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40 最終話 2 〜宿題の答え月森の場合〜
母さんが月森の気持ちに気づいていて、やたらと大喜びしていたことを話してやった。
「う……嘘……ですよね……?」
青ざめてるのか赤面してるのかよくわからない顔で月森がまた固まる。
「喜んでたら困るか?」
「そ、そっちじゃないです……わかってるくせに……っ」
月森が泣きそうな顔になるのが予想通りで、おかしくなった。
「大丈夫だ。俺も母さんに言い当てられた」
「何を……?」
「お前が好きだって」
「え……え? いつ……ですか?」
「まぁ、記憶喪失の間にな」
月森が女の子と飲みに行った日の話は蒸し返したくない。だから曖昧に誤魔化した。
月森のことだから、思い出させると気に病みそうだ。
母さんが俺の気持ちにも気づいていたと知って、月森はあきらかにホッとして顔色を取り戻した。
「先輩のお母さん、すごいですね。先輩の気持ちまでわかっちゃうなんて」
「俺はわかりやすいんだとさ」
そう伝えると「え、そんなわけないですよ」と真面目な顔で返してくる。
月森の気持ちが一目瞭然だと母さんが言った時の俺の反応と全く同じで、思わず笑った。
「ま、そういうことだから、おっきいベッド買いに行こうぜ」
「……ベッドはいいですけど、デートの宿題は?」
「だから、ベッド買いに行くのがデートだろ」
「え……それ、ただの買い物……」
月森が、ガッカリしたような拗ねたような声を出す。
「は? 何言ってんだ、ベッドだぞ?」
俺は上半身を起こして月森見下ろした。
「俺たちのベッドだぞ? 愛し合うためのベッドを買いに行くんだぞ? 立派なデートだろ」
すると、月森がボッと音がしそうなほど真っ赤になる。
「愛し合う……」
とささやき、両手で顔を隠した。
月森は何かっていうとすぐに照れる。付き合えばこんなに可愛い月森が見られるなんて、今までどれだけもったいないことをしてきたのかと本気で悔やまれる。
「な? デートだろ?」
「……デート……ですね」
顔を隠したまま月森が答えた。
「だろ?」
「……はい」
ほんと、可愛い奴め。
「んで、お前の宿題の答えはなんだよ」
そう問うと、パッと顔から手を離して月森が目をキラキラさせた。
「映画! 俺、先輩と一緒に映画観に行きた――――」
「無理」
月森の言葉に被せて断り、俺はベッドに寝転がった。
そして、月森の腕をひっぱり、強制腕枕にする。
強制腕枕にすっかり慣れた月森は、もう頬を染めることもない。今はそれどころかショックを貼り付けた顔で俺を覗き込んでくる。
「ど、どうして無理なんですか?」
「どうしてもだ。映画は絶対行かねぇ」
「あ、血ですか? 大丈夫です。血が出ない映画選びましょう!」
「……っ」
ほんと最悪だ。
血がだめなことだけはマジで月森に知られたくなかった。
なんであの時、ドラマの一気見なんて提案したんだ俺は。
「……絶対行かねぇぞ」
「えっ、どうしてですか? そういう系じゃなきゃいいじゃないですか」
「……そういう系じゃなくても……出てくるかもしれねぇだろ」
「うーん、そうそう出ないと思うけど……」
「んなの、観てみなきゃわかんねぇんだよ」
昔、修也と観に行った『そういう系』じゃない映画に出てきた交通事故のシーンで、油断しきっていた俺は失神しそうになった。
あの後すげぇからかわれて、二度と他人と映画は観ないと決めたんだ。家でならまだしも、映画館は絶対無理だ。
……よく考えれば、なぜ俺はあの時気づかなかったんだろう。修也は昔からそういう奴だった。心配するじゃなくからかうような奴。あいつのどこが優しいと思っていたんだろう。
「もし俺が失神しかけたら、お前どうする?」
「え、失神ですか……?!」
と、月森は想像だけで青ざめた。
「救急車呼びます!」
「馬鹿。大げさだ」
「大げさじゃないですよ! 失神ですよ?!」
「しかけたら、っつったろ。それにほんとに失神したからって救急車は大袈裟だ。失神ってのは意識はすぐ戻るんだよ」
「え、そうなんですか? じ、じゃあとりあえず抱えて外に出て、それから……」
「そこまでしなくていい」
「え、でもとりあえず外には出ないと」
「それだと最後まで映画観れないだろ」
「映画なんてどうでもいいですよっ!」
