黒虎記~たかが占いと伝承のせいで不吉の虎と呼ばれ迫害され暗殺されかけた王子だが、商人の家で得た知識で巻き返す

ねこ沢ふたよ

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立ち向かう者達

壮羽を探せ

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 壮羽がいた。青虎の国に。どこかの貴族に飼われているようだった。どんな罰を受けたかと心配したが、とにかく元気にしていた。声を掛けようとしたが、壮羽は、逃げるように伝えてきた。監視されているだろう。自分に気づく前の、壮羽の心を凍らせた視線が、気になった。きっと、ろくな主に仕えていないのだろう。助け出したい。あの烏天狗を自由に飛ばしてやりたい。

 西寧は、この国に来てから、人目につかないように、隠れて生活をしていた。外にいる時には、明院がくれた薬を使って毛並みの色を変え、できるだけ顔を隠して過ごしていた。

 いたるところで、黒い虎の子どもを探す人間に会った。太政大臣が、見つけた者に報酬を払うと言っているのだそうだ。報酬の内容は、明らかにされていない。国一番の大臣からの報酬だ。きっと、すごい額に違いない。街の者は、そう言っていたが、西寧は、そうは思わない。下手をしたら、見つけた者も切って捨てる気だろう。国の現状を把握して、敵の正体を知るために、色々な所に顔を出して、話を聞いた。太政大臣は、色好みで、金に汚い。袖の下を受け取り、女を献上させる。子どもは、娘一人。大切に、屋敷の奥で外に出さずに育てているそうだ。どこかの貴族にでも、娘を献上する気でいるのかもしれない。自分の欲のためには、実の娘すら、コマにする。よくあれで、妖魔に堕ちないものだと、嗤う者もいた。

 西寧達虎精のような妖は、あまりに執着や欲望に憑りつかれると、妖魔と化してしまう。妖魔となれば、国を追われる。もう、太政大臣は、妖魔となっているのかもしれない。だが、権力者であるがために、誰も手出しできないのかもしれない。

 女に化ければ、会うチャンスもあるかも知れない。西寧は、少しずつ、化粧品も集めた。会って、噂通りの人物なのかを確かめたかった。だが、まだそのチャンスはない。西寧は、黄虎の国で行ったように、必要そうな物を集めて屋外にひそかに隠していた。

 国の情勢は、日に日に悪くなっているようだった。妖魔が攻めてくる。そんな噂が広まり金持ちの中には、隣国に避難してしまった者もいるようだった。傭兵が雇われ、荒くれものが増えて治安は最悪。貴族は雑兵を雇い自分の家を警護させ、空き巣や強盗の話題は尽きなかった。だが、先王が亡くなって、幼い姫君が玉座に座り太政大臣が代わりに政治を執り行う今、現状を正しく治めることの出来る者はいなかった。

 ひょっとしたら、この国が傾いた原因を、全て黒い不吉の虎の出現とし、責任を西寧に押し付けて処刑するつもりなのかもしれない。昔、黄虎の国では、黒い虎精の女の死骸を辻にさらしたことがあったと聞く。同じことを、西寧で行うつもりなのかもしれない。あまりに古い話で、その結果どうなったのかの記録はあいまいだった。何のためにそのようなことをしたのかも、分からない。そんな理不尽な目には合いたくはない。西寧は、捕まらないように注意して生活をしていた。
 だが、壮羽を助けたい。壮羽が葉居はきょという大臣の支配下にあることは、噂で知った。葉居から壮羽を助けるためには、どうしても危険を冒す必要がある。西寧は、作戦を考えあぐねていた。
 
 西寧は、葉居の屋敷を伺っていた。
 薬で毛並みを変えて顔を隠している。 
 壮羽がどうしても気になって、最近は、この辺りをよくうろついている。布で顔を覆って町娘の姿に女装までしているが、雨が降れば雨粒で薬は流れ落ちてしまうだろうし、そもそも幻術を得意とする狸が訪問客の中にでもいれば見破られてしまう。危険な事は分かっている。

 だが、どうしても足は向いてしまう。少しでも壮羽と話がしたい。
 話をして、壮羽がどうしたいのか。今の仕事で辛い目に合っていないのかを確認したい。

「お嬢さん、どうされましたか?」

 葉居の屋敷の塀の周りを歩いていると、兵士に声を掛けられた。他の貴族と同様に空き巣や強盗を恐れて葉居が雇った雑兵だろう。

「はい。実は、想い人がこの屋敷に住んでいると伺いまして。一目惚れでまだ言葉もあまり交わしたことは無いのですが。少しでもお姿を見てお話できないかと、お屋敷の周りを歩いていました」

