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第2章『回復、そしてこれからの。』
別レノトキ
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陣に戻ると兵とシュピーゲルは大分引いていた表情だった、それはそうだろう、返り血で真っ赤の男が、全くの気にしてないであろう様子でこちらに来ているのだ、それは恐ろしいだろう。
だが私はおどけた風に「ね?大丈夫だったでしょう?」と言う。
それに対してのシュピーゲルの発言は
「ば、化け物!」全く失礼してしまう、いくら私でも傷付くのになぁ。
などと考えていたらマルクス氏が歩いて来る。
「アキヒサ殿、貴方は一体何をしたのかね?いや、一体何者なんだ!」
「何度問われても返事は変わりませんよマルクス氏、私は通りすがりの物理学者ですよ。」
うむぅとうなるマルクス氏。
私は構わず続ける。
「出来れば代わりの服と水浴び出来る場所は有りませんか?流石にこの状態で居るのもね。」
「わかった、代わりの服と水浴び出来る場所を兵に案内させよう。」
「ありがとうございます、詳しくは明日また。」
私はそう言って兵士にについていく。
兵士も恐れている様だ、これに関しては仕方ない。
何故なら事前に聞いた情報だとどんなに強力な魔法でも彼処までの威力は無いからだ、まぁ当然だろう私が行ったのは重力の塊を戦場まるごと覆い尽くして潰したからだ。
勢い良く叩きつけられた兵士に騎馬達の血は雨雲の有る高さまで打ち上げられ、その後雨として降り注いだのだ。
縮退エンジンが10%程でこれだけの力が出せるのなら100%となればどれだけの力が出せるのかは気になるが今は水浴びがしたい。
その後水浴びをして服を替えた私はマルクス氏に会いに行く。
マルクス氏はそわそわしていて落ち着きがない、まぁ魔法にしてもあれだけの威力だ恐ろしいのは仕方ない。
「それで、アレは何かね、教えて欲しい。」
「その前にマルクス氏と二人っきりでなくては話せません。」
シュピーゲルが激昂する。
「貴様、一体何様だ!私はこの軍を預かるものとして尋問してでも聞かなければ!」
私が手をシュピーゲルに向けるとビクッとすくむ。
「申し訳ないですが私がこの件に関して話すのはマルクス氏に恩が有るからです、貴方には恩がない」
まだシュピーゲルは何か言おうとするがマルクス氏が静止させる。
「この件に関しては私が預かろう、君は帰還準備をしていてくれたまえ。」
「…はっ、了解致しました」
陣の天幕からシュピーゲルその他軍人が出ていく。
「で、聞かせてくれるかね?何をしたのかを。」
「私が開発したこの胸に埋め込んだ装置、これは馬車でも弄っていたモノで、物理学により進化させた縮退エンジンと言うものです。端的に言うと引力と重力を弄れると言うものなのですが、あの軍勢を覆い切るほどの重力の塊を叩き付けたのです。その結果ああなりました。」
マルクス氏は理解が及びきってない様子だがこれ以上の説明は…あった。
「今の説明でわからなければ見えない壁を空に作り出してそれで軍勢を押し潰した様なものです。」
「ふむ、それなら分かりやすい、それで、その装置は作れるのかね?」
「現時点だと不可能です。これも修理して何とか10%程しか出力出てないもので。」
「それであれだけの性能か…恐ろしいものだな。」
「それに魔法だと思わせておきたいモノですので」
さて、そろそろ本題に入るか…
「マルクスさん、今までお世話になりました、
此度の戦において私は命の恩のいくらかを返せたかと思っています。名残惜しいですが、私が居れば良いと思われても困るので私は冒険者になりたいと思います。」
これはこの戦に関わると決めた時に考えていた事だ。
縮退エンジンが有ればヴァルキュリオンの軍勢がいくら来ても大丈夫だが、私はコレで人を殺めるのは出来る限り止めたい。
マルクス氏はしばらく考えた後こう言った。
「我が家を救ってくれた英雄だ、その君が敢えて冒険者になるなら私はせめて今回の分の支援だけでもさせて欲しいと思っているどうかね?」
「ではお願いいたします、後私はルナディアに向かいたいと思っています。」
冒険者になるならルナディア、と言われる位ルナディアは冒険者が多いそうだ、なので私は冒険者になるならルナディアにしようと考えていた。
マルクス氏も頷く
「君は今回の戦でヴァルキュリオンに恨まれてるかもしれないからその判断は良いと思うよ、わかったルナディアまでの馬車としばらくの日銭を渡そう」
物分かりが良いと言うか、良い判断をしてくれると言うか…まぁともかく感謝しよう。
「では私は荷物をまとめます、出来ればこのまま行かせて欲しいのですが。」
「わかった、馬車と日銭を用意させよう。何か有ったら何時でも言ってくれたまえ、また会えるのを楽しみにしているよ。」
そう言って握手し、私は天幕から出る。
その後はスムーズだった。
