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番外編
逞しい女 4
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立ち去ったフェリクスの後ろ姿を見ながらレイナが言った。
「いいお父さんだね」
「私にはもったいないと言いたい?」
サラは自虐的な言葉を発して、レイナを客間に連れて行った。
「私が焼いたケーキだから味は保証しないわ」
そう言いながらサラは紅茶とシフォンケーキを切り分けてレイナに薦めた。レイナは一口シフォンケーキを口にして
「美味しいわよ」
「ありがとう。でもレイチェルとこんな風に向き合うなんて思っても見なかった」
「そう?」
「まずはごめんなさい」
サラは立ち上がってレイナに向かって深々とお辞儀をした。
「わかったから座って、それにそれは何に謝ってるの?」
レイナはサラを元の椅子に座る様に言った。
「市場でレイチェルが花売りしてる頃に私はいつも意地悪だったわ。最後にウィルとカミラの縁談の事も意地悪で教えたの」
レイナは黙って紅茶を飲む。
「その後すぐレイチェル親娘が居なくなって、私のせいだと思って馬鹿な事したって後悔したの」
「あの時いなくなったのはサラのせいだけじゃないわ。それにサラに教えてもらわなくてもウィルがお嬢さんと出歩いてるの見たし」
「今ウィルがどうしてるか知っている?」
「知ってどうするの?もう道は別れたのよ。あの当時のウィルも私ももういないわ」
サラはちょっとびっくりしたようにレイナに目を向けた。
「そういえばフェリクスに聞いたけれど今はレイナという名前なの?」
設定を説明するしかないなとレイナは腹を括った。
「市場の側のアパートからいなくなったのは、亡くなった娘に似てるから養女にならないかと誘ってくれた地方から来ていたご夫婦に巡り合ったから。あの頃母さんは具合がずっと悪くて、そのご夫婦が母さんを療養所に入れてくれると言うから養女になって地方に行ったの。具体の悪い母さんの薬代にも困っていたから渡りに船だったのよ」
「おばさん…そう言えば具合が悪そうだったね。おばさん今も療養所にいるの?」
「死んだ。療養所に入れてもらったけどすぐに」
レイナがさらりと告げると、サラが黙ってしまった。レイナはサラをチラリと見て信じてくれたかなと不安に思った。
「…ご愁傷様です…ありきたりな事しかいえなくて…」
レイナは信じてくれそうとほっとした。
「それから夫婦の娘として名前を変えて、いろいろ教育を受けて結婚したの。…死に別れてしまったけど…」
「夫に聞いたわ。未亡人だって」
「心機一転、王都でやり直ししようと思って出て来たのよ」
「じゃあ 私がウィルの事教えようとしたのは要らないお世話だよね。ウィルとレイチェルの仲を割いてしまったくせに、自分は旦那と可愛い子供に恵まれて罪悪感がすごい…」
「まあ もう済んだ事だし。サラも大人になったからそんな風に思える様になったのじゃない?幸せなんでしょう?」
サラは涙ぐんでいた。サラってこんな子だっけとレイナは内心びっくりしていた。
「うん 申し訳ないほど。親同士の関係で紹介された縁談だったけれど、私みたいなの断られると思ってたら、とんとん拍子に進んで自分が一番びっくりしてる」
「フェリクスさんは職場でも評判いいし、子供可愛がってるみたいだし、サラもいいお母さんだし、なにをそんなに怖がってるの?」
「人の幸せ妬んで壊そうとしたからいつか因果応報あるんじゃないかって。自分が幸せであるからこそ怖いの」
「ふーん じゃあ私が罰を与えてあげる」
サラの肩がピクリと跳ねた。
「サラが私に謝った事フェリクスさんに告白して」
サラの顔がみるみる赤くなる。まずいこと言ったかな。でもフェリクスさんなら許すでしょうとレイナは思った。
「ごめん。レイチ…レイナに会いたいと言ったら洗いざらい告白させられた」
「へー、フェリクスさんはなんて?」
「誠心誠意謝って来いって。『許す許さないは本人が決めることだけど、俺の妻はサラなのは変わらないから』と言われた」
「ヒューヒュー 惚気よね。サラよかったね。フェリクスさんあんたに惚れてるよ」
レイナは品悪く冷やかしの声を上げた。
サラはますます赤くなって俯いた。
「うん よかった。サラ、私は過去はもう後ろに置いて来たから、サラももう過去にして」
「レイナ いいの?ありがとう」
サラの泣く声が高くなったら、いきなりフェリクスが飛び込んできた。
「サラ!」
そう言って隣に座って肩を抱いた。
「レイナさん 俺からも謝罪します。サラは若い頃の過ちを心底悔いているのです」
レイナは笑い出した。
「あははぁああ やだもう熱々。フェリクスさん大丈夫もう私達は和解したから。もうこの話はお終い。さあ もう帰らなきゃ。大家さんに夕飯頼んでるの」
サラが顔を上げた。
「レイナ 夕飯食べて行って」
「ありがとう。でも大家さんの夕飯あるし、未亡人にはちょっと二人の熱々が辛いわ」
そう言って立ち上がり別れを告げる。
「じゃあ フェリクスさん職場で」
「ああ 来てもらって悪かったな」
「私もすっきりしたから大丈夫よ」
玄関で手を振って出て行こうとするレイナに向かってサラが叫んだ。
「ウィル今独身よ!奥さんと離婚したの!」
レイナはふふふと笑って後ろを向いたまま手を振った。
アパートに帰る道すがら、レイナはウィルに未練があるのか自問自答した。未練はないとは言い切れないけれど、わざわざ会いに行こうとは思えなかった。レイナは今の生活に満足しているのだ。宵闇迫る中帰路をレイナは急いだ。
