スキル【雪女】〜学園最底辺な包帯男の【聖女】伝説〜

水先 冬菜

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01-孤高の白雪編

異世界はいつだって、最高なものだ?

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 時折、こう思う時がある。

『人生なんて、クソ食らえ!!!!!』って…………。

 現在進行形で、俺が体験している現象がそうだ。

 ただ、下校するだけだっていうのに、矢鱈と周りの同級生共が、気味の悪いもんでも見るかのような視線を向けて来ていて、正直、鬱陶しい。

 まぁ、はっきり言って、全身、包帯だらけ、傷だらけな俺を見たら、煙たがられるのは分かるが…………。

 こうもあからさまに、やられると、ムカついてしょうがない。

 だから、日頃の鬱憤晴らしに行くと決めた。

 学生寮の自室に到着するなり、手にした携帯端末を操作して、『エントリー申請』を終える。

 すると、簡素で、平凡な自室の風景が一変して-------------気が付けば、は緑生い茂る森の中にいた。

「今回は自棄に早いな…………」

 そう考え深げに、呟いた。

 俺が今、操作した携帯端末には、あるアプリが組み込まれている。

 そのアプリの名は、『異界戦争』と呼ばれている。

 世界的にも、有名な《》だ。

 使い方は簡単-------------

 まず、専用の端末に表示されたアプリをタップして、起動。

 参加者の氏名(ニックネームや偽名も可)を入力。

 異世界転移の際の記載事項に、同意して、申請すれば終わりだ。

 後は転移するのを待つだけ-------------

 基本、夜中に開催される事が多いので、大体、夜の七~九時辺りに転移する時間が、メールで知らされて、そのまま、異世界に転移される。

 けれど、今回は、即転移という珍しいパターンのようだ。

 話を戻すが、『異界戦争』とは、人工的に作り出された異世界で戦い、勝者が一人になるまで、戦い続ける-------------なんて、感じのシンプルなゲームだ。

 つか、平たく言えば、《死なない殺し合い》・《何でもありの混合戦》-------------何か、そんな感じの酷い言われ方もしているが、要するに強い奴を決めるために、戦おうだな…………!!!

 ……………………俺の中では……………………。

 と言っても、基本、弱い奴らばっかりだから、碌な憂さ晴らしも出来ない事の方が多い。

 特に-------------

「っ!!!」

 気配バレバレのど新人とかな…………。

 背後の茂みにいた二人を一歩も動く事なく、俺は難なく仕留める。

 いつの間にか、手にしていたを片手に、大きな溜め息を吐いた。

 ほんと、骨のある奴と合わないもんかね?

 なんて、贅沢言ってる場合でもないか。

 つか、やっぱり、

 はぁああ~~~…………戦うのは好きだけれども、この胸どうにか、ならない…………?

 私は急にを見下ろし、再び、大きな溜め息を吐く。

「ほんと、嫌だわ…………。になるのって…………」





 


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