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世界の破滅編
報奨金
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「盗賊団…………?」
あの後、チャラ男集団を撃退した後、騎士に連れられ、騎士の隊舎らしき場所に連れて来られた私は意外な真実を騎士達から告げられた。
なんと、あのチャラ男集団。
盗賊団の幹部だったのだ。
その際に、盗賊団の名も聞いたのだが…………。
どうやら、あの老騎士が捕縛していた盗賊団の一味のようだ。
何でも、手頃な女を見つけてはさっきのようにナンパして、最終的には力強くで誘拐をしていたそうだ。
既にあいつらを尋問して、捕らえられた女性達が捕まっている施設へと騎士達が慌しく隊舎の中を駆け巡っている。
特にあのチャラ男は、中々尻尾を見せなかった上、逃げ足も早いもんだから、騎士達もかなり手を焼いていたそうな…………。
そんな最中に、俺がそんな連中に絡まれていて、撃退してくれたもんだから、スムーズにあいつらを捕縛出来た上、どういう訳か、捕まった連中が素直に口を割るもんだから、胸の支えが取れたよ、とにこやかに笑う騎士。
相当、問題を起こしてだんだな…………。
あのチャラ男。
さてさて、ここからが本題。
更に驚いた事に、あのチャラ男共には懸賞金が掛かっていたようで、後日、その懸賞金が俺に授与される事が決まったのだそうだ。
こいつはとんだラッキーだぜっ!?
女になって早々、良い事もあるもんだ!!
「ありがとうございます。
お仕事、頑張ってくださいね♪」
俺は騎士達に礼を言って、隊舎を出るなり、ルンルン気分で上機嫌に歩いて行く。
今日は今日で、中々のラッキーデイだ。
このまま、平穏な時が過ごせれば良いな…………。
なんて、考えていたら…………。
「あれ…………?」
気付けば、周りから人がいなくなっていた。
先程まで、人側で賑わっていたのに…………。
「やぁ、お姉さん…………」
ん?
子供かな?
周りを見渡していたら、いきなり視界に5~6歳くらいの男の子が現れた。
何故かな?
この子、怒っているように見えるんだけど…………。
「随分と僕の可愛いおもちゃを可愛がってくれたね…………?」
「えっ…………?」
いつの間にか、俺の目の前に現れた男の子が俺の腹を突き刺して来た。
「ムカついたから、此処で死んでね…………」
ふむ…………どうやら、まだ事件は終わっていないようだね。
ワトソン君。
男の子の腕が俺の腹を突き破ろうとした瞬間、少年の顔が驚愕へと変わった。
「何…………?
これ…………?」
「とりあえず、君…………。
人間じゃないね…………?」
俺はお腹の辺りで止まる男の子の手を掴むとベルト越しに差していたナイフを勢い良く引き抜いた。
あの後、チャラ男集団を撃退した後、騎士に連れられ、騎士の隊舎らしき場所に連れて来られた私は意外な真実を騎士達から告げられた。
なんと、あのチャラ男集団。
盗賊団の幹部だったのだ。
その際に、盗賊団の名も聞いたのだが…………。
どうやら、あの老騎士が捕縛していた盗賊団の一味のようだ。
何でも、手頃な女を見つけてはさっきのようにナンパして、最終的には力強くで誘拐をしていたそうだ。
既にあいつらを尋問して、捕らえられた女性達が捕まっている施設へと騎士達が慌しく隊舎の中を駆け巡っている。
特にあのチャラ男は、中々尻尾を見せなかった上、逃げ足も早いもんだから、騎士達もかなり手を焼いていたそうな…………。
そんな最中に、俺がそんな連中に絡まれていて、撃退してくれたもんだから、スムーズにあいつらを捕縛出来た上、どういう訳か、捕まった連中が素直に口を割るもんだから、胸の支えが取れたよ、とにこやかに笑う騎士。
相当、問題を起こしてだんだな…………。
あのチャラ男。
さてさて、ここからが本題。
更に驚いた事に、あのチャラ男共には懸賞金が掛かっていたようで、後日、その懸賞金が俺に授与される事が決まったのだそうだ。
こいつはとんだラッキーだぜっ!?
女になって早々、良い事もあるもんだ!!
「ありがとうございます。
お仕事、頑張ってくださいね♪」
俺は騎士達に礼を言って、隊舎を出るなり、ルンルン気分で上機嫌に歩いて行く。
今日は今日で、中々のラッキーデイだ。
このまま、平穏な時が過ごせれば良いな…………。
なんて、考えていたら…………。
「あれ…………?」
気付けば、周りから人がいなくなっていた。
先程まで、人側で賑わっていたのに…………。
「やぁ、お姉さん…………」
ん?
子供かな?
周りを見渡していたら、いきなり視界に5~6歳くらいの男の子が現れた。
何故かな?
この子、怒っているように見えるんだけど…………。
「随分と僕の可愛いおもちゃを可愛がってくれたね…………?」
「えっ…………?」
いつの間にか、俺の目の前に現れた男の子が俺の腹を突き刺して来た。
「ムカついたから、此処で死んでね…………」
ふむ…………どうやら、まだ事件は終わっていないようだね。
ワトソン君。
男の子の腕が俺の腹を突き破ろうとした瞬間、少年の顔が驚愕へと変わった。
「何…………?
これ…………?」
「とりあえず、君…………。
人間じゃないね…………?」
俺はお腹の辺りで止まる男の子の手を掴むとベルト越しに差していたナイフを勢い良く引き抜いた。
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