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6.私の英雄と私
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召喚士ギルドに、初めてイシルディア殿下を連れて行ったときの、周囲の熱狂といったらなかった。
建物の外から、ぐるりと人波が取り巻いている。一瞬、人が多すぎて入りきれなかったのかな? と思ったけれど、よく見たら、召喚士ギルドに全く関係ない人だらけだ。召喚などしそうもない、ムキムキの格闘家だったり、郵便屋さんだったり、メイド服を着ていたり。そんな人たちが、固唾を呑んで殿下の一挙一動を見守っている。
でも、そんなことはどうでもいいようで、イシルディア殿下は窓口のカウンターに肘をついて、一番難易度の高いクエストを上から順に出すように、などという要求をしたのだが、それに応える係員の手はぷるぷる震え、顔は限界まで紅潮していた。
「王弟殿下……ホンモノだ」
「すげえ……」
ひそかな呟きが洩れ聞こえてくる。
熱い眼差しが、四方から突き刺さる。
強いということは、それだけで人を魅了するのだ。つい最近まで、私も心底魅了され、心酔していた。そのことを思うと、今は少し苦い思いが湧き上がる。
今も、魅了されていないわけではない。ただ、彼がそれだけではないのを理解した。そして、彼が「私の」英雄であることも。
「殿下、これ、どうですか? 火蜥蜴の討伐依頼ですが、周りの山が焼けて、動物たちも苦しんでいるとか」
「分かった。主殿が気になるのであれば、その依頼を受けよう」
淡々と話を進め、ついでに寄り道がてらこなせそうな依頼をまとめて受ける。さて、ギルドを出ようと、くるりと向きを変えると、じりじりとにじり寄って来ていた連中がぎょっとしたように後ずさった。
「……人が多いな。主殿は、私の後ろを歩いた方が良さそうだ」
「はい」
殿下は眉を顰めて言い、私は苦笑した。
彼の大柄な体躯が先を行くと、私の身体はその後ろにすっぽりと隠れてしまう。それでも、戸口に向かう間、幾つも視線が集まるのを感じた。
「……あれが、王弟殿下を喚び出した召喚士?」
「あれか……小さいな」
ひそひそ声。
少し前の私だったら、「あんな小娘が」「あんな弱そうな召喚士が」という、悪意と嫉妬の囁きだと感じただろう。私なんかが殿下を召喚してしまってごめんなさい……と、肩身狭く縮こまっていたはずだ。
でも、今は分かっている。
殿下と海辺で話して以来、数日間考えて、私なりに理解した。私が弱くて、貧しくて、負けてばかりの召喚士だからこそ、それを助けるイシルディア殿下が輝いてみえて、皆の憧れの的になるのだ。
周囲の囁きだって、「あんな小娘が身の程知らずに、殿下を使役するなんて」という含みではなく、「あんな小さな召喚士を助けている王弟殿下が尊い」ということだろう。
ある意味、私ほど、彼を召喚するのに相応しい存在もない。
でも、だからといって、私が本当に殿下の主君に相応しいかと言うと……
「呪文を教えて欲しい?」
「はい」
今回の目的地は、馬車に乗って片道三時間はかかる。その間、初級呪文を教えて欲しいと頼み込むと、殿下は首を傾げた。
「主殿は、初級ヒールは使えたかね?」
「はい。でも、自己流なんです」
他国には、魔法を教える学校や研究機関があるそうだが、この国の召喚士や魔術師は、基本的にお金を払って教師を雇う。あるいは、街中に「魔法屋」というのがあって、お金を払えば新しい呪文を買うことができる。でも、私にはお金がないので、王立図書館で本を読んで、使えそうな呪文を暗記することぐらいしかできなかったのだ。
「他も、見よう見まねで覚えたスキルばっかりで。イシルディア殿下のお陰で、お金もできたし、自分で呪文を買った方がいいのは分かってます。でも、私はとにかく、早く強くなりたいんです」
