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「1章」戦隊ヒーロー異世界へ転移する。技の練習台として王族の無敵の金鎧の破壊を目標に決める。
3手目 必殺技好きのヒーロー、初めての異世界で子供を救う。
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必中叶(ひっちゅうかなえ)は幼い頃の夢を見ていた。
目の前で機械の体を持つ悪の組織「メルベータ」達と対峙するヒーロー。
次々と必殺技を叫び闘う戦隊ヒーローの姿に胸の奥が熱くなった。
炎をまとった足で鋼鉄の装甲をぶち破るリーダーの男。
青色の女性が大気中の水分を凍らせ氷の刃の雨で空戦型の敵を打ち落とす。
自然の力を操る戦隊ヒーローたちの技に憧れを抱き叶も戦隊ヒーローになった。
自然の力は本人の相性や適正などの関係で最大使えて2つ程度だった。
だが、叶は自ら激しい闘いに向かい経験を積み、何度も死にかけながらも闘い続けている内に水風火土氷雷の合計6種全ての属性を使えるようになった叶。
周囲からは「努力の天才」「正義のヒーローの鏡」など言われているが叶自身は称賛には興味なく、その態度が謙遜していると思われさらに自分の評価を上げていることに気づいていなかった。
そして、仲間達の力を合わせた技とサンの暴走したロボのブラックホールが衝突してできた穴に吸い込まれた叶は夢から覚めると知らない森の中で目を覚ました。
「う…ん…あれ? 俺、なんで森の中にいんだぁ?」
自然あふれた森の中で戸惑う叶。目を閉じて記憶をたどって叫んだ。
「そうだぁ!! せっかく必殺技の試し打ちしてたのに邪魔が入って…あぁ!! あの球の名前考えねぇと…」
ロボに向け放った虹色の球の技名を必死に考える。
「レインボーボール…安易だわ、ここは全員の力を合わせたってことで...」
頭を抱え必殺技の名前を必死に考える。
「フォース…オール…よし、オールフォースにしとこう決定!! って、ここはどこだ?」
ヒーロー全員の力を合わせた技の名前つけが落ち着きふと我に返った。
サンを助けるために空間に開いた穴に吸い込まれてしまい、気づいたら知らない森の中。
「まさか、サンの変な機械とかで幻想の中じゃないだろうな?」
前にもサンの作り出した幻を本物のように見せる疑似空間に閉じ込められた時を思い出す。
あの時、叶は「必殺技打っても、敵が簡単にこわれな~い!!」とはしゃぎすぎて必殺技を10個放った所で疑似空間を破壊してしまい意図せずに脱出できた。
試しに頬をつねり木々や岩に思いっきり頭を打ち付ける。痛みに顔をしかめるだけだった。
「これだけじゃわかんねぇな…なんか、こう、もう少し刺激あればわかる気がするんだけどなぁ…ん?」
近くで声が聞こえそっちの方に向かう叶。
「ひぃ!! た、助けて…」
叶が森の中を進むと、大きな熊と足に傷を負った少年がいた。
「なんだぁ? 子供の幻を見せて罠でもはったつもりかぁ? それにしても、この熊。よくできてるなぁ?」
熊の背後に歩み、背後から毛皮に触れる。生暖かい体温にふさふさした毛皮。
幻の世界でも随分生臭いな~~とのんきな事を言っていたら。
ガブっ!!
叶は熊に頭をかじられた。
「う、うぁぁぁ!! お、兄さん!!」
頭をかじられた叶を見て少年が悲鳴を上げる。
熊は獲物の味を確かめるために牙を立て、叶の頭を砕こうとするが逆に牙が砕けてしまいグガァァ!!と口から血を流す熊。
一方で熊の唾液と血を頭から浴びた叶は、拳を握り熊の顔面を殴った。
「くせぇぇ!! あと、きたねぇぇぇ!!」
ドガァ!!
