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ヴァンパイア編。
64.・・・ロゼットとお茶がしたいですっ!!!
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「・・・・・・・・・もう、限界ですっ!!!」
苛立ちに任せ、机に両手を衝くと、バキッ! と音を起てて机が割れました。ついでに、バッと書類が散らばります。しかし、そんな些細なことは今はどうでもいいのですっ!?
「どうなさいましたか? フェンネル様」
リリアナイトの船へ来て…いえ、閉じ籠められてから、何日経ったでしょうか・・・
毎日毎日、リリアナイトから書類の山が届き、僕の仕事は書面上は問題無く進んでいます。
しかし、僕はロゼットに逢いたいのですっ!!
こんな風にリリアナイトに足留めを食らっている場合ではありません!!
「フェンネル様?」
「失礼、少々書類仕事に飽きました」
「休憩になさいますか?」
椿に似た侍女が僕へ訪ねます。
「ええ。少し、休憩にします」
「コーヒーと紅茶、どちらになさいますか?」
「紅茶をお願いします」
僕が机から移動すると、彼女達がキビキビと動きます。散らばった書類を集めたり、割れた机を撤去したり、お茶の準備をしたり・・・
椿を思わせるアジア系や、ロゼットを思わせる薄い色の金髪碧眼、黒髪、目鼻立ちなど…どこか似通った彼女達が動くのを眺め・・・
苛立つ衝動を紛らわせます。
ああ…ですが、顔や雰囲気だけが椿とロゼットと似ている彼女達では、非常に物足りません。
僕がリリアナイトの船に滞在している間、椿とロゼットはどう過ごしているのでしょうか?
大変気になります!!!
まあ、書類を片付ける暇潰しに、僕から椿を奪ったあのヘタレ野郎をどう始末するかの計画を練っていましたが・・・僕がここにいては、肝心の計画が実行できないではないですか。
とはいえ、椿の目…というよりは耳でしょうか?を、掻い潜るのは大変で、大抵は計画の準備段階で潰されてしまうのですが・・・
椿の眷属は蜘蛛ですからね。どこにでも潜り込めるのです。蜘蛛の中には自らの糸でバルーンを作り出し、成層圏まで飛び上がって移動するような種類もいますからね。
水に棲息する蜘蛛や、海に棲む蜘蛛も・・・
その情報網は、非常に優れているのです。
それで、あのヘタレ野郎を守っているかと思うと、怒りが沸々と込み上げます。
椿に守られやがって・・・
挙げ句、ロゼットにまで気に入られやがって・・・あの野郎、僕の愛する妹達を誑かしやがった…
絶対に赦さんっ!!
あのヘタレ…いつか殺すっ!!!
とまあ、それは実現が大変困難なので、その代わり、いつもの通りに書類や流通関係での細かい嫌がらせをしておきますが・・・
この嫌がらせ、地味に難しいんですよね? 椿やブライト家自体には迷惑や打撃を与えないよう、あのヘタレ野郎だけにピンポイントで嫌がらせをするのは、なかなか調節が難しい。
なにせ、椿とその子供達への悪影響など以ての外ですからね。あの子達は、椿の子ですから。
特に、上の子は、ロゼットと似て少々身体が弱いですからね。…あの子はまた、ロゼットとは別の意味での虚弱さですが・・・
椿に生き写し、なのです。
男の子、なのですが・・・
椿の種族は元々女系。
女郎蜘蛛という一族だそうで、その身に毒を宿し、血が毒性を帯びているのです。
なぜ女系なのか・・・それは、椿が男の子を生んだことで、理由が判明しました。
男は、その自身の身に宿る毒に耐え切れずに自家中毒を起こして幼くして亡くなるから…でした。
椿が絲音義母上に問い合わせたら、言われたそうです。可哀想だが、子供を諦めるようにと。
その椿の絶望を、ロゼットが阻止しました。
そしてあの子の自家中毒を緩和させる為、ロゼットとフェイドは一時期、椿達と暮らしていました。
あの子へ、ロゼットの血を与える為に。
ロゼットは毒や薬を全て無効化する体質で、その血は万能薬に近い効能を持っていますからね。