私一人が、イシルディア殿下を無償で専属教師にするとかいう暴挙。さすがにこれは、国の魔術師たちが、そろって羨ましさに歯噛みするだろう。
でも、今の私は、遠慮している余裕さえないのだ。
「殿下に教えてもらうのが、何より強くなれると思うんです」
「ふむ。期待に応えられるかは分からないが、喜んで。教えられることなら、何なりと教えよう」
「有難うございます!」
意気込む私を見て、殿下は愉快そうに瞳をきらめかせた。
初級ヒール。初級の攻撃魔法。身を守るための簡単な守護魔法陣の築き方。人目を避ける隠蔽魔法の初歩。殿下にとっては児戯でしかないだろう、基本中の基本を、殿下はゆっくり、分かりやすく教えてくれた。私が初級ヒールを使えたところで、私の召喚獣=殿下は強すぎて、役立つこともないだろうが、
「上級ヒールまで覚えられれば、少しは殿下の役にも立てますよね。ちなみに殿下は、回復魔法はどこまで使えるんですか?」
「自動回復:レベル99があるから、灰にならない限りは復活可能だ」
「……」
レベルが違いすぎた。
「で、でも、千里の山も一歩から、ですし……! 一歩でも近付けていた方がいいですから、頑張ります」
「そうだな、主殿はまだ若い。物覚えも早いし、素質は十分にある。十年もしたら、国内外に名を知られた召喚士になるだろう」
「……」
「主殿?」
「い、いえ」
私は唾を呑み込み、天井高く舞い上がってしまいそうな心を押さえつけた。
駄目だ。本当に、私は根っこのところで、どうしようもなく単純なのだ。
どうしても、顔にじわじわと血が上る。熱い。
理性では、自分が本当に弱くて、下っ端召喚士なのは分かっているんだけど。ささやかな励ましで、喜んでいる場合じゃないんだけど。
ちょっと殿下に好意的に言われただけで……嬉しい!
そんな私を見て、殿下が笑った。
私に釣られて、思わず笑みが洩れたようだ。
「う……すみません」
「なぜかね? 君が楽しそうで何よりだ。その方が、何を習熟するにも効率がいい」
「……はい」
向かい合う殿下の顔を見上げた。私には、彼の考え全てを推し量ることはとてもできないが、今の彼は、ごく自然な、心の篭った笑顔を浮かべているように見えた。感情が必要ないと言い切った、その人が、私の前では、一度も険しい顔を見せたことがない。このまま、こんな時間が続きますように、と願う。
というのも。
私はなんとなく、穏やかな時間は続かないような……いつか、こんな日も来るのではないかと感じていたのだ。
「王弟殿下! どうぞ、どうぞ軍にお戻り下さい……!」
ある日、依頼を達成して帰ってくると、家の前にやたら目立つ人たちがたむろしていた。
地に額をつきそうな勢いで平伏しているのは、重たげなプレートアーマーを纏った兵士たちだ。
一人ではない。十人以上いる。
(さすがに近所迷惑になるから、ここでは止めてほしいなあ)
そう思いながら見ていると、殿下はまるでゴミか、ゴミに沸く蛆虫を見るような目付きで一言、
「却下」
「殿下ああああ」
「なぜ来た? 私が軍役から退いた経緯は心得ているだろう。このように、人目がつく場所で騒がれては、私の立場がない」
「しかし……しかし、殿下」
「去れ。図体ばかり大きい連中が群れなして、主殿にも迷惑だ」
「去れ」の一言が重い。命令する者の声。命じられる者である兵士たちは地面に押し付けられたように慌てもがいて、何か抗弁しようとしたが、
「言い訳は不要。去れと言っている」
「も、申し訳ございませんでした……!」
どたばたと駆け去っていった。だが、それに耐えて、たった一人だけ残っている。
「……殿下。いかなるお咎めもお受けいたします。ただ、お聞き下さい……! 勇者が、北のセレンジオ渓谷にて目撃されました」
「……何?」
踵を返そうとしていた王弟殿下は立ち止まり、低く口の中で呟いた。