次の日には馬車と日銭が用意され、私とマルクス氏は別れの挨拶を済ませ、私は馬車に乗り、ルナディアに向かう。
何故か馬車に乗った後しばらくした後涙が出てきた、私には何の涙かはわからなかった。
だが私はおどけた風に「ね?大丈夫だったでしょう?」と言う。
それに対してのシュピーゲルの発言は
「ば、化け物!」全く失礼してしまう、いくら私でも傷付くのになぁ。
などと考えていたらマルクス氏が歩いて来る。
「アキヒサ殿、貴方は一体何をしたのかね?いや、一体何者なんだ!」
「何度問われても返事は変わりませんよマルクス氏、私は通りすがりの物理学者ですよ。」
うむぅとうなるマルクス氏。
私は構わず続ける。
「出来れば代わりの服と水浴び出来る場所は有りませんか?流石にこの状態で居るのもね。」
「わかった、代わりの服と水浴び出来る場所を兵に案内させよう。」
「ありがとうございます、詳しくは明日また。」
私はそう言って兵士にについていく。
兵士も恐れている様だ、これに関しては仕方ない。
何故なら事前に聞いた情報だとどんなに強力な魔法でも彼処までの威力は無いからだ、まぁ当然だろう私が行ったのは重力の塊を戦場まるごと覆い尽くして潰したからだ。
勢い良く叩きつけられた兵士に騎馬達の血は雨雲の有る高さまで打ち上げられ、その後雨として降り注いだのだ。
縮退エンジンが10%程でこれだけの力が出せるのなら100%となればどれだけの力が出せるのかは気になるが今は水浴びがしたい。
その後水浴びをして服を替えた私はマルクス氏に会いに行く。
マルクス氏はそわそわしていて落ち着きがない、まぁ魔法にしてもあれだけの威力だ恐ろしいのは仕方ない。
「それで、アレは何かね、教えて欲しい。」
「その前にマルクス氏と二人っきりでなくては話せません。」
シュピーゲルが激昂する。
「貴様、一体何様だ!私はこの軍を預かるものとして尋問してでも聞かなければ!」
私が手をシュピーゲルに向けるとビクッとすくむ。
「申し訳ないですが私がこの件に関して話すのはマルクス氏に恩が有るからです、貴方には恩がない」
まだシュピーゲルは何か言おうとするがマルクス氏が静止させる。
「この件に関しては私が預かろう、君は帰還準備をしていてくれたまえ。」
「…はっ、了解致しました」
陣の天幕からシュピーゲルその他軍人が出ていく。
「で、聞かせてくれるかね?何をしたのかを。」
「私が開発したこの胸に埋め込んだ装置、これは馬車でも弄っていたモノで、物理学により進化させた縮退エンジンと言うものです。端的に言うと引力と重力を弄れると言うものなのですが、あの軍勢を覆い切るほどの重力の塊を叩き付けたのです。その結果ああなりました。」
マルクス氏は理解が及びきってない様子だがこれ以上の説明は…あった。
「今の説明でわからなければ見えない壁を空に作り出してそれで軍勢を押し潰した様なものです。」
「ふむ、それなら分かりやすい、それで、その装置は作れるのかね?」
「現時点だと不可能です。これも修理して何とか10%程しか出力出てないもので。」
「それであれだけの性能か…恐ろしいものだな。」
「それに魔法だと思わせておきたいモノですので」
さて、そろそろ本題に入るか…
「マルクスさん、今までお世話になりました、
此度の戦において私は命の恩のいくらかを返せたかと思っています。名残惜しいですが、私が居れば良いと思われても困るので私は冒険者になりたいと思います。」
これはこの戦に関わると決めた時に考えていた事だ。
縮退エンジンが有ればヴァルキュリオンの軍勢がいくら来ても大丈夫だが、私はコレで人を殺めるのは出来る限り止めたい。
マルクス氏はしばらく考えた後こう言った。
「我が家を救ってくれた英雄だ、その君が敢えて冒険者になるなら私はせめて今回の分の支援だけでもさせて欲しいと思っているどうかね?」
「ではお願いいたします、後私はルナディアに向かいたいと思っています。」
冒険者になるならルナディア、と言われる位ルナディアは冒険者が多いそうだ、なので私は冒険者になるならルナディアにしようと考えていた。
マルクス氏も頷く
「君は今回の戦でヴァルキュリオンに恨まれてるかもしれないからその判断は良いと思うよ、わかったルナディアまでの馬車としばらくの日銭を渡そう」
物分かりが良いと言うか、良い判断をしてくれると言うか…まぁともかく感謝しよう。
「では私は荷物をまとめます、出来ればこのまま行かせて欲しいのですが。」
「わかった、馬車と日銭を用意させよう。何か有ったら何時でも言ってくれたまえ、また会えるのを楽しみにしているよ。」
そう言って握手し、私は天幕から出る。
その後はスムーズだった。
次の日には馬車と日銭が用意され、私とマルクス氏は別れの挨拶を済ませ、私は馬車に乗り、ルナディアに向かう。
何故か馬車に乗った後しばらくした後涙が出てきた、私には何の涙かはわからなかった。
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