まずは椿の血液から精製した猛毒をロゼットが飲み、椿の毒に強い耐性を付け、椿の毒に対する解毒効果を高めた自身の血を、ロゼットは十年間程継続的に、あの子へと与えていたそうです。
フェイドは、そんなふらふら状態のロゼットへ、精気と血液の提供。
あの子が自身の毒へ、ある程度の耐性を持つようになるまでそれを続けて・・・
椿は蜘蛛ですからね。牙の形状が特殊なのです。
蜘蛛は獲物へ牙を突き立て、神経を麻痺させる毒と胎内を溶かす毒とを流し込みながら獲物が死ぬまでその体液を啜るもの。その牙は太くて、簡単には抜けないように反しになっていて、肉へ食い込むような構造なのです。
椿の子供も、その牙の形状を受け継いでいます。
そして、神経を麻痺させれば痛みは少ないのですが、ロゼットには毒が効かないのです。
毒が効かず、傷の治りの遅いロゼット。
フェイド曰く、その当時のロゼットの腕は傷だらけだったと言います。傷が治り切る前に、その傷の上からまた腕を噛ませることを繰り返して・・・
椿は、そのことに大変苦悩していました。
子供を丈夫に生んであげられなかったことを、ロゼットを傷付けてその血を搾り取ることを、とても悔やんでいたのです。「フェンネル…兄様。あたしが、あの子を丈夫に生んであげられなかったことが悪いのに、我が子可愛さで・・・妹と弟の血を貪るあたしは・・・とても非道い女なんだ」と、そう嘆いていました。
僕の妹を泣かせるなんて、万死に値しますよ全く。まあ…椿はそれでも絶対に泣きませんでしたが。
僕も、自分の目を治す為に、リュース嬢やロゼットの血を貪りましたからね。
今でも、目が痛むときにはロゼットの血を飲みますし…それ以外でも飲みますが・・・
椿の気持ち…というか、ロゼットの血を貪るということに対する罪悪感はわかります。
他者を癒す為にその身を削る彼女達は、とても尊くて・・・美しい程に、痛々しい。
そして、同居の間に、あのヘタレ野郎は僕のロゼットと仲良くなりやがったのです。
赦すまじ! 僕がロゼットへ接近禁止令を食らっている間に、ロゼットと…ついでにフェイドとも仲良くだなんて・・・羨ましいじゃないですかっ!?
あの十年間、僕がどれ程寂しくて蚊帳の外気分を味わったことかっ!!!
あのときは、ロゼットに逢えず、血も全く飲めなくて、本当に発狂するかと思いましたよ。
目の痛みも地味に辛かったですし。
多少の自業自得感は否めませんけど・・・
常備薬なんです。ロゼットの血は。
飲むと、気分も落着きます。
あのときは強い痛み止めで乗り切りましたが、僕にはロゼットの血が一番効くんです。
でもその間に、ロゼットを殺し掛けたことで、かなり邪険にされていた椿との関係がある程度修復し、会話をしてくれるようになりました。
椿は・・・怒ると非常に怖いのです。
絶対に口も利いてくれませんし・・・全く近寄らせてもくれません。手紙も、全て開封されずに送り返されて、逢いに行くと冷ややかな銀環の漆黒が、遠くから蔑むような視線を寄越すだけで・・・あれには、大層堪えましたね。
思い出すだけで…胸と胃がキリキリと痛みます。
まあ、そんな諸々の私怨と恨みとを籠めて、あのヘタレ野郎の精神と神経を少しでも擦り減らしてやるべく、些細な嫌がらせを仕込みます。
ちなみに、下の子は女の子なので丈夫です。
椿似の女の子。
可愛いです。
ええ。可愛いのです。
栗色の髪の毛だとか、青い瞳だろうが、誰がなんと言おうと椿似です。椿が生んだ、椿の子ですからね。あのヘタレの影がチラつこうとも、断固として椿似です。それ以外は認めません。
一つ、思うのは・・・あの子が生まれたのが、僕がロゼットを殺し掛けた直後でなくて本当によかったと思っています。
ロゼットが寝ているあの時期だったなら、あの子は確実に亡くなっていたでしょうから・・・
「・・・はぁ」
深呼吸をして、少し頭を冷やしましょう。
紅茶の匂いが漂って来ました。
これは…ロゼットの好きな紅茶の匂い。
・・・ロゼットとお茶がしたいですっ!!!