無表情のまま、跪く兵士を見下ろす。
「……位置と日時を報告せよ」
何か、まずいことが起きたのだと察した。それが何なのかは、殿下が話してくれるまで私には分からない。しかし、私はなぜか、直感的に、何があっても、彼と一緒にいなければならない、という気がした。
建物の外から、ぐるりと人波が取り巻いている。一瞬、人が多すぎて入りきれなかったのかな? と思ったけれど、よく見たら、召喚士ギルドに全く関係ない人だらけだ。召喚などしそうもない、ムキムキの格闘家だったり、郵便屋さんだったり、メイド服を着ていたり。そんな人たちが、固唾を呑んで殿下の一挙一動を見守っている。
でも、そんなことはどうでもいいようで、イシルディア殿下は窓口のカウンターに肘をついて、一番難易度の高いクエストを上から順に出すように、などという要求をしたのだが、それに応える係員の手はぷるぷる震え、顔は限界まで紅潮していた。
「王弟殿下……ホンモノだ」
「すげえ……」
ひそかな呟きが洩れ聞こえてくる。
熱い眼差しが、四方から突き刺さる。
強いということは、それだけで人を魅了するのだ。つい最近まで、私も心底魅了され、心酔していた。そのことを思うと、今は少し苦い思いが湧き上がる。
今も、魅了されていないわけではない。ただ、彼がそれだけではないのを理解した。そして、彼が「私の」英雄であることも。
「殿下、これ、どうですか? 火蜥蜴の討伐依頼ですが、周りの山が焼けて、動物たちも苦しんでいるとか」
「分かった。主殿が気になるのであれば、その依頼を受けよう」
淡々と話を進め、ついでに寄り道がてらこなせそうな依頼をまとめて受ける。さて、ギルドを出ようと、くるりと向きを変えると、じりじりとにじり寄って来ていた連中がぎょっとしたように後ずさった。
「……人が多いな。主殿は、私の後ろを歩いた方が良さそうだ」
「はい」
殿下は眉を顰めて言い、私は苦笑した。
彼の大柄な体躯が先を行くと、私の身体はその後ろにすっぽりと隠れてしまう。それでも、戸口に向かう間、幾つも視線が集まるのを感じた。
「……あれが、王弟殿下を喚び出した召喚士?」
「あれか……小さいな」
ひそひそ声。
少し前の私だったら、「あんな小娘が」「あんな弱そうな召喚士が」という、悪意と嫉妬の囁きだと感じただろう。私なんかが殿下を召喚してしまってごめんなさい……と、肩身狭く縮こまっていたはずだ。
でも、今は分かっている。
殿下と海辺で話して以来、数日間考えて、私なりに理解した。私が弱くて、貧しくて、負けてばかりの召喚士だからこそ、それを助けるイシルディア殿下が輝いてみえて、皆の憧れの的になるのだ。
周囲の囁きだって、「あんな小娘が身の程知らずに、殿下を使役するなんて」という含みではなく、「あんな小さな召喚士を助けている王弟殿下が尊い」ということだろう。
ある意味、私ほど、彼を召喚するのに相応しい存在もない。
でも、だからといって、私が本当に殿下の主君に相応しいかと言うと……
「呪文を教えて欲しい?」
「はい」
今回の目的地は、馬車に乗って片道三時間はかかる。その間、初級呪文を教えて欲しいと頼み込むと、殿下は首を傾げた。
「主殿は、初級ヒールは使えたかね?」
「はい。でも、自己流なんです」
他国には、魔法を教える学校や研究機関があるそうだが、この国の召喚士や魔術師は、基本的にお金を払って教師を雇う。あるいは、街中に「魔法屋」というのがあって、お金を払えば新しい呪文を買うことができる。でも、私にはお金がないので、王立図書館で本を読んで、使えそうな呪文を暗記することぐらいしかできなかったのだ。
「他も、見よう見まねで覚えたスキルばっかりで。イシルディア殿下のお陰で、お金もできたし、自分で呪文を買った方がいいのは分かってます。でも、私はとにかく、早く強くなりたいんです」
