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3.進化 ※
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子供の頭ぐらいに成長したオレンジの実を乗せたツルの束が動き回る姿は、カボチャ人形と言っても差し支えない。
サマンサの膝に実を乗せて丸まったツルで体に絡みついてくる、図々しい膝枕がカボチャのお気に入りだ。そこまで懐かれると悪い気はせず、たまにカボチャを撫でてやった。
ただし、ベッドに入り込むのはなんとしても阻止した。なんせ、日課のひとりエッチの邪魔だからだ。
魔女は性欲が強いと言われるのは迷信だが、サマンサは迷信通り強かった。自慰に使うために茄子の形を変形させて育てるぐらいには強かった。植物魔法って便利~と本人はご満悦だ。
最近は眠ったあとも気持ち良い夢を見る。一人暮らしで解放されたせいだと思うが、朝起きて下着が汚れてると洗濯が面倒なので裸で眠るようになった。
「ねえ、カボチャ、ずいぶん成長したね。何食べてるの?」
一緒に暮らして一年も経つ頃、サマンサと同じくらいの高さまでツルを伸ばして歩き回るカボチャを眺めてそう言った。
水桶に根を浸してるとこは見たことあるから水分を取ってるのはわかる。でも一緒に食事するわけじゃないから何を食べてるのかは知らなかった。
ツルを動かして返事をしてるみたいだけど、何言ってるかは分からない。面倒くさがりのサマンサは、まあいいかと流して自分の仕事に戻った。
ある夜、一度眠ったら起きないサマンサが珍しく目を覚ました。夢の中で絶頂した拍子にお漏らしまでしたので飛び起きたのだ。
あまりのリアルな感覚に急いで布団をはいだら、サマンサの足のあいだにカボチャがいた。
「えええええ!?!?!? ちょっと、何してんの!?」
サマンサとカボチャがお互い驚きで固まる。
先に動いたのはカボチャ。太めのツルをスルスルとサマンサの足に巻き付けてから、細いツルで膣口を割って中に入り夢の中で感じてた部分を刺激し始めた。
「っあ、なにっ、あぁっ」
カボチャのツルが与えてくる快感が夢とそっくりで、今までの快感は夢じゃなかったのだとようやく気づく。
「ちょっと、やめ、っあぁ」
除けようとした手にも巻き付かれ動きを封じられた。昼間見てるよりもずっとツルが増えていて、それらがサマンサの中をグチョグチョ掻きまわす。イったばかりの体はすぐに感じてしまい、また絶頂にむけて快感を求め始めた。
「やっ、ああっ、ああんっあ、あぁ」
細いツルが一本クリトリスに伸び、繊毛が生えてる小さな葉をそっと当てる。昼間懐いてくるときのようにスリスリと撫でられて、ゾクゾクする刺激に仰け反った。
相手がカボチャということも頭から吹き飛び、サマンサは自分から腰を突き出して振り、下腹の奥がキュンキュンする気持ち良さを貪る。
イキそうになったとき、ツルがふいに離れ、膣の中を掻きまわしてた動きも止まった。
「……っぁ、……っんん」
イケないもどかしさをカボチャに味わわされ、悔しさが湧き上がった。こんなカボチャなんかにイかされるより、ここで終わったほうがいいと無理矢理自分を納得させようとしたところで、またツルが動き出した。
「っあっああ、あぁっ、んんっ、あああっ」
気持ちは反発してるのに、欲しかった刺激に体が震える。今度こそイって、そしたらカボチャを追い出してやると考えたら、イク寸前でまた動きが止まった。
「やぁっ、なんでっ、ぁぁ」
ついつい、イキたい本音が口から出てしまった。
サマンサの強請る腰つきに応えて、カボチャのツルは膣壁をゆっくり擦る。が、イケない程度の気持ち良さでしかない。焦らされておかしくなりそう。うん、だからおかしくなったんだ、と自分に言い訳して叫んだ。
「やだっ、カボチャ、してっ、イかせてっ」
それなのにカボチャは動いてくれない。泣き声を上げて腰をふってもダメ。コイツ、全部わかってんじゃないのと思いつつ、イキたさに負けて懇願した。