「フェンネル様、どちらへ?」
「すみません。やはりお茶は後にします。リリアナイトへ抗議しに行くので、あなた方は待機を」
リリアナイトは、僕の侍女…椿やロゼットに似た彼女達が気に食わないようですからね。
「行ってらっしゃいませ。フェンネル様」
苛立ちに任せ、机に両手を衝くと、バキッ! と音を起てて机が割れました。ついでに、バッと書類が散らばります。しかし、そんな些細なことは今はどうでもいいのですっ!?
「どうなさいましたか? フェンネル様」
リリアナイトの船へ来て…いえ、閉じ籠められてから、何日経ったでしょうか・・・
毎日毎日、リリアナイトから書類の山が届き、僕の仕事は書面上は問題無く進んでいます。
しかし、僕はロゼットに逢いたいのですっ!!
こんな風にリリアナイトに足留めを食らっている場合ではありません!!
「フェンネル様?」
「失礼、少々書類仕事に飽きました」
「休憩になさいますか?」
椿に似た侍女が僕へ訪ねます。
「ええ。少し、休憩にします」
「コーヒーと紅茶、どちらになさいますか?」
「紅茶をお願いします」
僕が机から移動すると、彼女達がキビキビと動きます。散らばった書類を集めたり、割れた机を撤去したり、お茶の準備をしたり・・・
椿を思わせるアジア系や、ロゼットを思わせる薄い色の金髪碧眼、黒髪、目鼻立ちなど…どこか似通った彼女達が動くのを眺め・・・
苛立つ衝動を紛らわせます。
ああ…ですが、顔や雰囲気だけが椿とロゼットと似ている彼女達では、非常に物足りません。
僕がリリアナイトの船に滞在している間、椿とロゼットはどう過ごしているのでしょうか?
大変気になります!!!
まあ、書類を片付ける暇潰しに、僕から椿を奪ったあのヘタレ野郎をどう始末するかの計画を練っていましたが・・・僕がここにいては、肝心の計画が実行できないではないですか。
とはいえ、椿の目…というよりは耳でしょうか?を、掻い潜るのは大変で、大抵は計画の準備段階で潰されてしまうのですが・・・
椿の眷属は蜘蛛ですからね。どこにでも潜り込めるのです。蜘蛛の中には自らの糸でバルーンを作り出し、成層圏まで飛び上がって移動するような種類もいますからね。
水に棲息する蜘蛛や、海に棲む蜘蛛も・・・
その情報網は、非常に優れているのです。
それで、あのヘタレ野郎を守っているかと思うと、怒りが沸々と込み上げます。
椿に守られやがって・・・
挙げ句、ロゼットにまで気に入られやがって・・・あの野郎、僕の愛する妹達を誑かしやがった…
絶対に赦さんっ!!
あのヘタレ…いつか殺すっ!!!
とまあ、それは実現が大変困難なので、その代わり、いつもの通りに書類や流通関係での細かい嫌がらせをしておきますが・・・
この嫌がらせ、地味に難しいんですよね? 椿やブライト家自体には迷惑や打撃を与えないよう、あのヘタレ野郎だけにピンポイントで嫌がらせをするのは、なかなか調節が難しい。
なにせ、椿とその子供達への悪影響など以ての外ですからね。あの子達は、椿の子ですから。
特に、上の子は、ロゼットと似て少々身体が弱いですからね。…あの子はまた、ロゼットとは別の意味での虚弱さですが・・・
椿に生き写し、なのです。
男の子、なのですが・・・
椿の種族は元々女系。
女郎蜘蛛という一族だそうで、その身に毒を宿し、血が毒性を帯びているのです。
なぜ女系なのか・・・それは、椿が男の子を生んだことで、理由が判明しました。
男は、その自身の身に宿る毒に耐え切れずに自家中毒を起こして幼くして亡くなるから…でした。
椿が絲音義母上に問い合わせたら、言われたそうです。可哀想だが、子供を諦めるようにと。
その椿の絶望を、ロゼットが阻止しました。
そしてあの子の自家中毒を緩和させる為、ロゼットとフェイドは一時期、椿達と暮らしていました。
あの子へ、ロゼットの血を与える為に。
ロゼットは毒や薬を全て無効化する体質で、その血は万能薬に近い効能を持っていますからね。
まずは椿の血液から精製した猛毒をロゼットが飲み、椿の毒に強い耐性を付け、椿の毒に対する解毒効果を高めた自身の血を、ロゼットは十年間程継続的に、あの子へと与えていたそうです。
