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惑星エルリス
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しおりを挟む「これは、サイザル伯爵家の…」
「リナリアですわ。楽しんでしらっしゃいますか?」
「え、ええ…まぁ。」
ミハイル公爵はミレイユをチラリと見た。
まだクロードが去って行った方を見ている。
水帝リナリアはふ~んこれがミレイユねぇと観察した。
「クロードはおよしなさい、お嬢さん。」
えっ?とミレイユはリナリアを見上げた。
まるでクロードと顔見知りな言い方だ。
ミレイユはクロードの周りには美しい女しか居ないのかと怒りを覚えた。
「何故ですか?」
「貴女にクロードは手に負えないわ。私にも無理だもの、ねぇカイテル?」
頷く闇帝カイテル。
「貴方はクロードの事を何も知らない、知ろうともしていないでしょう?全てをしった時、貴女はクロードを諦めざるを得ないわ。ミハイル公爵、身を滅ぼす前に手を引く事をオススメ致しますわ。甘やかすだけが愛情ではありませんもの。」
リナリアはミハイル公爵の耳元で囁いた。
「貴方の娘が敵意を向けているルナ様は水の精霊王ですわよ?この意味公爵様ならお分かりになりますでしょ?では…」
リナリアは優雅な動きで去って行った。
ミレイユはこんどはリナリアを睨み、ミハイル公爵はリナリアが言った意味理解し青ざめた。
その後ミハイル公爵は何とか帰らないと言うミレイユを何とか屋敷へと連れ帰った。
その後、挨拶周りで娘を紹介されるクロードはもう面倒なので一発で倒す事に決めた。
娘を褒めちぎる、娘が倒れるを繰り返して行った。
勿論社交辞令だ。
そんなクロードにルナは頭を抱えた。
ルナもルナで言い寄る男を言葉巧みに沈めて行った。
おかげでオズワルド公爵家の部屋は倒れた令嬢やら紳士で一杯になりメイド達はてんてこ舞いだった。
「クロード!」
そこにウィリアムが焦った様子で人を掻き分けやって来た。
「やたら人が倒れるのだが、どうし…」
ウィリアムはクロードの笑顔とルナの笑顔を見て固まった。
勿論目は全く笑ってない。
「父上、面倒なので一発で沈めて居たんですよ。大丈夫ですよ、ちゃんと挨拶はしております。」
「私もですわ、そろそろ下がりましょうかクロード。」
「そうですね、ルナ。」
笑い合いながら下がって行く二人。
二人が居なくなった所には令嬢が倒れ、それを心配する父親が残っていた。
ウィリアムは成程そう言う事かと理解した。
こうして無事?終わりを迎えた夜会だが、後日やはりクロードへの縁談が山程申し込まれたのは言うまでも無いだろう。
夜会後はクロードはエデンで執務をこなしながら平和に過ごしていた。
しかし、平和も長くは続かないもの。
後日、王家からクロードへの縁談が持ち上がったのだった。
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