いつかまたおなじ空のしたで

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程なく見つかった2人はすでに両手に袋を抱えていた。
「え！？」
「遅いぞリーナ、お前の分もちゃんと選んで買っておいた。」
ニヤリとトリスが言う。
「は？え？」
「えらんでおいた！」
レヴィもなんだか誇らしげに言う。
もーなんなのよ。　　
「そっか、2人ともありがとう！」
レヴィの袋を預かって、一度宿に戻る事にした。
部屋に戻って袋を開けると大惨事になった。
トリスがレヴィのわがままに付き合って際限なく買い物をしたせいだ。
袋にはもちろん次元収納の魔法がかけられていて、さまざまなものがあふれんばかりに、いやあふれているといっても過言ではない。
「トーリースー！」
私はトリスに、齧るぞ！のポーズをしてみせる。
いつも通り、いやいやとこわがるふりのトリス。
まったくもうー。
「ちゃんと仕訳して、片付けするよ！」
「ラジャー！」
お返事だけは立派なレヴィ。
だがしかし、腰には剣が着けたままだから片付けしたそばから剣でまた散らかる。
「レヴィ、練習はまた明日からだたら、剣は外しておこうよ？」
「え？あー！」
自分の引き起こした惨状にやっと気がつくレヴィ。
ほんと飽きさせない、かわいいが止まらない。
剣に「またあしたね！」なんていってベッドの脇に立て掛けると片付けに戻ってきた。
片付けながら、2人が選んでくれた服とかあわせてみると、、なかなかセンスがいい！
2人は私をよく見てくれてるんだなって、ちょっとじんときた。
片付け終わると、、なんか私のが多い。
なんで、なぜに？レヴィの支度買いに行ったのに、、
「リーナに似合うのがたくさんあったんだよ！」
レヴィが私によじ登りながら言う。
そっか、、2人でいたけど、3人で買い物してた？って事なのかな？
「ありがとう！順番に着てみるから、楽しみにしてね！」
たまらずトリスもふふっと笑う。
レヴィも「あははっ」って笑う。
私も「ふふふふっ」って、笑った。