83 / 97
四年目 ~春の訪れ 新婚の二人~
嫌がらせとは難しい
しおりを挟む新学期が始まって最初の休日の終わり、俺はエドガーのもとにやって来ていた。
エドガーは未だに侯爵家預かりのままでいる。
新しい王の下で刑が確定してから移動させることになるだろう。
部屋に入った俺を見てエドガーがいきなり顔を顰める。
「その反応は失礼じゃないかな」
笑いを含んだ声で咎めるとさらに顰め面になる。
「ちっ、また来たのかよ」
ヘマしたんじゃねえだろうなと疑いの目を向けてくるエドガーに上手く行ったよと答える。
「情報提供に感謝するよ。
おかげでこちらの望み通りの方向で決着がついた」
「そうかよ」
興味なさそうな声を返し、エドガーは皮肉な笑みを浮かべる。
「で? 本当に贋金に関わった奴ら全部死罪にしねえで飼うつもりなのか?」
「飼うって、口が悪いな本当に」
苦笑を交えて言うと事実だろうがと言われてしまう。
まあエドガーの言うこともわかるけど。
「後腐れなく消した方が国のためになんだろ。
オマエが甘すぎんだよ」
どうせ死んだって誰も困らない奴らなんだからと吐き捨てるエドガーへ聞く。
「エドガーは生きたくないの?」
人のことばかり言ってるけど、死罪を持ち出すならエドガーだってその対象になるような罪を犯している。
自分のことに言及されてぎろりと睨む。瞳を静かに見返すとふいっとそっぽを向かれた。
答えたくないと態度で示すエドガーへ言葉を続ける。
「なんとなくエドガーは生きたいから藻掻いてたんだろうなと思ってたんだけど」
「はっ、だから助けてやろうってか。
そんなクソ甘い考えで世の中渡っていけると思ってるおめでたさが反吐が出るほどムカつくぜ」
自身の心情に触れられることを嫌うエドガーに俺が感じていたことを口にすると、即座に悪態になって帰ってくる。
これも防衛反応なのかと思うと怒る気にはならない。
それに自分が甘いことを否定できなかった。
「エドガーと話してると勉強になる」
俺にはない視点というのをエドガーに多く感じる。
レオンにも言われたことのある、裏側に疎いという言葉。
この数年で大分裏側も見えるようになってきたと思うけれど、育つ中で様々な人の裏側に触れてきたエドガーには敵わない。
「馬鹿にしてんのか」
勉強になると言った俺の答えに、口元を引き攣らせた笑みで低く唸る。
「褒め言葉だったんだけど」
馬鹿にはしてない。けど褒め言葉としては微妙だったなと反省する。
悪事や裏側に詳しいことを褒められるというのは、通常皮肉に感じられるだろうし。
少しの沈黙の後、エドガーがぽつりと呟く。
「あの人は……」
エドガーの言うあの人が誰かはすぐにわかった。
逃げていた領主の妹のことだ。
「北侯の領地で見つかったよ」
侯爵様の領地で贋金をばらまき姿を晦ませた貴婦人。
他国へ渡っていると思われていた彼女だが姿を変え侯爵領で暮らしていた。
これほど近くにいながら見つけられなかったのは、彼女が綺麗に擬態を脱いでいたためだ。
運ばせていた荷物とは別行動で移動し、途中でごく普通の町娘姿へと着替え痕跡を消す。
あらかじめ貴婦人姿の姿を印象付け、侯爵領で購入したドレスを運ばせた荷物に入れることで先の町まで移動したのは間違いないと思わせる。巧みに欺かれた。
国内に潜伏していることを念頭に新しく町に住み着いた者を当たってようやく発見したのだ。
予想通り、彼女は見つかるのを待っていた。贋金の件が明るみに出て、実家や伯爵家に捜査が及ぶのを。
見つかったとき、彼女は一切抵抗することなく笑みすら浮かべていたという。
それを聞いてエドガーは複雑な色を目に浮かべたが、捕まった彼女が丁重に扱われていると聞いてほっとしたような顔をしていた。
「彼女は逃げていた領主を捕まえるのに貢献してくれたからね。
