28 / 47
最強の魔物とは?。
しおりを挟む
「おじさん何してんの?」
「結界魔法で床に空気のクッションを敷いているんだよ」
「そんな事したらいつまで経っても波に慣れないよ」
「慣れなくていい。死ぬ」
俺は完全に酔ってしまった。
これ程ジャンポケの海が荒いとは思わなかった。
「世の中に最強の魔物がいるならば、それはきっとこの波だ」
甲板の手摺には多くの客が見える。
この10日間寄港が無いのは地獄だ。
実は岬を回った時に国境を越えているがこの世界簡単なチェックしか無い。
だってアイテムBOXのスキル持ちがいるから意味がないのだ。
だからこそ違法薬物や違法輸入や輸出がばれると死刑に成る。
噛み煙草でも死刑に成る。
まあそれでもやる奴が絶えないのも事実。
母は何処の世界でも一緒と言ってた。
5日目。
「今日は凪だね」
「何処が凪なんだよ」
それは普通の海より波があった。
「はあはあウエップッ」
「ハイハイ、明日ぐらいには慣れるよ」
ブエナは優しく背中を擦ってくれる。
ああ、此が6歳の女の子で無かったら。
峰麗しく情け有る17・8の乙女なら。
声に出ていた様だ。「バシッ!って叩くよ。私はルポピ姉ちゃんじゃ無いんだから。本当にもう、そんなに好きならそれこそ宿六に成ったらどうよ」
「・・・どうせ俺りゃあうだつ上がんねえよ」
宿六もうだつもこの世界に無い言葉なので、実際には別の言葉で会話している。
そして(うだつ)は宿の六の一つであり、延焼を防ぐ屋根の構造物と言われている。
そんな事は二人は知らない。
あっ、(ルポピ姉ちゃん)はコンキュスタシェロの宿屋の娘で、ブエナちゃんを介護してくれた人。
(気付いて突っ込む人もいるだろう。ドールが抜けてるだろ!って。長いんだよ、コンキュスタドールシェロって。コンキュスタでもよかったかな?。ただ女性に付ける名前じゃ無いね、征服者って)
おっと話が逸れた。
「わっ!」
そんな声がする方を見て俺達は驚いている。「ランクル(大鳥)」ブエナが叫んだ。
俺は体調不良で魔物を探知出来なかった事に困惑した。
あわてて船員や護衛の冒険者と兵士が出てきたが、「あっこれは俺等の仲間です。決して人は襲いませんので収めて下さい」と、こちらもあわてて説明した。
ランクルに二人して駆け寄ると、ランクルは俺に頭を垂れ手を当てるよう促して来た。
「えっ、召喚獣の儀式か?」
「ブエナこれって・・・」
「ランクルがおじさんを選んだって事だよ。元々私の召喚獣じゃ無いもの」
ちょっとふて腐れて言った。
そりゃお父さんの大鳥だったものね。
俺はランクルの頭に手を置いて、「汝を召喚獣にする。汝の名はランクル」。
ランクルは白い光に包まれ召喚獣の儀式は終わった。
「おお、初めて見た」
「今のが召喚の儀か」
「でっかい鳥だな」
俺もブエナも何でランクルが突然現れたかは理解している。
「あっ船長」
「なんだ今の光は」
「あの魔物が召喚の儀を承ったようです」
「へっ、こんな所でか」
俺はゆっくり船長の所へ行った。
「船長さん俺はパショットって言います。鳥の側にいる子がブエナです。それで今迎えが来たみたいで」
「迎え?。あの鳥か」
「そうです。それでこの場で船を降りたいのですが、良いですか?」
「それは構わんが料金はそのまま全額頂くぞ」
「はいそれは勿論それでお願いします」
「ただ、大丈夫なのか二人乗って」
「大丈夫です。先ほど会話しましたが全く問題ないそうです」
「召喚獣って会話出来るのか」
「賢い上位の召喚獣は出来ます。例えば・・・シロ出てこい」
キラキラしたダイヤモンド・ダストと共にホワイトバードが現れた。
「ご主人様どうされました」
「しゃっ喋った」
「魔物と言うより雪の精霊に近いこのホワイトバードは、高位の魔物ですからこの様に喋れます」
「成る程」
「このまま飛び立ってもよろしいでしょうか」
「ああちゃんと分かっていれば構わない」
「それでは、ブエナ行くぞランクルに乗ってくれ。俺はシロに乗るから」
俺達は飛び立った。高く高くジャンポケに向かって。夢を載せて。
バサバサ、「船長すいませんリュック忘れました」。俺達は二人のリュックを部屋に忘れるボケをかました。
