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邪竜研究ノート。①~どらごんの日記より~
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――――邪竜伝承――――
――――その昔、邪竜が人間の集落を襲っていたときのことだった。
聖なる竜が空から舞い降り、人間を襲う邪竜へ戦いを挑んだ。
その戦いはとても激しく、二体の竜が三日三晩に渡って縦横無尽に空を飛び回り、咆哮を轟かせた。
やがて、聖なる竜には勝てぬと悟ったのか、邪竜は最後に一際大きな咆哮を上げ、逃げ去った。
激しい戦いに聖なる竜は傷を負ったのか、よろよろと空を飛んで去って行った。
こうして邪竜は、聖なる竜に退治され、二度と人里には近付かなくなったという――――
『半月。ハレ。
アイツ まじムカつく!
われが にんげん共を おどかしてたら、いきなり来て 七十じかんも せっきょう とか!
あたまクる! 一方てきな せっきょう!
だから、「この のうみそ ハチミツづけの 甘とう やろうが! オマエなんか、とうぶん かたで デブって とべなくなっちまえ!」と、アイツへ のろいを かけてやった。
それでも きが おさまらん!
とりあえず、こんど アイツの かってる ようほうの ハチを、ぜんぶ にがしてやる。
いーびる・どらごん』
どうやら、邪竜は聖竜と知り合いだったようだ。それも、お互いの棲み処を行き来する程に仲が良いと思われる。
というか、誰もが知っている有名な話。聖竜の邪竜退治に、このような真相があったとは驚きだ。
七十時間にも渡るお説教とは、する方もされる方も大変だろう。
そして、報復がなんだか微笑ましく思える。
やはり、この邪竜にはお茶目さを感じる。
『十二や。出さきは ハレ。
ちょっとばかり、にんげんどもと 仲よく してるからって、ほーりー・どらごん とか よばれて ちょうし こきやがって!
はら立たしさが おさまらん ので、あの のうみそ ハチミツづけの 甘とう やろうが いない すきに、ヤツの かっている ハチを 一ぴき のこらず ぜんぶ にがして やった!
ハチの ひっこしと いしゅがえし 大せいこう♪
いーびる・どらごん』
『■■■■■が―― ←本名キンシ!
飼育している養蜂の蜂が全て逃げたと、私に嘆いていたのだが・・・
そういうこと、か。
まあ、あの程度の意趣返しなれば、よかろう。
片方の意見を鵜呑みにし、一方的に悪を決め付けることはよくないと、私も思う。
しかし、奴からの蜂蜜酒が手に入らなくなってしまったではないか。
代わりの酒を所望する。
■■■■―― ←だから、本名キンシなの!
のんだくれ どらごん』
飲んだくれドラゴンは、筆蹟…爪蹟? の文字からすると、先の古代竜と同一竜だと思われる。
『まあ、いいけどね!
かじつしゅ なら、つくってもいいよ。
ぶどうで ワイン とか?
りんごで シードル とか?』
『では、シードルを所望する。
しかし、誰が飲んだくれだ。』
『じゃあ、りんごの木 ひろって くる。
みが じゅく したら しこむ。
だって、さけ すきでしょ?』
『酒好きを否定はせぬがな。
まあ、待つのも一興。
良い酒を期待しているぞ。』
伝言板のようなやり取りが交わされている。
そして・・・飲んだくれドラゴンこと古代竜、そして、聖竜と邪竜。この三体は、互いに交流を持ち、仲が良かったのではないと見受けられる。
――――その昔、邪竜が人間の集落を襲っていたときのことだった。
聖なる竜が空から舞い降り、人間を襲う邪竜へ戦いを挑んだ。
その戦いはとても激しく、二体の竜が三日三晩に渡って縦横無尽に空を飛び回り、咆哮を轟かせた。
やがて、聖なる竜には勝てぬと悟ったのか、邪竜は最後に一際大きな咆哮を上げ、逃げ去った。
激しい戦いに聖なる竜は傷を負ったのか、よろよろと空を飛んで去って行った。
こうして邪竜は、聖なる竜に退治され、二度と人里には近付かなくなったという――――
『半月。ハレ。
アイツ まじムカつく!
われが にんげん共を おどかしてたら、いきなり来て 七十じかんも せっきょう とか!
あたまクる! 一方てきな せっきょう!
だから、「この のうみそ ハチミツづけの 甘とう やろうが! オマエなんか、とうぶん かたで デブって とべなくなっちまえ!」と、アイツへ のろいを かけてやった。
それでも きが おさまらん!
とりあえず、こんど アイツの かってる ようほうの ハチを、ぜんぶ にがしてやる。
いーびる・どらごん』
どうやら、邪竜は聖竜と知り合いだったようだ。それも、お互いの棲み処を行き来する程に仲が良いと思われる。
というか、誰もが知っている有名な話。聖竜の邪竜退治に、このような真相があったとは驚きだ。
七十時間にも渡るお説教とは、する方もされる方も大変だろう。
そして、報復がなんだか微笑ましく思える。
やはり、この邪竜にはお茶目さを感じる。
『十二や。出さきは ハレ。
ちょっとばかり、にんげんどもと 仲よく してるからって、ほーりー・どらごん とか よばれて ちょうし こきやがって!
はら立たしさが おさまらん ので、あの のうみそ ハチミツづけの 甘とう やろうが いない すきに、ヤツの かっている ハチを 一ぴき のこらず ぜんぶ にがして やった!
ハチの ひっこしと いしゅがえし 大せいこう♪
いーびる・どらごん』
『■■■■■が―― ←本名キンシ!
飼育している養蜂の蜂が全て逃げたと、私に嘆いていたのだが・・・
そういうこと、か。
まあ、あの程度の意趣返しなれば、よかろう。
片方の意見を鵜呑みにし、一方的に悪を決め付けることはよくないと、私も思う。
しかし、奴からの蜂蜜酒が手に入らなくなってしまったではないか。
代わりの酒を所望する。
■■■■―― ←だから、本名キンシなの!
のんだくれ どらごん』
飲んだくれドラゴンは、筆蹟…爪蹟? の文字からすると、先の古代竜と同一竜だと思われる。
『まあ、いいけどね!
かじつしゅ なら、つくってもいいよ。
ぶどうで ワイン とか?
りんごで シードル とか?』
『では、シードルを所望する。
しかし、誰が飲んだくれだ。』
『じゃあ、りんごの木 ひろって くる。
みが じゅく したら しこむ。
だって、さけ すきでしょ?』
『酒好きを否定はせぬがな。
まあ、待つのも一興。
良い酒を期待しているぞ。』
伝言板のようなやり取りが交わされている。
そして・・・飲んだくれドラゴンこと古代竜、そして、聖竜と邪竜。この三体は、互いに交流を持ち、仲が良かったのではないと見受けられる。
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