贋金と知っていて使った罪はあるけれど、行方の掴めていなかった重要人物の逮捕に協力したのも事実だ。
それと相殺すれば刑期も随分減免されるんじゃないかな」
彼女の協力が無ければ、公に知られていない隠れ家に潜伏していた領主を見つけるのは容易ではなかったはず。
もちろん収監されることになるとは思うけれど、それは彼女の家や伯爵家の者に比べて短い物になるだろう。
言葉を返さないエドガーに彼女の言葉を伝える。
「彼女は、自分のせいでエドガーを巻き込んだと口にしていたそうだよ。
これからすることを伝え伯爵家には近寄らないようにと伝えたはずなのに、結果は真逆になってしまったと悔やんでいた」
彼女は贋金を故意に使い捜査の目を向けさせることで実家や伯爵家の罪を公にしたいと考えていた。
公爵子息から受け取った手切れ金が贋金であったことも、彼女に行動を決断させた理由の一つ。
しかし贋金の件が明るみに出ても、公爵家にまで捜査の手が届くことはないだろうと半ば諦めの気持ちだったようだ。
それでも彼女を突き動かした衝動は、エドガーとよく似たものだったんだろう。
「……馬鹿じゃねぇの。
俺が勝手にやったんだ、アイツらがムカつくから」
そう嘯くエドガーに口元が笑みを作る。彼女はエドガーのことをよくわかっているんだな。
家や家族に対する同じような怒りや恨みを内包する者同士だからなのか、エドガーが言うことを理解していたみたいだ。
「そう言われたら伝えるようにって伝言があるんだけど……。
『手伝ってくれてありがとう』だって」
エドガーが王都で贋金をばら撒き始めたから捜査が大きく動き始めた。
自分一人では無理だったからありがとう。
そう言っていたらしい。
伝えられたお礼の言葉に唇を震わせて拳を握りしめた。
その胸の内にどんな感情が去来しているのかは俺にはわからない。
喜びなのか、悔しさや怒りなのか。
わずかに俯かせた顔の下でどんなことを考えていたのか。しばらくして顔を上げたエドガーの顔は晴れやかなものに見えた。
「……っ」
しかし俺の視線に気づいて口元を歪めた。
素直じゃないな。
わざとらしく皮肉な笑みを浮かべるエドガーにそんなことを思う。
「これでジジイ共が消えたら最高だったんだけどな」
薄く浮かべた悪意のない笑みを見られたことを誤魔化すようにエドガーが話題を変える。
「そうかな、これまでの贅沢な生活を奪われ一生を牢の中で過ごすっていうのもそこそこの罰だと思うんだけど」
夏熱く冬寒い、食事だって今までとは比べ物にならないだろうし。
ジジイというのがエドガーの父親たちのことであれば彼らはもう外の光を浴びることはない。
生涯を牢の中で過ごすことになるだろう。
死罪に比べたら遥かにマシでも辛い余生を送ることになる。
「だからテメエは甘いんだっつの。
そんなんだとつけあがるヤツらが出てくるぜ」
すでに調子に乗ってるヤツがいるんじゃねえの、と言うエドガーに首を傾げる。
聞きようによっては心配しているようにも聞こえるが……。
それを言ったらまた怒るだろうからなと流して別の答えを口にする。
「そのあたりは新しい国王と四侯が上手く締めてくれるから大丈夫だよ」
死罪がないことを除けば特段甘い処分ではない。
この事件でかなりの家が貴族名鑑から消えることになる。
当主や関係者だけを処刑し家の存続を許した判例と比べてどちらが重いというものでもないが、貴族たちには衝撃を以て受け止められるだろう。
「人任せかよ」
人任せかと揶揄するエドガーへそうだねと答える。
俺の答えが面白くないのかに眉間にシワを作って黙った。でもそれは俺の出る幕じゃないし。
「文官たちの反対も抑えられたし、後は行く末を見守るだけだ」
俺が関われる範囲のことは終わった。本来ならそれもできなかったのだから、関わらせてくれた人たちには感謝しているし結果にも不満はない。
しかしエドガーはまだ文句を言いたそうだ。