「やだぁ、バカっ、止めないで、追い出さないから、お願いっ」
それでやっと動き出した。クリトリスに柔らかいツルが巻き付いてキュルキュル扱く。焦らされた末に与えられた、痺れるような刺激で早々に達した。
「っあああ、アアアっああーーーー」
結局、明け方まで散々鳴かされたサマンサはぐったりして寝込んだ。
青々した葉っぱをフサフサ動かして、カボチャが甲斐甲斐しく世話をする。水桶に浸した布を絞って体を拭き、コップに水を汲んで運んだ。
「ありがとう……って、そもそもカボチャが原因じゃない。アンタのせいで腰が痛いんだから。追い出さないって言っちゃったから追い出さないけど」
ブツブツ文句を言いながら世話を受けた。
カボチャに散々イかされた失態を恥じて、今後はベッドに入らないように言いつけた。が、それで言うことをきくカボチャなら最初からイタズラなんかしない。それに気付かないサマンサはこのあともイタズラされ続ける。
一人でするのとは比べ物にならない、カボチャの気持ちの良いイタズラに陥落するのは二ヶ月後。性欲の強いサマンサにしては頑張ったほうだ。
そんな2人(?)の生活をなんだかんだと過ごし、カボチャが使い魔になってから3年目。
「まったく何考えてるのよ。喋れもしない使い魔なんてホント、使えない」
余計なことをしたカボチャに怒った日、午後から姿が見えなくなり夜になっても戻ってこなかった。
緑色のツルをワサワサして動き回るカボチャの姿がないと、家の中が妙に静かだ。
言い過ぎたせいで家出した? 家の周りにいないから森に入ったのかもしれない。森でカボチャより強い魔獣に襲われてたらどうしよう。
心配で眠れずテーブルに突っ伏したまま朝を迎えた。泣きそうなサマンサの耳にドアの開く音が聞こえ、玄関に飛んでいった。
「どこ行ってたのっ!? しんぱ、い、……ぇ?」
玄関にはオレンジ色をした真っ裸の人間の男が立っていた。短い髪も皮膚もオレンジ色でブランと垂れ下がってるペニスもオレンジ色、膝から下と肘から下は緑色に変わり無数のツルに枝分かれしている
「魔女サマ、ただいま」
「え? え? カボチャ?」
「そうだよ。魔女サマが喋れるほうがイイって言うから、森で死んでた人間を食べてきたんだ」
「……食べたら人間になれるの?」
「魔女サマが体液いっぱいくれたおかげで進化したから、食べたものの形になれるんだ。ありがとう魔女サマ。ダイスキ」
「えっ、そう、へぇ……そう」
体液くれた、ってイヤな感謝の言葉だなと思いつつ返事をした。
でも、魔植物に魔女の体液を与えたらこんな進化するなんて面白い。持ち前の探求心が頭をもたげたが、『体液を与える』部分に躊躇した。自分とカボチャが毎晩してることが嫌でも頭に浮かぶ。
サマンサはそういう趣味ではない。たまたまそういう状態になってるだけで、積極的にそうなろうとまでは思わないのだ。
中身はカボチャでも見た目が人間の男が、全裸なのは目のやり場に困る。
「カボチャに戻れないの?」
「戻れるけど喋れなくなっちゃう。ボク、魔女サマとお喋りできて嬉しいんだよ」
「うーん、無表情だと怖い。顔も動かす練習しなさいよ」
「魔女サマみたいに顔を動かせばいいんだね。ガンバル。だから魔女サマ、このままでイイでしょ?」
目元に小さなシワのある優し気な男になったカボチャが、以前のように魔女の体に抱き付いて頬ずりをする。男経験のないサマンサには刺激が強過ぎた。年上好きなので見た目も好みだ。かなり動揺したが、カボチャにときめいたと認めるにはプライドが許さない。
「し、しょうがないわね。でも、この人の知り合いに見られたら誤解されるから、ちょっと顔を変えるわよ」
プライドは許さないが、顔を弄ってちゃっかり自分好みに近づけることはする。
「とりあえず服を着て」
伝統的な魔女の服はゆったりしたワンピースで、クラシカル好きなサマンサももちろんワンピース派である。カボチャが食べた男はやや細身だったため、サマンサのワンピースも着れた。それを見ながら頭の中で男に似合いそうな服を思い浮かべ、ニンマリした。
