【下地版】ハズレ勇者の鬼畜スキル 〜ハズレだからと問答無用で追い出されたが、実は規格外の歴代最強勇者だった?〜

水先 冬菜

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闇の息吹

花火を咲かして、ストレス発散

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『そら、咲けや!!!

 咲け!!!

 鉄屑に成り果て、素敵なオブジェクトとして、咲き誇れ!!!』

 正直、ミサイルをぶっ放していた時の俺は気が狂っていたのだと思う。

 情け容赦なく、降り注ぐミサイルの雨。

 ミサイルを撃ち尽くし、コンテナを全て切り離して、人型へと変形する。

《デルタ・シールド》

《ハンド・バルカン》

 左腕のシールドで、敵ロボットを斬り裂き、両腕に内蔵されたバルカン砲が火を噴く。

 そして、腰に装備したビームソードも引き抜いて、無双する。

 しかし、何か、違和感がある。

「あ、あれは…………!?」

 ロボットを殲滅している最中、聞き覚えのある声を拾う。

 場所をセンサーで特定すると、あのガキを発見。

 幾重にも倒れている騎士達の側で、満身創痍になりながらも、こちらを見上げている。

 あのバカ!!!

 俺は片手のビームソードを投げ、ボーッとしているガキ王子の背後に迫るロボットを撃墜する。

『ボサッとしてんな!?』

 俺が怒鳴り付けると、ガキ王子と同じくして、呆けていた側近らしき奴が王子を連れて、離れて行く。

 全く対応が遅過ぎるだろ!?

 ほんと、この世界の連中はバカばっかだ。

 うんざりしながらも、敵を迎撃して行く。

『お待たせ致しました』

 そして、少し遅れて、シスターズが合流し、俺のスキルで、試行錯誤の末、量産に成功したアイテムボックス内にある《デルタ・アーム》に憑依させ、共に戦線を押し戻して行った。

 やっぱり、一人でやるよりは効率が良い。

 だが、やはり、妙な違和感が残る。

 さっき、森で出会った奴らと比べて、こいつらの戦闘能力が劣っているように感じる。

 動きも単調で、何処か機械的だ。

 さっきの奴と比べて、目でも終えるほど、スピードもかなり落ちている。

『た、大変よ!?』

 敵のほとんどを片付け終えて、終わりが見えて来た。

 そんな折に、視界のモニターに焦った様子のミハエルの姿が映し出された瞬間-------------

 ここより遠く離れた地で、天を貫く光の柱が上がり、世界は本当の破滅へと向かい始めた。
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