 微妙な嘘を西寧はつく。だが、これで塀の周りをダラダラと歩いていたことと矛盾はないはずだ。兵士は、ニヤニヤしながら西寧の顔を覗く。

「ふうん。まだ十四、五歳くらい……初恋ってことかな?」

 エロおやじ。深く追求しないでくれ。ボロが出る。
 西寧は、恥ずかしがっている振りをして、顔を隠す。

「そう、追及されると恥ずかしいです。あの、ご迷惑をお掛けしませんから、放っておいてくれませんか?」

 できれば、お前たちの隙を突いて塀を駆け上りたい。
 そうは言えず、西寧は無難な言葉を選ぶ。兵士は、西寧に興味を持ってしまったようで、離れてくれない。

「可愛い子だ。どうせあの烏天狗だろ?前にも、似たような理由で女が来ていた。確か、色街の女だ。美人だったな」

 どうやら壮羽は意外とモテるらしい。しかも色街の女。あんなに愛想なさそうなのに。

「だが、あれは奴隷だぜ?烏天狗と言っても、何か罪を犯したのか主人に足蹴にされてこき使われている。未来の無い奴だ。なあ、あんなのより俺の方がいいぜ?」

 返事に困っていた西寧に兵士が詰め寄る。壁と兵士の間に挟まれてしまった。兵士が手を壁についていて逃げ場がない。間近に男の顔がある。にやついた髭面の虎精の男。
 仕事中のくせに酒臭い。
 あまりにしつこくて、どうも様子が変だと思っていたが、どうやら相当酔っているようだ。
 顎をつまれて、男の方を向かされる。

「違います。背の高い虎精の方で……。あの……どうか、離して。怖いです」

 怖い怖い怖い。
 こいつ距離近すぎだろ?
 西寧は、そっと兵士の胸を押し返す。本当は、ぶん殴りたい。だが、騒ぎはまずい。壮羽を探していることも、伏せておいた方がいいだろう。もし正体がばれたならば、壮羽も咎められる。適当に誤魔化す。
 殴りたい気持ちを抑えて震える手を兵士が掴む。

「可愛いな。男を知らんのか。こんなに震えて」

 手に兵士が頬ずりする。

 ヒエッ

 西寧の背筋が凍る。
 背中に腕を回されて、びくりと大きく震えると、ますます兵士が喜ぶ。
 いや、知らんもなにも、俺は男だが? そう言ってやりたいが、今町娘に変装中。
 どうしようもない。

「お願い。離して……」

 西寧の必死の言葉。腕を突っ張って、何とか距離を取ろうとする。
 体にこれ以上触られたら、流石に男とバレる。ばれれば変装の理由を聞かれ、不審者として詰問されるだろう。

「何をしている」

 不意に声がかかる。兵士が、我に返って慌てて西寧を離してくれる。
 良かった。
 仕事中だと思い出したようだ。
 西寧は、気が抜けて地面にぺたんと座り込む。声の方を見て、喜んでもいられないことに気づく。
 兵士の数が増えた。囲まれてしまった。

「あの。人を探していましたら、この方が親切に色々聞いてくださって」

 最初の兵士の肩を持つ。助け舟を出してやれば、こちらの話に乗るだろう。この男だって、仕事中に女を口説いていたなぞとは言われれば困るはずだ。

「え、ええ。そうです。何でも、想い人がいるそうで」

 男が西寧の読み通り、話に乗ってくる。

「想い人? 烏天狗か? あれは今、主人に言われて使いに出ていないはずだな。夕刻、門の近くに居れば、運が良ければすれ違うだろう」

 隊長らしい年配の男が、眉間に皺を寄せる。
 その手の話は、壮羽だと決めつけているらしい。よほどモテるのか、以前来たという女が余程の美人で印象に残っているのか。

「い、いえ。背の高い虎精の方で、親切な人でした。一目お会いしただけですので、お名前も分かりません。しかも、噂でこのお屋敷の方だと伺っただけですので、本当にここに居らっしゃるかも分からなくて。でも、もう一度お会いしてお話がしたくて、一縷の望みをかけて屋敷に来てみたのです」

 どこにでもいそうな特徴を述べる。該当する者は沢山いるだろう。この言葉では誰のことかは、分かるまい。
 中身のないスカスカの情報でわざと翻弄する。

「誰だろうな。分からんな。虎精はここには沢山いる」

 隊長が、顎を撫でながら考えている。該当しそうな者を何人か思い浮かべているのだろう。

「そうですか。残念です。お時間いただきまして、申し訳ありませんでした。本日は、このまま帰ろうと思います。また、運が良ければお会いできるかも知れませんので、お見かけした場所で探してみようと思います」

