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お披露目の儀の準備
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美優は次の日から”お披露目の儀”の衣装選びの為、着せ替え人形と化していた。
次々に悠里がいろいろな衣装を持て来る。
美優の部屋はたくさんの衣装で溢れた。
どれも上等な品で、美優は怖くて触れなかった。
「高価そうな衣装ですね・・・」
「それはそうですよ!”お披露目の儀”の為の衣装なんですから!!」
そう意気込んでいる悠里は真剣に衣装を選んでいた。
そうしてようやく半日かけて決まった衣装は赤を基調としたものだった。
「美優様はまだお若いんですからこのくらい明るい色で丁度いいと思います!」
そう言って差し出された衣装は赤い布に金の刺繡が施してある鮮やかなものだった。
一瞬あまりの煌びやかさにめまいを覚えた。
「・・・少し派手じゃありませんか?」
美優は控えめに言ってみた。
「いいえ!これくらい着て大丈夫です!!全国民の前に出るんですから!」
「全国民・・・」
内気な美優は不安なった。
人前に出ることも苦手で大学でもサークルに入ったことのない美優は今更になって逃げ腰になっていた。
「ちなみに、結城様は何色の着物を着るんですか?」
「結城王はいつも式典の時は黒の着物でお出になります。その横にこの着物を着て並んだらきっと映えると思います」
「それじゃぁ、その着物でお願いします」
少しでも結城につり合いたいと思っている美優は二つ返事で答えた。
「では、早速着てみましょうか。きっとお似合いになりますよ!私が保証します!」
そう力いっぱい言われ、美優は吹き出してしまった。
似合うかどうかは置いておいて、美優の為にここまで必死になってくれる悠里のことを美優は嬉しく思った。
鏡の前で悠里が着物に着せかえてくれた。
まるで自分じゃないかのような自分が鏡に映っていた。
「わぁ・・・綺麗な着物・・・」
あまりの鮮やかさにうっとり美優は見惚れてしまった。
「やはりこの着物で決まりですね!!」
そう嬉しそうに悠里は言った。
「はい」
美優もこの着物を気に入ってしまった。
すると他の着物を素早く片付け悠里は装飾品類を持ってきた。
「さぁ、この中からも選びますよ!!」
「え・・・まだ選ぶんですか・・・?」
悠里はにっこり笑って言った。
「今日は一日衣装と装飾品選びで終わりそうですね」
「・・・装飾品はよくわからないので全て悠里さんに選んでほしいです」
「はい!お任せください!」
結局全て選び終えるのに丸一日かかってしまった。
悠里はとても楽しそうにしていた。
そんな悠里を見ていてなんだかお母さんみたいだなぁと美優は思った。
思わず七五三の時のことを思いだした。
向こうの世界ではなかったことになっているが・・・。
(もう忘れて”お披露目の儀”に専念しなくっちゃ!)
そう自分に言い聞かせた。
その夜ぐったりしている美優を見て、結城は驚いて医者を呼ぼうとした。
「誰か今すぐ医者の手配を・・・!」
「結城様、大丈夫です。ちょっと衣装選びやらで疲れただけですから心配しないでください」
(医者なんて大げさだなぁ)
美優はそう思った。
「しかし・・・顔色もあまりよくないぞ?」
「大丈夫ですよ」
そう言い美優は微笑んだ。
その笑顔があまりも魅力的だったので結城は我慢できずに疲れている美優を押し倒した。
そしてこう言った。
「美優、あまりそのような顔を他の者に向けるなよ」
「?」
美優は何のことかさっぱりわからなかった。
美優は知らず知らずのうちに少女から大人の女性へ自分が変化したことに気付いていなかった。
「他の男が見たら自分に気があるかもと勘違いするかもしれないだろう?」
「言っていることがよくわかりません・・・」
「まぁ、いい」
そう言いながら美優の唇に結城は自分の唇を重ねた。浅いキスから段々と深いキスへと変わっていく。その度に気持ちよくて美優はうっとりした表情になっていた。
「今日は疲れていると言っていたな・・・抱くのはダメなのか?」
そう問われ美優は首を振った。
「・・・抱いてほしいです」
真っ赤になりながらそういう美優を驚いた表情で結城は見降ろした。
「やけに素直だな。何かの罠か?」
「・・・変に本音を言わなくてすれ違うのはもう嫌ですから・・・」
それはもう喧嘩はしたくないという美優の意思表示だった。
「そうか。俺ももうあんな思いは美優にさせたくないから本音でいくことにする」
「はい」
「抱くぞ」
そう言い美優の寝間着を剥ぎ取り自身の着物を脱ぎ棄て美優に覆いかぶさってきた。
そうしていつものように、優しく触れてきた。
美優はそれが心地よくて自分から結城にキスをした。
「今日は本当に素直だな。いつもそうならいいのにな」
「・・・」
美優は恥ずかしくなり結城から顔を逸らした。
結城は美優の体に触れるのが好きらしく挿入までじっくり触り続ける。
美優はいつも息も絶え絶えの状態で結城を受け入れる。
結城は体力があるようで、一晩に3回はする。
美優は最後の方は意識をいつも失ってしまう。
気がつくと毎回朝で、横には結城がいる。
美優は結城が大好きだ。好きを通り越してもう愛してしまっている。
美優はこんなに人を愛したことは無かった。だからこの想いは大切にしたいと思った。
「結城・・・私の事、愛してる?」
「もちろん、愛してるさ。こんなに美優に溺れているんだ。察してくれよ」
そう言われ美優は聞いたことを後悔した。
