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ヴァンパイア編。
6.コアな刃物マニアだったりする?
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「って、苦しいわ雪路っ!?」
どうやら正気に戻ったような、ひゆうという男。小柄な男はゆきじという名前らしい。名前の響きからして、大和のヒトだろうか? もしかして…
「あ゛あ? 手前ぇが身の程知らずなことすっからだろがよ? ひゆう」
「そ、それについては、謝る! というか、今邪魔してンなお前だ雪路っ!?」
「んあ? おお、悪ぃ」
パッと手を離すゆきじ。
「よし、謝れ」
「…すまなかった。俺はヒュー。で、そっちが雪路だ」
「アル」
短く名乗る。
「怪我をしているなら、うちの船医に診察させる。無論、無償で」
「あ、ひゆう。それもう断られた」
「あ~…じゃあ、なんか別の詫びを…」
「・・・君、猫のヒト? 御厨雪路?」
じっとゆきじを見る。
「あ? なんで自分の名前知って・・・いや、待て。アル? お前もしかして、あのアル…なのか?」
「そう。久し振りだね? 雪君」
「うっわ、すっげぇ久し振りっ!? 懐かしい呼び方! 元気してたか? つかアルお前、ガキの頃からあんま変わってねぇな。どれくらい振りだ?」
「まあね。百…数十年振りじゃない?」
彼…猫系の獣人の雪君は、昔の友人の御厨雪路だったらしい。道理で見覚えというか、既視感があったワケだ。
ちなみに、雪君は孤児なので正確な年齢は不明だが、おそらくは同世代だろう。オレが二百と半世紀弱くらい。雪君もその辺りの年齢。せいぜい離れていても、プラマイ二十歳前後と言ったところ。
「なんだ、雪路。知合いか?」
「おう。随分会ってねぇが、ガキの頃の知合いだ」
「お前のガキの頃のダチが、ダイヤ商会の従業員か?」
「なのか? アル」
「まあ、そんなとこかな」
実際には、武器開発部門の重役でASブランドの創設者兼、ダイヤ商会の株主でもある。まあ、株は弟と合わせても三割強の保有率だが…弟はアホなので、それもオレがほぼ一人で仕方無く管理している。
そして、アダマスの事業の中でも、ダイヤ商会は割と重要だったりするんだよなぁ。
まあ、他の商会を含めての総合経営の舵取りは兄さんがしていて、オレは元々経営にタッチするつもりはなかった。が、株主総会にオレを呼ぶ為に、兄さんに持たされた。
一時、兄さんにはオレへの接近禁止令が出ていたからな・・・その十数年の間に、公的な場なら、と画策した名残とでも言うべきか…
接近禁止令の原因についてはトラウマなので割愛。
「と、ところでアルは、ダイヤ商会でどんなことをしているんだ? 武器に携わってンのか?」
ゴクリと生唾を呑み込む雪君。
「…さっきも思ったけどさ、雪君て、コアな刃物マニアだったりする?」
「いや、マニアって程じゃねぇよ」
なぜか照れる雪君。
「そう。ま、いいけどさ。うちの商品は値段も割高だし、ヒトを選ぶからね。お客さんは歓迎するよ。ちなみに、オレは作る方はノータッチ」
オレがするのは、武器のコンセプトと設計への適当な口出しとモニター、そして素材を少々弄る程度。実際に武器を作るのは鍛冶師である弟の役目だ。オレは、作っていない。
「そうなのか…」
雪君があからさまに気落ち。それはヒューの方も同様。
「・・・だがしかしっ、アルがダイヤ商会の関係者なのは間違いない!」
力強く言うヒュー。
「コネとか無理だよ? 普通に購入してください」
「「っ!?!?」」
二人してショックを受けた顔。
「まあ、それは置いといて。その剣、ASの三十番台以内じゃないですか? よく手に入りましたね。大変じゃありませんでしたか?」
というのも、ASブランドの若いナンバーはうちが独占している。一から二十番台まではエレイスや父上、兄さんの私設部隊、姉さん夫妻の屋敷にも卸している。更にそこから、予約しているヒト達も多くいる。そして更に、人間のハンターにも卸す。一般に流れるのは、凡そ…七十番台後半からになるだろうか? それより下のナンバーでも、一般人が買うにはハードルが高い値が付いている。刻印が捺されていない…弟が直に打っていない物なら、無理をすれば一般人にも手が届く範囲になるが…それでもお高い。