 西寧は、頭を下げて挨拶をする。夕刻、壮羽は屋敷に戻るということだ。翼は使っていないようなので、そのくらいの頃にこの屋敷に向かう道の途中に居れば、壮羽に会えるだろう。情報は、それだけ十分だ。もし会えなくても同じように屋敷の辺りをうろついても、今度は変に思われないだろう。
 薬がどんなことで落ちてしまうかは分からない。これ以上の危険は、もう少し準備してから挑みたい。

「待ちなさい」

 立ち去ろうとする西寧に、声がかかる。振り返ると、この屋敷の主、大臣の葉居がいた。輿に乗っているところを見ると、どうやら帰宅したところなのだろう。状況を説明しているのか、隊長が葉居に何か話をしている。

「顔を見せなさい」

 大臣に言われて、西寧は恐る恐る布を取る。

「まだ幼いが可愛い子だね。背の高い虎精の男だとか?」

 大臣の言葉に、西寧が頷く。
 追求しないで欲しい。細かい設定はまだ練っていない。その場しのぎの嘘。

「とても親切な方で、市場で高い棚の物を取って下さいました」

 どこにでもありそうな話を重ねる。

「ふむ。それで好意を持ったと。それだけでは、誰のことかは、分からないね」

 葉居がニコリと笑う。

「はい。ですので、あきらめて出直そうかと思っております。この屋敷の方なのかも分かりませんし」

 早く帰りたい。長居すればボロがでる。布を被り直し、顔を隠す。

「ここに乗りなさい」

 葉居が、自分の輿の隣をポンと叩く。

「はい?」

 西寧の声が裏返る。
 まずい、女の声で話さなければ。

「え、ええと。どういうことでしょうか? お怒りに触れてしまいましたか?」

 落ち着け。
 西寧は、声が震えないように注意する。

「一緒に屋敷に入れば、見つかるかもしれない。こんな可愛いお嬢さんとの恋のチャンスを踏みにじってしまっては、恨みを買うよ。少しの間、屋敷に入ることを許してあげよう」

 どうやら、面白がられてしまったようだ。
 しまった。
 行方不明の従兄弟がどうのと言っておけばよかったか。その方が、葉居の興味をそそらなかったかもしれない。

 断れない。

 西寧は、礼を言って、大人しく葉居の隣に座る。輿が動き出すと、大臣が肩に手を回してくる。

「慣れないと落ちてしまうかもしれないからね。寄りかかりなさい」

 これは、まずいかもしれない。
 兵士たちが、気の毒そうに西寧を見ている気がする。誰も助けてくれない。いや、主だ。助けられないのだろう。

「大臣様に寄りかかるなど、恐れ多くてできません」

 なんとか距離を取る。輿の縁の手すりをしっかり持って西寧は苦笑いする。葉居が、楽しそうに笑っている。
 怖い。
 町娘、大変だな。こんなに色々危険があるものなのか? いや、こんな変態が権力を持って蔓延っているのがダメなのだろう。

 揺れる輿に乗って、西寧は、葉居の屋敷に入った。広い庭を横切って輿は大きな玄関に止まる。
 西寧は、葉居に従って輿を降りる。葉居は当然のように西寧の肩に手を回し、そのまま歩き出した。葉居に肩を抱かれたまま屋敷に入る。

 人探しをしているという設定。きょろきょろと虎精の男を見かけては、見ながら進む。
 だが、葉居の歩みは速い。真っすぐどこかに向かっているようだ。西寧が、ゆっくり人を探す間を与えてはくれない。

「葉居様、足を緩めて下さい。これでは、あの方を探せません」

 西寧の訴えは、聞き届けられない。無言のままドンドン葉居は先へ進んでいく。目的が分からない。西寧のことを何か感づいたのだろうか。まずい。
 いっそすれ違った適当な男に、この男だと言って寄って行った方がいいのだろうか。その方が、逃走しやすいかもしれない。男が何のことだか分からずにキョトンとしている内に、覚えていらっしゃらないのかとがっかりしてフラれたことにして帰れば、さっさと屋敷を出られるかもしれない。

 とにかく、この主導権を握られた状態はまずい。
 だが、それにしても、葉居はどうしてこんなに早く歩くのだろう。これでは、設定に合った背の高い無難そうな適当な男も選べない。

