もふもふしたいならすれば。

ゆきだるま

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23.

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*side:レオン

朝起きると隣で光が気持ち良さそうに寝ている。
起こさないように、そっとベッドから出て、仕事へ行く準備をする。
顔を洗い歯をみがき、昨日の服を洗濯する。
ついでに光の服も一緒に。光の歯ブラシも出さないとな。
歯ブラシ立てに新しい歯ブラシを立てる。
ニヤニヤがとまらない。光はこれを見てどう思うだろーか?

朝ご飯はクロワッサンとベーコンエッグにミルクティー。
ほぼ、毎朝これ。これが簡単に出来て楽だし。
光の分も作る。朝がこんなに楽しいことは初めてだ。
誰かの為に何かする事も悪くないな。
違うか。光の為にだから出来るんだよな。これが、他の誰かだったら出来ないだろうな。

時計が8:30を指している。

『やっべ、遅れる。』

急いでご飯を食べ流しに持って行く。
寝室から微かに音がした。光が起きたか?
行く前に声をかけ急いで仕事場へ向かう。

職場は街中の端。ちょっと奥まった場所にある職人街だ。
職人街は、オーダーメイドの家具、アクセサリー、洋服等の専門職屋が軒を連ねている。
その専門職屋に直にオーダーにくる人もいれば、商店街の店に買いに来る人もいる。だいたいは、商店街にある店にオーダーし、その店から専門職屋に依頼がくるかたちとなっている。商店街の店にはオーダー以外にも量産品が売られている。

俺はそんな専門職屋のアクセサリー店にいる。主にシルバー用品を扱う店だ。昔からシルバーアクセサリーが好きで既製品ではないオリジナルの物を作りたいと思っていた。俺のスキルは加工細工だから、職人街で働くのに役に立つ。それに好きなシルバーアクセサリーを作る事が出来る。

こないだ、タイガから頼まれたネックレスを完成させたばかり。ネックレスは婚約の証、人族は指輪だが、獣族は指輪だと獣化した時に不便となる。その為ネックレスを相手に贈るのだ。お互いペアのネックレスを作る。
たとえば、タイガは茶虎の猫だから、ミイナのネックレスには、猫のデザインに茶色の石が嵌め込まれている。ミイナは白い猫だから、タイガのネックレスには同じデザインの猫に白い石が嵌め込めてある。
自分のネックレスに相手の毛色か目の色の石を嵌めるのが一般的だ。デザインはそれぞれの好みとなる。
オーダーは毎日あるわけではない。その為、オーダーがない時は量産品を作る。今は、量産品のアンクレットやブレスレットを作っている。

仕事をしながら、光の事を考える。
あいつは何してるかな。ちゃんと飯食ってるか、やることがなくて寝てそうだな。ハハ。

光にネックレスを贈るなら、どんなデザインが似合うだろうか。
俺の毛色はシルバー、瞳の色は薄い青色だ。どちらの色も似合うだろうな。俺がつけるネックレスは、黒の石か。光の髪は黒い、獣化できるなら、黒い毛並みの仔犬か。ふっ。光の獣化した姿が見てみたいな。くりくりした目が潤んでいて可愛いだろうな。
狼と犬か。お互いのネックレスのデザインは、ほとんど一緒に出きるな。
とそんな事を考えていると終業の音楽がなる。
レオンは急いで片付けをし、職場を後にした。

帰りに商店街へいく。商店街には生活用品の店がズラリと並んでるいる。ここに来れば衣食住の一通りの物が揃う。
今日は、光の鍵に付けるキーホルダーを買いに来た。
キーホルダーの置いてある雑貨店へ入る。
店内には、女子が好きそうな、文具やヘアアクセサリー、鞄に付けるチャームなど色々売っている。
俺は黒犬のキーホルダーを買い次に服屋へ向かう。
とりあえずパンツが必要だしな。光は細いからMでいいか。パンツを適当に買い俺は急いで帰った。

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