「反対されなかったのは意外だな。
無駄な金を使うことに渋い顔をするだろ」
「逆に言えば財源があれば反対はされないってことだよ。
エドガーの家や公爵家、それから他の関係先からも徴収した金があるからね」
接収した、もしくはこれから接収する私財や領地で財源は十分だと笑うと頬杖を付いていたエドガーが目を見開く。
「それだって無限じゃねえだろ」
絶対文句を言うに決まってるぜと言うエドガーにその辺りは考えてると答える。
「うん、だから文句が言えなくなるようにちゃんと考えてあるよ」
俺の答えにと訝しげに眉を寄せる。
「出てくる料理が突然粗末な物になったら危機感を覚えるんじゃないかなって」
にこりと笑って告げる俺へエドガーが意味のわからないといった顔を向ける。
「接収した私財で収監の費用を賄うつもりだけど、収監される人たちは自分たちにどのくらいお金がかかっているか想像できないんじゃないかと思うんだ」
真っ当な収入では足りないと犯罪に手を染め贅沢を極めていたのだ。
与えられる食事や寝床がどの程度か想像できないのではないかと思う。
それに、彼らは徴収した金額がどのくらいになったのか知らない。
「普通に与えられる食事に満足していた、あるいは不満を持っていたとしても食べられる程度だった。
それがある日突然粗末な物になったら?」
看守に詰め寄っても予算の都合だと返ってくるばかりの彼らがどう感じるのか。
予算が無いから食事が酷い物になった。ならばこの先はもっと酷い物が出てくるのではないか、そう不安を覚えるだろう。
牢に入っている者の唯一の楽しみは食事だと聞く。
それが段々粗末になっていくのは堪えるのではないだろうか。
今回の事件で出たかなりの数の囚人を全て賄えるのか、この先何年何十年も。
金が無くなったら今あるものすら出されなくなり、飢えて死ぬかもしれない。
それは恐怖だと思う。
実際には潤沢な財源があるが。
「最初は十分満足していた食事の量が減り、種類が減り、安い素材を使った物になっていく。
具体的に言うと朝食が毎回味の薄いクレープになる。
そして段々添えてあったジャムの種類が減って、そのうちジャムも無く砂糖をかけた物だけになり、最後には生地しかなくなるとか。
結構嫌だと思うんだけど」
贅を尽くした濃い味に慣れているとシンプルな物が続くのは辛いと聞く。
ソルブ粉を混ぜ込むとより効果的だ。
時折予算が残ったからと味の濃い腸詰を使った料理などを出せば薄味に慣れすぎることもなく、たまの楽しみのために大人しくなること請け合いだと思う。
しょうもねえ……、と小さく呟くエドガー。
結構辛いと思うんだけど。俺は幼い頃3日続けてソルブ粥が出てきた時には泣きそうになった。クレープならまだ良かったのに。
あれは辛かったと思い出しているとエドガーの言葉にはまだ続きがあった。
「けど、アイツらには効果的だろうな。
それにソルブ粉を使った物なんて家畜の餌だとでも思ってそうだから、さぞ屈辱だろうよ」
楽しそうな笑みが口の端に乗る。
悪い顔になっているエドガーを見ているとにやりと笑みを深めた。
「オマエ、本当に結構イイ性格してるな」
質悪ぃと笑うエドガーに苦笑を向ける。褒められてるみたいだけど複雑だな。
「ジジイ共への嫌がらせになると思うと愉快だな」
「別に嫌がらせのつもりはないんだけれど」
大人しくさせるのが目的であって。
十分嫌がらせだろと笑うエドガーに、喜ばれても困るなと思う。
楽しそうなエドガーに少し考えて提案する。
嫌がらせならこっちの方が良いだろう。
「情報提供のお礼にレイチェルと近くの牢にしてあげようか?」
「は?! ふざけんな、止めろ。
アイツマジうるせえんだよ」
なんだか満足そうなエドガーに意趣返しではないけれど一言いいたくなってしまった。
「嬉しくない?」
「嬉しいわけねえだろ!
