もふもふしたいならすれば。

ゆきだるま

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*side:レオン

ガラガラガラガラ。
ガラガラガラガラ。

『ん…。何の音だ?』

ガラガラガラガラ。

リビングのソファーで寝ていたらガラガラ音がなり始めた。ケモ耳をピクピクさせて音を探る。

場所が分かり、そちらに目をむける。

『はぁー。ジャンかよ。静かにしてくれよ。』

ガラガラガラガラ。
ガラガラガラガラガラガラガラガラ。

『おい、ジャン!ガラガラうるさいぞ。』

ジャンに声をかけるが無視されイライラする。
なんなんだよ!

[おい。狼。お前の方がうるさいぞ。]

・・・・・・・・・・。

[おい。聞こえてんるだろ?]

はっ?ジャンが喋ったのか?嘘だろ?

[おい。無視すんな。]

『はっ?お前話せるのかよ!』

俺は、ソファーから起き上がりジャンの近くまで行くと、ジャンもケージの角まで来ていた。

[当たり前だろ。お前だって話せるじゃないか。]

『そうだけど、お前ペットだろ?』

[ペットだろうが、この世界に来たんだ、魔法だって使えるわっ!]

『うわー。まじかよ。じゃあ何で、今まで無視してたんだよ!話せないと思うだろーが!』

[お前と話して、僕に何のメリットがあるんだ。何もないだろ?]

何だこいつ。偉そうに腕組みしやがって。

『光は?光は知ってるのかよ?』

[まだ知らない。今日、言うつもりだったんだよ。変身して話そうと思ったのに!なのに!何だよあれは!光は、光は、うーーー。]

はっ?こいつ変身も出来るようになってたのかよ。
しかも泣きやがった。

『おい。泣くな。』

[うるさい!光がいないのは、お前のせいだろ、連れ戻して来いよ。それか、僕を光がいる場所に、日本に連れてけ。]

『そんな事出来るかボケ!日本ってどこだよ!』

[光がいるとこだ、あほ!]

『え。光は日本にいるのか?』

[そーだよ。そんな事も分からないのか。光は日本に帰った。この世界にはいないんだよ。僕を置いて帰ったんだ。お前のせいで、僕は、置いてかれた。うーーー。]

『光が帰った。もうこっちの世界にはいないのか…。』

[あー。そうだよ。光の気配がこっちの世界には感じられない。最初、僕たちが落ちた場所あたりで気配が消えた。だから日本に帰ってるはずだよ。]

『うそだろ。だから捜しても見つからなかったのか。』

光が日本に帰った。
光とは、もう会えないのか…。
光、光、光。

全部、自分が悪い!
自分に対して怒りがわきあがってくる。
あいつに相談なんてしなければ、こんなことにならなかったんだ!

『あー!!くそがっ!!!どーしたら良いんだよ!くっそ!』

[おい。狼うるさいぞ。僕だってイライラしてるんだ。お前に。けど、帰っちゃったもんは、どうすることも出来ない。光の気持ちが、こっちの世界に戻りたいって強く思わない限り、もう会えない。お前も、僕もね。僕は寝るから、静かにしてよね。]

『お前は、それで良いのかよ。』

ジャンに声をかけるが返事はない。
本当に寝たのかよ。
はぁー。光。帰ってくるよな?

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