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01-孤高の白雪編

殲滅しよう…………

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 あれから、数日経ったある日-------------

 いつもの如く、異界戦争に参加した俺は-------------


「ぎゃああああああーーー!!!」

「ま、待って-------------」

「ひっ! ひぃいいいい!!!」


 -------------シークレット王国の連中を蜂の巣にしていた。

 というのも、異世界に転移する時、どうせ、また、待ち伏せしているだろうと考えた俺は、入って早々、連射性の高い魔法銃系の武器ーーーーーーーー魔力弾式のガトリング砲をスキルで、大量に生産して、地に足をつけるなり-------------殺戮を開始した。


「は、話を-------------」


 うるさい。

 一言でも、口を開けば、頭を吹き飛ばす。

 そんで、弾切れしたら、すぐに近場のガトリング砲を手に取って乱射。


「くそっ!!!」


 襲ってくれば、乱れ撃ちして、蜂の巣に---------

 当然、死角も自動迎撃用の浮遊砲台が、俺をカバーして来るので、問題なし。


「た、助け-------------」


 命乞いをすれば、散々、踏み付けた後、その口に手榴弾系の爆発物を作って、放り込み-------------吹き飛ばす。

 戦況は、最早、蹂躙に近く。

 静寂が場を支配すれば、俺の周りには、動くものは無く-------------辺り一面、血の海に変わっていた。

 といっても、死んだら、返り血なんて残らず、跡形もなく、消滅するけど…………。


「……………………」


 ちっ…………雑魚がっ!!!

 あんだけ、散々、ふざけた真似をしておいて、この程度か?

 弱い…………弱過ぎる!!!

 だからーーーーーーーーーーーーーーーー


「っ!!!」


 最後の獲物には、たっぷり、じっくり、しっかりと手間を掛けて、ゆっくり、煮込んであげなくちゃ…………。
 
 俺は振り向き様に、ガトリング砲を背後の大木へと集中砲火した。

 俺の意図を即座に読み取ったであろう人物が、大木の陰から勢い良く飛び出て来てーーーーーーーーーーーーーーーー


「…………………っ!!?」


 ガトリング砲の銃身が斬り落とされていた。

 そして、その人物は続け様に、斬り込んで来る。

 俺は即座に、斬り落とされたガトリング砲を手放し、回避行動に移る。

 受け身を取り、スキルで小銃を手にして、銃口を敵に向け--------------------弾き飛ばされる。

 この太刀筋!?

 それに、その刀は………!?


「…………………まさか、《水蓮》…………………?」


 
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