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【24 1月23日 ワンツースリー】
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・【24 1月23日 ワンツースリー】
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朝から元気にテイが小躍りをしながらカフェの準備をしている。
「ワンツースリー! ワンツースリー!」
私はすぐに1月23日の1・2・3だと分かった。何故なら、
「テイ、実際にワンツースリーの日と今日は定められているんだよ」
「そうなの!」
そう目を丸くしたテイ。
私は続ける。
「ワンツースリーの掛け声で、新しいことを始めてみようという意味の日なんだ」
「じゃあ俺は寧を愛することを始めるよ!」
そう言って手を広げたテイ。
いや、
「そんなんいつもやってるじゃん」
と自分で言ったあとに、結構恥ずかしいこと言っちゃったなと思った。
でもテイはそんな小さなことは気にしない人間で。
「寧、俺は一番君のことを愛しているよ、二番煎じじゃなくて、本当に一番だ。クラも入れて三人で一緒にずっと居よう」
「そんなワンツースリーを言葉の中に組み込まなくていいよ」
「いいじゃないか、むしろそんなワンツースリーでいこうじゃないか」
と言ったところでクラがこたつから飛び出してきて、
「僕もそれやる! 僕は一番星! でも二人も最高だよ! みんな合わせて三冠王だよ!」
私はツッコむように、
「何の三冠王っ、というか合わせて三冠王とかないから」
と言うと、クラはピョンピョン跳ねながら、
「もう一回やるから! 二人も最高! 勿論僕を入れて三人でも最高!」
そう言って高くジャンプして、テイとハイタッチしたクラ。
いやいや、
「何でもう一回やるの1で、ワンを消費してるんだっ」
するとテイはクラに向かって拍手しながら、
「むしろテクニカルで良かったよ!」
と言って、テイは本当に誰にでも優しいなぁ、と思っていると、テイとクラがじっとこっちのほうを見てきたので、もしかすると私もやる流れか、と思った。
でもまあ一応やってあげるか、何か期待されている感じだし。
「一生一緒に居たいね、私はテイとクラの二兎を追いたいよ、三人寄れば文殊の知恵だからみんなでいろんな楽しいことを考えていこう」
テイもクラも瞳を潤ませてから、こっちへ駆け寄って来て、ハグしてきた。
そんな感動するようなもんじゃないけども、と思いつつも、こう反応してくれることは素直に嬉しい。
でもまあこんなことばっかりしている暇は無いので、
「じゃあカフェの準備を再開して! テイ、クラ、今日も朝から頑張りましょう!」
と号令を掛けて、また仕事をし始めた。
クラがテイの肩に乗りながら私へ、
「この日は他に歳時記的なヤツは無いの?」
「星座で冬の大三角形というものがあるけどね、星空に浮かぶ星を何かに見立てて鑑賞する文化があるんだ、地球には」
「冬の大三角形ってなぁにぃ?」
と妙に甘い声でそう言ったクラへ私は答える。
「オリオン座の四角形の左上にあるペテルギウスと、オリオン座の内側に並ぶ三つの星を結んだ線を東側に伸ばしていった先にあるシリウスを繋いで、その線を底辺として正三角形を作るイメージで辿るとプロキオンがあって、その三つで冬の大三角形って言うんだ」
「オリオン座ってなぁにぃ?」
ちゃんと理解しているのかなと不安になりながらも、私はクラに更問いをされたので、また答えることにした。
「オリオン座というのは星座の呼び名で、オリオンはギリシャ神話という昔話に登場する狩人のことで、サソリの毒によって命を落として星になった人物で」
と言ったところでクラが、
「死んで星になることは嫌だなぁ、自らの意志でやりたいよ」
それに対してテイが、
「ワンツースリーのタイミングで?」
と相槌を打つように言うと、クラが頷いて、
「ちょうど三つだね、冬の大三角形は」
テイは同調するように、
「じゃあ三人で冬の大三角形を担当するかぁ」
と言ったんだけども、私は息をついてから、
「星座の星は近いように見えて、星と星の距離は離れているから、やるとなるととても寂しいよ」
テイはまた私に近付いてきて、手を握りながら、
「じゃあやらない。同じ家の中で一緒に居よう」
