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未来の約束
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6月4日
まさかこんな日が来ようとは思わなかった。
本日は人生で二番目に素晴らしい日でした。
もちろん一番はお嬢様がご誕生された日です。
お嬢様の形の良い甘い甘い果実のようなお口から、私を好いて下さっていると!慕って下さっていると言われたのです。
こんな奇跡があるでしょうか……
私は自分がとうとう妄想の世界から戻って来られなくなったのかと思いました。
両頬を十回程は叩き確認しましたが……痛かったのです。
現実だったのです!
なんて……なんて有難き事でしょうか……
叶わないと思っていた想いが、諦めなくてはいけないと何万回も思っていたこの気持ちを……諦めなくて良いだなんて……
しかし、私はお嬢様のお言葉に応える事はできませんでした……
今はまだ駄目なのです……
一介の執事である私ではお嬢様に釣り合わない。
お嬢様の隣りに立つ資格がない。
だから私はお嬢様に約束の印をお渡ししました。
右手の薬指にピッタリなサイズのリングを約束の印として。
お嬢様がもしも私の事を待っていて下さるならこのリングを身につけていて欲しい…
決してお嬢様を泣かせはしません!
私は全力でお嬢様に相応しい男になって、今度は左手の薬指にピッタリのリングをプレゼントします。
そしてその時は、お名前を呼ばせていただくのです。
その為に、私は執事である事を辞めます。
凄く離れ難くお嬢様がそばに居ない毎日なんてゴミ屑だけど必ず戻ってくるから!
愛しの私のお嬢様のそばにいる為に……
今までもこれからもずっとあなたを愛してます。
ジョシュア
まさかこんな日が来ようとは思わなかった。
本日は人生で二番目に素晴らしい日でした。
もちろん一番はお嬢様がご誕生された日です。
お嬢様の形の良い甘い甘い果実のようなお口から、私を好いて下さっていると!慕って下さっていると言われたのです。
こんな奇跡があるでしょうか……
私は自分がとうとう妄想の世界から戻って来られなくなったのかと思いました。
両頬を十回程は叩き確認しましたが……痛かったのです。
現実だったのです!
なんて……なんて有難き事でしょうか……
叶わないと思っていた想いが、諦めなくてはいけないと何万回も思っていたこの気持ちを……諦めなくて良いだなんて……
しかし、私はお嬢様のお言葉に応える事はできませんでした……
今はまだ駄目なのです……
一介の執事である私ではお嬢様に釣り合わない。
お嬢様の隣りに立つ資格がない。
だから私はお嬢様に約束の印をお渡ししました。
右手の薬指にピッタリなサイズのリングを約束の印として。
お嬢様がもしも私の事を待っていて下さるならこのリングを身につけていて欲しい…
決してお嬢様を泣かせはしません!
私は全力でお嬢様に相応しい男になって、今度は左手の薬指にピッタリのリングをプレゼントします。
そしてその時は、お名前を呼ばせていただくのです。
その為に、私は執事である事を辞めます。
凄く離れ難くお嬢様がそばに居ない毎日なんてゴミ屑だけど必ず戻ってくるから!
愛しの私のお嬢様のそばにいる為に……
今までもこれからもずっとあなたを愛してます。
ジョシュア
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