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第二章 魔王は再び蘇る?
勇者が去って…………
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勇者共が去って…………。
ようやく、作業に移る事が出来た。
あのダメ女神シリアスには、たっぷりと説教と共に釘を山ほど刺しておいた。
ああいうトラブルメイカーは一度、言っただけじゃあ、また何をやらかすか分かったもんじゃないからなぁ~。
言う時には、言っておかないと--------
とりあえず、ダメ女神から新たに貰った素材を受け取り、コンソールを操作して、《神電》の改修作業に入る。
素材を受け取った時、まさかと思ったが、その素材とは、何と、あの暴食の悪魔の手足と呼ぶべき分身体の骨だった。
灯台下暗し…………意外なものが役に立つもんだ。
これを俺の生産スキル《創造》を用いて、新たな《魔力伝達回路》を設計…………構築手順に移行。
これはかなり線密な魔力コントロールが必要だな…………。
慎重に事を進めないと…………。
「……………………」
ここは、こう薄く伸ばして…………ヤドリギの葉をすり潰したものを混ぜ合わせて…………。
「……………………」
後は《魔力伝達回路》の命と言っても、過言ではない。
液体化させた魔石を、流し込んで…………。
「……………………」
何だろう…………。
さっきから、鬱陶しい視線が、背中に突き刺さっていて、集中出来ないな…………。
一体、誰だ……?
作業の手を一旦止め…………振り返る。
「…………!?」
今、柱の陰に誰か隠れたな…………。
気配からして、女神ではないようだが…………。
勇者達は念のため、きちんと町に転移したのを確認したし…………って、あの方法を使えば、一人、入ってこれる奴がいたなぁ~…………。
しかも、ごく最近、入り込んで来たし…………。
これ以上、集中を乱されても困る。
ここは、素直に出て来て貰うか…………。
「一体、何しに来たんですかぁ~……?
大賢者ミルファ・ラーグナー様…………」
「気付いていましたの……?」
お嬢様口調の大賢者様が、悪戯が見つかった子供のような仕草で、恐る恐る柱の陰から顔を覗かせた。
「あれだけ、熱烈な視線を向けられたら、誰でも気付きますよぉ~…………」
顔は笑っているが、目が笑っていない俺。
大賢者様は乾いた笑いを浮かべつつ、申し訳なさそうに柱の陰から姿を露わにする。
「それでぇ~…………何のようなんですかぁ~?
と言っても、大方予想は出来ているんですけどねぇ~…………」
「……………………」
恥ずかしそうに、指先を合わせて、モジモジと俯く大賢者。
オバハンじゃなければ、押し倒したい程、可愛らしいんだがなぁ~。
「見た事もないも、聞いた事もない兵器に興味が湧いて、こっそりと作業工程を覗こうとか思ったんしょうぉ~……?
やっぱり、大賢者なだけあって、未知への探究心は抑えられませんかねぇ~?」
「ぅっ…………」
呻きながら、自然と目を逸らす大賢者。
図星らしい…………。
「全く…………さっきも私言いましたよねぇ~?
今は忙しいってぇ~…………!!
なのに、あなたと来たら、探求心を抑えようともせず、何ですかぁ~!!
今は非常時なんですよぉ~!!!
少しは自嘲しなさいぃ~!!!」
「え、えっと…………その…………申し訳ありません…………」
シュンと項垂れるが、日頃、追い掛け回されている分、怒りが収まらない。
「いえ、今日という今日は言わせて貰いますけどねぇ~!!!
あなた達は自分自身の力を買いかぶりし過ぎていませんかぁ~!!!?
大賢者か何か知りませんけどねぇ~!!!
少しは自分の力量を見直しなさいぃ~!!
私だってねぇ~!!!
この《ヴァルキリーシリーズ》を常日頃から見直しているわよぉ~!!!
それこそ、寝る間を惜しんでねぇ~!!!!」
ちなみに、《ヴァルキリーシリーズ》とは、《カードデバイスタイプ》の《パワードスーツ》の正式名称だ。
とりあえず、一号機が《ヴァルキリー》なので、そのネーミングにした。
「なのに、大賢者であるあなたが今している事は何ぃ~!!!?
人の家に不法侵入して、人の研究成果を盗み見るぅ~!!?
大賢者なら、勇者と協力して、対応策を考えたらどうなんだぁ~!!!!??」
「…………!!?」
「正直、私は何処で、誰が死のうが、喰われようが知ったこっちゃないよぉ~!!!
けどねぇ~…………子供が泣いているのに、見捨てるような、クズにまで落ちたつもりもないぃ~!!!
女神からの依頼とはいえ、乗った船だぁ~!!!
私は最後まで、この依頼をやり切るよぉ~!!!!
さて、あなたはどうなのぉ~……?