その夜は忘れられない。
カボチャはいつも通り押し倒したつもりでも、サマンサの目の前にはオレンジ色とはいえ全裸の男がいる。今までの喋りもしないカボチャ頭とはわけが違う。いくらツルに巻き付かれ、太い茎で掻きまわされてイキまくっていても精神的には処女なのだ。
その日のうちに覚えた微笑みをオレンジの顔に張り付けてサマンサを見下ろし、男にしては少し高めの声で『ダイスキ』と言う。サマンサお気に入りの茄子ディルドと同じ形になった茎ペニスに貫かれ、とっくの昔に処女膜はなくなっていたが、処女喪失の気分を味わった。
そんな初めての体験にサマンサはハマった。もともと性欲は強いのだ。毎晩の行為は負担にならないどころか大歓迎して楽しんだ。
カボチャは勉強熱心に人型でできる行為を探求した。皮の柔らかさや弾力、ペニスの形、動き、表情、言葉。それなのにサマンサは物足りなさそうだ。なぜだろうと思っていたある日、サマンサの口から答えが出た。
「カボチャ……、あの、ツルも、使ってくれない?」
カボチャなんかと言っていた手前、ものすごく言い辛かったのだろう。一度も目を見ずにぼそぼそと話した。
「イイよ! 魔女サマはボクじゃないと気持ち良くなれないんだね。やっぱりボクのことダイスキなんだぁ。魔女サマってカワイイ」
「別に、ダイスキじゃないし。ちょっと物足りないだけだし」
「今日は魔女サマの気持ち良いコト、いっぱいしてあげるね」
サマンサの言い訳はカボチャに通じない。そもそもあまり話を聞かないし、自分じゃないと物足りないと言われてテンション爆上がりなのだ。元が魔植物なので情緒的なものもほとんどない。
『カボチャなんか』と言われても魔女サマって意地っ張りだから~という認識だ。人型になったのも、人『型』がスキなサマンサの願いを叶えるためである。
毎回、ビショビショドロドロ分泌されるサマンサの体液を摂取したカボチャは、どんどん強く進化していった。
そうしてカボチャが産まれてから8年目、人型がとれるようになって5年目、カボチャはサマンサに願った。
サマンサの膝に実を乗せて丸まったツルで体に絡みついてくる、図々しい膝枕がカボチャのお気に入りだ。そこまで懐かれると悪い気はせず、たまにカボチャを撫でてやった。
ただし、ベッドに入り込むのはなんとしても阻止した。なんせ、日課のひとりエッチの邪魔だからだ。
魔女は性欲が強いと言われるのは迷信だが、サマンサは迷信通り強かった。自慰に使うために茄子の形を変形させて育てるぐらいには強かった。植物魔法って便利~と本人はご満悦だ。
最近は眠ったあとも気持ち良い夢を見る。一人暮らしで解放されたせいだと思うが、朝起きて下着が汚れてると洗濯が面倒なので裸で眠るようになった。
「ねえ、カボチャ、ずいぶん成長したね。何食べてるの?」
一緒に暮らして一年も経つ頃、サマンサと同じくらいの高さまでツルを伸ばして歩き回るカボチャを眺めてそう言った。
水桶に根を浸してるとこは見たことあるから水分を取ってるのはわかる。でも一緒に食事するわけじゃないから何を食べてるのかは知らなかった。
ツルを動かして返事をしてるみたいだけど、何言ってるかは分からない。面倒くさがりのサマンサは、まあいいかと流して自分の仕事に戻った。
ある夜、一度眠ったら起きないサマンサが珍しく目を覚ました。夢の中で絶頂した拍子にお漏らしまでしたので飛び起きたのだ。
あまりのリアルな感覚に急いで布団をはいだら、サマンサの足のあいだにカボチャがいた。
「えええええ!?!?!? ちょっと、何してんの!?」
サマンサとカボチャがお互い驚きで固まる。
先に動いたのはカボチャ。太めのツルをスルスルとサマンサの足に巻き付けてから、細いツルで膣口を割って中に入り夢の中で感じてた部分を刺激し始めた。
「っあ、なにっ、あぁっ」
カボチャのツルが与えてくる快感が夢とそっくりで、今までの快感は夢じゃなかったのだとようやく気づく。
