(完結)私は一切悪くないけど、婚約破棄を受け入れます。もうあなたとは一緒に歩んでいけないと分かりましたから。

しまうま弁当

文字の大きさ
10 / 20

10

ルーカスが二人に言った。

「ひどい事ですか?お言葉ですが、ゼスタ様もリアナ様もルーテシア様にひどい事を言われたと伺っておりますが?」

ゼスタがルーカスに言った。

「何を言ってるんだ!!あの女はいいんだ!!どれだけひどい事を言ったって。でもリアナはだめだ。こんなにかわいらしいんだから。」

リアナもそれに同調した。

「そうです、私はイジメてはダメなんです。ルーテシアは頭空っぽのバカ女だからどれだけイジメてもいいんです。」

ルーカスが深いため息の後でリアナにこう言った。

「はあー。厳しい事を申し上げますが、私から見ればリアナ様の方がよっぽど頭空っぽに見えますが。」

リアナはさすがにショックを受けたのだった。

「なんですって??」

リアナはウソ泣きの演技でまたゼスタに助けを求めたのだった。

「うあーん!!ゼスタ様!!こいつを何んとかして。」

ゼスタがルーカスに言った。

「おいルーカス!!いい加減にしろ!!騎士団長ごときが言いたい放題言ってリアナを泣かしやがって!!」

ルーカスがゼスタに言った。

「ゼスタ様、恐れながら言わせて頂きます。リアナ殿と婚約するのは止めた方がよろしいかと。やはり気配りができて心優しいルーテシア様との婚約を破棄したのは間違いであったと思います。リアナ様は頭が空っぽの上に、とても身勝手な方と見受けます。リアナ様を王太妃にするのは王国にとってもゼスタ様にとってもプラスになるとはとても思えません。リアナ様とのご婚約は即刻取りやめられた方が宜しいかと。」

「ふざけた事を言ってるんじゃねえぞ!!いいかリアナは俺の言う事になんでも賛同してくれて、リアナはこれだけかわいいんだ。こんなかわいいリアナが俺様の婚約者にふさわしいに決まってるだろうが!!」

「うあーん、ゼスタ様、私をイジメるこいつらの顔なんて見たくありません。こいつらを城に追い返してください。」

「そうだな。」

「俺様もテメエらの顔なんぞ見たくもない!!とっと王城に戻りやがれ!!それと今日は騎士団の全員城の外に出る事を禁ずるからな。」

「お待ちください、我々騎士団の仕事は運河の巡回など城の外に出なければできない仕事がほとんどなのですが??」

「そんなもん知った事か!!テメエらの顔なんざみたくねえんだ。」

「しかし?そんな事をすれば王都の機能が麻痺してしまいますよ??」

するとゼスタは懐からある書状を出したのだった。

「ルーカス??忘れたわけじゃないよな!!これは親父からの書状だ!!この国の事は全て俺に任せるというな!!」

「もちろん存じております。」

「分かってるんだったらとっとと全員失せろ!!!」

ルーカスは仕方なく騎士たちを纏めて城へと撤収したのだった。

ゼスタとリアナは怒りに任せて騎士団の全員を城に帰してしまったので、ゼスタとリアナは取り残されてしまったのだった。

「くそあいつらふざけやがって。」

「ゼスタ様、私をイジメたあいつらに罰を与えてください。」

「そうだな、大きな罰を与えてやらないとな。」

「だがどうやって王城に戻るかな?」

「うーん??」

ゼスタはなんの考えも思い浮かばなかったのだった。

「そうだ、いい事を思いついきました。こういうのはどうですか?」

リアナはゼスタに自分の考えを伝えました。

「うんうんそうだな。この際ぜいたくは言ってられないな。」

「しかしリアナ君は本当にすばらしいな。」

「それほどでもあります。」

そしてゼスタとリアナの二人は水上バスの停留所へと向かったのだった。

あなたにおすすめの小説

【完結】時戻り令嬢は復讐する

やまぐちこはる
恋愛
ソイスト侯爵令嬢ユートリーと想いあう婚約者ナイジェルス王子との結婚を楽しみにしていた。 しかしナイジェルスが長期の視察に出た数日後、ナイジェルス一行が襲撃された事を知って倒れたユートリーにも魔の手が。 自分の身に何が起きたかユートリーが理解した直後、ユートリーの命もその灯火を消した・・・と思ったが、まるで悪夢を見ていたように目が覚める。 夢だったのか、それともまさか時を遡ったのか? 迷いながらもユートリーは動き出す。 サスペンス要素ありの作品です。 設定は緩いです。 6時と18時の一日2回更新予定で、全80話です、よろしくお願い致します。

幼馴染以上、婚約者未満の王子と侯爵令嬢の関係

紫月 由良
恋愛
第二王子エインの婚約者は、貴族には珍しい赤茶色の髪を持つ侯爵令嬢のディアドラ。だが彼女の冷たい瞳と無口な性格が気に入らず、エインは婚約者の義兄フィオンとともに彼女を疎んじていた。そんな中、ディアドラが学院内で留学してきた男子学生たちと親しくしているという噂が広まる。注意しに行ったエインは彼女の見知らぬ一面に心を乱された。しかし婚約者の異母兄妹たちの思惑が問題を引き起こして……。 顔と頭が良く性格が悪い男の失恋ストーリー。 ※流血シーンがあります。(各話の前書きに注意書き+次話前書きにあらすじがあるので、飛ばし読み可能です)