大賢者ミルファ・ラーグナー様ぁ~!!!?」
「……………………」
しばらく、立ち尽くした彼女は、俯いたまま、何も言わずにその場を離れて行った。
少しは良い薬になったかもしれない。
俺は不機嫌そうに鼻を鳴らして、作業に戻った。
二柱の女神達によって、もたらされた情報を元に、総合すると…………。
人類には、あまり時間は残されていない。
俺の作業も、ギリギリ間に合うか、どうかという瀬戸際なのだ。
余計な邪魔が入ったが…………。
急いで《神電》を戦える状態にしなければ…………。
ただ、それだけが俺を突き動かした。
あの悪魔を今度こそ、討ち取るために…………。
俺の願いを叶えるために…………。
ようやく、作業に移る事が出来た。
あのダメ女神シリアスには、たっぷりと説教と共に釘を山ほど刺しておいた。
ああいうトラブルメイカーは一度、言っただけじゃあ、また何をやらかすか分かったもんじゃないからなぁ~。
言う時には、言っておかないと--------
とりあえず、ダメ女神から新たに貰った素材を受け取り、コンソールを操作して、《神電》の改修作業に入る。
素材を受け取った時、まさかと思ったが、その素材とは、何と、あの暴食の悪魔の手足と呼ぶべき分身体の骨だった。
灯台下暗し…………意外なものが役に立つもんだ。
これを俺の生産スキル《創造》を用いて、新たな《魔力伝達回路》を設計…………構築手順に移行。
これはかなり線密な魔力コントロールが必要だな…………。
慎重に事を進めないと…………。
「……………………」
ここは、こう薄く伸ばして…………ヤドリギの葉をすり潰したものを混ぜ合わせて…………。
「……………………」
後は《魔力伝達回路》の命と言っても、過言ではない。
液体化させた魔石を、流し込んで…………。
「……………………」
何だろう…………。
さっきから、鬱陶しい視線が、背中に突き刺さっていて、集中出来ないな…………。
一体、誰だ……?
作業の手を一旦止め…………振り返る。
「…………!?」
今、柱の陰に誰か隠れたな…………。
気配からして、女神ではないようだが…………。
勇者達は念のため、きちんと町に転移したのを確認したし…………って、あの方法を使えば、一人、入ってこれる奴がいたなぁ~…………。
しかも、ごく最近、入り込んで来たし…………。
これ以上、集中を乱されても困る。
ここは、素直に出て来て貰うか…………。
「一体、何しに来たんですかぁ~……?
大賢者ミルファ・ラーグナー様…………」
「気付いていましたの……?」
お嬢様口調の大賢者様が、悪戯が見つかった子供のような仕草で、恐る恐る柱の陰から顔を覗かせた。
「あれだけ、熱烈な視線を向けられたら、誰でも気付きますよぉ~…………」
顔は笑っているが、目が笑っていない俺。
大賢者様は乾いた笑いを浮かべつつ、申し訳なさそうに柱の陰から姿を露わにする。
「それでぇ~…………何のようなんですかぁ~?
と言っても、大方予想は出来ているんですけどねぇ~…………」
「……………………」
恥ずかしそうに、指先を合わせて、モジモジと俯く大賢者。
オバハンじゃなければ、押し倒したい程、可愛らしいんだがなぁ~。
「見た事もないも、聞いた事もない兵器に興味が湧いて、こっそりと作業工程を覗こうとか思ったんしょうぉ~……?
やっぱり、大賢者なだけあって、未知への探究心は抑えられませんかねぇ~?」
「ぅっ…………」
呻きながら、自然と目を逸らす大賢者。
図星らしい…………。
「全く…………さっきも私言いましたよねぇ~?
今は忙しいってぇ~…………!!
なのに、あなたと来たら、探求心を抑えようともせず、何ですかぁ~!!
今は非常時なんですよぉ~!!!
少しは自嘲しなさいぃ~!!!」
「え、えっと…………その…………申し訳ありません…………」
シュンと項垂れるが、日頃、追い掛け回されている分、怒りが収まらない。
「いえ、今日という今日は言わせて貰いますけどねぇ~!!!
あなた達は自分自身の力を買いかぶりし過ぎていませんかぁ~!!!?
大賢者か何か知りませんけどねぇ~!!!
少しは自分の力量を見直しなさいぃ~!!
私だってねぇ~!!!
この《ヴァルキリーシリーズ》を常日頃から見直しているわよぉ~!!!
それこそ、寝る間を惜しんでねぇ~!!!!」
ちなみに、《ヴァルキリーシリーズ》とは、《カードデバイスタイプ》の《パワードスーツ》の正式名称だ。
とりあえず、一号機が《ヴァルキリー》なので、そのネーミングにした。
「なのに、大賢者であるあなたが今している事は何ぃ~!!!?
人の家に不法侵入して、人の研究成果を盗み見るぅ~!!?
大賢者なら、勇者と協力して、対応策を考えたらどうなんだぁ~!!!!??」
「…………!!?」
「正直、私は何処で、誰が死のうが、喰われようが知ったこっちゃないよぉ~!!!
けどねぇ~…………子供が泣いているのに、見捨てるような、クズにまで落ちたつもりもないぃ~!!!
女神からの依頼とはいえ、乗った船だぁ~!!!
私は最後まで、この依頼をやり切るよぉ~!!!!
さて、あなたはどうなのぉ~……?
大賢者ミルファ・ラーグナー様ぁ~!!!?」
「……………………」
しばらく、立ち尽くした彼女は、俯いたまま、何も言わずにその場を離れて行った。
少しは良い薬になったかもしれない。
俺は不機嫌そうに鼻を鳴らして、作業に戻った。
二柱の女神達によって、もたらされた情報を元に、総合すると…………。
人類には、あまり時間は残されていない。
俺の作業も、ギリギリ間に合うか、どうかという瀬戸際なのだ。
余計な邪魔が入ったが…………。
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