「ちょっと、やめ、っあぁ」
除けようとした手にも巻き付かれ動きを封じられた。昼間見てるよりもずっとツルが増えていて、それらがサマンサの中をグチョグチョ掻きまわす。イったばかりの体はすぐに感じてしまい、また絶頂にむけて快感を求め始めた。
「やっ、ああっ、ああんっあ、あぁ」
細いツルが一本クリトリスに伸び、繊毛が生えてる小さな葉をそっと当てる。昼間懐いてくるときのようにスリスリと撫でられて、ゾクゾクする刺激に仰け反った。
相手がカボチャということも頭から吹き飛び、サマンサは自分から腰を突き出して振り、下腹の奥がキュンキュンする気持ち良さを貪る。
イキそうになったとき、ツルがふいに離れ、膣の中を掻きまわしてた動きも止まった。
「……っぁ、……っんん」
イケないもどかしさをカボチャに味わわされ、悔しさが湧き上がった。こんなカボチャなんかにイかされるより、ここで終わったほうがいいと無理矢理自分を納得させようとしたところで、またツルが動き出した。
「っあっああ、あぁっ、んんっ、あああっ」
気持ちは反発してるのに、欲しかった刺激に体が震える。今度こそイって、そしたらカボチャを追い出してやると考えたら、イク寸前でまた動きが止まった。
「やぁっ、なんでっ、ぁぁ」
ついつい、イキたい本音が口から出てしまった。
サマンサの強請る腰つきに応えて、カボチャのツルは膣壁をゆっくり擦る。が、イケない程度の気持ち良さでしかない。焦らされておかしくなりそう。うん、だからおかしくなったんだ、と自分に言い訳して叫んだ。
「やだっ、カボチャ、してっ、イかせてっ」
それなのにカボチャは動いてくれない。泣き声を上げて腰をふってもダメ。コイツ、全部わかってんじゃないのと思いつつ、イキたさに負けて懇願した。
「やだぁ、バカっ、止めないで、追い出さないから、お願いっ」
それでやっと動き出した。クリトリスに柔らかいツルが巻き付いてキュルキュル扱く。焦らされた末に与えられた、痺れるような刺激で早々に達した。
「っあああ、アアアっああーーーー」
結局、明け方まで散々鳴かされたサマンサはぐったりして寝込んだ。
青々した葉っぱをフサフサ動かして、カボチャが甲斐甲斐しく世話をする。水桶に浸した布を絞って体を拭き、コップに水を汲んで運んだ。
「ありがとう……って、そもそもカボチャが原因じゃない。アンタのせいで腰が痛いんだから。追い出さないって言っちゃったから追い出さないけど」
ブツブツ文句を言いながら世話を受けた。
カボチャに散々イかされた失態を恥じて、今後はベッドに入らないように言いつけた。が、それで言うことをきくカボチャなら最初からイタズラなんかしない。それに気付かないサマンサはこのあともイタズラされ続ける。
一人でするのとは比べ物にならない、カボチャの気持ちの良いイタズラに陥落するのは二ヶ月後。性欲の強いサマンサにしては頑張ったほうだ。
そんな2人(?)の生活をなんだかんだと過ごし、カボチャが使い魔になってから3年目。
「まったく何考えてるのよ。喋れもしない使い魔なんてホント、使えない」
余計なことをしたカボチャに怒った日、午後から姿が見えなくなり夜になっても戻ってこなかった。
緑色のツルをワサワサして動き回るカボチャの姿がないと、家の中が妙に静かだ。
言い過ぎたせいで家出した? 家の周りにいないから森に入ったのかもしれない。森でカボチャより強い魔獣に襲われてたらどうしよう。
心配で眠れずテーブルに突っ伏したまま朝を迎えた。泣きそうなサマンサの耳にドアの開く音が聞こえ、玄関に飛んでいった。
「どこ行ってたのっ!? しんぱ、い、……ぇ?」
玄関にはオレンジ色をした真っ裸の人間の男が立っていた。短い髪も皮膚もオレンジ色でブランと垂れ下がってるペニスもオレンジ色、膝から下と肘から下は緑色に変わり無数のツルに枝分かれしている
「魔女サマ、ただいま」
「え? え? カボチャ?」
「そうだよ。魔女サマが喋れるほうがイイって言うから、森で死んでた人間を食べてきたんだ」
