転生なんてもう懲り懲りです!ー次の人生は寿命を全うしたいと思います!ー

凪 冬夜

文字の大きさ
7 / 12
一章

オーリの精霊化

しおりを挟む

私は転移魔法を使いまくりパパとママにすごく心配された。
その後、神殿の様な部屋に連れて行かれ大きな丸い水晶に触れる様に言われた。
水晶は光り何か浮かび上げった。
それを見たママ達は私を侍女のフィーに任せると何やら話し合いを始めた。
何か不味かった?もしかして私また捨てられる?そう思うと自然と涙が流れた。

『ひ、姫様⁈どうなさいました⁈』
急に泣き出した私にフィーは慌て出した。

「ふぇ~ん…。」

『あらあら、オーリちゃんどうしたのかしら?』

「ママ~…ふぇ~ん。」
私は精一杯ママに手を伸ばした。

『よしよし、落ち着いて?何か不安になっちゃったのね?ママに聞かせて?』
トントンと背中を優しく叩かれていると落ち着いてきた。

「ヒック…ママ私何かダメだった?またしゅてられちゃうの?」
私の言葉にママや皆んなが固まってしまった。

『そんな事する訳ないじゃない!』
ママの大声に今度は私が固まった。
お陰で涙も引っ込んだ。

『オーリちゃんは何があってもママの子よ!ええ、誰が何と言おうと!』

『どうだ、オーリは間違いなく我とオリジンの子だ。』

「ママ、パパ…。」
パパは私の頭を撫でながら笑った。

『オーリ、シルが認めてるんだから大丈夫よ。ねぇシル?』

『マクスウェルの言う通りだよ?オーリは僕とマクスウェルの姪でもあるんだから。』
僕は精霊王なんだからと胸を張るシル叔父様に笑ってしまった。

『さぁ、オーリちゃんの笑顔も戻った事だし少し話をしましょう?』
ママは私を抱いたまま応接室に移った。

『さて、僕から話そう。』
シル叔父様は楽しそうに話を始めた。

『オーリは生後間も無くこの精霊界に来たよね?』
私は頷く。

『人間界と精霊界では時間の概念も違う事はオリジンから聞いていると思う。人間だったオーリは時間をかけて精霊界の環境に慣れて行ったんだ。その過程でオーリは精霊化してしまったんだよ。でも完全に精霊って訳じゃないんだ、半精霊って言えばいいのかな?体の細胞は精霊化してる、でも魂は人のままだ。』
身体は精霊で魂が人だと何なのか私には分からなかった。

『オーリ?私達精霊は人間が死のうが滅ぼうが心を痛めない。でもオーリは違う。人の心を持っているから少なからず心痛めるだろう。寿命は無いに等しいけど、それにオーリが耐えられるか私達は心配しているんだ。』
私が人間の事で心を痛める?私を捨てた両親は人間、前世で私に罪を着せ私を恐れ無残に処刑したのも人間だ。
憎むことがあっても助ける事は無いだろう。

「私、何のしぇーれぇー?」

『ふふ、オーリはね元素の精霊よ?これが証拠ね。』
ママが取り出したのは私が放ったファイアボール?だった。

『オーリ、普通も魔法を放ったらこうはならない。無意識にオーリが考えた事がそのまま起こったんだ。』

『クリスタルにファイアボールを包むなんてオーリにしか出来ないよ?』
ウェル叔母様とシル叔父様は心底楽しそうだ。
パパとママは戸惑いはあるけど私の寿命が伸びたのが嬉しいと言った。
人の生は一瞬だからと。
ん?これって私は今世では死なない?
まさかあの神がそんな事するとは到底思えなかった。
半信半疑だが私にはどうにも出来ない、これから私は精霊についても学ぶ事になった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

三回目の人生も「君を愛することはない」と言われたので、今度は私も拒否します

冬野月子
恋愛
「君を愛することは、決してない」 結婚式を挙げたその夜、夫は私にそう告げた。 私には過去二回、別の人生を生きた記憶がある。 そうして毎回同じように言われてきた。 逃げた一回目、我慢した二回目。いずれも上手くいかなかった。 だから今回は。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

処理中です...