と言って微笑んだ。
まあそれが一番良いんだけども。
・【24 1月23日 ワンツースリー】
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朝から元気にテイが小躍りをしながらカフェの準備をしている。
「ワンツースリー! ワンツースリー!」
私はすぐに1月23日の1・2・3だと分かった。何故なら、
「テイ、実際にワンツースリーの日と今日は定められているんだよ」
「そうなの!」
そう目を丸くしたテイ。
私は続ける。
「ワンツースリーの掛け声で、新しいことを始めてみようという意味の日なんだ」
「じゃあ俺は寧を愛することを始めるよ!」
そう言って手を広げたテイ。
いや、
「そんなんいつもやってるじゃん」
と自分で言ったあとに、結構恥ずかしいこと言っちゃったなと思った。
でもテイはそんな小さなことは気にしない人間で。
「寧、俺は一番君のことを愛しているよ、二番煎じじゃなくて、本当に一番だ。クラも入れて三人で一緒にずっと居よう」
「そんなワンツースリーを言葉の中に組み込まなくていいよ」
「いいじゃないか、むしろそんなワンツースリーでいこうじゃないか」
と言ったところでクラがこたつから飛び出してきて、
「僕もそれやる! 僕は一番星! でも二人も最高だよ! みんな合わせて三冠王だよ!」
私はツッコむように、
「何の三冠王っ、というか合わせて三冠王とかないから」
と言うと、クラはピョンピョン跳ねながら、
「もう一回やるから! 二人も最高! 勿論僕を入れて三人でも最高!」
そう言って高くジャンプして、テイとハイタッチしたクラ。
いやいや、
「何でもう一回やるの1で、ワンを消費してるんだっ」
するとテイはクラに向かって拍手しながら、
「むしろテクニカルで良かったよ!」
と言って、テイは本当に誰にでも優しいなぁ、と思っていると、テイとクラがじっとこっちのほうを見てきたので、もしかすると私もやる流れか、と思った。
でもまあ一応やってあげるか、何か期待されている感じだし。
「一生一緒に居たいね、私はテイとクラの二兎を追いたいよ、三人寄れば文殊の知恵だからみんなでいろんな楽しいことを考えていこう」
テイもクラも瞳を潤ませてから、こっちへ駆け寄って来て、ハグしてきた。
そんな感動するようなもんじゃないけども、と思いつつも、こう反応してくれることは素直に嬉しい。
でもまあこんなことばっかりしている暇は無いので、
「じゃあカフェの準備を再開して! テイ、クラ、今日も朝から頑張りましょう!」
と号令を掛けて、また仕事をし始めた。
クラがテイの肩に乗りながら私へ、
「この日は他に歳時記的なヤツは無いの?」
「星座で冬の大三角形というものがあるけどね、星空に浮かぶ星を何かに見立てて鑑賞する文化があるんだ、地球には」
「冬の大三角形ってなぁにぃ?」
と妙に甘い声でそう言ったクラへ私は答える。
「オリオン座の四角形の左上にあるペテルギウスと、オリオン座の内側に並ぶ三つの星を結んだ線を東側に伸ばしていった先にあるシリウスを繋いで、その線を底辺として正三角形を作るイメージで辿るとプロキオンがあって、その三つで冬の大三角形って言うんだ」
「オリオン座ってなぁにぃ?」
ちゃんと理解しているのかなと不安になりながらも、私はクラに更問いをされたので、また答えることにした。
「オリオン座というのは星座の呼び名で、オリオンはギリシャ神話という昔話に登場する狩人のことで、サソリの毒によって命を落として星になった人物で」
と言ったところでクラが、
「死んで星になることは嫌だなぁ、自らの意志でやりたいよ」
それに対してテイが、
「ワンツースリーのタイミングで?」
と相槌を打つように言うと、クラが頷いて、
「ちょうど三つだね、冬の大三角形は」
テイは同調するように、
「じゃあ三人で冬の大三角形を担当するかぁ」
と言ったんだけども、私は息をついてから、
「星座の星は近いように見えて、星と星の距離は離れているから、やるとなるととても寂しいよ」
テイはまた私に近付いてきて、手を握りながら、
「じゃあやらない。同じ家の中で一緒に居よう」
と言って微笑んだ。
まあそれが一番良いんだけども。
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