もふもふしたいならすれば。

ゆきだるま

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22.

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*side:光

「んあーー。」

腕を上に伸ばしてのびをする。
俺どんだけ寝ちゃったんだろ?
お腹空いたなぁー。
勝手に作っていーって言ってたし、ご飯作ろう。
台所に行き冷蔵庫を空ける。

「うわー。食材が沢山ある。あっ。これ昨日タイガさんたちが持って来てくれたやつだ。昨日は申し訳ないことしちゃったよな。次会ったら謝らないと。」

俺は卵とベーコンを手にコンロへ向かう。
そして、コンロを前にして固まる。

「・・・。」

何だこれ。使い方が分からねー!!
どうなってんだよ。コンロのスイッチないし!!
何か黒焦げの石が転がっててその上に網みたいなんあるし。
何かあれだな。バーベキューコンロみたいだ!!
近くに燃えそうな物もマッチやライターもない。
俺はこっちの世界では料理が出来ないのか。
レオンに会わなかったら生きてけてないな・・・ハハハ。

卵とベーコンを冷蔵庫に閉まって、周りを見てみるとカウンターの端っこに朝食べたクロワッサンが置いてある。
クロワッサンをムシャムシャ食べる。紅茶ほしいけどお湯が沸かせない。水道水って飲めるのか?それも分からない。
仕方なく我慢してソファーに座る。
時計の針は13番目にきていた。

「レオンまだかなー。早く帰ってこーい。」

そーいえば。洗濯終わってるよな。干さなきゃ。
と思い出し脱衣所へ。洗濯機は止まっている。
蓋を開けると服が乾いている。
えっ?全自動なの?乾燥機までついてるの?
何なの?凄すぎでしょ!!

「もしや。レオンは金持ちだったのか?」

とりあえず洗濯物を出してソファーに座りたたんでいく。
レオンの服でかっ!!
今きてるのも、何だかワンピースみたいだしな。ふふふ。

洗濯も終わり暇になる。
そーいえば。もふもふスキルってどーやって発動するんだろ?
魔法も練習すれば使えるって言ってたけど。
俺もケモ耳生えさせれるんじゃね?
だってアニメとかでよくあるじゃん!願えば思い通りにいく展開のやつ。何だか出来る気がする。

んー。耳。耳。耳。イメージは可愛い犬。
えいっ。生えろっ!!

ぼんっ!!

「ぼんって。いかにもだな。てか、頭に違和感あるけど・・・」

恐る恐る触ってみる。

「うおーーー。まじで生えたっ!!しかも犬じゃないやんけ。これ、ウサギだろ?かがみーっ」

慌てて洗面所へ行く。

「うわ。まじかよ!!俺の頭にウサギの耳はえた。しかも、人の耳なくなったし。」

魔法って何でもできちゃうのか?
じゃあシッポは?

んー。シッポはえろっ!

ぼんっ。

「うわー。シッポもはえた。俺やべー。魔法つかいじゃん。嫌、むしろ天才だったのかも。」

鏡で確認する。
俺のケモ耳は黒い毛並みのウサギ、丸くてふわっとした黒いシッポ。俺は黒ウサギになった。可愛い犬じゃなかったのが残念だけど、ウサギも悪くない。

耳を意識して左右前後に動かすと思い通りに動く。
シッポは動かず。
てか、もふもふだ。フフフフ。
自分のケモ耳を触るとふさふさで触り心地が最高だ。
これはヤバイ。耳から手が離せない。

はぁー。気持ち良すぎ。このもふもふたまらんなぁ。ぐふふ。

はっ!もしや、もふもふスキルって俺がもふもふになるってこと?
えっ?嘘だろ?もふもふを上手いこと操れるとかじゃないのか?
俺が触りたいと思ったら、いつでも触れるとかさー。
イヤ。いつでも触れるのは触れるけど。むしろ、24時間触り放題だけども。意味ちがくない?
はぁ。考えても分からんけどさ。
と考えながらも、手はもふもふしているのだった。
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