法でお湯を出してみたけど、私は40℃くらいが限界そうだ。
そのままぶっかけてやったら流石に死んだみたいだ。
「ふう、何とか成ったかなあ」
収納して、辺りを索敵して二匹の子パンプキンワームを見つけて狩った。
その日は村長に狩った全てのワームを見せて翌日再捜索を行ったが、全く見付からなかった。
「パンプキンワームは動きが遅いので、あれ程探して見付からないと大丈夫でしょう。これ、依頼完了の証明書です」
「あのう親が一匹しかいなかったのですけど?」
「ああ、あれは雌雄同体ですから。でも子が卵を産む前で良かったです。有り難う御座います」
その日はまた村に泊めさせて貰って翌日朝早くに帰った。
「お帰りなさいスズカさん。首尾はどうでしたか」
「はい無事達成しました。で磯巾着ヤロウを持ち帰ったのですが、どうしましょう?」
「まあそれはそれは、毒袋も高く売れますが、お肉の方も美味で高く売れますよ」
「・・・・・美味しい!?」
往復6日討伐を入れたら10日に及ぶかも知れない依頼だった。
アヤカゼは速いので僅か1日で村に着いたけどね。
「只今村長は若い者とパンプキンワームの駆除に行ってまして、どうぞ空き家をご用意しておりますので、そちらでお待ち下さい」
「う~ん・・・それなら私も駆除を見に行きたいのですが、パンプキンワームが初物なので」
「はあ、それでしたらあの円錐形の山の麓におりますので」
「有り難う、行って来るね」
「お気を付けて」
村の門番の中年の男性に教えて貰った山の麓へと向かった私達は、途中の放牧地で軍用馬の訓練を見た。
おお、弓隊がビンッと矢を射た真似をして、空かさず後方の槍隊が弓隊の各馬の間から突進してエイッと、槍を突き出した。
兵士と馬との同時訓練みたいだ。
「なんだあの馬華奢だし、脚が細いな。あれじゃ戦に使えんな」
そんな声を聞いたアヤカゼが「ブロロー」と威嚇めいた声をあげた。
アヤカゼの強さを理解したのか隊列の馬が怯えて乱れた。
「かっ可愛い」と若い兵士が言うや否や、ヒラリと華麗に騎乗した私とアヤカゼは素早くその場を去った。
可愛いかったのは私かな?、それともアヤカゼ?。
そんなアホな事を考えていると、何かと戦っている十数人の人達が見えた。
「あれかな?」
私達は急いでそこへ向かった。
うん、陸に住む磯巾着だねあれは。
黄色と赤の縦縞に全体は赤黒っぽい。
それに天辺から触手が出て、それで攻撃している。
見ていると余り移動する魔物ではなさそうだ。
ただ触手が長く伸びて村人は苦労している。
おそらくあの触手には毒が有るのだろうか、村人は絶対に触れない様に戦っているみたい。
なので長い槍と弓が効果的の様。
「討伐依頼受けた冒険者です。助太刀しますね」
剣では届かないのでボウガンよ出ろと願って出してみた。
「ウギギ、かっ固てえ。前を空けて貰えますか」
村人が弓の通り道を空けてくれたので、初めてのボウガンでよく狙って射った。
ボスッ!。
幸いに的が大きくて当たった。
一発では死なず、五発も射ち込んだ。
「いやあ助かったよ。良い弓だねえ」
「ボウガンって言います。初めて使いましたけどね」
「初めてかい大したもんだねえ」
違う男性が振り向いて言った。
その場で切り裂いて毒袋を取り除き別にしまって、二人で棒にぶら下げて村に持ち帰った。
毒袋の毒は矢じりに使うとか。
痺れ薬で肉に入っても1日すれば食べられるらしい。
「初めてかい」って言ったお兄さんにそんな事を色々教わったよ。
余談だけど私は余り男性騎手とは話さなくて、余暇でもお付き合いした事が無いので、男性に免疫が無い。
25にして・・・何と言うか、経験が無い。
こっちに来てからこんなに自分は気が多いのかと呆れる程に惚れやすい。
このお兄さんにも少しドキドキしている。
はしたないが、するものは仕方無い。
ああ、男が欲しい。
そんな馬鹿な事を人に聞こえない様に呟いてみた。
「もう免疫無さすぎやわ」
翌日村長宅で話を聞いた。
「長物を使って駆除はしてるのですが、何処かに親が居るらしく中々数が減りません。実はその親がもっと危険で其奴を狩って欲しいのです」
村長がそう説明してくれた。
「どの様に危険なのですか?、初めて退治する魔物なので詳しく知りたいです」
大きさが倍ほど有り、触手も倍長く毒も人が死ぬ程に強いらしい。
しかも弓矢が中々入り難い程にぶよぶよだとか。
火や熱には弱いけど森だから難しいとの事。
一時間ぐらい考えを廻らせてから出発した。
子の方はボウガンで五匹退治した。
そして見つけた。
沼の近くで蠢く2メートル程の巾着袋。
ボウガンは効きそうにも無いので、有る方法を試そうと思う。
私は氷の入った袋よ50出て来いと願ってみた。
案の定コンビニアイスが50袋出てきた。
そしてスコップとドライアイスも願った。
50袋の封を開けて親パンプキンワームに氷を袋事投げつけた。
ゆっくりと言うかね、動いてるのが確認出きるかどうかの速さで、沼へ行こうとしている。
「やはり磯巾着並みね。こっちも食らいな」
私はドライアイスをスコップですくい投げつけた。思いっきりスコップを振ったら何とか親パンプキンワームに届いた。
暫くドライアイスの蒸気の中で蠢いていたが、程無くして動きを止めた。
そう低温にも磯巾着は弱いのだ。
近寄って至近距離からボウガンで10発
射ち込んでやった。
流石に至近距離からだと矢は入った。
余り得意で無い魔法でお湯を出してみたけど、私は40℃くらいが限界そうだ。
そのままぶっかけてやったら流石に死んだみたいだ。
「ふう、何とか成ったかなあ」
収納して、辺りを索敵して二匹の子パンプキンワームを見つけて狩った。
その日は村長に狩った全てのワームを見せて翌日再捜索を行ったが、全く見付からなかった。
「パンプキンワームは動きが遅いので、あれ程探して見付からないと大丈夫でしょう。これ、依頼完了の証明書です」
「あのう親が一匹しかいなかったのですけど?」
「ああ、あれは雌雄同体ですから。でも子が卵を産む前で良かったです。有り難う御座います」
その日はまた村に泊めさせて貰って翌日朝早くに帰った。
「お帰りなさいスズカさん。首尾はどうでしたか」
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