~FIN~
「いいお父さんだね」
「私にはもったいないと言いたい?」
サラは自虐的な言葉を発して、レイナを客間に連れて行った。
「私が焼いたケーキだから味は保証しないわ」
そう言いながらサラは紅茶とシフォンケーキを切り分けてレイナに薦めた。レイナは一口シフォンケーキを口にして
「美味しいわよ」
「ありがとう。でもレイチェルとこんな風に向き合うなんて思っても見なかった」
「そう?」
「まずはごめんなさい」
サラは立ち上がってレイナに向かって深々とお辞儀をした。
「わかったから座って、それにそれは何に謝ってるの?」
レイナはサラを元の椅子に座る様に言った。
「市場でレイチェルが花売りしてる頃に私はいつも意地悪だったわ。最後にウィルとカミラの縁談の事も意地悪で教えたの」
レイナは黙って紅茶を飲む。
「その後すぐレイチェル親娘が居なくなって、私のせいだと思って馬鹿な事したって後悔したの」
「あの時いなくなったのはサラのせいだけじゃないわ。それにサラに教えてもらわなくてもウィルがお嬢さんと出歩いてるの見たし」
「今ウィルがどうしてるか知っている?」
「知ってどうするの?もう道は別れたのよ。あの当時のウィルも私ももういないわ」
サラはちょっとびっくりしたようにレイナに目を向けた。
「そういえばフェリクスに聞いたけれど今はレイナという名前なの?」
設定を説明するしかないなとレイナは腹を括った。
「市場の側のアパートからいなくなったのは、亡くなった娘に似てるから養女にならないかと誘ってくれた地方から来ていたご夫婦に巡り合ったから。あの頃母さんは具合がずっと悪くて、そのご夫婦が母さんを療養所に入れてくれると言うから養女になって地方に行ったの。具体の悪い母さんの薬代にも困っていたから渡りに船だったのよ」
「おばさん…そう言えば具合が悪そうだったね。おばさん今も療養所にいるの?」
「死んだ。療養所に入れてもらったけどすぐに」
レイナがさらりと告げると、サラが黙ってしまった。レイナはサラをチラリと見て信じてくれたかなと不安に思った。
「…ご愁傷様です…ありきたりな事しかいえなくて…」
レイナは信じてくれそうとほっとした。
「それから夫婦の娘として名前を変えて、いろいろ教育を受けて結婚したの。…死に別れてしまったけど…」
「夫に聞いたわ。未亡人だって」
「心機一転、王都でやり直ししようと思って出て来たのよ」
「じゃあ 私がウィルの事教えようとしたのは要らないお世話だよね。ウィルとレイチェルの仲を割いてしまったくせに、自分は旦那と可愛い子供に恵まれて罪悪感がすごい…」
「まあ もう済んだ事だし。サラも大人になったからそんな風に思える様になったのじゃない?幸せなんでしょう?」
サラは涙ぐんでいた。サラってこんな子だっけとレイナは内心びっくりしていた。
「うん 申し訳ないほど。親同士の関係で紹介された縁談だったけれど、私みたいなの断られると思ってたら、とんとん拍子に進んで自分が一番びっくりしてる」
「フェリクスさんは職場でも評判いいし、子供可愛がってるみたいだし、サラもいいお母さんだし、なにをそんなに怖がってるの?」
「人の幸せ妬んで壊そうとしたからいつか因果応報あるんじゃないかって。自分が幸せであるからこそ怖いの」
「ふーん じゃあ私が罰を与えてあげる」
サラの肩がピクリと跳ねた。
「サラが私に謝った事フェリクスさんに告白して」
サラの顔がみるみる赤くなる。まずいこと言ったかな。でもフェリクスさんなら許すでしょうとレイナは思った。
「ごめん。レイチ…レイナに会いたいと言ったら洗いざらい告白させられた」
「へー、フェリクスさんはなんて?」
「誠心誠意謝って来いって。『許す許さないは本人が決めることだけど、俺の妻はサラなのは変わらないから』と言われた」
「ヒューヒュー 惚気よね。サラよかったね。フェリクスさんあんたに惚れてるよ」
レイナは品悪く冷やかしの声を上げた。
サラはますます赤くなって俯いた。
「うん よかった。サラ、私は過去はもう後ろに置いて来たから、サラももう過去にして」
「レイナ いいの?ありがとう」
サラの泣く声が高くなったら、いきなりフェリクスが飛び込んできた。
「サラ!」
そう言って隣に座って肩を抱いた。
「レイナさん 俺からも謝罪します。サラは若い頃の過ちを心底悔いているのです」
レイナは笑い出した。
「あははぁああ やだもう熱々。フェリクスさん大丈夫もう私達は和解したから。もうこの話はお終い。さあ もう帰らなきゃ。大家さんに夕飯頼んでるの」
サラが顔を上げた。
「レイナ 夕飯食べて行って」
「ありがとう。でも大家さんの夕飯あるし、未亡人にはちょっと二人の熱々が辛いわ」
そう言って立ち上がり別れを告げる。
「じゃあ フェリクスさん職場で」
「ああ 来てもらって悪かったな」
「私もすっきりしたから大丈夫よ」
玄関で手を振って出て行こうとするレイナに向かってサラが叫んだ。
「ウィル今独身よ!奥さんと離婚したの!」
レイナはふふふと笑って後ろを向いたまま手を振った。
アパートに帰る道すがら、レイナはウィルに未練があるのか自問自答した。未練はないとは言い切れないけれど、わざわざ会いに行こうとは思えなかった。レイナは今の生活に満足しているのだ。宵闇迫る中帰路をレイナは急いだ。
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