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第六章 計画は順調……
第二十二話
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勉強会から数カ月後、復習を重ね、万全の状態で挑んだテストが終わり……今日はテスト結果が廊下に貼り出される日。
しかし私は慌てることなく、いつもの図書室でアミーラが入れてくれた紅茶を飲みながら優雅な放課後タイムを過ごしていたが……そんな穏やかな時間は、バタバタと走ってくる人物によってすぐに壊された。
「アミーラ! ボクのテスト結果見てくれた!? ボク、学年一位になったよー!」
ガラッと扉が開いて、元気いっぱいの後輩くんが飛び込んできて、紅茶を吹き出すかと思った。
「シハロ・マリボン! 確かにすごいが、少し落ち着け……!」
続いて褒めつつ注意もする生徒会長が、後輩くんの後を追って図書室に入ってきた。
私が突然の勢いに圧倒されているのに対し、アミーラは余裕たっぷりの表情でいらっしゃいと微笑んでいた。
「シハロ、今回は完敗だわ。まさか学年一位にまで上り詰めるとは……さすがね」
悔しそうな素振りを見せることなく、アミーラは純粋に勝者を称えるようにそう言った。
すると後輩くんはまるで頭を撫でられた子犬のようにぱぁっと嬉しそうな表情をして、頬を染めながら照れていた。
しかしすぐにしょんぼりとした表情をしながら、上目遣いでアミーラを見つめる。
「アミーラは惜しかったね。もうちょっとで学年一位だったのに……」
昔の彼だったらおちょくるような笑みで言ってきたような気がするが、今の彼は本当にアミーラのことを気遣うように、実に残念そうにそう言った。
「そうね。でも私よりもタリブ生徒会長の方が勉学に励んだ結果だもの。まだまだ私の努力が足りなかったということね」
アミーラは少し悔しそうにしながらも笑って生徒会長の方を見ていて、生徒会長は嬉しそうな申し訳無さそうな何とも言えない表情をしていた。
するとガラッとまた扉が開く音がして、図書室に王子様と弟くんが入ってきた。
生徒会長は王子様に対して頭を下げて敬礼していたが、昔のように萎縮している感じはなく普通にあいさつをするような雰囲気になっていたし、王子様も無言ではそれを受け取っているように見受けられた。
アミーラも王子様に対してスカートの裾を広げて挨拶をする。
王子様はアミーラを見ると、言葉こそ発さないものの褒められ待ちの犬のようにソワソワしながら、尻尾をぶんぶん振って『待て』をしている。
するとアミーラはふわっと優しい笑みを浮かべながら口を開いた。
「学年一位、おめでとうございます。エスネイニ様」
そう、今回アミーラの学年の一位は生徒会長だけでなく、王子様も同率一位として名前を並べていた。
勉強会の時に自分も一位になればアミーラに褒められるかも? みたいな表情をしているなとは思っていたけど、まさか本当に一位を取りに来るとは思っていなかったので、結果を知ったときには驚いた。
念願の褒め言葉をもらった王子様は表情こそ変えないもののぱぁと周りが明るくなり、ぽわぽわと花が舞い出しそうなくらい嬉しそうだった。
そんな王子様の隣で、弟くんもどこか誇らしげにアミーラに言う。
「今回は私の勝ちですね、姉上」
そう、私はアミーラの指導のおかげで学年上位に食い込むことはできたのだが、学年一位になった弟くんに勝つことはできなかった……私はアミーラと図書室で過ごしながらも、テスト結果について伝えることができずにいた。
どうせ弟くんがいつかは来るからバレてしまうことは分かっていたんだけど……どうしても言えずにいた自分が情けない。
「ごめんなさい、アミーラ……」
自分から結果を伝えられなかったこと、弟くんに勝てなかったこと……その全てが申し訳なくて謝罪すると、アミーラは予想外にも穏やかな微笑みを浮かべていた。
「謝ることはないわ、ナジマ。短期間の勉強で学年上位にまで行ったのよ、すごい成長率だわ。誇っても良い結果よ。さすがね、ナジマ」
そういってアミーラが笑ってくれて、褒められた嬉しさと全てを包み込んでくれるような彼女の優しさと包容力で泣きそうになった。
「……学年上位にいたアルアとナジマでは、スタートラインに違いがあったわ。でも今回のテストで同じスタートラインに立てたわけだから……本勝負は来年ってとこかしらね」
私に対しては女神のような微笑みを浮かべていたアミーラは、微笑んだまま弟くんの方に向き直り、圧を感じさせる表情でそう言っていた。
どうやら私を通じての弟くんとの勝負に関しては、負けを認めるつもりはないらしい。
「いいですよ。来年も、俺が勝ちますから」
