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グレンの行方
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マリアは今夜も眠れぬ夜を過ごすかもしれないと覚悟していた。
しかし、呆気なくグレンは部屋に戻って来た。
「グレン・・・何で?」
「何でって、ここは俺の部屋だぞ?」
「・・・でも昨夜は戻って来なかった!」
「・・・昨夜は執務室で書類の整理に追われていたんだ」
その言葉を聞きマリアは安心した。
「ロージュの所へ行ったのかと思ったから・・・」
「ロージュに会ったのか!?」
珍しくグレンが慌てている。
「グレンとロージュの関係って・・・」
「ロージュは厄介な幼馴染なんだ」
グレンはマリアを膝に乗せいつものように話し始めた。
「軍部の指揮官のトウヤという男の娘を一時的に後宮で保護しているだけだ」
「保護?でも後宮に入ったって本人から聞いたんだけど?」
グレンは溜息をつきながら宙を仰ぎ見た。
「ロージュは俺の事が好きらしい」
「知ってるよ。あんなに敵意むき出しにしてくるくらいだもん」
(いくら鈍い私にもわかるよ)
「先日、仕事で現場の指揮を任せてきたんだ」
「うん。それで?」
「あいつ相当恨みを買っていたらしく家に火を付けられたんだ」
「このままだと・・・ロージュも危ないから後宮で保護をしたの?」
「ああ・・・、本当は避けたかったんだけどな」
(ロージュも苦労しているんだ・・・)
そんな事をしみじみ思いながら話に聞き入った。
「じゃあ、他の女性の所にいたわけではないのね!」
マリアがそう言い笑うとグレンはマリアがやきもちを妬いていた事に気が付いた。
「俺が他の女に興味ないことくらい知っているだろう?」
グレンの瞳が妖しく煌いている。
マリアは急に恥ずかしくなった。
疑った自分にもだが・・・嫉妬心を見抜かれたことが。
「知っているけど・・・不安になるの!」
「俺の愛情表現が足りていないのか?」
「違う!!もう充分足りてるから!!」
そう言い急いでグレンの膝から降りようとしたが、がっちりホールドされていて逃げられなかった。
そのままベッドへ連れ込まれいつものように抱かれ始めてしまった。
キスしようとしてきたグレンを交わし、マリアは質問した。
「グレンはロージュの事何とも想ってないの?」
「マリア・・・お前は少し空気を読めよ」
いい雰囲気だったのが台無しになる一言だった。
「・・・まぁ、いい。やきもちを妬いている愛らしいマリアが見れたんだ」
「妬いて悪いの!?」
「そう怒るな。俺はただの幼馴染としか見ていない。生まれた時から一緒に育った妹のようなものだ」
「一緒に・・・」
むっと一瞬したが顔には出さなかった。
「俺の父王とトウヤの仲が良くてな。自然とロージュと一緒にいる機会が増えたんだ」
「そうなんだ」
じりじりとそう言いながら距離を取って行こうとするマリアの足を掴み元の位置まで引きずって戻した。
「今日は気分が乗らないのか?」
「何だかそんな気分じゃなくて・・・」
そうかっと短くグレンは納得したように言った。
「あいつと会っても無視していいからな?」
「そういうわけにはいかないよ」
(グレンの子供時代はどんな子供だったのかな・・・)
今のグレンからじゃ、想像もつかない。
ひねくれ者だったんだろうなとは思うマリアだった。
しかし、呆気なくグレンは部屋に戻って来た。
「グレン・・・何で?」
「何でって、ここは俺の部屋だぞ?」
「・・・でも昨夜は戻って来なかった!」
「・・・昨夜は執務室で書類の整理に追われていたんだ」
その言葉を聞きマリアは安心した。
「ロージュの所へ行ったのかと思ったから・・・」
「ロージュに会ったのか!?」
珍しくグレンが慌てている。
「グレンとロージュの関係って・・・」
「ロージュは厄介な幼馴染なんだ」
グレンはマリアを膝に乗せいつものように話し始めた。
「軍部の指揮官のトウヤという男の娘を一時的に後宮で保護しているだけだ」
「保護?でも後宮に入ったって本人から聞いたんだけど?」
グレンは溜息をつきながら宙を仰ぎ見た。
「ロージュは俺の事が好きらしい」
「知ってるよ。あんなに敵意むき出しにしてくるくらいだもん」
(いくら鈍い私にもわかるよ)
「先日、仕事で現場の指揮を任せてきたんだ」
「うん。それで?」
「あいつ相当恨みを買っていたらしく家に火を付けられたんだ」
「このままだと・・・ロージュも危ないから後宮で保護をしたの?」
「ああ・・・、本当は避けたかったんだけどな」
(ロージュも苦労しているんだ・・・)
そんな事をしみじみ思いながら話に聞き入った。
「じゃあ、他の女性の所にいたわけではないのね!」
マリアがそう言い笑うとグレンはマリアがやきもちを妬いていた事に気が付いた。
「俺が他の女に興味ないことくらい知っているだろう?」
グレンの瞳が妖しく煌いている。
マリアは急に恥ずかしくなった。
疑った自分にもだが・・・嫉妬心を見抜かれたことが。
「知っているけど・・・不安になるの!」
「俺の愛情表現が足りていないのか?」
「違う!!もう充分足りてるから!!」
そう言い急いでグレンの膝から降りようとしたが、がっちりホールドされていて逃げられなかった。
そのままベッドへ連れ込まれいつものように抱かれ始めてしまった。
キスしようとしてきたグレンを交わし、マリアは質問した。
「グレンはロージュの事何とも想ってないの?」
「マリア・・・お前は少し空気を読めよ」
いい雰囲気だったのが台無しになる一言だった。
「・・・まぁ、いい。やきもちを妬いている愛らしいマリアが見れたんだ」
「妬いて悪いの!?」
「そう怒るな。俺はただの幼馴染としか見ていない。生まれた時から一緒に育った妹のようなものだ」
「一緒に・・・」
むっと一瞬したが顔には出さなかった。
「俺の父王とトウヤの仲が良くてな。自然とロージュと一緒にいる機会が増えたんだ」
「そうなんだ」
じりじりとそう言いながら距離を取って行こうとするマリアの足を掴み元の位置まで引きずって戻した。
「今日は気分が乗らないのか?」
「何だかそんな気分じゃなくて・・・」
そうかっと短くグレンは納得したように言った。
「あいつと会っても無視していいからな?」
「そういうわけにはいかないよ」
(グレンの子供時代はどんな子供だったのかな・・・)
今のグレンからじゃ、想像もつかない。
ひねくれ者だったんだろうなとは思うマリアだった。
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