酷いことをしたのはあなたの方です

風見ゆうみ
恋愛
※「謝られたって、私は高みの見物しかしませんよ?」の続編です。 あれから約1年後、私、エアリス・ノラベルはエドワード・カイジス公爵の婚約者となり、結婚も控え、幸せな生活を送っていた。 ある日、親友のビアラから、ロンバートが出所したこと、オルザベート達が軟禁していた家から引っ越す事になったという話を聞く。 聞いた時には深く考えていなかった私だったけれど、オルザベートが私を諦めていないことを思い知らされる事になる。 ※細かい設定が気になられる方は前作をお読みいただいた方が良いかと思われます。 ※恋愛ものですので甘い展開もありますが、サスペンス色も多いのでご注意下さい。ざまぁも必要以上に過激ではありません。 ※史実とは関係ない、独特の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。魔法が存在する世界です。

死ぬまでに叶えたい十の願い

木風
恋愛
「あなたを妻として、愛することはない。おそらく、生涯抱くこともないだろう」 三年間の白い結婚——捨て置かれた王太子妃エリアーナに、側妃が『死の呪い』をかけ余命一年を宣告する。 離縁を願うも拒否され、代わりに「死ぬまでに十の願いを叶えて」と契約する—— 二人きりの外出、星空、海…ささやかな願いが王太子の心をほどいていく。

【完結】あなただけがスペアではなくなったから~ある王太子の婚約破棄騒動の顛末~

春風由実
恋愛
「兄上がやらかした──」  その第二王子殿下のお言葉を聞いて、私はもう彼とは過ごせないことを悟りました。  これまで私たちは共にスペアとして学び、そして共にあり続ける未来を描いてきましたけれど。  それは今日で終わり。  彼だけがスペアではなくなってしまったから。 ※短編です。完結まで作成済み。 ※実験的に一話を短くまとめサクサクと気楽に読めるようにしてみました。逆に読みにくかったら申し訳ない。 ※おまけの別視点話は普通の長さです。

カナリア姫の婚約破棄

里見知美
恋愛
「レニー・フローレスとの婚約をここに破棄する!」 登場するや否や、拡声魔道具を使用して第三王子のフランシス・コロネルが婚約破棄の意思を声明した。 レニー・フローレスは『カナリア姫』との二つ名を持つ音楽家で有名なフローレス侯爵家の長女で、彼女自身も歌にバイオリン、ヴィオラ、ピアノにハープとさまざまな楽器を使いこなす歌姫だ。少々ふくよかではあるが、カナリア色の巻毛にけぶるような長いまつ毛、瑞々しい唇が独身男性を虜にした。鳩胸にたわわな二つの山も視線を集め、清楚な中にも女性らしさを身につけ背筋を伸ばして佇むその姿は、まさに王子妃として相応しいと誰もが思っていたのだが。 どうやら婚約者である第三王子は違ったらしい。 この婚約破棄から、国は存亡の危機に陥っていくのだが。 ※他サイトでも投稿しています。

【完結】私を捨てて駆け落ちしたあなたには、こちらからさようならを言いましょう。

やまぐちこはる
恋愛
パルティア・エンダライン侯爵令嬢はある日珍しく婿入り予定の婚約者から届いた手紙を読んで、彼が駆け落ちしたことを知った。相手は同じく侯爵令嬢で、そちらにも王家の血筋の婿入りする婚約者がいたが、貴族派閥を保つ政略結婚だったためにどうやっても婚約を解消できず、愛の逃避行と洒落こんだらしい。 落ち込むパルティアは、しばらく社交から離れたい療養地としても有名な別荘地へ避暑に向かう。静かな湖畔で傷を癒やしたいと、高級ホテルでひっそり寛いでいると同じ頃から同じように、人目を避けてぼんやり湖を眺める美しい青年に気がついた。 毎日涼しい湖畔で本を読みながら、チラリチラリと彼を盗み見ることが日課となったパルティアだが。 様子がおかしい青年に気づく。 ふらりと湖に近づくと、ポチャっと小さな水音を立てて入水し始めたのだ。 ドレスの裾をたくしあげ、パルティアも湖に駆け込んで彼を引き留めた。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 最終話まで予約投稿済です。 次はどんな話を書こうかなと思ったとき、駆け落ちした知人を思い出し、そんな話を書くことに致しました。 ある日突然、紙1枚で消えるのは本当にびっくりするのでやめてくださいという思いを込めて。 楽しんで頂けましたら、きっと彼らも喜ぶことと思います。

「もう要らない」と言われた私は、運命に選ばれる

夜桜
恋愛
公爵令嬢セレスティアは、舞踏会の場で婚約者アーヴィンに裏切られ、婚約破棄を宣言される。 奪ったのは、劣等感に溺れた男と、勝利に酔う令嬢。 しかし彼らは知らなかった。三秒先の未来を視る冷酷伯爵レオンが、静かにその行く末を見届けていることを。 泣かなかった令嬢が選ぶ未来は、奪った側の崩壊と共に始まる――。