アミーラと同じような表情をしながら弟くんがそう言う。
来年、アミーラは卒業してしまうのだが……私を通しての勝負は続くらしい。
アミーラの教えてくれた勉強法を守り、予習・復習を怠らないようにしようと思いながらも、ふっと寂しくなる。
……アミーラはもうすぐ卒業してしまう。
つまりそれはゲームの終わり……エンディングが近づいていることを意味していた。
最初は私がアミーラを絶対に幸せにしてみせると意気込んでいたが……アミーラヒロイン化計画は順調そのもの。
バレンタインイベントでは惨敗だった王子様とも今ではすっかりラブラブカップル……近々デートの予定を立てていると、アミーラから聞かされていた。
弟くんともライバルのような関係性で勝負することはあれども、確執のようなものはすっかりなくなっていて、今では仲の良い似たもの姉弟だ。
思い詰めて疲弊しきっていた生徒会長もアミーラと後輩くんのおかげで努力が報われ、アミーラにとって良き友人になっている。
一番不安だった後輩くんも今ではすっかりアミーラたちに懐いていて、彼女たちを害することは絶対にないだろうと思える。
最初こそ少し助言したり背中を押したりしていたが、今になってみるとアミーラは全て自分の力でイケメンの心を癒やし、ハッピーエンドへの道を掴み取ったように感じる。
まだまだ気を抜いてはいけないと思いながらも、順調にアミーラがハッピーエンドに向かっているのを感じられて……ずっと張り詰めていた緊張が解かれ、肩の荷がストンっと降りた。
嬉しいことだけど、もうヒロインである私はおじゃま虫でしかないなと思うと……正直寂しい。
いけないいけない……彼女の幸せを一番望んでいるのは私なんだから、勝手にしんみりしちゃいけないな!
アミーラの方はほとんど安定してきているし、そろそろ私の人生のことも考え始めないとね。
このゲームに転生した時からずっとアミーラのハッピーエンドを目標に気を張ってきたけど、ハッピーエンドは別にゴールじゃない。
乙女ゲームに転生してしまった私の人生はその後もずっと続いていくし、アミーラの幸せな姿を見守りながら私もそれなりに幸せな人生を送りたいと思っている。
でも良い結婚相手を見つけるとか、貴族としての責務とか……正直なところ、やらなきゃいけないのは分かっているけど、やりたいことかと言われるとそうではないように感じる。
アミーラを幸せにしたい。
私の中にあるのはそれだけで、自分の将来のことを危惧はしているものの具体的にじゃあどうするのか・どうしたいのかと言われると……何も浮かばない。
私はいったい、これからどうしたいんだろう。
しかし私は慌てることなく、いつもの図書室でアミーラが入れてくれた紅茶を飲みながら優雅な放課後タイムを過ごしていたが……そんな穏やかな時間は、バタバタと走ってくる人物によってすぐに壊された。
「アミーラ! ボクのテスト結果見てくれた!? ボク、学年一位になったよー!」
ガラッと扉が開いて、元気いっぱいの後輩くんが飛び込んできて、紅茶を吹き出すかと思った。
「シハロ・マリボン! 確かにすごいが、少し落ち着け……!」
続いて褒めつつ注意もする生徒会長が、後輩くんの後を追って図書室に入ってきた。
私が突然の勢いに圧倒されているのに対し、アミーラは余裕たっぷりの表情でいらっしゃいと微笑んでいた。
「シハロ、今回は完敗だわ。まさか学年一位にまで上り詰めるとは……さすがね」
悔しそうな素振りを見せることなく、アミーラは純粋に勝者を称えるようにそう言った。
すると後輩くんはまるで頭を撫でられた子犬のようにぱぁっと嬉しそうな表情をして、頬を染めながら照れていた。
しかしすぐにしょんぼりとした表情をしながら、上目遣いでアミーラを見つめる。
「アミーラは惜しかったね。もうちょっとで学年一位だったのに……」
昔の彼だったらおちょくるような笑みで言ってきたような気がするが、今の彼は本当にアミーラのことを気遣うように、実に残念そうにそう言った。
「そうね。でも私よりもタリブ生徒会長の方が勉学に励んだ結果だもの。まだまだ私の努力が足りなかったということね」
アミーラは少し悔しそうにしながらも笑って生徒会長の方を見ていて、生徒会長は嬉しそうな申し訳無さそうな何とも言えない表情をしていた。
するとガラッとまた扉が開く音がして、図書室に王子様と弟くんが入ってきた。
生徒会長は王子様に対して頭を下げて敬礼していたが、昔のように萎縮している感じはなく普通にあいさつをするような雰囲気になっていたし、王子様も無言ではそれを受け取っているように見受けられた。
アミーラも王子様に対してスカートの裾を広げて挨拶をする。