そもそもがうち…アダマスの私用が目的の武器開発。その余りを売ってみたら人気になったのだ。ちなみに、弟が直接打っているのは五十番まで。それ以降は、別の鍛冶職人の作になる。自分で打った一から五十までにASの刻印。そして、五十以下から百までを、弟が耐久度や性能順に番付をする。五十から百はナンバーだけ。そして百より下はナンバリングはしない。奴は紛れもなく鈍くてアホだが、鍛冶職人としての腕は良い。一応アレでも、ドワーフに弟子入りして一人立ちしたくらいだ。目利きも相当なもの。数少ない取り柄と言える。アホだが。
「わかるかっ!?」
キランと光る瞳。飴色の瞳に、新緑の色味が加わる。
「まあ…」
内情を知っているからこそ余計に、それがどれ程入手困難なのかを理解している。相当額を払ったのだろうとも予想は付くが…そうだな。念の為、武器を横流ししている奴がいないかを調べた方がいいかもしれない。
「そう! 物凄く大変だったんだ!」
「へぇ…どうやって手に入れたんですか?」
ヒューが持っているのはカトラスという幅広な片刃の剣。その剣のカスタム型。ナンバーは二十七番だそうだ。カスタム型というのは、通常の剣とは違い、少し形やその他の箇所を弄っている剣のこと。ヒューの持つカトラスは、重心を弄っているバージョン。剣先が重い為、威力は高くなるが、少々癖もある剣に仕上がっている。剣に振り回されずに扱うのは難しい。玄人向けの剣だ。
どう入手したかと聞くと、刀剣マニアの犯罪者を数年間ひたすらに追いかけたのだという。そして、漸く手に入れたのが重心カスタム型カトラスの二十七番というワケだ。
刀剣マニアの犯罪者か…成る程ね。それなら、他人の剣を奪うこともあるだろう。ぶっちゃけ、鑑賞用で買われた後の武器の保管状況を調べるのは難しい。持ち主が所有を明かさない場合もあるし、盗難されても持ち主が気付かない場合もあったりする。
「それにしても、よく無事だったよねー? アル君」
「雪君? なんでいきなり君付け?」
「ん?なんとなく? アルに触発されて。嫌ならやめるよー?」
「別に嫌じゃないけど…」
「けど?」
「なんていうか、雪君。大分丸くなったね」
昔はかなり尖っていたのに…ま、今でもその片鱗はあるが。激高したとき以外は出ていないのだから、上手く隠せるようになったというべきか。
「まあ、御厨もそれなりに年食ったからねー」
雰囲気が昔よりも柔らかくなった。
「一人称、御厨なんだ」
「名前、忘れないようにねー」
「そう」
雪君の母親は、大和というアジアの島国のヒトだったらしい。雪君が相当小さい頃に亡くなっており、雪君はそれ以来名前を呼ばれることがなくなり、とうとう自分の名前を忘れてしまった。
『御厨雪路』と彫られた金属製のプレートをずっと持っていたというが、漢字を読める者は誰もおらず…雪君は名無しとずっと呼ばれていた。オレと出逢ったのはそんな頃。
オレは、姉さんが大和生まれだから少しなら漢字が読めた。それで『御厨雪路』の雪の部分だけは読めたから、それ以来彼を雪君と呼んでいる。今なら、ちゃんと『みくりやゆきじ』と読めるけどね。
「そう言や…お前のナイフ、かなりいい代物だろ。初撃で砕けないどころか、下手すりゃ俺の剣が削られるところだった程の物だ。ASブランドのナイフか?」
まあ、そりゃあかなりいい物だ。なにせ、ASブランドの試作品にして雛形。最高品質の素材を使用してコストを度外視、そして腕の良い鍛冶職人である弟が自重無しで創った一点物。
出所が知られると厄介なので、わざと無銘にしてある。
「まあ、それなり…ですかね。一応、武器商ですから」
ということにしておく。
「それに、お前自身もなかなかの腕で驚いた」
「そりゃどうも。まあ、まぐれみたいなものですよ。必死でしたからね」
というか、あれは完全な失敗。あのときのヒューの攻撃は、躱すべきだった。そうじゃなければ、受け流すべき。そうしとけば、無駄に腕を傷めることもなかっただろう。まあ、とっさだったから、あれに反応できただけでもよしとするしかないが・・・
