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血液
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個別に名前と言われても、三匹の見分けがつかない。
付けても呼べない名前に意味はない気がする。
三匹が俯く。
しかし何かに気が付いて茂みに飛び込んで行った。
ガサガサと戻ってきた三匹はそれぞれ草の蔓を咥えていた。
一本はよくある白茶色。
一本は紫色。
一本は赤茶色だ。
その蔓を二匹でつかんでもう一匹の周りに円を作るとこっちを見た。
なるほど。
これを身につけて目印にしろって事だな。
……三匹が頷く。
良いかもしれないな。
白茶の蔓が
――――――――――---‐
藤
――――――――――---‐
紫の蔓が
――――――――――---‐
蔓紫
――――――――――---‐
赤茶の蔓が
――――――――――---‐
黒 蔓
――――――――――---‐
だとそれぞれが教えてくれた。
そういうことで、順にガヤ、マーラ、トトにしよう。
三匹まとめての名前がセキな。
ちなみにウィスドリアは『囁きの集まり』って意味だからガヤな。
三匹がビシッと片手をあげ、それからいそいそと輪っかを作り始める。
歩きながらは作れないので、三匹をセンが乗せて体は潰れるが移動は可能という事でゆるゆると進んだ。
太陽が沈んで暗くなってきたらセキ達が落ち着かなくキョロキョロし始める。
もう暗いから手作業は難しいらしく、一本の木を勧められた。
樹の全長の半分くらいの所に穴が開いていて、セキ達がスルスル登って穴を確認し頷いて来た。
来いという事らしい。
ケイ、セン、登れるか?
……そんな自分の心配は杞憂だった。
彼等の体は体型にかなりの自由度があるらしく、樹に貼り付いてウゾウゾと登って行くと穴の近くで突起を伸ばしてぴょんと飛び込んだ。
入口より奥行きは下の方まであって、中にいれば外からは見えない作りのようだった。
ケイ達二匹が入ると寄り添うので二匹で一つの球みたいになってるけどな。
その上からパラパラと木の実が降ってきた。
セキ達三匹の食糧らしい。
一回死んでるのになんで食べないといけないのか聞いたら、食べないと血が赤黒く濁るらしく、動物の体の為ではなく血液であるセキ本体の為らしい。
本体だけの時でも何かしらの食料の吸収は必要らしい。
ケイとセンはどうなのか聞いたら、
ケイは食事必要なし。体積の補充は珪砂が必要。
センも食事必要なし。水なので放っておくと緑色に濁るので自分で対流させていて、川で体積の入れ替えが可能。
と言う答えが返ってきた。
セキ達は眠ったが、二匹は先に述べた内容を聞き出すことで長い夜でも自分の相手をしてくれた。
自分同様眠る必要はないようだ。
明日はどうしようかな~。
付けても呼べない名前に意味はない気がする。
三匹が俯く。
しかし何かに気が付いて茂みに飛び込んで行った。
ガサガサと戻ってきた三匹はそれぞれ草の蔓を咥えていた。
一本はよくある白茶色。
一本は紫色。
一本は赤茶色だ。
その蔓を二匹でつかんでもう一匹の周りに円を作るとこっちを見た。
なるほど。
これを身につけて目印にしろって事だな。
……三匹が頷く。
良いかもしれないな。
白茶の蔓が
――――――――――---‐
藤
――――――――――---‐
紫の蔓が
――――――――――---‐
蔓紫
――――――――――---‐
赤茶の蔓が
――――――――――---‐
黒 蔓
――――――――――---‐
だとそれぞれが教えてくれた。
そういうことで、順にガヤ、マーラ、トトにしよう。
三匹まとめての名前がセキな。
ちなみにウィスドリアは『囁きの集まり』って意味だからガヤな。
三匹がビシッと片手をあげ、それからいそいそと輪っかを作り始める。
歩きながらは作れないので、三匹をセンが乗せて体は潰れるが移動は可能という事でゆるゆると進んだ。
太陽が沈んで暗くなってきたらセキ達が落ち着かなくキョロキョロし始める。
もう暗いから手作業は難しいらしく、一本の木を勧められた。
樹の全長の半分くらいの所に穴が開いていて、セキ達がスルスル登って穴を確認し頷いて来た。
来いという事らしい。
ケイ、セン、登れるか?
……そんな自分の心配は杞憂だった。
彼等の体は体型にかなりの自由度があるらしく、樹に貼り付いてウゾウゾと登って行くと穴の近くで突起を伸ばしてぴょんと飛び込んだ。
入口より奥行きは下の方まであって、中にいれば外からは見えない作りのようだった。
ケイ達二匹が入ると寄り添うので二匹で一つの球みたいになってるけどな。
その上からパラパラと木の実が降ってきた。
セキ達三匹の食糧らしい。
一回死んでるのになんで食べないといけないのか聞いたら、食べないと血が赤黒く濁るらしく、動物の体の為ではなく血液であるセキ本体の為らしい。
本体だけの時でも何かしらの食料の吸収は必要らしい。
ケイとセンはどうなのか聞いたら、
ケイは食事必要なし。体積の補充は珪砂が必要。
センも食事必要なし。水なので放っておくと緑色に濁るので自分で対流させていて、川で体積の入れ替えが可能。
と言う答えが返ってきた。
セキ達は眠ったが、二匹は先に述べた内容を聞き出すことで長い夜でも自分の相手をしてくれた。
自分同様眠る必要はないようだ。
明日はどうしようかな~。
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