月森らしくなく、怒り口調で怒鳴られた。
「先輩が具合悪い時に映画なんてどうでもいいです! スクリーンの外に出て、様子みて、だめそうならすぐ病院に連れて行きます!」
「……たぶん、そこまで酷くはならねぇよ。顔に上着でも被って耳栓でもすればお前だけでも最後まで観れる」
「そこまでして映画なんて観たくないです!」
完全に怒った表情で声を上げ、そして俺をきつく抱きしめる。
「先輩……」
「ん?」
「あの……」
「なに」
抱きしめる腕が緩み、月森が俺を見つめた。眉を下げた悲しそうな顔で。
ゆっくりと顔が近づき、額同士を合わせて目をつむる。数秒そうしてから、次は唇が合わさった。
月森の「ごめん」の代わりのキスだ。
額を合わせてる間に、心の中で謝っているんだろう。
俺は「ごめん」の返事に月森を優しく抱きしめた。
ほんと可愛い奴め。
この当たり前に与えられる月森の優しさが心地いい。時々顔を出す強気の俺を、優しさで包んで穏やかにしてくれる。簡単に本当の俺に戻してくれる。
だから、月森の隣にいる時は自然と笑顔でいられる。月森と一緒なら、本当に一生幸せでいられると俺は信じてる。
「月森」
「……はい」
「絶対に血が出ないって保証付きなら行ってもいいぞ」
「保証……」
「ネットでもなんでも、質問すれば誰かが教えてくれるだろ」
月森の腕にぎゅっと力がこもる。
「……ネットを信用しちゃダメですよ」
ほんと真面目だな。
「血が出ないって情報が三人以上集まればいいよ。大丈夫だろ」
「……いいんですか?」
「いいよ」
「……本当に?」
「だってお前、すげぇ行きたそうだし」
「……行きたいです……映画デート」
「なら調べとけ。血の出ない映画」
「……はい」
そしてさらに痛いほど抱きしめられた。
「先輩……ありがとうございます……」
月森がこんなに映画デートをしたがるなんて意外だった。
今まで、俺が映画どころかドラマもほとんど観ないから誘いづらかったんだろう。
「そんなに観たい映画があんのか?」
「……ない……です。ただ、先輩と映画デートがしたいんです」
映画ならなんでもいいらしい。なんだそれ。ちょっと意味がわからない。
「じゃあ映画デートの良さが何なのか、ちょっとプレゼンしてみろよ」
軽い気持ちでそう言ってみると、顔を上げた月森の瞳がまたキラキラしてた。
「う……嘘……ですよね……?」
青ざめてるのか赤面してるのかよくわからない顔で月森がまた固まる。
「喜んでたら困るか?」
「そ、そっちじゃないです……わかってるくせに……っ」
月森が泣きそうな顔になるのが予想通りで、おかしくなった。
「大丈夫だ。俺も母さんに言い当てられた」
「何を……?」
「お前が好きだって」
「え……え? いつ……ですか?」
「まぁ、記憶喪失の間にな」
月森が女の子と飲みに行った日の話は蒸し返したくない。だから曖昧に誤魔化した。
月森のことだから、思い出させると気に病みそうだ。
母さんが俺の気持ちにも気づいていたと知って、月森はあきらかにホッとして顔色を取り戻した。
「先輩のお母さん、すごいですね。先輩の気持ちまでわかっちゃうなんて」
「俺はわかりやすいんだとさ」
そう伝えると「え、そんなわけないですよ」と真面目な顔で返してくる。
月森の気持ちが一目瞭然だと母さんが言った時の俺の反応と全く同じで、思わず笑った。
「ま、そういうことだから、おっきいベッド買いに行こうぜ」
「……ベッドはいいですけど、デートの宿題は?」
「だから、ベッド買いに行くのがデートだろ」
「え……それ、ただの買い物……」
月森が、ガッカリしたような拗ねたような声を出す。
「は? 何言ってんだ、ベッドだぞ?」
俺は上半身を起こして月森見下ろした。
「俺たちのベッドだぞ? 愛し合うためのベッドを買いに行くんだぞ? 立派なデートだろ」
すると、月森がボッと音がしそうなほど真っ赤になる。
「愛し合う……」
とささやき、両手で顔を隠した。
月森は何かっていうとすぐに照れる。付き合えばこんなに可愛い月森が見られるなんて、今までどれだけもったいないことをしてきたのかと本気で悔やまれる。
「な? デートだろ?」
「……デート……ですね」
顔を隠したまま月森が答えた。
「だろ?」
「……はい」
ほんと、可愛い奴め。
「んで、お前の宿題の答えはなんだよ」
そう問うと、パッと顔から手を離して月森が目をキラキラさせた。