私一人が、イシルディア殿下を無償で専属教師にするとかいう暴挙。さすがにこれは、国の魔術師たちが、そろって羨ましさに歯噛みするだろう。
でも、今の私は、遠慮している余裕さえないのだ。
「殿下に教えてもらうのが、何より強くなれると思うんです」
「ふむ。期待に応えられるかは分からないが、喜んで。教えられることなら、何なりと教えよう」
「有難うございます!」
意気込む私を見て、殿下は愉快そうに瞳をきらめかせた。
初級ヒール。初級の攻撃魔法。身を守るための簡単な守護魔法陣の築き方。人目を避ける隠蔽魔法の初歩。殿下にとっては児戯でしかないだろう、基本中の基本を、殿下はゆっくり、分かりやすく教えてくれた。私が初級ヒールを使えたところで、私の召喚獣=殿下は強すぎて、役立つこともないだろうが、
「上級ヒールまで覚えられれば、少しは殿下の役にも立てますよね。ちなみに殿下は、回復魔法はどこまで使えるんですか?」
「自動回復:レベル99があるから、灰にならない限りは復活可能だ」
「……」
レベルが違いすぎた。
「で、でも、千里の山も一歩から、ですし……! 一歩でも近付けていた方がいいですから、頑張ります」
「そうだな、主殿はまだ若い。物覚えも早いし、素質は十分にある。十年もしたら、国内外に名を知られた召喚士になるだろう」
「……」
「主殿?」
「い、いえ」
私は唾を呑み込み、天井高く舞い上がってしまいそうな心を押さえつけた。
駄目だ。本当に、私は根っこのところで、どうしようもなく単純なのだ。
どうしても、顔にじわじわと血が上る。熱い。
理性では、自分が本当に弱くて、下っ端召喚士なのは分かっているんだけど。ささやかな励ましで、喜んでいる場合じゃないんだけど。
ちょっと殿下に好意的に言われただけで……嬉しい!
そんな私を見て、殿下が笑った。
私に釣られて、思わず笑みが洩れたようだ。
「う……すみません」
「なぜかね? 君が楽しそうで何よりだ。その方が、何を習熟するにも効率がいい」
「……はい」
向かい合う殿下の顔を見上げた。私には、彼の考え全てを推し量ることはとてもできないが、今の彼は、ごく自然な、心の篭った笑顔を浮かべているように見えた。感情が必要ないと言い切った、その人が、私の前では、一度も険しい顔を見せたことがない。このまま、こんな時間が続きますように、と願う。
というのも。
私はなんとなく、穏やかな時間は続かないような……いつか、こんな日も来るのではないかと感じていたのだ。
「王弟殿下! どうぞ、どうぞ軍にお戻り下さい……!」
ある日、依頼を達成して帰ってくると、家の前にやたら目立つ人たちがたむろしていた。
地に額をつきそうな勢いで平伏しているのは、重たげなプレートアーマーを纏った兵士たちだ。
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そう思いながら見ていると、殿下はまるでゴミか、ゴミに沸く蛆虫を見るような目付きで一言、
「却下」
「殿下ああああ」
「なぜ来た? 私が軍役から退いた経緯は心得ているだろう。このように、人目がつく場所で騒がれては、私の立場がない」
「しかし……しかし、殿下」
「去れ。図体ばかり大きい連中が群れなして、主殿にも迷惑だ」
「去れ」の一言が重い。命令する者の声。命じられる者である兵士たちは地面に押し付けられたように慌てもがいて、何か抗弁しようとしたが、
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「も、申し訳ございませんでした……!」
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「……何?」
踵を返そうとしていた王弟殿下は立ち止まり、低く口の中で呟いた。
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