王子様はアミーラを見ると、言葉こそ発さないものの褒められ待ちの犬のようにソワソワしながら、尻尾をぶんぶん振って『待て』をしている。
するとアミーラはふわっと優しい笑みを浮かべながら口を開いた。
「学年一位、おめでとうございます。エスネイニ様」
そう、今回アミーラの学年の一位は生徒会長だけでなく、王子様も同率一位として名前を並べていた。
勉強会の時に自分も一位になればアミーラに褒められるかも? みたいな表情をしているなとは思っていたけど、まさか本当に一位を取りに来るとは思っていなかったので、結果を知ったときには驚いた。
念願の褒め言葉をもらった王子様は表情こそ変えないもののぱぁと周りが明るくなり、ぽわぽわと花が舞い出しそうなくらい嬉しそうだった。
そんな王子様の隣で、弟くんもどこか誇らしげにアミーラに言う。
「今回は私の勝ちですね、姉上」
そう、私はアミーラの指導のおかげで学年上位に食い込むことはできたのだが、学年一位になった弟くんに勝つことはできなかった……私はアミーラと図書室で過ごしながらも、テスト結果について伝えることができずにいた。
どうせ弟くんがいつかは来るからバレてしまうことは分かっていたんだけど……どうしても言えずにいた自分が情けない。
「ごめんなさい、アミーラ……」
自分から結果を伝えられなかったこと、弟くんに勝てなかったこと……その全てが申し訳なくて謝罪すると、アミーラは予想外にも穏やかな微笑みを浮かべていた。
「謝ることはないわ、ナジマ。短期間の勉強で学年上位にまで行ったのよ、すごい成長率だわ。誇っても良い結果よ。さすがね、ナジマ」
そういってアミーラが笑ってくれて、褒められた嬉しさと全てを包み込んでくれるような彼女の優しさと包容力で泣きそうになった。
「……学年上位にいたアルアとナジマでは、スタートラインに違いがあったわ。でも今回のテストで同じスタートラインに立てたわけだから……本勝負は来年ってとこかしらね」
私に対しては女神のような微笑みを浮かべていたアミーラは、微笑んだまま弟くんの方に向き直り、圧を感じさせる表情でそう言っていた。
どうやら私を通じての弟くんとの勝負に関しては、負けを認めるつもりはないらしい。
「いいですよ。来年も、俺が勝ちますから」
アミーラと同じような表情をしながら弟くんがそう言う。
来年、アミーラは卒業してしまうのだが……私を通しての勝負は続くらしい。
アミーラの教えてくれた勉強法を守り、予習・復習を怠らないようにしようと思いながらも、ふっと寂しくなる。
……アミーラはもうすぐ卒業してしまう。
つまりそれはゲームの終わり……エンディングが近づいていることを意味していた。
最初は私がアミーラを絶対に幸せにしてみせると意気込んでいたが……アミーラヒロイン化計画は順調そのもの。
バレンタインイベントでは惨敗だった王子様とも今ではすっかりラブラブカップル……近々デートの予定を立てていると、アミーラから聞かされていた。
弟くんともライバルのような関係性で勝負することはあれども、確執のようなものはすっかりなくなっていて、今では仲の良い似たもの姉弟だ。
思い詰めて疲弊しきっていた生徒会長もアミーラと後輩くんのおかげで努力が報われ、アミーラにとって良き友人になっている。
一番不安だった後輩くんも今ではすっかりアミーラたちに懐いていて、彼女たちを害することは絶対にないだろうと思える。
最初こそ少し助言したり背中を押したりしていたが、今になってみるとアミーラは全て自分の力でイケメンの心を癒やし、ハッピーエンドへの道を掴み取ったように感じる。
まだまだ気を抜いてはいけないと思いながらも、順調にアミーラがハッピーエンドに向かっているのを感じられて……ずっと張り詰めていた緊張が解かれ、肩の荷がストンっと降りた。
嬉しいことだけど、もうヒロインである私はおじゃま虫でしかないなと思うと……正直寂しい。
いけないいけない……彼女の幸せを一番望んでいるのは私なんだから、勝手にしんみりしちゃいけないな!
アミーラの方はほとんど安定してきているし、そろそろ私の人生のことも考え始めないとね。
このゲームに転生した時からずっとアミーラのハッピーエンドを目標に気を張ってきたけど、ハッピーエンドは別にゴールじゃない。
乙女ゲームに転生してしまった私の人生はその後もずっと続いていくし、アミーラの幸せな姿を見守りながら私もそれなりに幸せな人生を送りたいと思っている。
でも良い結婚相手を見つけるとか、貴族としての責務とか……正直なところ、やらなきゃいけないのは分かっているけど、やりたいことかと言われるとそうではないように感じる。
アミーラを幸せにしたい。
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