俺がアイツに近づいたのは扱いやすそうだからと財産が魅力的だったからだ。
あと何の呵責も感じなくていい程度に自己中だしな」
……呵責を覚える心があったら人に重罪の罪を着せようとはしないと思うが。
レイチェルと出会ったばかりの頃にはそんな心があったのだろうか。想像がつかないな。
利用しただけだと明け透けなエドガーの発言に、よく似た二人だなと感想が浮かぶ。
「レイチェルも清々しいほどエドガーの話をしないんだよね」
前に収監されているレイチェルに会ったけれどエドガーの話を一切しなかった。
自分がどうなるかと家族の話くらいで。打算で近づいたエドガーはともかくレイチェルはエドガーを好いているように見えたんだけど、わからないものだ。
「アイツは自分を一番に可愛がってちやほやしてくれる相手が好きなだけだ。
要は自分が一番好きってことだな。 覚えがあんだろ?」
エドガーの言葉に当時を思い返してそうかもなと頷く。
自分の全てを肯定して愛してくれる父母の下で育ったレイチェルは確かにそういうところがあった。
天真爛漫に見えて自分勝手で。
世界の誰もが自分を無下に扱わないと考えているからこその傲慢さがあったと今なら思える。
それはそうなんだけど……。
「その通りだけどエドガーに言われるのもなんかね」
それを利用していたエドガーが言うのもどうかと思う。
不機嫌そうに鼻を鳴らすエドガーにもう少し考えてみた方がいいのかと思案に暮れる。
何か一つくらいエドガーが嫌がりそうなことを。
「テメエ、何考えてる?」
不穏な気配を感じたのかエドガー不審な顔を向けるので正直に答える。
「え? 何かエドガーが嫌がりそうなことをしたいなって」
「阿呆か! 普通思っても言わねえだろ!」
「そうかな、でもこれからエドガーが嫌いな物が出てくる度に俺からの嫌がらせかもって思うかもしれないし」
それは中々の嫌がらせじゃないかと思う。
現状何も思い浮かばないし。
「くっだらねえ……。
一々そんな小っちぇえ嫌がらせしてる暇なんてねえだろ東侯のご子息様には」
エドガーの言葉に目を瞠る。
俺はここに来てから一言も自分のことは話していない。
にやりと笑みを向けるエドガーに感嘆混じりに呟く。
「空恐ろしいね……」
どうやって聞いたのかはわからないが捕らえられ制限のある身でどこからか情報を得たらしい。
――もったいない。得意げな顔を向けるエドガーにそう思う。
この能力をどうしてもっと真っ当な道に生かさなかったのかと。
言っても詮無いことを考えてしまう。
「わかったらさっさと帰れよ。
俺はお前の顔なんて見たくねえんだっつーの」
一つだけ。エドガーがすごく嫌がりそうなことを思いついた。
けれどそれを実現するのは今の俺では難しいだろう。
いつか自分にその力がついて、彼が変わったなら。
そんな計画とも言えない曖昧な考えが浮かぶ。
実現させられるかも、する意味があるかもわからない。けれどもしかしたら。
この得意げな顔にとびきりの驚愕を与えられる日がくるかもしれない。
来るかわからない未来に思いを馳せながら、とりあえずまた嫌がらせに顔を出そうと思ったのだった。
90
あなたにおすすめの小説
婚約を破棄され辺境に追いやられたけれど、思っていたより快適です!
さこの
恋愛
婚約者の第五王子フランツ殿下には好きな令嬢が出来たみたい。その令嬢とは男爵家の養女で親戚筋にあたり現在私のうちに住んでいる。
婚約者の私が邪魔になり、身分剥奪そして追放される事になる。陛下や両親が留守の間に王都から追放され、辺境の町へと行く事になった。
100キロ以内近寄るな。100キロといえばクレマン? そこに第三王子フェリクス殿下が来て“グレマン”へ行くようにと言う。クレマンと“グレマン”だと方向は真逆です。
追放と言われましたので、屋敷に帰り準備をします。フランツ殿下が王族として下した命令は自分勝手なものですから、陛下達が帰って来たらどうなるでしょう?