「父上。可愛らしい娘を連れていますね。太政大臣様の好みの娘。新しい贈り物ですか?」
息子らしい虎精の男が、とんでもないことを言い出す。

 なんだと? 勝手に人を賄賂の種にするつもりだったのか。どこかに幽閉しておいて、太政大臣に渡すつもりでいたのか。

 でも、これで葉居が足を止めてくれた。
 さすがに息子に声を掛けられたら、止まらざるをえないらしい。
 逃げるチャンスだ。

「そんな。だましたのですね! 帰ります!」

 西寧は、大げさに怒って手を振り払う。
 反論が来る前に、玄関に向かって走り出す。言葉で丸めこまれたら面倒だ。
 無駄に長い廊下。ムカつく。後ろから、捕らえよ、と葉居の声が聞こえる。いたるところから、西寧を捕えようと手が伸びてくる。

 西寧は、跳んだり身を翻したりして、避けながら走る。被っていた布は、とっくに落ちてしまった。顔を晒したまま、走り続ける。汗をかけば、化粧も薬も落ちてしまう。

 正体がバレてしまう。

 止まる訳にはいかない。
 止まれば、走った汗が噴き出してくるだろう。
何人目かの家人を飛び越えて、玄関を越える。あと少し。兵士が、門の前に壁になって立っている。
 西寧のことを気の毒そうに見ていた男達。気の毒に思ってはいても、それが仕事だ。しくじれば自分が咎めをうける。通してくれはしないだろう。

 西寧は、方向転換する。後ろからは、葉居達が追ってくる。

 まずい。
 塀を飛び越えるしかないか。

 妖力を使えば、黒い毛並みの虎だとバレる。西寧は、走って塀を駆け上がる。それほど高くない塀。このまま乗り越えられる。そう思っていた。

 だが、塀を乗り越えた先に、先回りした兵士達が立っていた。
 勢いを抑えられず、西寧は兵士の中に突っ込んでしまった。兵士達が、西寧を抑え込む。もみくちゃにされて、化粧も薬も、みるみる落ちてゆく。

「こいつ……。黒い虎だ!」

 兵士の一人が気づく。腕を背後にねじられて、西寧は身動きが取れなくなる。

 報告を受けた葉居が、西寧を屋敷に連れ戻させて、検分する。

「女装までしおって。小賢しい。太政大臣様のお探しの黒い虎! ついに見つけた!」

服をはぎとられて、男であることもバレてしまった。兵士に腕を掴まれたままの西寧に、葉居が近づいてくる。西寧は、葉居を睨む。顎をあげられる。

「呪いの黒い虎と聞いていたから、どんな邪悪な面構えかと思ったら、こんな可愛い顔つきであったか。まだ子どもだ」

 ニタニタ笑う葉居の表情がムカつく。すでに西寧の進退は、かなり危険な状態だが、一矢報いたい。自分を捕まえた代償に、大きな損を与えたい。西寧は、ひそかに妖力を練る。

「葉居様。どうかお見逃しを」

 隙を作るために、しおらしくしてみせる。案の定、楽し気に葉居は笑っている。

「命乞いか。ふふ。いいだろう。お前の態度次第で聞いてやらんこともない」

 大嘘だろう。見ず知らずの町娘を、太政大臣に献上しようとしていた男だ。西寧を見逃すはずはない。何をさせる気なのかは分からないが、どうせろくでもないことをして、西寧を散々揶揄って弄ぶ気なのだろう。

 まっぴらだ。

「助けて下さるのですか? 何をすれば……」

 無駄な会話をして妖力を強く練り上げる時間を作る。避けられてはつまらない。

「そうだな。何かと戦わせるには、貧弱だ。大して仕事も出来そうにない」

 西寧の肌の上を葉居の手がゆっくり這う。気持ち悪い。

「では、まず……」

 葉居が言葉を言い終わる前に、西寧は妖力で大きな黒い虎を顕現させた。黒い虎は、油断していた葉居の右腕と右足を食いちぎって消えた。

 西寧の今の妖力では、ここまでで限界だった。
 妖力の使い過ぎで、西寧がふらつく。兵士達や家人が、葉居の止血に大慌てになっている。

「塔の一番上に閉じ込めて置け! 処置は、太政大臣様にお伺いを立てる!」

 怒気を含んだ葉居の声が、気の遠くなる西寧の耳に入る。
 どうやら、すぐには命が取られるわけではないらしい。
 西寧は、そのまま気を失って床に倒れ込んだ。
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