クラス転移で俺は神になる〜異世界チートハーレム無双〜

guju

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やっぱり気になる

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「暇だ」

訓練を拒否し、自室に戻ったもののとても時間が有り余っている。

7刻の鐘がなってから、次の鐘はまだなっていない。
つまり、まだまだ朝なのだ。

日本ならばゲームをしたり読書をしたりと、時間を消費する方法は五万とあるのだが、この世界にはそれが存在しない。

唯一ある読書も、本が保管されている場所がわからなければ無いに等しい。

「やっぱり、魔法に落ち着くのかな」

今朝、暴発した魔法を思い浮かべる。
手から出た炎が部屋を埋め尽くさんとするその光景に身震いを起こす。

だがしかし、魔法が使えないままで良いというものでは無いだろう。

そもそも、あれだけ国に喧嘩を売るような態度を取ったのだ。せめて、自分の身は最低限守れる力は付けておくべきだ。

「他の奴らは知らんが……」

ベッドに寝転がっていたソウは、そのように呟くと「よしやるか! 」と頬を叩いて気合を入れて起き上がった。

「てか、なんで俺火をイメージしたんだろ」

そうだ、よく良く考えれば火で練習する必要は無いのだ。
俺には沢山の属性がある。
例えば風、水辺りならば暴発してもあの火と同じ程度の規模ならさほど被害は出ないだろう。

被害が出ても、何も入っていない棚が倒れる程度だ。

それならば構わないと、あやふやな方法で手から水がでる様をイメージする。

「水よ、出ろ」


ーーぶしゃぁぁぁ!

勢いよく出た水は、渦を描くように放出され、開いていた窓から空へ向かって飛んでゆく。
それはまるで、龍が天へ帰るようである。

「魔法、すげー」

ソウは魔法に感動を覚える。

「よし、次は風だ! 」

先ほどと同じように、だが次は言葉に出さず''風よ出ろ''と唱えると、爆風のように風邪がふきあれる。

なんだか不思議な感じだ。
手から風や水が出るのもそうだが、身体の中を何科が駆け巡っているかのような感じが、魔法を発動すると同時に得られる。

「これが所謂魔力の流れ? 」

ラノベでよくある「魔力の流れを感じる」とやらを、ソウは魔法を発動させることによって感じ取った。

だが、これが異常なことであるとソウはまだ知らない。
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