「……食べたら人間になれるの?」
「魔女サマが体液いっぱいくれたおかげで進化したから、食べたものの形になれるんだ。ありがとう魔女サマ。ダイスキ」
「えっ、そう、へぇ……そう」
体液くれた、ってイヤな感謝の言葉だなと思いつつ返事をした。
でも、魔植物に魔女の体液を与えたらこんな進化するなんて面白い。持ち前の探求心が頭をもたげたが、『体液を与える』部分に躊躇した。自分とカボチャが毎晩してることが嫌でも頭に浮かぶ。
サマンサはそういう趣味ではない。たまたまそういう状態になってるだけで、積極的にそうなろうとまでは思わないのだ。
中身はカボチャでも見た目が人間の男が、全裸なのは目のやり場に困る。
「カボチャに戻れないの?」
「戻れるけど喋れなくなっちゃう。ボク、魔女サマとお喋りできて嬉しいんだよ」
「うーん、無表情だと怖い。顔も動かす練習しなさいよ」
「魔女サマみたいに顔を動かせばいいんだね。ガンバル。だから魔女サマ、このままでイイでしょ?」
目元に小さなシワのある優し気な男になったカボチャが、以前のように魔女の体に抱き付いて頬ずりをする。男経験のないサマンサには刺激が強過ぎた。年上好きなので見た目も好みだ。かなり動揺したが、カボチャにときめいたと認めるにはプライドが許さない。
「し、しょうがないわね。でも、この人の知り合いに見られたら誤解されるから、ちょっと顔を変えるわよ」
プライドは許さないが、顔を弄ってちゃっかり自分好みに近づけることはする。
「とりあえず服を着て」
伝統的な魔女の服はゆったりしたワンピースで、クラシカル好きなサマンサももちろんワンピース派である。カボチャが食べた男はやや細身だったため、サマンサのワンピースも着れた。それを見ながら頭の中で男に似合いそうな服を思い浮かべ、ニンマリした。
その夜は忘れられない。
カボチャはいつも通り押し倒したつもりでも、サマンサの目の前にはオレンジ色とはいえ全裸の男がいる。今までの喋りもしないカボチャ頭とはわけが違う。いくらツルに巻き付かれ、太い茎で掻きまわされてイキまくっていても精神的には処女なのだ。
その日のうちに覚えた微笑みをオレンジの顔に張り付けてサマンサを見下ろし、男にしては少し高めの声で『ダイスキ』と言う。サマンサお気に入りの茄子ディルドと同じ形になった茎ペニスに貫かれ、とっくの昔に処女膜はなくなっていたが、処女喪失の気分を味わった。
そんな初めての体験にサマンサはハマった。もともと性欲は強いのだ。毎晩の行為は負担にならないどころか大歓迎して楽しんだ。
カボチャは勉強熱心に人型でできる行為を探求した。皮の柔らかさや弾力、ペニスの形、動き、表情、言葉。それなのにサマンサは物足りなさそうだ。なぜだろうと思っていたある日、サマンサの口から答えが出た。
「カボチャ……、あの、ツルも、使ってくれない?」
カボチャなんかと言っていた手前、ものすごく言い辛かったのだろう。一度も目を見ずにぼそぼそと話した。
「イイよ! 魔女サマはボクじゃないと気持ち良くなれないんだね。やっぱりボクのことダイスキなんだぁ。魔女サマってカワイイ」
「別に、ダイスキじゃないし。ちょっと物足りないだけだし」
「今日は魔女サマの気持ち良いコト、いっぱいしてあげるね」
サマンサの言い訳はカボチャに通じない。そもそもあまり話を聞かないし、自分じゃないと物足りないと言われてテンション爆上がりなのだ。元が魔植物なので情緒的なものもほとんどない。
『カボチャなんか』と言われても魔女サマって意地っ張りだから~という認識だ。人型になったのも、人『型』がスキなサマンサの願いを叶えるためである。
毎回、ビショビショドロドロ分泌されるサマンサの体液を摂取したカボチャは、どんどん強く進化していった。
そうしてカボチャが産まれてから8年目、人型がとれるようになって5年目、カボチャはサマンサに願った。
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