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第一章 巫女ってなんなんですか
15.可愛くて可哀想な Side ラルフ ※
しおりを挟むSide ラルフ
サヤカの部屋に入ってすぐベッドに連れ込んだ。パジャマを脱がせて緊張してるサヤカを抱きしめる。さぐりながら距離を縮めるより、最初っから近くに行った方が早く緊張もとけるだろうから。
「緊張してるだろ?」
「うん」
「ふはっ、カワイイな。オオカミ族いないんだよな? 俺みたいなのと寝るの初めて?」
「うん」
「どうやって口付けると思う?」
「わかんない。口を大きく開ける?」
「そう。こうやって」
サヤカの口と向きを変えて、開いた口で挟んだ。人族より平べったくて長い、よく動く舌で唇をベロリと舐める。口の開きを大きくして深く合わせ、サヤカの唇の隙間に舌を捩じ込んだ。奥のほうまで歯茎をなぞり、迷ってるサヤカの舌を掬って撫でまわした。舌を絡めると、サヤカの手がオレの背中の毛を掴む。指で毛を梳きながら撫でられるのは気持ちがイイ。
「オレ、シッポの付け根が弱いんだ。撫でてよ」
「うん」
耳たぶを舐めながらそう言えば、息を零しながら返事をした。サヤカの指で付け根の毛を優しく掻かれ、腰がゾクゾク痺れる。
「サヤカ、すげぇイイ」
「ん、あぁっ」
おっぱいを手の平に包み、乳首を指のあいだに挟んで潰すように揉むと、ようやく喘ぎを漏らした。付け根をくすぐってからシッポの先まで撫でられ、気持ち良さに力が抜けそうになる。
「ふっ、は、それ気持ちイイ」
たまらず、勃起したペニスを太腿に押し付ける。硬くなった乳首を親指で擦ればサヤカも腰を揺らした。おっぱいを寄せ、大きく開けた口で軽く牙を立て両方の乳首を長い舌で弾く。
「あっ、ああぁあ、あぁ、んっ、あ」
サヤカが体を捩りながら、おっぱいにしゃぶりついてるオレの頭の毛を掻き回した。ぎこちなさが残る体がいじらしくて可愛いがりたくなる。
サヤカを抱きしめて首元に鼻先を埋め、指先で割れ目の濡れ具合を確かめた。しっかりヌルついて熱くなった穴が嬉しくて、差し込んだ指で中を押し撫でる。
「オオカミ族とするのもイイだろ?」
「っん、うん、あぁ、んんっ、あっぁあ」
息を切らしてオレの指に腰を押し付けてくる。
「カワイイな。イイ?」
「っうん、ん。っあ、いい、ああっ」
体を捩るサヤカの腕を掴んで上にあげさせ、汗ばんだワキを舐めた。匂いに刺激されてますます硬くなったペニスを擦りつけながら、何度も舌で舐め上げる。
「あっ、や、ヤダ、あっあ、んぁっ、ああ」
「これ、スキなんだ。サヤカの匂いはたまんねぇな」
「んん、や、ぁ」
「どっちもイイだろ?」
ワキを舐めながら中を指でトントン叩いた。段々とヒクつきが強くなり、サヤカの体が硬くなり始める。感じてる反応に気を良くして続けていたら、叫び声を上げて硬直した。足を震わせ、吸い付くような締め付けに興奮して早くぶち込みたいと腰が疼く。弛緩するのを待って体を起こし、サヤカを四つん這いにさせた。
割れ目を開き、充血した赤い肉の中にゆっくりと埋め込む。熱いヌメりが絡みつく気持ち良さに長いため息が出た。
ギリギリまで引き出してから、また突っ込む。ちゅぱん、と水音が繰り返されてサヤカの匂いが立ち昇った。突っ込むたびに匂いが鼻奥を刺激して、胸が疼くような欲情が湧き上がる。
「サヤカ、こうすると、匂いが、っふう、イイ、うっ」
「あっ、や、だっ、ぁあ」
口ではそう言うのに、オレを咥える肉は蠢いて吸い付き、下腹が痺れる快感を与えてくる。
「っふ、ぅっ、やっぱ、相性イイ。う、っぅぁふ、イイ、サヤカ、すごく」
腰の疼きがたまらず、サヤカの腰を引き寄せて短い間隔で打ち付けると、体を捩って仰け反り高い声を上げた。
「あぁっん、っああアアアぁあ」
「っんな、しめたら、っうぁふはっ、サヤカ、うっぅは、でそう」
「んっ、うん、あっ、んぁああ、あアアアぁアアあああっ」
キュウキュウ絞るような締め付けの中、強引に捩じ込んで擦り上げたらビクついて硬直した。震える柔肉の中に射精して頭が白くなる快感を味わう。
息を切らしたサヤカが力の抜けた上半身で横たえ、目線をよこした。そんないかにも感じてました、って顔で見んなよ。煽られんだろ。
腰を押し付けて硬さがとれないまま入りっぱなしのペニスで掻き回しながら、サヤカに甘えた。
