［完結］前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します

mikadozero

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入学式編

4 新しい生活

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私は楽しみにしていた学校が今日から始まる。
私は、学校の制服を着て母親の元に行く。

「お母様、着替えてきました」そう言うと母親は手を合わせて嬉しそうな顔をしている。

「あら、可愛いじゃない」

母親が珍しく褒めてくれた。私は少し嬉しかった。馬車に乗り学校の場所に向かう。
馬車の中は静かで誰も話そうとしない。私は言葉を発したかったが発せる雰囲気ではなかった。

馬車が止まり、窓の外を見ると大きな学校だった。今日から私はこの学校で暮らして行くのか。そう覚悟をした。

私はお母様と手を繋いで受付のところまで行く。

「ソフィ、楽しみかしら？」

「楽しみでございます」そう言うと母親はそっと微笑んだ。

受付の人が言う。

「お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか？」

母親は言う。

「グランテスマト家です」

そう言うと、受付の人は驚いた顔をしていた。

「遠くからよく来てくれました。この学校で本当にあっておりますか？」と聞かれて母親は頷く。

うちはそんなに周りから見たら金持ちなのだろうか。私は疑問に思いながらも式場に入る。

母親とはここで別れた。母親は保護者席で静かに座った。
母親だけ、目立っていた。周りと服装が違いすぎる。少し恥ずかしいと思った。

私は案内人に誘導されて他の人たちがいるところに着いた。他の子達は仲良さそうに話していた。

ここら辺で学校はここくらいしかないから昔からの友達なんだろうなぁと思いながら椅子に座る。

私は、誰とも話さず椅子に俯いて座っていた。すると、誰かの足元が見える。誰だろうと見上げると一人の少女がいた。

「あなた、もしかして一人？」

「そうだけど…」

私は小声で言った。少女は常に笑顔で話しかけてくる。

「お隣良い？」

「いいけど…」

私は、人と話すのに緊張していた。

「この辺で見ない顔だけどどこら辺に住んでるの？」

そう聞かれて私は詳細を言うと面倒だと思いおおまかに言う。

「ここから少し遠いところかな」

そう言いと少女は目を光らせて言う。

「えっ！遠いところ？珍しい」

私は、話すネタが尽きた。
すると、少女が言う。

「あなたの名前はなんて言うの？」

そう聞かれたので私は言う。

「グランテスマト・ソフィ」

そう少女に対して言うと少女は驚いた。

「グランテスマトって言った？」そう聞くので私は頷いた。

「なんであなたがこんな学校にいるの？」と聞かれて私は言う。

「親が決めた学校だからわからない」と言ったら少女は頷いた。

「あなたの名前は？」と聞くと少女は立って言う。

「ハクシャラード・ニア」

私は聞いたこともない名前だなと思った。

「友達にならない？」

私は少女に対して急に言った。絶対順序を間違ったと心の中で後悔したが…

「いいのですか？ソフィ様」

いつの間にか少女は私のことを様付けしていた。

「あなたとなりたいわ」そう言うと少女は喜んでいた。

「これからよろしくね？」と言うと少女は…

「こちらこそお願いします」と。

部屋の扉が開き案内人の人が言う。

「新入生のみんな並んでねー」と言う。

こんな子供に言っても素直に並ぶはずがないと私は思った。
だが、部屋にいた子たちはしゃべりながらも並んでいた。私は驚いた。

列になり歩く。そして式場の入り口に着く。

「堂々とした姿で歩きなよ」

案内人はそれを言い残し式場の中に入っていった。

数分後扉が開く。

「新入生の入場です！」

場を盛り上げるためのアナウンスが流れてくる。

私は堂々とした姿で入場する。
私はその後の動きを知らなかったが前の人の動きを真似してどうにか過ごせた。

式が終わり教室に移動する。母親とともに。

教室に入ると隣の席はニアだった。

「あら、ニアじゃない」と話しかけるが彼女は話しかけてくれない。

そこで、ニアの母親みたいな人が言う。

「ごめんなさいね、うちの子人見知りで…」

人見知り…？私と話している時は元気な女の子だったのに親の前だと話せなくなるのかと思った。

説明が終わり、親と別れる。

「お母様…頑張ってきます」

「頑張りなさい。応援してるわ」

そう言い手を振り母親と別れた。
そして、寮の家の行く。

そこは小さなマンションのような家だった。
説明によると一部屋三人らしい。今までの生活からだと考えられない。

部屋に案内されて部屋の目までくる。
私は一息してから部屋に入る。誰がいるのかわかない部屋に。

開けると二人の少女がいた。
一人はニアだったもう一人は…知らない子だった。

「ソフィ！」と声をあげて抱きついてくるニア。

それを見てくる知らない子。私は言う。

「ごめんなさい。こんな姿を見せて…」

そう言うと知らない子は苦笑いをしていた。

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