もふもふしたいならすれば。

ゆきだるま

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4.ウソだろー!!

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*side:光

笑い声がして振り返ると、そこには綺麗な毛並みをした大型犬サイズの狼がいた。しかも喋っている。イヤ。俺に話し掛けてきている。驚きすぎて反応出来ないでいると狼が目の前にお座りして前足を振り始めたではないか。

なんとっ!!もふもふが可愛く手を振っている。あー触りたい。あのもふもふにぎゅーっと抱きつきたい。
ハァハァ。やばい。興奮が押さえられない!でも見知らぬ狼に急に抱きついて良いはずがない!
とりあえず返事をしないと。

「だ、大丈夫です。」

やばい。興奮しすぎて声が震える。

『はぁ。良かったぁ。驚かせてわりーな。こんな所で何してんだよ?』

「あ、あのここは何処ですか?何か急にここに落ちて来て。」

ってそうじゃない。俺は今、狼と会話してるのか?
何だどうしてだ?周りを見渡しても山しか見えない。
もしかして、ここは狼の縄張りだったのか、俺は食われるのか!!逃げたいが何処に逃げれば良いのか分からない。
とりあえず落ち着けー。俺落ち着けー。って落ち着けるかー!!目の前にもふもふだぞ!しかも喋ってるんだぞ。無理だー!!
その間にも狼が何か言ってるが考え事をしていては話せない。
狼の声に耳をかたむける、あー。良い声だな。低いけど怖くない落ち着いたトーンだ。俺はちょっと声が高いから羨ましいな。
そんな声を聞いていると、お前異世界人か?それとも獣族か?と変な単語が…。

「はっ!異世界?獣族?何それ?」

思わず口に出していた。

『やっぱお前は異世界人だな。ここは、マハナル国だ。マハナル国は異世界人に寛大だから安心しろ。お前は何処から来たんだ?』

「まじかよ。ウソだろ。ここ日本じゃないのか。異世界とか夢なんじゃ」

と自分のほっぺを引っ張ってみるが痛い。これは夢じゃない現実だ…。どうやら俺は異世界のマハナル国に来てしまったようだ。

『夢じゃない。現実だぞ。俺はレオンだ。ヨロシクな。』

やっぱり現実か。あっ。自己紹介された。俺もしなきゃだよな。

「俺は、光よろしくレオタ。」

『はっ?レオタじゃない。レオンだ!光』

「あ。ごめん。よろしくレオタ。」

『だから、レ・オ・ンだ!!』

「あー。レオンね。よろしくレオタ。」

『はー。もーレオタでいーわ。』

レオンもかっこいいけど、レオタの方が可愛いからね。
これからもレオタって呼んじゃお。ぐふふふふ。
てか、もふもふしたいなぁ。そのふさふさしている毛並みをもふもふナデナデさせてくれないかなー。

おっと、また思考がもふもふになってた。俺はこれからどうすれば良いんだろ?レオンに聞いてみるのが早いかな。
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