「結界魔法で床に空気のクッションを敷いているんだよ」
「そんな事したらいつまで経っても波に慣れないよ」
「慣れなくていい。死ぬ」
俺は完全に酔ってしまった。
これ程ジャンポケの海が荒いとは思わなかった。
「世の中に最強の魔物がいるならば、それはきっとこの波だ」
甲板の手摺には多くの客が見える。
この10日間寄港が無いのは地獄だ。
実は岬を回った時に国境を越えているがこの世界簡単なチェックしか無い。
だってアイテムBOXのスキル持ちがいるから意味がないのだ。
だからこそ違法薬物や違法輸入や輸出がばれると死刑に成る。
噛み煙草でも死刑に成る。
まあそれでもやる奴が絶えないのも事実。
母は何処の世界でも一緒と言ってた。
5日目。
「今日は凪だね」
「何処が凪なんだよ」
それは普通の海より波があった。
「はあはあウエップッ」
「ハイハイ、明日ぐらいには慣れるよ」
ブエナは優しく背中を擦ってくれる。
ああ、此が6歳の女の子で無かったら。
峰麗しく情け有る17・8の乙女なら。
声に出ていた様だ。「バシッ!って叩くよ。私はルポピ姉ちゃんじゃ無いんだから。本当にもう、そんなに好きならそれこそ宿六に成ったらどうよ」
「・・・どうせ俺りゃあうだつ上がんねえよ」
宿六もうだつもこの世界に無い言葉なので、実際には別の言葉で会話している。
そして(うだつ)は宿の六の一つであり、延焼を防ぐ屋根の構造物と言われている。
そんな事は二人は知らない。
あっ、(ルポピ姉ちゃん)はコンキュスタシェロの宿屋の娘で、ブエナちゃんを介護してくれた人。
(気付いて突っ込む人もいるだろう。ドールが抜けてるだろ!って。長いんだよ、コンキュスタドールシェロって。コンキュスタでもよかったかな?。ただ女性に付ける名前じゃ無いね、征服者って)
おっと話が逸れた。
「わっ!」
そんな声がする方を見て俺達は驚いている。「ランクル(大鳥)」ブエナが叫んだ。
俺は体調不良で魔物を探知出来なかった事に困惑した。
あわてて船員や護衛の冒険者と兵士が出てきたが、「あっこれは俺等の仲間です。決して人は襲いませんので収めて下さい」と、こちらもあわてて説明した。
ランクルに二人して駆け寄ると、ランクルは俺に頭を垂れ手を当てるよう促して来た。
「えっ、召喚獣の儀式か?」
「ブエナこれって・・・」
「ランクルがおじさんを選んだって事だよ。元々私の召喚獣じゃ無いもの」
ちょっとふて腐れて言った。
そりゃお父さんの大鳥だったものね。
俺はランクルの頭に手を置いて、「汝を召喚獣にする。汝の名はランクル」。
ランクルは白い光に包まれ召喚獣の儀式は終わった。
「おお、初めて見た」
「今のが召喚の儀か」
「でっかい鳥だな」
俺もブエナも何でランクルが突然現れたかは理解している。
「あっ船長」
「なんだ今の光は」
「あの魔物が召喚の儀を承ったようです」
「へっ、こんな所でか」
俺はゆっくり船長の所へ行った。
「船長さん俺はパショットって言います。鳥の側にいる子がブエナです。それで今迎えが来たみたいで」
「迎え?。あの鳥か」
「そうです。それでこの場で船を降りたいのですが、良いですか?」
「それは構わんが料金はそのまま全額頂くぞ」
「はいそれは勿論それでお願いします」
「ただ、大丈夫なのか二人乗って」
「大丈夫です。先ほど会話しましたが全く問題ないそうです」
「召喚獣って会話出来るのか」
「賢い上位の召喚獣は出来ます。例えば・・・シロ出てこい」
キラキラしたダイヤモンド・ダストと共にホワイトバードが現れた。
「ご主人様どうされました」
「しゃっ喋った」
「魔物と言うより雪の精霊に近いこのホワイトバードは、高位の魔物ですからこの様に喋れます」
「成る程」
「このまま飛び立ってもよろしいでしょうか」
「ああちゃんと分かっていれば構わない」
「それでは、ブエナ行くぞランクルに乗ってくれ。俺はシロに乗るから」
俺達は飛び立った。高く高くジャンポケに向かって。夢を載せて。
バサバサ、「船長すいませんリュック忘れました」。俺達は二人のリュックを部屋に忘れるボケをかました。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる