いつかまたおなじ空のしたで

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心配事が多すぎる。
この町はだいじょぶだとして、次の町はどうだろう。
藤の木の、あの子達はだいじょぶだろうか？
セレスティアナがクロイツに侵攻受けてるみたいな事をリアとおばさんは言っていた。
今のセレスティアナは見えないし触れない。
なんにもないって思って誰かに何かされていたら嫌だ。家や町が出来てるかもしれない。
集落の人やねこおばさん達はどうしているのかな？
私が2個石を取り返し逃したって言ったら、みんな残念がるだろうな、、、。
ただ、まずはお城に帰らないとなって思う。
どうしてって。
私の頭はもうすでにパンクしそうだからだ。
むつかしい事はトリスに相談だ。
今更だけど、スフィにおじさんに貰った石を持たせれば良かったのかも？って思っていた。
スフィはもうお城に着いているに違いない。
だって、別れてからもう2年も経ってるんだから。
おじさんはおじいちゃんに出してもらっているはずだからだいじょぶだ。たぶん。
みんなにお別れをしたら出発しよう。
レヴィと支度を済ませてロビーに降りると2人ともすでに待っていた。
「リーナおそいー」
「おはようさん」
2人が声をかけてくれた。
「おはよう」
「おはようー」
レヴィは目をこすりながら言う。
「朝食だね？」
「うん！」
リアはすっかり町娘という佇まいだ。
「腰に剣が無ければ」だけど。
まぁでも真剣じゃないし「剣士に憧れる女の子」に見えるだろう。
この町にまた活気が戻ってくれたら嬉しい。
山盛りのごはんを食べながら、私達3人はとりとめもない話でお腹と胸を満たした。
さぁ出発だ。