「もう一回たのむ」
「っ、うん、もう一回、ぁあっぁあ、んんぁぁあ」
承諾をもらってすぐ、疼いたままの腰を衝動的に動かした。顔をシーツに擦り付けて悶える姿にそそられる。うっすら汗ばんだクリーム色の肌が月明かりに艶めかしく浮かび、奥をうがつたびに乱れる黒髪が支配欲を満足させた。喉を仰け反らせて上げる泣き声をもっと聞きたい。縋るようにシーツを握り締める手に情動を掻き立てられ、背中がゾクゾクして毛が逆立つ。
止められなかったヴェルナーの気持ちがわかり、自嘲が漏れた。
息が切れて閉じない口から舌がぶら下がる。サヤカのケツがオレの涎で濡れて汚れることに興奮して、こめかみが脈打った。精子とサヤカの汁が混じった水音が響き、掻きまわされた白い泡が穴から溢れてる。それを見て血が沸き立ち、快感で痺れてるペニスに射精の前兆を感じて焦った。まだ、まだだ、もう少し味わいたい。
もがくサヤカの腰を鷲掴み、動きを緩めて掬い上げるように押し込んだ。ゆっくりした動作にすると、ケツを突き出して細い声を上げる。太ももの震えに連動するように、ペニスを温かく包む柔肉も細かく震え、下腹が切なく疼いた。
「はぁ、ふっぅ、これイイ? サヤカ、すげぇ、オレもイイ、っは、たまんねぇ」
「ぁあっんん、あっ、うん、っあぁ、んっ」
オレが『イイ』と言うとサヤカの中が嬉しそうにキュッと反応して、可愛らしさに胸が疼く。こんな可愛いこと返されたら、もっと可愛がって喜ばせたくなる。
「サヤカ、カワイイな。っふ、あぁほら、こんなヒクついて、はぁっあ、イイ、サヤカ」
「っん、っぁあぁん、ん、あ、だって、んっあぁあ」
「だって? 気持ちイイ?」
「うん」
「ふっ、イイ、カワイイ、ぁっはっ、また、こんなイイと、オレがもう」
腰が熱い。サヤカの中が熱く絡みついて、気持ち良くてたまんねぇ。玉が空っぽになるまで種をぶちまけたい。オレがおかしくなりそう。
「出す、サヤカ、出る、っぅぅっふっくうぅっ」
「ん、んんっーあアアアっーーーー」
最奥に押し込み、射精の最後までぐりぐり押し付けて快感を貪る。サヤカも精子を飲み込むようにヒクつきながら、長くか細い声を上げた。
呼吸が落ち着いたあと2人で寝転び、抱きしめて髪を撫でた。体の熱が引かない落ち着かなさで足をこすりつけてると、サヤカが体を寄せて胸の毛をそっと撫でる。
「もっとしたい?」
「してぇ、けど止めとく」
「なんで?」
「疲れてるだろ。それに、どれくらいしたら治まるかわかんねぇし」
「そんなに?」
「そう、サヤカがそそるから」
「匂いが」
「それ以外も」
頬を撫でながらそう言ったら、オレを見て曖昧に笑った。まだそこまで気を許してねぇんだもんな。どう返せばいいのかわかんねぇか。
「ホント。黒い髪が乱れるのイイな」
「ありがとう」
頬を舐めて耳元で囁くと、体を縮めて小さな声で返事をした。自信無げな弱弱しい声に心配になって抱きしめる腕に力を入れる。
「大丈夫、サヤカはカワイイし、ムリなことはしねぇ。何かあったり、不安になったらオレに言えよ? 一年だけど夫婦だろ? 一緒にいるんだから力になる」
「……ありがとう」
オレの胸に顔を押し付け、さっきよりはっきりした声で答えた。
しばらくして寝息が聞こえた。可愛くて可哀想なサヤカに肩まで布団を掛けて、オレも眠る。
体を揺すられて目を覚ますと、隣で寝てるサヤカから光の玉が出ていた。不思議な光景に呆けて眺める。産まれたてはこんなふうに光ってんだな。天窓までまっすぐ昇る光もあれば、あちこち寄り道する光もある。風の精霊はやんちゃだって聞くけどホントだ。試しにそよ風を出す魔法を使ってみようと手の平からほんの少し魔力を出すと、光がオレの手の平に集まり、弾けるように一瞬の突風を起こした。あまりのことに固まってると、驚いた顔のサヤカと目が合う。オレたちの周りを光の玉がクルクル駆け回って、笑ってるみてぇ。なんだか可笑しくなり2人で笑った。
「元気な精霊を産んだな」
「うん。楽しそう」
最後の精霊を見送ってから、サヤカに視線を戻した。額を撫でるとオレを見て笑う。
「怠いから眠るね」
「ああ、ゆっくりな」
すぐ眠りについたサヤカの隣でオレも寝る。目をつぶると、楽しそうに光る精霊を思い出して笑いが漏れた。次に魔法を使うときも思い出し笑いしそうだな。
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