たった一撃の拳を受けた熊はそのまま動かず、足から血を流していた少年は呆然としていた。
「ぺっ!! 口の中にまではいって、ぐぇ!! くそぉ!! これ、幻想の中じゃねぇ、マジで現実だ!! アクア!! それとフレイム!!」
熊の攻撃は無傷だったが、気持ち悪い体液のせいでこれが現実だと気づいた。
身を清めるため、周囲にある自然から水と火の力を引き出し、目の前に水の塊と火の球が浮かび出現した。
水の塊を頭から浴び熊の唾液と血を流し、濡れたスーツを乾かすために火の球に近づく。
「す、すごい。お、お兄ちゃん。魔法が使えるんだ…」
「ん? あぁ? 怪我してるのか? 足、見せてみろ…傷はそこまで深くないな。アクアヒール」
水の力をさらに引き出し薄い緑色の水を少年の足にかけ傷が塞がる。
「痛くない…回復魔法まで…あ、あの!! お願いします!! 治してほしい友人が…ドラゴンがいるんです!!」
「ん、あぁ? ど、ドラゴンだぁ?」
突然、頭を下げる少年の言葉に戸惑う叶だった。
目の前で機械の体を持つ悪の組織「メルベータ」達と対峙するヒーロー。
次々と必殺技を叫び闘う戦隊ヒーローの姿に胸の奥が熱くなった。
炎をまとった足で鋼鉄の装甲をぶち破るリーダーの男。
青色の女性が大気中の水分を凍らせ氷の刃の雨で空戦型の敵を打ち落とす。
自然の力を操る戦隊ヒーローたちの技に憧れを抱き叶も戦隊ヒーローになった。
自然の力は本人の相性や適正などの関係で最大使えて2つ程度だった。
だが、叶は自ら激しい闘いに向かい経験を積み、何度も死にかけながらも闘い続けている内に水風火土氷雷の合計6種全ての属性を使えるようになった叶。
周囲からは「努力の天才」「正義のヒーローの鏡」など言われているが叶自身は称賛には興味なく、その態度が謙遜していると思われさらに自分の評価を上げていることに気づいていなかった。
そして、仲間達の力を合わせた技とサンの暴走したロボのブラックホールが衝突してできた穴に吸い込まれた叶は夢から覚めると知らない森の中で目を覚ました。
「う…ん…あれ? 俺、なんで森の中にいんだぁ?」
自然あふれた森の中で戸惑う叶。目を閉じて記憶をたどって叫んだ。
「そうだぁ!! せっかく必殺技の試し打ちしてたのに邪魔が入って…あぁ!! あの球の名前考えねぇと…」
ロボに向け放った虹色の球の技名を必死に考える。
「レインボーボール…安易だわ、ここは全員の力を合わせたってことで...」
頭を抱え必殺技の名前を必死に考える。
「フォース…オール…よし、オールフォースにしとこう決定!! って、ここはどこだ?」
ヒーロー全員の力を合わせた技の名前つけが落ち着きふと我に返った。
サンを助けるために空間に開いた穴に吸い込まれてしまい、気づいたら知らない森の中。
「まさか、サンの変な機械とかで幻想の中じゃないだろうな?」
前にもサンの作り出した幻を本物のように見せる疑似空間に閉じ込められた時を思い出す。
あの時、叶は「必殺技打っても、敵が簡単にこわれな~い!!」とはしゃぎすぎて必殺技を10個放った所で疑似空間を破壊してしまい意図せずに脱出できた。
試しに頬をつねり木々や岩に思いっきり頭を打ち付ける。痛みに顔をしかめるだけだった。
「これだけじゃわかんねぇな…なんか、こう、もう少し刺激あればわかる気がするんだけどなぁ…ん?」
近くで声が聞こえそっちの方に向かう叶。
「ひぃ!! た、助けて…」
叶が森の中を進むと、大きな熊と足に傷を負った少年がいた。
「なんだぁ? 子供の幻を見せて罠でもはったつもりかぁ? それにしても、この熊。よくできてるなぁ?」
熊の背後に歩み、背後から毛皮に触れる。生暖かい体温にふさふさした毛皮。
幻の世界でも随分生臭いな~~とのんきな事を言っていたら。
ガブっ!!
叶は熊に頭をかじられた。
「う、うぁぁぁ!! お、兄さん!!」
頭をかじられた叶を見て少年が悲鳴を上げる。
熊は獲物の味を確かめるために牙を立て、叶の頭を砕こうとするが逆に牙が砕けてしまいグガァァ!!と口から血を流す熊。
一方で熊の唾液と血を頭から浴びた叶は、拳を握り熊の顔面を殴った。
「くせぇぇ!! あと、きたねぇぇぇ!!」
ドガァ!!
たった一撃の拳を受けた熊はそのまま動かず、足から血を流していた少年は呆然としていた。
「ぺっ!! 口の中にまではいって、ぐぇ!! くそぉ!! これ、幻想の中じゃねぇ、マジで現実だ!! アクア!! それとフレイム!!」
熊の攻撃は無傷だったが、気持ち悪い体液のせいでこれが現実だと気づいた。
身を清めるため、周囲にある自然から水と火の力を引き出し、目の前に水の塊と火の球が浮かび出現した。
水の塊を頭から浴び熊の唾液と血を流し、濡れたスーツを乾かすために火の球に近づく。
「す、すごい。お、お兄ちゃん。魔法が使えるんだ…」
「ん? あぁ? 怪我してるのか? 足、見せてみろ…傷はそこまで深くないな。アクアヒール」
水の力をさらに引き出し薄い緑色の水を少年の足にかけ傷が塞がる。
「痛くない…回復魔法まで…あ、あの!! お願いします!! 治してほしい友人が…ドラゴンがいるんです!!」
「ん、あぁ? ど、ドラゴンだぁ?」
突然、頭を下げる少年の言葉に戸惑う叶だった。
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