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新婚旅行(後編)
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美優と結城の行為は昼まで続いた。
結城は気がつくとおなかが空いていた。
その時戸をノックする音が聞こえた。
結城が戸を開けると誰もおらず、そこには食事だけが置いてあった。
そっと手紙も添えてあった。
手紙を開くと”あまり美優様にご無理をさせないように”っと書かれていた。
しかし、もう時すでに遅しだった。
「はぁ、・・・夜まで抱くのを我慢するか・・・」
だが、結城はその自信はなかった。
美優は無意識に誘惑してくる。
もうめちゃくちゃに抱き潰してやりたくなる。
それくらい美優に惚れこんでいる結城に悠里の忠告はあまり意味をなさない。
美優は天然に誘惑してくるから困ったものだ。
(俺はいつも振り回されているような気がする・・・)
結城と美優は悠里が持ってきてくれたまだ湯気のたつ温かな食事を楽しんだ。
結城と食事を一緒に取ることが無かった美優は喜んで食べた。
はふはふと食べている姿がとても愛らしく結城の瞳に映る。
(美優は何をしていても愛らしい)
「・・・結城様?どうかされたんですか?」
「いや、何でもない」
「美優食事のあと少し散歩をしないか?」
「いいですね。楽しそうです」
この世界にはあまり季節が無いらしい。
美優が来てからずっと春の陽気が続いている。
だから、庭にはいつもたくさんの花が見られる。
それはとても美しい光景だった。
それを結城と見ることができるのが美優は嬉しかった。
食事も終わり、二人は外へ出た。
やはりこの世界の花々は美しい。
今は桜の花が咲いている。
「わぁ、綺麗」
結城は花を一房とると美優の髪に飾ってやった。
「?」
「美優よく似合うぞ」
美優は照れたようにはにかんで笑った。
「ありがとうございます」
「!」
やはり、結城に我慢は出来なかった。
突然美優にキスをした。
それも深いほうのキスを・・・。
「っ~、もうここは外ですよ!!何をするんですか!!」
「お前が悪い、俺を誘惑してくるんだからな」
結城は悪びれもせずにそう言ってのけた。
「誘惑なんてしていません!!」
美優は珍しく大きな声で言った。
その晩美優は勇気に気になっていたことを聞いてみた。
「どうして、新婚旅行に連れてきてくれたんですか?」
「・・・こちらの世界にばかり合わせているお前が少し不憫でな」
「不憫・・・?私は楽しく毎日過ごしていますが・・・」
そう答えると結城が言った。
「なるべくお前の元いた世界の事も取り入れてみようと思ったんだ」
「無理に急いでこの世界に馴染む必要はないんだぞ?」
「今、他にやりたいことがあるなら言ってみろ。なるべく叶えてやる」
(・・・それで私の元いた世界の話を聞きたがったのかぁ・・・)
美優はぼんやりとそう思った。
美優は結城のその心遣いがとてもうれしかった。
結城は美優に合わせようとしてくれていたのだ。
美優は指輪に手を当て、結城に言った。
「今は特にありません。ただ・・・」
「ただ・・・?」
「今晩も抱いてくれませんか?」
「!!」
(やはり美優は天然だ)
結城は頭を抱え込んだ。
「どうしたんですか?駄目ですか?」
「いいや、何でもない。・・・その、体はきつくないのか?」
「はい。私・・・結城様のこと大好きです。あの、だから」
そう言いかけると強く抱きしめられた。
「ああ、わかった。お前の望むことは何でもしよう・・・」
こんな感じであっという間に2日が終わった。
美優は二人の絆がより一層深まった気がした。
それだけで満足だった。
(私は幸せだわ・・・だってこんなにも恵まれているんだもの)
美優はそう思い、溢れてくる想いを結城に伝えようとした。
結城に手招きして屈ませ、美優は自分から結城の唇にキスをした。
結城は顔を真っ赤にして驚いていた。
結城は気がつくとおなかが空いていた。
その時戸をノックする音が聞こえた。
結城が戸を開けると誰もおらず、そこには食事だけが置いてあった。
そっと手紙も添えてあった。
手紙を開くと”あまり美優様にご無理をさせないように”っと書かれていた。
しかし、もう時すでに遅しだった。
「はぁ、・・・夜まで抱くのを我慢するか・・・」
だが、結城はその自信はなかった。
美優は無意識に誘惑してくる。
もうめちゃくちゃに抱き潰してやりたくなる。
それくらい美優に惚れこんでいる結城に悠里の忠告はあまり意味をなさない。
美優は天然に誘惑してくるから困ったものだ。
(俺はいつも振り回されているような気がする・・・)
結城と美優は悠里が持ってきてくれたまだ湯気のたつ温かな食事を楽しんだ。
結城と食事を一緒に取ることが無かった美優は喜んで食べた。
はふはふと食べている姿がとても愛らしく結城の瞳に映る。
(美優は何をしていても愛らしい)
「・・・結城様?どうかされたんですか?」
「いや、何でもない」
「美優食事のあと少し散歩をしないか?」
「いいですね。楽しそうです」
この世界にはあまり季節が無いらしい。
美優が来てからずっと春の陽気が続いている。
だから、庭にはいつもたくさんの花が見られる。
それはとても美しい光景だった。
それを結城と見ることができるのが美優は嬉しかった。
食事も終わり、二人は外へ出た。
やはりこの世界の花々は美しい。
今は桜の花が咲いている。
「わぁ、綺麗」
結城は花を一房とると美優の髪に飾ってやった。
「?」
「美優よく似合うぞ」
美優は照れたようにはにかんで笑った。
「ありがとうございます」
「!」
やはり、結城に我慢は出来なかった。
突然美優にキスをした。
それも深いほうのキスを・・・。
「っ~、もうここは外ですよ!!何をするんですか!!」
「お前が悪い、俺を誘惑してくるんだからな」
結城は悪びれもせずにそう言ってのけた。
「誘惑なんてしていません!!」
美優は珍しく大きな声で言った。
その晩美優は勇気に気になっていたことを聞いてみた。
「どうして、新婚旅行に連れてきてくれたんですか?」
「・・・こちらの世界にばかり合わせているお前が少し不憫でな」
「不憫・・・?私は楽しく毎日過ごしていますが・・・」
そう答えると結城が言った。
「なるべくお前の元いた世界の事も取り入れてみようと思ったんだ」
「無理に急いでこの世界に馴染む必要はないんだぞ?」
「今、他にやりたいことがあるなら言ってみろ。なるべく叶えてやる」
(・・・それで私の元いた世界の話を聞きたがったのかぁ・・・)
美優はぼんやりとそう思った。
美優は結城のその心遣いがとてもうれしかった。
結城は美優に合わせようとしてくれていたのだ。
美優は指輪に手を当て、結城に言った。
「今は特にありません。ただ・・・」
「ただ・・・?」
「今晩も抱いてくれませんか?」
「!!」
(やはり美優は天然だ)
結城は頭を抱え込んだ。
「どうしたんですか?駄目ですか?」
「いいや、何でもない。・・・その、体はきつくないのか?」
「はい。私・・・結城様のこと大好きです。あの、だから」
そう言いかけると強く抱きしめられた。
「ああ、わかった。お前の望むことは何でもしよう・・・」
こんな感じであっという間に2日が終わった。
美優は二人の絆がより一層深まった気がした。
それだけで満足だった。
(私は幸せだわ・・・だってこんなにも恵まれているんだもの)
美優はそう思い、溢れてくる想いを結城に伝えようとした。
結城に手招きして屈ませ、美優は自分から結城の唇にキスをした。
結城は顔を真っ赤にして驚いていた。
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