どうやら正気に戻ったような、ひゆうという男。小柄な男はゆきじという名前らしい。名前の響きからして、大和のヒトだろうか? もしかして…
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「そ、それについては、謝る! というか、今邪魔してンなお前だ雪路っ!?」
「んあ? おお、悪ぃ」
パッと手を離すゆきじ。
「よし、謝れ」
「…すまなかった。俺はヒュー。で、そっちが雪路だ」
「アル」
短く名乗る。
「怪我をしているなら、うちの船医に診察させる。無論、無償で」
「あ、ひゆう。それもう断られた」
「あ~…じゃあ、なんか別の詫びを…」
「・・・君、猫のヒト? 御厨雪路?」
じっとゆきじを見る。
「あ? なんで自分の名前知って・・・いや、待て。アル? お前もしかして、あのアル…なのか?」
「そう。久し振りだね? 雪君」
「うっわ、すっげぇ久し振りっ!? 懐かしい呼び方! 元気してたか? つかアルお前、ガキの頃からあんま変わってねぇな。どれくらい振りだ?」
「まあね。百…数十年振りじゃない?」
彼…猫系の獣人の雪君は、昔の友人の御厨雪路だったらしい。道理で見覚えというか、既視感があったワケだ。
ちなみに、雪君は孤児なので正確な年齢は不明だが、おそらくは同世代だろう。オレが二百と半世紀弱くらい。雪君もその辺りの年齢。せいぜい離れていても、プラマイ二十歳前後と言ったところ。
「なんだ、雪路。知合いか?」
「おう。随分会ってねぇが、ガキの頃の知合いだ」
「お前のガキの頃のダチが、ダイヤ商会の従業員か?」
「なのか? アル」
「まあ、そんなとこかな」
実際には、武器開発部門の重役でASブランドの創設者兼、ダイヤ商会の株主でもある。まあ、株は弟と合わせても三割強の保有率だが…弟はアホなので、それもオレがほぼ一人で仕方無く管理している。
そして、アダマスの事業の中でも、ダイヤ商会は割と重要だったりするんだよなぁ。
まあ、他の商会を含めての総合経営の舵取りは兄さんがしていて、オレは元々経営にタッチするつもりはなかった。が、株主総会にオレを呼ぶ為に、兄さんに持たされた。
一時、兄さんにはオレへの接近禁止令が出ていたからな・・・その十数年の間に、公的な場なら、と画策した名残とでも言うべきか…
接近禁止令の原因についてはトラウマなので割愛。
「と、ところでアルは、ダイヤ商会でどんなことをしているんだ? 武器に携わってンのか?」
ゴクリと生唾を呑み込む雪君。
「…さっきも思ったけどさ、雪君て、コアな刃物マニアだったりする?」
「いや、マニアって程じゃねぇよ」
なぜか照れる雪君。
「そう。ま、いいけどさ。うちの商品は値段も割高だし、ヒトを選ぶからね。お客さんは歓迎するよ。ちなみに、オレは作る方はノータッチ」
オレがするのは、武器のコンセプトと設計への適当な口出しとモニター、そして素材を少々弄る程度。実際に武器を作るのは鍛冶師である弟の役目だ。オレは、作っていない。
「そうなのか…」
雪君があからさまに気落ち。それはヒューの方も同様。
「・・・だがしかしっ、アルがダイヤ商会の関係者なのは間違いない!」
力強く言うヒュー。
「コネとか無理だよ? 普通に購入してください」
「「っ!?!?」」
二人してショックを受けた顔。
「まあ、それは置いといて。その剣、ASの三十番台以内じゃないですか? よく手に入りましたね。大変じゃありませんでしたか?」
というのも、ASブランドの若いナンバーはうちが独占している。一から二十番台まではエレイスや父上、兄さんの私設部隊、姉さん夫妻の屋敷にも卸している。更にそこから、予約しているヒト達も多くいる。そして更に、人間のハンターにも卸す。一般に流れるのは、凡そ…七十番台後半からになるだろうか? それより下のナンバーでも、一般人が買うにはハードルが高い値が付いている。刻印が捺されていない…弟が直に打っていない物なら、無理をすれば一般人にも手が届く範囲になるが…それでもお高い。
