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たわごとです。
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婚約破棄からのざまぁものって、俺Tueeと少し似ていると思いました。
最初から周回プレイのステータスカンスト状態主人公が無双する話は男性読者に人気だと思いますが、婚約破棄された主人公が元婚約者へざまぁという展開の話は女性読者に人気のようです。
この二つが少し似ているのではないか?と、思ったので戯言を記してみました。
先に謝っておきますが、自分は俺Tueeも婚約破棄ものも、あまり詳しくはないので、間違っていたらすみません。大体のイメージです。
まずは、ご令嬢の状態。
謂われの無い疑いを掛けられて婚約破棄をされるに至るが、嫌疑は冤罪。
大体は、令嬢主人公が潔白というのが前提。
主人公令嬢は、頭が良くて器量良し、品行方正、礼儀作法も完璧で人望も厚いというハイスペックさ。実は転生者で…という話も割と見られます。
実際にはなかなかいない逸材でしょう。
これは、令嬢版の俺Tueeと言ってしまってもいいのではないかと思われます。
そして、俺Tuee主人公は武力で無双し、主人公をバカにした連中や敵へざまぁして行きますよね?
令嬢主人公の場合の、婚約破棄された元婚約者へざまぁする展開ですが、これは元婚約者とその浮気相手、それを庇う連中(敵)を理論武装と状況証拠、または物的証拠、味方の証言を、敵達よりも上位の存在や世間へと訴え、その愚かしさ、浅ましさを晒し、敵をボコボコにして行くという感じです。
敵を武力で身体的にボコボコにするか、政治的や世間的に相手の身分を剥奪。または犯罪者として断罪するという形でボコボコにするかの違いだと思いました。
ここでの特筆はやはり、令嬢主人公がステータスカンストまで築き上げた苦労過程をすっ飛ばして、いきなり婚約破棄を突き付けられ、如何に元婚約者の無能さ、愚かさ、横暴さへ苦労させられたか?という別の意味での苦労語りから入るところでしょう。
いきなりの敵への遭遇。それも、ラスボスというクライマックスから始まります。
敵の、別の意味でのモンスターさ加減を語ることで、如何に常識が欠如した迷惑な存在で、どれだけの酷いことをして周囲に疎まれているか?ということで、敵の強さを表現しているのだと思います。
そんな敵を、颯爽と裁いて溜飲を下げるという行為がざまぁ。手強く、迷惑な存在を退治するに当てはまるというワケです。
冤罪を掛けられた理不尽さを、華麗なる復讐で裁くという爽快感が好まれていると思うのです。
まあ、無双系の俺Tuee主人公にやられて生き残った悪い奴より、令嬢主人公へざまぁされた側の悪い奴は、身分や世間的に殺されているので、「生き残った後」で「生きて行く」ことが非常に大変でしょうけど・・・
結局のところ、日本人は水戸黄門が印籠を見せて助さん格さんを使って大暴れの後に勧善懲悪というストーリーが好きなのだと思いました。
おじいちゃんおばあちゃんが時代劇を好む感覚と、そう変わらないのかもしれません。
俺Tueeや婚約破棄からのざまぁは、若い世代の生み出した新しい様式美だと言えるのではないでしょうか?
男性も女性も、根本的な好みは昔からさほど変わらず、似ているのだと思いました。
まあ、断罪の魅せ方や舞台装置が多様化、細分化しているのだとは思いますが。
以上、戯言でした。
最初から周回プレイのステータスカンスト状態主人公が無双する話は男性読者に人気だと思いますが、婚約破棄された主人公が元婚約者へざまぁという展開の話は女性読者に人気のようです。
この二つが少し似ているのではないか?と、思ったので戯言を記してみました。
先に謝っておきますが、自分は俺Tueeも婚約破棄ものも、あまり詳しくはないので、間違っていたらすみません。大体のイメージです。
まずは、ご令嬢の状態。
謂われの無い疑いを掛けられて婚約破棄をされるに至るが、嫌疑は冤罪。
大体は、令嬢主人公が潔白というのが前提。
主人公令嬢は、頭が良くて器量良し、品行方正、礼儀作法も完璧で人望も厚いというハイスペックさ。実は転生者で…という話も割と見られます。
実際にはなかなかいない逸材でしょう。
これは、令嬢版の俺Tueeと言ってしまってもいいのではないかと思われます。
そして、俺Tuee主人公は武力で無双し、主人公をバカにした連中や敵へざまぁして行きますよね?
令嬢主人公の場合の、婚約破棄された元婚約者へざまぁする展開ですが、これは元婚約者とその浮気相手、それを庇う連中(敵)を理論武装と状況証拠、または物的証拠、味方の証言を、敵達よりも上位の存在や世間へと訴え、その愚かしさ、浅ましさを晒し、敵をボコボコにして行くという感じです。
敵を武力で身体的にボコボコにするか、政治的や世間的に相手の身分を剥奪。または犯罪者として断罪するという形でボコボコにするかの違いだと思いました。
ここでの特筆はやはり、令嬢主人公がステータスカンストまで築き上げた苦労過程をすっ飛ばして、いきなり婚約破棄を突き付けられ、如何に元婚約者の無能さ、愚かさ、横暴さへ苦労させられたか?という別の意味での苦労語りから入るところでしょう。
いきなりの敵への遭遇。それも、ラスボスというクライマックスから始まります。
敵の、別の意味でのモンスターさ加減を語ることで、如何に常識が欠如した迷惑な存在で、どれだけの酷いことをして周囲に疎まれているか?ということで、敵の強さを表現しているのだと思います。
そんな敵を、颯爽と裁いて溜飲を下げるという行為がざまぁ。手強く、迷惑な存在を退治するに当てはまるというワケです。
冤罪を掛けられた理不尽さを、華麗なる復讐で裁くという爽快感が好まれていると思うのです。
まあ、無双系の俺Tuee主人公にやられて生き残った悪い奴より、令嬢主人公へざまぁされた側の悪い奴は、身分や世間的に殺されているので、「生き残った後」で「生きて行く」ことが非常に大変でしょうけど・・・
結局のところ、日本人は水戸黄門が印籠を見せて助さん格さんを使って大暴れの後に勧善懲悪というストーリーが好きなのだと思いました。
おじいちゃんおばあちゃんが時代劇を好む感覚と、そう変わらないのかもしれません。
俺Tueeや婚約破棄からのざまぁは、若い世代の生み出した新しい様式美だと言えるのではないでしょうか?
男性も女性も、根本的な好みは昔からさほど変わらず、似ているのだと思いました。
まあ、断罪の魅せ方や舞台装置が多様化、細分化しているのだとは思いますが。
以上、戯言でした。
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