「映画! 俺、先輩と一緒に映画観に行きた――――」
「無理」
月森の言葉に被せて断り、俺はベッドに寝転がった。
そして、月森の腕をひっぱり、強制腕枕にする。
強制腕枕にすっかり慣れた月森は、もう頬を染めることもない。今はそれどころかショックを貼り付けた顔で俺を覗き込んでくる。
「ど、どうして無理なんですか?」
「どうしてもだ。映画は絶対行かねぇ」
「あ、血ですか? 大丈夫です。血が出ない映画選びましょう!」
「……っ」
ほんと最悪だ。
血がだめなことだけはマジで月森に知られたくなかった。
なんであの時、ドラマの一気見なんて提案したんだ俺は。
「……絶対行かねぇぞ」
「えっ、どうしてですか? そういう系じゃなきゃいいじゃないですか」
「……そういう系じゃなくても……出てくるかもしれねぇだろ」
「うーん、そうそう出ないと思うけど……」
「んなの、観てみなきゃわかんねぇんだよ」
昔、修也と観に行った『そういう系』じゃない映画に出てきた交通事故のシーンで、油断しきっていた俺は失神しそうになった。
あの後すげぇからかわれて、二度と他人と映画は観ないと決めたんだ。家でならまだしも、映画館は絶対無理だ。
……よく考えれば、なぜ俺はあの時気づかなかったんだろう。修也は昔からそういう奴だった。心配するじゃなくからかうような奴。あいつのどこが優しいと思っていたんだろう。
「もし俺が失神しかけたら、お前どうする?」
「え、失神ですか……?!」
と、月森は想像だけで青ざめた。
「救急車呼びます!」
「馬鹿。大げさだ」
「大げさじゃないですよ! 失神ですよ?!」
「しかけたら、っつったろ。それにほんとに失神したからって救急車は大袈裟だ。失神ってのは意識はすぐ戻るんだよ」
「え、そうなんですか? じ、じゃあとりあえず抱えて外に出て、それから……」
「そこまでしなくていい」
「え、でもとりあえず外には出ないと」
「それだと最後まで映画観れないだろ」
「映画なんてどうでもいいですよっ!」
月森らしくなく、怒り口調で怒鳴られた。
「先輩が具合悪い時に映画なんてどうでもいいです! スクリーンの外に出て、様子みて、だめそうならすぐ病院に連れて行きます!」
「……たぶん、そこまで酷くはならねぇよ。顔に上着でも被って耳栓でもすればお前だけでも最後まで観れる」
「そこまでして映画なんて観たくないです!」
完全に怒った表情で声を上げ、そして俺をきつく抱きしめる。
「先輩……」
「ん?」
「あの……」
「なに」
抱きしめる腕が緩み、月森が俺を見つめた。眉を下げた悲しそうな顔で。
ゆっくりと顔が近づき、額同士を合わせて目をつむる。数秒そうしてから、次は唇が合わさった。
月森の「ごめん」の代わりのキスだ。
額を合わせてる間に、心の中で謝っているんだろう。
俺は「ごめん」の返事に月森を優しく抱きしめた。
ほんと可愛い奴め。
この当たり前に与えられる月森の優しさが心地いい。時々顔を出す強気の俺を、優しさで包んで穏やかにしてくれる。簡単に本当の俺に戻してくれる。
だから、月森の隣にいる時は自然と笑顔でいられる。月森と一緒なら、本当に一生幸せでいられると俺は信じてる。
「月森」
「……はい」
「絶対に血が出ないって保証付きなら行ってもいいぞ」
「保証……」
「ネットでもなんでも、質問すれば誰かが教えてくれるだろ」
月森の腕にぎゅっと力がこもる。
「……ネットを信用しちゃダメですよ」
ほんと真面目だな。
「血が出ないって情報が三人以上集まればいいよ。大丈夫だろ」
「……いいんですか?」
「いいよ」
「……本当に?」
「だってお前、すげぇ行きたそうだし」
「……行きたいです……映画デート」
「なら調べとけ。血の出ない映画」
「……はい」
そしてさらに痛いほど抱きしめられた。
「先輩……ありがとうございます……」
月森がこんなに映画デートをしたがるなんて意外だった。
今まで、俺が映画どころかドラマもほとんど観ないから誘いづらかったんだろう。
「そんなに観たい映画があんのか?」
「……ない……です。ただ、先輩と映画デートがしたいんです」
映画ならなんでもいいらしい。なんだそれ。ちょっと意味がわからない。
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