(そうだった、初めは合コンでお互い一目惚れして・・・今は愛し合う仲になっているんだわ)
美優は満たされた気持ちになった。
次々に悠里がいろいろな衣装を持て来る。
美優の部屋はたくさんの衣装で溢れた。
どれも上等な品で、美優は怖くて触れなかった。
「高価そうな衣装ですね・・・」
「それはそうですよ!”お披露目の儀”の為の衣装なんですから!!」
そう意気込んでいる悠里は真剣に衣装を選んでいた。
そうしてようやく半日かけて決まった衣装は赤を基調としたものだった。
「美優様はまだお若いんですからこのくらい明るい色で丁度いいと思います!」
そう言って差し出された衣装は赤い布に金の刺繡が施してある鮮やかなものだった。
一瞬あまりの煌びやかさにめまいを覚えた。
「・・・少し派手じゃありませんか?」
美優は控えめに言ってみた。
「いいえ!これくらい着て大丈夫です!!全国民の前に出るんですから!」
「全国民・・・」
内気な美優は不安なった。
人前に出ることも苦手で大学でもサークルに入ったことのない美優は今更になって逃げ腰になっていた。
「ちなみに、結城様は何色の着物を着るんですか?」
「結城王はいつも式典の時は黒の着物でお出になります。その横にこの着物を着て並んだらきっと映えると思います」
「それじゃぁ、その着物でお願いします」
少しでも結城につり合いたいと思っている美優は二つ返事で答えた。
「では、早速着てみましょうか。きっとお似合いになりますよ!私が保証します!」
そう力いっぱい言われ、美優は吹き出してしまった。
似合うかどうかは置いておいて、美優の為にここまで必死になってくれる悠里のことを美優は嬉しく思った。
鏡の前で悠里が着物に着せかえてくれた。
まるで自分じゃないかのような自分が鏡に映っていた。
「わぁ・・・綺麗な着物・・・」
あまりの鮮やかさにうっとり美優は見惚れてしまった。
「やはりこの着物で決まりですね!!」
そう嬉しそうに悠里は言った。
「はい」
美優もこの着物を気に入ってしまった。
すると他の着物を素早く片付け悠里は装飾品類を持ってきた。
「さぁ、この中からも選びますよ!!」
「え・・・まだ選ぶんですか・・・?」
悠里はにっこり笑って言った。
「今日は一日衣装と装飾品選びで終わりそうですね」
「・・・装飾品はよくわからないので全て悠里さんに選んでほしいです」
「はい!お任せください!」
結局全て選び終えるのに丸一日かかってしまった。
悠里はとても楽しそうにしていた。
そんな悠里を見ていてなんだかお母さんみたいだなぁと美優は思った。
思わず七五三の時のことを思いだした。
向こうの世界ではなかったことになっているが・・・。
(もう忘れて”お披露目の儀”に専念しなくっちゃ!)
そう自分に言い聞かせた。
その夜ぐったりしている美優を見て、結城は驚いて医者を呼ぼうとした。
「誰か今すぐ医者の手配を・・・!」
「結城様、大丈夫です。ちょっと衣装選びやらで疲れただけですから心配しないでください」
(医者なんて大げさだなぁ)
美優はそう思った。
「しかし・・・顔色もあまりよくないぞ?」
「大丈夫ですよ」
そう言い美優は微笑んだ。
その笑顔があまりも魅力的だったので結城は我慢できずに疲れている美優を押し倒した。
そしてこう言った。
「美優、あまりそのような顔を他の者に向けるなよ」
「?」
美優は何のことかさっぱりわからなかった。
美優は知らず知らずのうちに少女から大人の女性へ自分が変化したことに気付いていなかった。
「他の男が見たら自分に気があるかもと勘違いするかもしれないだろう?」
「言っていることがよくわかりません・・・」
「まぁ、いい」
そう言いながら美優の唇に結城は自分の唇を重ねた。浅いキスから段々と深いキスへと変わっていく。その度に気持ちよくて美優はうっとりした表情になっていた。
「今日は疲れていると言っていたな・・・抱くのはダメなのか?」
そう問われ美優は首を振った。
「・・・抱いてほしいです」
真っ赤になりながらそういう美優を驚いた表情で結城は見降ろした。
「やけに素直だな。何かの罠か?」
「・・・変に本音を言わなくてすれ違うのはもう嫌ですから・・・」
それはもう喧嘩はしたくないという美優の意思表示だった。
「そうか。俺ももうあんな思いは美優にさせたくないから本音でいくことにする」
「はい」
「抱くぞ」
そう言い美優の寝間着を剥ぎ取り自身の着物を脱ぎ棄て美優に覆いかぶさってきた。
そうしていつものように、優しく触れてきた。
美優はそれが心地よくて自分から結城にキスをした。
「今日は本当に素直だな。いつもそうならいいのにな」
「・・・」
美優は恥ずかしくなり結城から顔を逸らした。
結城は美優の体に触れるのが好きらしく挿入までじっくり触り続ける。
美優はいつも息も絶え絶えの状態で結城を受け入れる。
結城は体力があるようで、一晩に3回はする。
美優は最後の方は意識をいつも失ってしまう。
気がつくと毎回朝で、横には結城がいる。
美優は結城が大好きだ。好きを通り越してもう愛してしまっている。
美優はこんなに人を愛したことは無かった。だからこの想いは大切にしたいと思った。
「結城・・・私の事、愛してる?」
「もちろん、愛してるさ。こんなに美優に溺れているんだ。察してくれよ」
そう言われ美優は聞いたことを後悔した。
(そうだった、初めは合コンでお互い一目惚れして・・・今は愛し合う仲になっているんだわ)
美優は満たされた気持ちになった。
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