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子供を守るのは親の務めです。二度目の襲撃は許しません。
しおりを挟む夜中の襲撃者も元夫の差し金だったようです。
抗議したところ俺は知らないと言っていたようですが。
でも、今の恋人に後継ぎがいない苦悩を語って聞かせて――。
元妻が子供たちを連れていって会わせないようにされた。
『精霊のいとし子』である子供たちを元妻は利用している。
助けたいけれど国に睨まれて自分にはもうどうしようもない。
そんな愚痴を言っただけ……。
それが国の人間に通じますかね。
実際に人の手配をしたのが恋人だとしても元夫が誘導した可能性はある、そう考えて調べられるのは当然です。
なんにせよ襲撃の原因になったのは確かなのでもう当主ではいられなくなりますね。
大人しく親戚に引き継ぐか養子をとって育てればよかったものを。そう考えずにはいられません。
三人が不在の時で良かったと思ってさっさと済ませてしまいましょう。
元夫に直接会う必要はなく、全て王宮から遣わされた人を通してのやり取りです。
私たちは屋敷が襲撃されたときのことを話したり、関わらないという約束を反故にした元夫への訴状を書くだけ。
元夫が襲撃に本当に関わってたかどうかではなく、子供たちが『精霊のいとし子』であると軽はずみに口にしたことや、まだ後継ぎとすることを諦めていないような話をしていたことへの訴えです。
恐らく認められるでしょう。賠償も請求すれば支払い命令が下る可能性は高いと言われましたけれど、これから当主でなくなる元夫に支払い能力があるとも思えませんし、賠償金の支払いという形で繋がりが残るのも嫌でしたので請求はしませんでした。
賠償とかどうでもいいんです、ほんともう関わらないでくれれば。
過去のことよりも未来のことを考えたいので。
例えばミオンがライナスの教育の一環でアイテムの鑑定を教えたいので商家かギルドに学びに行きたいと言い出したことや屋敷の防衛力を高めるために私の魔法で感知したらすぐにミオンかドラゴンに知らせる方法を考えたりとか。
三人が帰ってきたらみんなでピクニックに行こうとか。新しいリンゴレシピを領内に広める方法とか、いくらでも。
だから、過去のことにいつまでも時間を取られているわけにはいかないんです。
非情なようですが、もう終わったことですので。
イクスと子供たちが帰ってくるまであとひと月。
段々冒険に行く時間が長くなっています。
今回はどんな冒険談を聞かせてくれるでしょうか。
それまでに処理が終わるよう、私も頑張ります。
あ、2度にわたって屋敷を襲撃された兄も。張り切ってます。
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