いつかまたおなじ空のしたで

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歩きであの森を越えるには野営は避けられない。
さっきから馬車ですれ違う人からちらっと見られていた。
「森の中歩いた方がいいかもかな？、、」
レヴィが気にして言う。
「むー、、やっぱりそうだよね、、」
私達は相談の結果街道と並行に、森の中を街に向かう事にした。
ちょっとだけでもショートカットになるかな？って思ったけど、カーブの外がわだから逆にぐるっと迂回しちゃう事になるみたい。ぐはあ。
藤の木側の森だから、あの子に会えるかな？なんて考えながらまたしりとりをしながら木の根を踏まないように進む。
「こっちであってるかな？」
私は不安を口にしてみた。セレスティアナの場所は分かる。なんでかわかんないけど、頭の中に自分とセレスティアナの位置関係？みたいのがぼんやりだけど浮かんでくるからだ。
「んー、、わかんない。あははっ」
レヴィは楽しそうに笑う。
「わかんないね、ふふっ」
ピチピチッ。
鳥が帰って来始めた。森の中は薄暗いからわかんないけど、鳥が家に帰るって事はたぶんもうすぐ夕方っていう事だ。
私達は野営の準備をするために場所を探した。
野営には、2人が寝れてあと火が起こせるくらいの地面があればいい。
大きめの木の根元に良さそうな場所を見つけて、私達はその日の「宿」をそこに決めた。
落ち葉や枯れ木の枝を拾ってきて、その上に毛皮をひいてベッドにする。
落ち葉や枯れ木には虫がいるけど、そっとしていたらかじったりしてこないから大丈夫。
あとは石を積み重ねてかまどを作れば出来上がりだ。簡単かんたん。
火を起こしてスープを作る。
「微妙」なスープを
パンは買って来たやつだから美味しいパンだ。
「おばさんにお料理習えばよかったなぁ、、」
「！」
レヴィが目をまん丸にしてる。
「ねー！」
「うんうん！」
「あははは！」
いつものごはんを食べて、しっかり火を消したら。
2人で毛皮にくるまって眠った。