そもそもがうち…アダマスの私用が目的の武器開発。その余りを売ってみたら人気になったのだ。ちなみに、弟が直接打っているのは五十番まで。それ以降は、別の鍛冶職人の作になる。自分で打った一から五十までにASの刻印。そして、五十以下から百までを、弟が耐久度や性能順に番付をする。五十から百はナンバーだけ。そして百より下はナンバリングはしない。奴は紛れもなく鈍くてアホだが、鍛冶職人としての腕は良い。一応アレでも、ドワーフに弟子入りして一人立ちしたくらいだ。目利きも相当なもの。数少ない取り柄と言える。アホだが。
「わかるかっ!?」
キランと光る瞳。飴色の瞳に、新緑の色味が加わる。
「まあ…」
内情を知っているからこそ余計に、それがどれ程入手困難なのかを理解している。相当額を払ったのだろうとも予想は付くが…そうだな。念の為、武器を横流ししている奴がいないかを調べた方がいいかもしれない。
「そう! 物凄く大変だったんだ!」
「へぇ…どうやって手に入れたんですか?」
ヒューが持っているのはカトラスという幅広な片刃の剣。その剣のカスタム型。ナンバーは二十七番だそうだ。カスタム型というのは、通常の剣とは違い、少し形やその他の箇所を弄っている剣のこと。ヒューの持つカトラスは、重心を弄っているバージョン。剣先が重い為、威力は高くなるが、少々癖もある剣に仕上がっている。剣に振り回されずに扱うのは難しい。玄人向けの剣だ。
どう入手したかと聞くと、刀剣マニアの犯罪者を数年間ひたすらに追いかけたのだという。そして、漸く手に入れたのが重心カスタム型カトラスの二十七番というワケだ。
刀剣マニアの犯罪者か…成る程ね。それなら、他人の剣を奪うこともあるだろう。ぶっちゃけ、鑑賞用で買われた後の武器の保管状況を調べるのは難しい。持ち主が所有を明かさない場合もあるし、盗難されても持ち主が気付かない場合もあったりする。
「それにしても、よく無事だったよねー? アル君」
「雪君? なんでいきなり君付け?」
「ん?なんとなく? アルに触発されて。嫌ならやめるよー?」
「別に嫌じゃないけど…」
「けど?」
「なんていうか、雪君。大分丸くなったね」
昔はかなり尖っていたのに…ま、今でもその片鱗はあるが。激高したとき以外は出ていないのだから、上手く隠せるようになったというべきか。
「まあ、御厨もそれなりに年食ったからねー」
雰囲気が昔よりも柔らかくなった。
「一人称、御厨なんだ」
「名前、忘れないようにねー」
「そう」
雪君の母親は、大和というアジアの島国のヒトだったらしい。雪君が相当小さい頃に亡くなっており、雪君はそれ以来名前を呼ばれることがなくなり、とうとう自分の名前を忘れてしまった。
『御厨雪路』と彫られた金属製のプレートをずっと持っていたというが、漢字を読める者は誰もおらず…雪君は名無しとずっと呼ばれていた。オレと出逢ったのはそんな頃。
オレは、姉さんが大和生まれだから少しなら漢字が読めた。それで『御厨雪路』の雪の部分だけは読めたから、それ以来彼を雪君と呼んでいる。今なら、ちゃんと『みくりやゆきじ』と読めるけどね。
「そう言や…お前のナイフ、かなりいい代物だろ。初撃で砕けないどころか、下手すりゃ俺の剣が削られるところだった程の物だ。ASブランドのナイフか?」
まあ、そりゃあかなりいい物だ。なにせ、ASブランドの試作品にして雛形。最高品質の素材を使用してコストを度外視、そして腕の良い鍛冶職人である弟が自重無しで創った一点物。
出所が知られると厄介なので、わざと無銘にしてある。
「まあ、それなり…ですかね。一応、武器商ですから」
ということにしておく。
「それに、お前自身もなかなかの腕で驚いた」
「そりゃどうも。まあ、まぐれみたいなものですよ。必死でしたからね」
というか、あれは完全な失敗。あのときのヒューの攻撃は、躱すべきだった。そうじゃなければ、受け流すべき。そうしとけば、無駄に腕を傷めることもなかっただろう。まあ、とっさだったから、あれに反応できただけでもよしとするしかないが・・・
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