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
才能が開花した瞬間、婚約を破棄されました。ついでに実家も追放されました。
キョウキョウ
恋愛
ヴァーレンティア子爵家の令嬢エリアナは、一般人の半分以下という致命的な魔力不足に悩んでいた。伯爵家の跡取りである婚約者ヴィクターからは日々厳しく責められ、自分の価値を見出せずにいた。
そんな彼女が、厳しい指導を乗り越えて伝説の「古代魔法」の習得に成功した。100年以上前から使い手が現れていない、全ての魔法の根源とされる究極の力。喜び勇んで婚約者に報告しようとしたその瞬間――
「君との婚約を破棄することが決まった」
皮肉にも、人生最高の瞬間が人生最悪の瞬間と重なってしまう。さらに実家からは除籍処分を言い渡され、身一つで屋敷から追い出される。すべてを失ったエリアナ。
だけど、彼女には頼れる師匠がいた。世界最高峰の魔法使いソリウスと共に旅立つことにしたエリアナは、古代魔法の力で次々と困難を解決し、やがて大きな名声を獲得していく。
一方、エリアナを捨てた元婚約者ヴィクターと実家は、不運が重なる厳しい現実に直面する。エリアナの大活躍を知った時には、すべてが手遅れだった。
真の実力と愛を手に入れたエリアナは、もう振り返る理由はない。
これは、自分の価値を理解してくれない者たちを結果的に見返し、厳しい時期に寄り添ってくれた人と幸せを掴む物語。
【完結】婚約破棄されて処刑されたら時が戻りました!?~4度目の人生を生きる悪役令嬢は今度こそ幸せになりたい~
Rohdea
恋愛
愛する婚約者の心を奪った令嬢が許せなくて、嫌がらせを行っていた侯爵令嬢のフィオーラ。
その行いがバレてしまい、婚約者の王太子、レインヴァルトに婚約を破棄されてしまう。
そして、その後フィオーラは処刑され短い生涯に幕を閉じた──
──はずだった。
目を覚ますと何故か1年前に時が戻っていた!
しかし、再びフィオーラは処刑されてしまい、さらに再び時が戻るも最期はやっぱり死を迎えてしまう。
そんな悪夢のような1年間のループを繰り返していたフィオーラの4度目の人生の始まりはそれまでと違っていた。
もしかしたら、今度こそ幸せになれる人生が送れるのでは?
その手始めとして、まず殿下に婚約解消を持ちかける事にしたのだがーー……
4度目の人生を生きるフィオーラは、今度こそ幸せを掴めるのか。
そして時戻りに隠された秘密とは……
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
【完結】熟成されて育ちきったお花畑に抗います。離婚?いえ、今回は国を潰してあげますわ
との
恋愛
2月のコンテストで沢山の応援をいただき、感謝です。
「王家の念願は今度こそ叶うのか!?」とまで言われるビルワーツ侯爵家令嬢との婚約ですが、毎回婚約破棄してきたのは王家から。
政より自分達の欲を優先して国を傾けて、その度に王命で『婚約』を申しつけてくる。その挙句、大勢の前で『婚約破棄だ!』と叫ぶ愚か者達にはもううんざり。
ビルワーツ侯爵家の資産を手に入れたい者達に翻弄されるのは、もうおしまいにいたしましょう。
地獄のような人生から巻き戻ったと気付き、新たなスタートを切ったエレーナは⋯⋯幸せを掴むために全ての力を振り絞ります。
全てを捨てるのか、それとも叩き壊すのか⋯⋯。
祖父、母、エレーナ⋯⋯三世代続いた王家とビルワーツ侯爵家の争いは、今回で終止符を打ってみせます。
ーーーーーー
ゆるふわの中世ヨーロッパ、幻の国の設定です。
完結迄予約投稿済。
R15は念の為・・
【完結】愛され公爵令嬢は穏やかに微笑む
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「シモーニ公爵令嬢、ジェラルディーナ! 私はお前との婚約を破棄する。この宣言は覆らぬと思え!!」
婚約者である王太子殿下ヴァレンテ様からの突然の拒絶に、立ち尽くすしかありませんでした。王妃になるべく育てられた私の、存在価値を否定するお言葉です。あまりの衝撃に意識を手放した私は、もう生きる意味も分からなくなっていました。
婚約破棄されたシモーニ公爵令嬢ジェラルディーナ、彼女のその後の人生は思わぬ方向へ転がり続ける。優しい彼女の功績に助けられた人々による、恩返しが始まった。まるで童話のように、受け身の公爵令嬢は次々と幸運を手にしていく。
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/10/01 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、二次選考通過
2022/07/29 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、一次選考通過
2022/02/15 小説家になろう 異世界恋愛(日間)71位
2022/02/12 完結
2021/11/30 小説家になろう 異世界恋愛(日間)26位
2021/11/29 アルファポリス HOT2位
2021/12/03 カクヨム 恋愛(週間)6位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる