好きだと言ってくれ

えりー

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彰浩

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彰浩はあまりない可能性に気がついた。
もしかして信彦は自分の事が好きなのではないだろうかと。
しかし、信彦には彼女がいる。
自分はもしかして彼女と色々するための練習台にさせられているのかもしれないとも考えられる。
信彦に触られるのは好きだ。
信彦はいつも優しい手つきで触ってくる。
まるで愛しいものに触れるかのように触られると誤解してしまう。
本当にそうなれたらいいのにと錯覚してしまう。
例え練習台にされていてもいい。
大好きな信彦に触れてもらえるそれだけで幸せな気持ちになる。
いつもは服越しに触って来るが今日は直に肌に触れられた。
乳首を弾かれ、胸を弄られた。
それだけでおかしくなりそうだった。
それから腹へ手を滑らせ、きわどい所まで触れられた。
何故自分を練習台にするのかは知らないが何回か女子に告白されているのを見た事がある。
その子たちに頼めば喜んで練習台になってくれるのではないのだろうかと彰浩は思った。
信彦はモテる。
チビの自分と違い男らしく見える。
とにかく早く気持ちの整理をつけたい。
もう、いっそ玉砕覚悟で告白してみるのもいいかもしれない。
しかし、今の関係を壊したくない。
なんだかんだ言って、今の関係は心地いい。
そして気持ちがいいこともしてもらえる。
邪な思いで心がいっぱいになった。
そうやって色々考えているとまた股間に違和感が生まれてきた。
信彦の事を考えると必ずこうなる。
もう、自分でコントロール出来ないほど体が信彦の事を求めている。
あのキス、触れ合いを思い出すだけで堪らない気分になる。
もっともっと体が欲する。
このままだと本当に気がおかしくなってしまいそうだ。
彰浩は自分の気持ちをあまり表に出せる質ではない。
でも何とかしなければいけないと思ている。
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