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聖剣の秘密
閑話 うまく行きました
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~移動要塞ブリッジ~
「ふふっ…………うまく、主を帝国へと送り出せましたね」
移動要塞のブリッジにて、計画がうまく行ったと、思わず笑みを溢すアルダート。
彼女の背後には、全身をぐるぐる巻にされ、口を塞がれたミハエルの姿があった。
「さぁ、先生。
準備は整いました。
たっぷりと楽しみましょうか?」
「むむっ…………!?」
歪んだ笑みを浮かべ、ゆっくりとミハエルに近付くアルダート。
その手には、黒く澱んだドス黒い短剣が握られている。
それが何か、気付いて、必死にもがき暴れるミハエル。
「あら?
やっぱり、先生には分かりますか。
これが、何なのか?」
アルダートは、その手の短剣を、うっとりと見つめて、見せびらかすように掲げて、饒舌に語り出す。
アルダートが手にしている短剣は、俗に言う【魔剣】の部類に入る魔導具だ。
【魔剣】とは、勇者の使う【聖剣】と対をなすもので、何らかの対価を支払う事により、魔剣に秘められた魔法を行使出来る。
この世界では、対価の基準や代償によって、魔剣は様々なランク付けをされており-------------
アルダートが手にしている魔剣は、その中でも最上位のものだった。
その対価は、己が自らの肉体を失う事。
だが、既にアルダートは、ミハエルと同様に、とうの昔に肉体そのものを失っている。
その為、対価は既に支払われており、無尽蔵に魔剣の魔法を使う事が出来るのだ。
「大丈夫ですよ?
痛いのは、最初だけですから…………」
「むむっ!!
むむーっ!?!?」
「ふふっ、そうやっている先生も可愛いですよ?」
何とか、逃げ出そうにも、半霊体である身体を拘束する拘束具の力によって、ロクに動く事も出来ず、唸る事しか出来ないミハエル。
そんなミハエルの姿を眺めながら、徐々に距離を縮めていき、ミハエルの前で立ち止まり、ソッと右手の魔剣を振り下ろそうとして-------------
ガシッと、魔剣を手にする手首を掴まれた。
「何してやがる…………。
この駄メイド!!!」
「ぶっ!?」
アルダートの顔に、強烈な強打が放たれる。
手にした魔剣は、地面に落ち、金属音を轟かせながら、転がって行き-------------
咄嗟に防御姿勢を取るアルダートも、想定していなかった不意打ちで、多少なりとも頭部にダメージを負った。
「な、なぜ…………あなたが、ここに…………?」
ヨロヨロとよろめきながら、驚きを隠せずに立ち上がるアルダートの目の前にいたのは、数分前にベリンキューム帝国へと出向いた筈の湊の姿だった。
「ふふっ…………うまく、主を帝国へと送り出せましたね」
移動要塞のブリッジにて、計画がうまく行ったと、思わず笑みを溢すアルダート。
彼女の背後には、全身をぐるぐる巻にされ、口を塞がれたミハエルの姿があった。
「さぁ、先生。
準備は整いました。
たっぷりと楽しみましょうか?」
「むむっ…………!?」
歪んだ笑みを浮かべ、ゆっくりとミハエルに近付くアルダート。
その手には、黒く澱んだドス黒い短剣が握られている。
それが何か、気付いて、必死にもがき暴れるミハエル。
「あら?
やっぱり、先生には分かりますか。
これが、何なのか?」
アルダートは、その手の短剣を、うっとりと見つめて、見せびらかすように掲げて、饒舌に語り出す。
アルダートが手にしている短剣は、俗に言う【魔剣】の部類に入る魔導具だ。
【魔剣】とは、勇者の使う【聖剣】と対をなすもので、何らかの対価を支払う事により、魔剣に秘められた魔法を行使出来る。
この世界では、対価の基準や代償によって、魔剣は様々なランク付けをされており-------------
アルダートが手にしている魔剣は、その中でも最上位のものだった。
その対価は、己が自らの肉体を失う事。
だが、既にアルダートは、ミハエルと同様に、とうの昔に肉体そのものを失っている。
その為、対価は既に支払われており、無尽蔵に魔剣の魔法を使う事が出来るのだ。
「大丈夫ですよ?
痛いのは、最初だけですから…………」
「むむっ!!
むむーっ!?!?」
「ふふっ、そうやっている先生も可愛いですよ?」
何とか、逃げ出そうにも、半霊体である身体を拘束する拘束具の力によって、ロクに動く事も出来ず、唸る事しか出来ないミハエル。
そんなミハエルの姿を眺めながら、徐々に距離を縮めていき、ミハエルの前で立ち止まり、ソッと右手の魔剣を振り下ろそうとして-------------
ガシッと、魔剣を手にする手首を掴まれた。
「何してやがる…………。
この駄メイド!!!」
「ぶっ!?」
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手にした魔剣は、地面に落ち、金属音を轟かせながら、転がって行き-------------
咄嗟に防御姿勢を取るアルダートも、想定していなかった不意打ちで、多少なりとも頭部にダメージを負った。
「な、なぜ…………あなたが、ここに…………?」
ヨロヨロとよろめきながら、驚きを隠せずに立ち上がるアルダートの目の前にいたのは、数分前にベリンキューム帝国へと出向いた筈の湊の姿だった。
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