フェイドは、そんなふらふら状態のロゼットへ、精気と血液の提供。
あの子が自身の毒へ、ある程度の耐性を持つようになるまでそれを続けて・・・
椿は蜘蛛ですからね。牙の形状が特殊なのです。
蜘蛛は獲物へ牙を突き立て、神経を麻痺させる毒と胎内を溶かす毒とを流し込みながら獲物が死ぬまでその体液を啜るもの。その牙は太くて、簡単には抜けないように反しになっていて、肉へ食い込むような構造なのです。
椿の子供も、その牙の形状を受け継いでいます。
そして、神経を麻痺させれば痛みは少ないのですが、ロゼットには毒が効かないのです。
毒が効かず、傷の治りの遅いロゼット。
フェイド曰く、その当時のロゼットの腕は傷だらけだったと言います。傷が治り切る前に、その傷の上からまた腕を噛ませることを繰り返して・・・
椿は、そのことに大変苦悩していました。
子供を丈夫に生んであげられなかったことを、ロゼットを傷付けてその血を搾り取ることを、とても悔やんでいたのです。「フェンネル…兄様。あたしが、あの子を丈夫に生んであげられなかったことが悪いのに、我が子可愛さで・・・妹と弟の血を貪るあたしは・・・とても非道い女なんだ」と、そう嘆いていました。
僕の妹を泣かせるなんて、万死に値しますよ全く。まあ…椿はそれでも絶対に泣きませんでしたが。
僕も、自分の目を治す為に、リュース嬢やロゼットの血を貪りましたからね。
今でも、目が痛むときにはロゼットの血を飲みますし…それ以外でも飲みますが・・・
椿の気持ち…というか、ロゼットの血を貪るということに対する罪悪感はわかります。
他者を癒す為にその身を削る彼女達は、とても尊くて・・・美しい程に、痛々しい。
そして、同居の間に、あのヘタレ野郎は僕のロゼットと仲良くなりやがったのです。
赦すまじ! 僕がロゼットへ接近禁止令を食らっている間に、ロゼットと…ついでにフェイドとも仲良くだなんて・・・羨ましいじゃないですかっ!?
あの十年間、僕がどれ程寂しくて蚊帳の外気分を味わったことかっ!!!
あのときは、ロゼットに逢えず、血も全く飲めなくて、本当に発狂するかと思いましたよ。
目の痛みも地味に辛かったですし。
多少の自業自得感は否めませんけど・・・
常備薬なんです。ロゼットの血は。
飲むと、気分も落着きます。
あのときは強い痛み止めで乗り切りましたが、僕にはロゼットの血が一番効くんです。
でもその間に、ロゼットを殺し掛けたことで、かなり邪険にされていた椿との関係がある程度修復し、会話をしてくれるようになりました。
椿は・・・怒ると非常に怖いのです。
絶対に口も利いてくれませんし・・・全く近寄らせてもくれません。手紙も、全て開封されずに送り返されて、逢いに行くと冷ややかな銀環の漆黒が、遠くから蔑むような視線を寄越すだけで・・・あれには、大層堪えましたね。
思い出すだけで…胸と胃がキリキリと痛みます。
まあ、そんな諸々の私怨と恨みとを籠めて、あのヘタレ野郎の精神と神経を少しでも擦り減らしてやるべく、些細な嫌がらせを仕込みます。
ちなみに、下の子は女の子なので丈夫です。
椿似の女の子。
可愛いです。
ええ。可愛いのです。
栗色の髪の毛だとか、青い瞳だろうが、誰がなんと言おうと椿似です。椿が生んだ、椿の子ですからね。あのヘタレの影がチラつこうとも、断固として椿似です。それ以外は認めません。
一つ、思うのは・・・あの子が生まれたのが、僕がロゼットを殺し掛けた直後でなくて本当によかったと思っています。
ロゼットが寝ているあの時期だったなら、あの子は確実に亡くなっていたでしょうから・・・
「・・・はぁ」
深呼吸をして、少し頭を冷やしましょう。
紅茶の匂いが漂って来ました。
これは…ロゼットの好きな紅茶の匂い。
・・・ロゼットとお茶がしたいですっ!!!
「フェンネル様、どちらへ?」
「すみません。やはりお茶は後にします。リリアナイトへ抗議しに行くので、あなた方は待機を」
リリアナイトは、僕の侍女…椿やロゼットに似た彼女達が気に食わないようですからね。
「行ってらっしゃいませ。フェンネル様」
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